東京の日本橋~京都の三条大橋まで江戸時代に整備された東海道五十三次。
その伊勢から関西に抜ける、鈴鹿越えの難所の東側にあるのが「関」(三重)の宿場町です。
旧東海道に沿って並ぶ、木造の瓦屋根の建物。
綺麗に揃って見事な町並みです。
百五銀行もまた、このような建物になっています。
ここから西に行くと鈴鹿の山。高い山が並んでします。
鉄道がある今でも、ここの関から西の区間はこんな状態です。
こんな山深い所を超えて、琵琶湖や奈良に抜けていたのです。
歩いて超えていたら本当に大変でしょう。
もちろん、百数十年前でも鉄道を通すのは難工事だったでしょう。
そういう事情もあって、この関の宿場町は比較的規模の大きいものでした。
距離にして1.8キロほど。
端から端に行くだけでも歩き慣れていない人であれば大変です。
関でも有名な地蔵のある地蔵堂。
奈良時代には建てられたと言われています。
関と言えば、この地蔵堂と言われるくらい、有名な建物です。
関宿のある休憩所の2階から北を見た風景。
鈴鹿の山脈が見えます。
これから西に向かう人はこの山を越えて、向こうに行くのです。
それだけに、ここで休むことがかなり重要だったわけなのです。
この関宿に並行するように、JRに関西本線が走っています。
そして、関駅(三重)からであれば、徒歩5分もあれば、関宿の街並みが見られます。
名古屋からであれば、「亀山」駅で乗り換えて一駅の場所です。
JRでも名古屋方面からであれば意外に来やすいです。
関西方面からだと、ちょっとした普通列車の旅になります。
京都からであれば草津(滋賀)・柘植(滋賀)を経由して、順調に行って2時間弱になります。
青春18きっぷでも、京都発着の往復でも1日分の元が取れる距離です。
鈴鹿山中の風景を愉しみつつ、関に少し寄って、名古屋に向かうルートもいいかも知れません。
関駅に列車が来るのは1時間に1本です。
計画の際にはご注意を
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