宝厳寺の千手観音が祀られている、観音堂にある唐門
こちらは、元々、秀吉の時代に大坂城の城門として使われていたもので、
京都の豊国神社 の場所にあった、豊国廟に一旦移築されています。
その後に、豊臣秀頼の命で、この竹生島に移築されたものです。
この移築を担当したのが、豊臣秀頼の家臣である片桐且元です。
この片桐且元、豊国神社で紹介した、方広寺の建築にも携わっている人です。
この唐門、秀吉時代の大坂城の建物の中でも唯一残っているといわれているだけに、非常に珍しいものです。
この唐門のある観音堂のデザインもまた、戦国時代の末期、秀吉の時代に流行したものです。
島内の見て回れる場所は、大体1時間から1時間半もあれば十分見て回れます。
ただ、階段が結構急でそこそこ歩きますし、多少飲食もできる土産物屋も港の近くにはあるにはありますが、
基本は神域だけだと思ったほうがいいです。
ただ、それだけあって、日常から切り離された雰囲気を感じるにはうってつけの場所です。
竹生島まで来ようとしたときに、安定して航路があるのが以下の3箇所になります
【琵琶湖汽船による運行】
1:長浜 (琵琶湖東岸)
2:近江今津 (琵琶湖西岸)
【オーミマリンによる運行】
3:彦根
いずれの航路も片道30分~40分もあれば島に着きますし、竹生島の滞在時間も基本的には1時間~1時間半程度は確保されています。
関西方面から、ただ竹生島まで行くのであれば、近江今津がアクセスはしやすいですが、
琵琶湖周辺の観光と飲食店の充実度を考えると、琵琶湖の東岸にある長浜や彦根の方が組み合わせはしやすいと思います。
この長浜・彦根であれば、新幹線の米原駅からすぐですので、遠方からお越しの方にも行きやすい場所だと思います。
なお、島までの往復の運賃とは別に、竹生島の入島料として大人500円・子ども300円が必要です。
ただ、この良さは、大人でないとわからないものなので、大人の旅行としては雰囲気のいいものだと思います。
琵琶湖に浮かぶ見事な神域、一度は行ってみてはいかがでしょうか。
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