ア・ミス・アミーゴス!~中米ニカラグアで活動する青年海外協力隊員の日々~

ア・ミス・アミーゴス!~中米ニカラグアで活動する青年海外協力隊員の日々~

JICAの青年海外協力隊員として、中米のニカラグアという国で、2013年1月から2年間にわって活動している最中です。帰国後に、私の体験を日本に還元することも視野に入れて、今ここの国で感じたことを綴り、発信していきたいと思います。

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【ニカラグア278日目】


名づけ子(?)、第1号!
Kenyin(賢志) Leonardo 君
2013年10月18日生まれ 男の子

先日、写真を撮ってプレゼントしたお母さんの一人から、翌日病院に訪問したら、今度は名前をつけてくれって言われて、スペイン語でも通じる発音の名前かどうかを確認しながら、上の名前を付けました。ニカラグアでは一般的に2つの名前、2つの名字を持っているので、名前の一つを私が考えて、もう一つはお母さんに考えてもらいました。

正しいことを賢く見定めて、それを実現していく大志を抱き続ける人であって欲しい、そんな願いを込めて。



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【ニカラグア277日目】
夜寝るのが遅いというのもありますが、なかなか朝起きれない、起きるのがしんどい日が続いています。多分、毎日「がっかりすること」が続くのでストレスかなーとも思っています。「がっかりすること」というのは、もういつものことですが、約束や予定のドタキャン・延期・すっぽかし。。。これが毎日のように起こるわけですが、未だにこれに対する耐性は足りないようです…。そして、あまりにも期待しないであなどっていると、そういうときに限って、ちゃんと行われていたり(苦笑)「当てにせず、でもあなどらず」というところが難しいです。

さて、私が活動をしているのは、主には農村部に住む人で何らかの出産リスクを抱えた妊婦さんたちがお産を迎えるまで生活する施設です。ある二十歳の妊婦さんが会うたびに、私に向かって冗談交じりで、その帽子くれとか、その傘ちょうだい!とか、そのリュックちょうだい!っと日々しつこく言ってきて、挙句の果てには断ると「ケチ!」とか言って、毎日それが続いて、かなり面倒くさいと思っていた時に、何かの拍子に「分かった。赤ちゃんが生まれたときに、その赤ちゃんと一緒に撮った写真ならあげるよ」という言葉が私から発せられていました。

きっとこれだったら、お母さんにも赤ちゃんにも一生の記念になるだろう、と。同時に、この国では出生登録がされていない人口が多いことも問題になっているので、写真を渡しながら、ちゃんと名前をつけて市役所に行って登録するように強調もできる。

ということで、生まれたら、私が病院に行って写真を撮って、プレゼントする約束をしていた二十歳の妊婦さん、昨日、陣痛が始まりだしていた時に、安産になるよう氣も送っておいた妊婦さん、今朝出産したというメールが入り、病院に駆けつけました。無事に可愛い男の子を出産。残念ながら旦那さんは隣の国、コスタリカで出稼ぎ中で不在…。でも、写真を撮って、すぐに現像して渡すととても喜んでくれて・・・、そしたらそれを見ていた周りの人が(ここの病院ではプライバシーも何もなく、病室にところ狭しとベッドが並べられています)、「写真撮ってくれるの?いくら?」ってなって、何組かの写真を撮って、てくてくと往復20分ぐらいの道のりを現像しに行って病院に戻って、そしたらまたそれを渡すところを見ていた他のお父さん・お母さんたちも「いくら?わたしのところも!」ってなって、また現像しにてくてく往復20分。さすが、写真撮られ好きニカラグア人(笑)!ここにこんな需要があるとは!

最終的に、今日は8人のベビーちゃんとそのお母さんの写真をとらせてもらいました。一生記念に残る写真として、大切にしてもらえたらなーと思います。

自分のカメラの腕がもっとよかったならとか、これまでカメラのシャッタースピードとか気にしたことありませんでしたが、シャッタースピードが遅いとは、このことか・・とか、そんなことも感じた日でした。

今日撮った写真は公開の許可を得るタイミングを逃し、こちらにアップできないので、今回は、先日の中高生のバンド(?)の写真をアップします。こんな感じで、街中を1周して戻ってきます。なかなかの完成度でした!




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【ニカラグア274日目】
今日は「市の祝日」なので、連続投稿(長文)。
活動の投稿ばかりしていると、「すごいちゃんと活動してますね!」って言われることもありますが、勿論やれることは少しずつ(←ココ大切)やっていますが、できていないこと、やっていなこと、ダラダラとしていることもあるのが実情です。できていないけど、やっていきたいことは「性暴力」をいかになくすか、という点ですが、成果がすぐに出る問題ではないだけに、まだ何かしっかり握り切れていない感じがあります。

さてさて、そのよ...
うな中ではありますが、
■ビーズ・アクセサリー講座開始
昨日は「何でも屋」として、農村部の女性に少しでも自分で現金収入を得ることができる術を身に付けてもらおうと「ビーズ・アクセサリー作り」をやりました。1枚の写真は、なんと、私が作ったものです!残念ながら私にはあまり分からない感覚なのですが(苦笑)、ピアスを作っているときの表情、出来上がったピアスを試しに身に付けてみて「どうどう??」なんてやっているときの表情は、普段なかなか見ることができない嬉しそうなものでした。うーん、やっぱりこういうのは、特にここの人たちは好きなんだなというのと(ピアスは子供でもしている子が多い)、この中の何人かでもいいので、少しでも現金収入を自分で得る足しにしてもらえたらと願っています。


■ギター
こっちに来て、初めて習い始めたギター。3月にギターを買って練習し始めて、まだまだだけど、あまり周りを気にせず練習できるので、それなりにレパートリーは増えたと思います。上手い下手は別にして。。。
今、なんとなく弾ける、或いは練習中なのは、
・チェリー(スピッツ)
・空も飛べるはず(スピッツ)
・青空(ブルーハーツ)
・Cookie(尾崎豊)
・真夏の果実(サザン)
・スマイル(ゆず)
・キセキ(Greeen)
・Imagine(ジョン・レノン)
その他、ギターの先生のメインに合わせて、伴奏(?)的に簡単なコードを簡単なリズムで弾くというラテンの曲が12曲ぐらい

ということで、はい。決して、音楽隊員ではありませんが、こんなことにも、かなりの時間を費やしております☆

■コーヒー
今、私が住んでいる町は、ニカラグアの中でも、コーヒーの産地として有名です。今まで、カフェは勉強やミーティングができればいいとしか思っていなかった私ですが(笑)、コーヒーの種類や味にも関心を持ち始めています。この前、4種類のコーヒーを味比べとか、一人でやったりしてました。11月中旬以降、雨季が明けたら、収穫の時期になるそうなので、コーヒー農園レポートもしたいです。ということで、カフェにも入り浸っております☆

■その他
「ザ・協力隊員」みたいな模範的な生活があるとすると、かなりいけていないであろう私生活を暴露すると、こうしてネットがつながるお陰で、実はドラマもかなり観ました。日本人としてこれは知っておかねばと「龍馬伝」、韓国語を忘れないようにと「とある韓国ドラマ」全話、そして日本から置いてきぼりにならないようにと「半沢直樹」全話まで、観てしまいました。。。
半沢直樹のように、「黒いものには黒」とはっきり言えることも大切ですし、憧れますが、同時に龍馬がいつも「憎しみからは何も生まれない」と言い続け、個人の感情を越えて、より大きな「大志」を成し遂げるために動き続けたことも心に残っています。昔、「愛は与えて忘れなさい。でも受けた恩は決して忘れるな」と言われたことを思い出します。まだまだ、人間として至りませんが、そうなれること、そして「恩を倍返しに!」していけることを目指したいです。
…なんて思いながら、ニカラグアの山中の町で、ドラマに浸っているわけであります(苦笑)☆

いやはや、「一体、ニカラグアにまで来て、何やってるんだ!?」的な側面、もとい「協力隊員の生活も色々」的な紹介でした。

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【ニカラグア273日目】


もう先週のことになりますが、今、中高生向けにシリーズで行っている、「リーダーシップ・ワークショップ」。以前、実施した「リーダーシップとセルフエスティーム」をまた他のグループ対象に実施しました。


いつもワークショップの後に、フィードバックを書いてもらっていて(※写真2枚目)「よかった、楽しかった、素晴らしかった、もうちょっとゲームしたい」そんな感想ばかりで、概ね良好な反応ですが、もうちょっと本音を聞いてみたいきもしているところです。
印象的だったのは、開始前にみんながパラパラ集まり始め、みんな仲のいい友達とワイワイ話している中、その輪に入らず、一人無表情でポツンといた、ギャルっぽい子が、ワークショップが始まると、少しずつ表情が明るくなり、みんなとも話すようになり、帰る時にはとても喜んで帰っていってくれたことでした。


大人もそうですが、お互い認知・承認しあうのは、とてもパワフルですね~
みんな自分らしく輝いてくれ~



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【ニカラグア269日目】
ちょうど1年前の今日が、協力隊員としての派遣前訓練が始まった
日。あれから1年。全ての人が初対面という状況で始まったあの訓
練から、1年。かなり昔の出来事のような気もするし、つい最近の
出来事だったような気もする。その少し前に会社を退職し、引っ越
しをし、一人旅をし、、、
この1年で、変わった自分もいれば、変わらない自分もいて…、こ
こ最近強く感じるのは、やっぱり人との縁に恵まれているなという
こと。それだけでも、ここに来る選択をして間違っていなかったと
、そう思う。つながりのあるみなさんに感謝。

「初志貫徹、初心を貫く、原点に立ち返る」ということと、「刻一
刻と移り変わる、『今この瞬間』を大切に今を生きること」。
最初に思い立った時の動機・意図、その根底にある信念や価値観を
しっかりと握りつつも、実際にやることは、「今」の波と風に合わ
せて、柔軟に合わせていく。

ぶれることなく、でも、しなやかに。

同時に、今の自分が1年前の自分と全く同じではないがゆえに、感
じることも・考えることも・描く未来も、当時と全く同じワケはな
く、むしろ違って当然であって、今から妄想しても意味はないかも
だけど、更に1年後の自分はどうなっているのかなと、やっぱり少
し考えてみたりもして。(実現したいビジョンを具体的に描くのは
ありですね。近いうちに改めてやってみよ)
【ニカラグア264日目】

まずは始めてみました。文字の読み書きができない妊婦さん向け、「ABC講座」。
急遽、予定が変更になったりキャンセルになったりするのが日常茶飯事な分、臨機応変にすぐに何かをやろうとしたときに受け入れてもらい易いのも、ここの特徴かなと感じています。
ということで、私がA,B,C....のパワポを作って、同僚に講座をやってもらい、同じものを後から掲示用にプリントアウト。
同僚がちょうどやる気になってくれたので、それにうまく乗って、まずは始めてみましたが...
、後はいかに持続可能な取り組みにするか・・・、これからの課題です。

ちなみに、掲示用の紙が痛まないようにラミネートする代わりに、透明のテープを張る作業を妊婦さんたちに手伝ってもらいながら、色々とお話ししていたら、1人の妊婦さんから「子供の名前を考えて欲しい!」と言われ、どんな人に育ってほしいかを聞いてから、ネットでスペイン語の名前一覧をにらめっこすること、丸半日。男の子用と女の子用で、いくつか候補を準備してみました。
最終的にどの名前を付けるのかは、ご両親次第ですが、名付け親になるかも。


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今私が活動しているところは、自宅の近くに病院へアクセスがないような農村部に住む妊婦さんたちが出産の準備のために滞在する施設です。
トルティーヤを焼くお手伝いをしながら、妊婦さんとどこから来たのかとか、家族は何人だとか、そんな他愛もない話をしながら、こんなお話になりました。

私 「文字は分かる?」
妊婦さん 「分からない。読み書きはできないの」
私 「小さいときは毎日何をしてたの?」...

妊婦さん 「田舎はやることがたくさんあるのよ。掃除したり、洗濯したり、火を起こして食事の準備したり。毎日、家のことをして過ごしたわ」
私 「学校は?」
妊婦さん 「内戦の後で、学校はあったけど、先生がいなくて通えなかった」

そして彼女は、トルティーヤを焼くための薪を切るために、大きな刃物で振り下ろしながら、彼女は言いました。「私は歌を歌うのが好きだけど、文字が読めないから、歌詞が読めないの。(だから歌を習えない)」

私はその彼女に対して、「私は約1年前にスペイン語の勉強を始めて、今こうしてなんとかしゃべれるようになっているから、あなたも大丈夫。これからでも十分学べる!」と伝えたものの…、何とも言葉にできない切なさは拭いきれず。。。

これから数日後には出産をして、家事をしながら子育てして、簡単ではないだろうなと思ってしまう。

お産の準備でここに来る妊婦さんの平均滞在日数は10日余り。文字の読み書きができない人は、私の肌感覚では、2~3割。せめて、自分の名前だけでも、書けるようになって帰っていって欲しい。

ということで、またまたやることが見つかりました!

ちなみに、今日の帰りは、日本にない果物を珍しがっていたら、珍しがる私が珍しかったのか、妊婦さんに果物を分けてもらってしまいました(笑)



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【ニカラグア258日目】


中高生向けリーダーシップ・ワークショップ「理想の学校を描こう&プロジェクトづくり」

 ~ちょっと長めのレポート~

これまで、「リーダーシップとは?」に始まり、リーダーに必要なコミュニケーション、セルフエスティーム(自尊感情)などなど、体験を通して学ぶ場を創ってきましたが、今回を起点に遂に、彼らが具体的なアクションを起こしていきます。

そのために、今回はまず、色んな材料を使って理想の学校を自由に表現してもらいました。(粘土とかスプーンとか・・・)

何が表現されているのかを聞くと、「ディスコ」があったり、思いっきり運動できる場所があったり…

そこから、今の状態からリーダーとして、どんなプロジェクトができるか、何をしたいかを考えてもらいました。

私の本来の仕事の要請内容が若年妊娠予防などなので、それに関するものがでてきたらいいなーという想いがチラチラ湧きつつも、彼らの中から湧き出てくるものを見守っていました。

3つのグループがそれぞれ、環境改善系、文化系(映画、劇場)、スポーツ系のプロジェクトを発案し、次回のワークショップまでの宿題として、それまでの2週間で内容を練り、みんなで実践していきます。

終わって振り返ってみると、今回彼らが発案し、実践していこうとしているプロジェクトは、ダイレクトに「若年妊娠予防」に関わるものではありませんが、このプロジェクトらは間接的にでも、まだほんのほんの少しだけですが、効果があるものではないかと、彼らの意図を聞きながら感じています。

初めは、学校にディスコがあって、スポーツできるグラウンドがあって、音楽も演奏できて・・・と、若干ふざけ気味ではないかと思ってしまっていたのですが、話を聴くと、本当に娯楽の場所・機会が彼らの生活環境にはありません。日本のように部活に専念できる環境も仕組みもなければ、お金もありません。若者たちの溢れんばかりのエネルギーが、こうやって、プロジェクトに従事することや、それを通して提供される場所に注がれたら、ドラッグ・アルコール・性に走ることも、少しは少なくなるのではないかと期待しています。勿論、問題はそんなに簡単で単純ではありませんが・・。

ということで、しばし彼らのアクションをカメラを持ちながら、応援です。

ちなみに、
①途中で、校長先生がこの内容に興味を持ってくれて、覗きに来てくれたのはよかったのですが、「Aをするには、いくらかかって、Bにはいくらかかる。Cには、いくら必要でお金がない・・」という、典型的ともいえる現実的なダメだし嵐で、ヒヤヒヤしましたが、「プロジェクトを実行していくうえで、経費は無視できないけど、クリエイティブなアイディアは大切にして欲しい」と校長先生が立ち去った後にフォロー
②今回の粘土は、前日に小麦粘土を自分で作りました。時間はかなりかかりましたが、普通に使えるよい出来でした(材料:小麦粉・塩・水・絵の具)☆



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なんだかんだで、本当に要所要所で、色んな人に助けられ、お世話
になり、愛されながら過ごしていて、「あ~、これは将来、出世払
いだな~」なんて考えながら歩いていた薄暗い帰り道。

すれ違い様に、知らない少年に「アリガト!(※重要:「ガ」にア
クセント)」って声を掛けられる。

最近は、学校とかで「日本語教えて~」って言われると「こんにち
は」でも「さようなら」でもなく、まずは「ありがとう」から教え
ていて、それは自分なりに意味があってやってることだけど(「あ
りがとう」とかポジティブな言葉を聞かせた水と、憎しみやネガテ
ィブな言葉を聞かせた水の結晶の違いとか・・・)、やっぱり、そ
れでよかったなーなんて感じた今日。

(上記のこととの関連はあまりないけど、ふと)
- pay it forward・恩の先送り
できるときにやって、できないときはありがたく受け取る。
そしてまたできるときに、送ってみる。

こんな循環の中の一部に自分がいることを改めて感じる。
【ニカラグア250日目】

先月の中高生向けリーダーシップ・ワークショップでは、仕事のパートナー(カウンターパート)が、前日に他の仕事が入ったからと言い出して、ワークショップ自体をキャンセルしようとしたところからひっくり返して、実施しました。昨日は、なんと前日に「もう転職したから」と理解不能なメールが携帯に届き、そこから慌てて、私一人でできるデザインに変えての実施でした。

普通に誕生会で家に招待されたり、この2年間の活動計画を一緒に練ったりしていて、しかもやればできる力のある...
人であっただけに、非常に残念ですが、やはりまずは「ちゃんと稼ぐこと」のほうが重要とのことで、それは確かにそうなので、致し方ないなと感じています。

「発展することや経済成長は、必ずしもいいこととは限らない」ということを念頭に置いて考えつつも、それでもやはり、もしこの国が海外との関わりを持ちながら、更なる経済成長をしていくためには、「仕事に対する責任感(今回のケースでいうと、いきなりドタキャンして仕事を放り投げて姿を消さないとか)」や「きっちり仕事をすること(約束や時間を守るとか)」は、もう少し必要なんじゃないかと、さすがにそんなことも思ってしまいました。最近は、ちょっとあなどって、遅めに着いたら、私が最後だった・・・なんていうことも、ありましが(苦笑)

まぁ、それでも、空いたスペースには何かが入ってくるようになっているというのが、私が感じている宇宙の法則の一つでして・・・、これをきっかけに意図していなかった新しい風やちょっとした変化が起こる兆しも早速感じています。

もうこっちに来て、8か月が過ぎましたが、若者に早口でしゃべられると、聞き取れずにまだまだコメントを拾うのが大変ですが、やる気一杯、学生大好き!な先生たちに支えてもらいながら、なんとかやっています。


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