JR和歌山駅や南海和歌山市駅からバスで30分ほどの所にある「和歌浦」(わかのうら)
海に突き出た砂浜が、内海と外海とを隔て、松林が並んでいます。日本海側の天橋立(京都)と同じでき方をした風景です。
ある程度、人の手で地形を整備されてしまったらしいのですが、それでもこれだけの海が見える場所です。
万葉集の時代から歌に詠まれるくらいですから、古くから知られた名所でした。
ただ、のんびりと海の風景を愉しむには、いい場所だと思います。
バス30分かけて行くのが手間であれば、JRの紀三井寺駅から徒歩圏内で和歌浦の遠景を見ることも可能です。
海の中に横たわっている林が、先ほどの和歌浦の松林。
右手奥の方には雑賀崎(さいがさき)まで見えます。
ただし…
ここは紀三井寺の境内。
拝観料200円を払った上で、この階段を上れば、先ほどの遠景を見ることができます。
紀三井寺の楼門までであれば、JR紀三井寺駅から徒歩5分ですが。
そこからが二百数十段の階段です。(苦笑)
駐車場側にエレベーターはありますけれどもね。
紀三井寺近くの幹線道路から、30分に1本ほど和歌浦の近くを通るバスが走っています。
和歌浦と紀三井寺とを一緒に回ることもできます。
この和歌浦の風景については、鉄道唱歌(関西編)でも歌詞に出てきています。
それもあって、この場所に来たのはあります。
どうやら、明治末期~大正時代にかけては、和歌浦は観光地やとして非常に人気のあった場所だったようです。
当時の交通網を考えれば、大阪周辺から来やすいという事情もあったのでしょう。
しかし、今となっては、非常に静かな場所です。
風景を静かに愉しむにはいいかと思いますよ。
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