カメラマン!? | ア・ミス・アミーゴス!~中米ニカラグアで活動する青年海外協力隊員の日々~

ア・ミス・アミーゴス!~中米ニカラグアで活動する青年海外協力隊員の日々~

JICAの青年海外協力隊員として、中米のニカラグアという国で、2013年1月から2年間にわって活動している最中です。帰国後に、私の体験を日本に還元することも視野に入れて、今ここの国で感じたことを綴り、発信していきたいと思います。

【ニカラグア277日目】
夜寝るのが遅いというのもありますが、なかなか朝起きれない、起きるのがしんどい日が続いています。多分、毎日「がっかりすること」が続くのでストレスかなーとも思っています。「がっかりすること」というのは、もういつものことですが、約束や予定のドタキャン・延期・すっぽかし。。。これが毎日のように起こるわけですが、未だにこれに対する耐性は足りないようです…。そして、あまりにも期待しないであなどっていると、そういうときに限って、ちゃんと行われていたり(苦笑)「当てにせず、でもあなどらず」というところが難しいです。

さて、私が活動をしているのは、主には農村部に住む人で何らかの出産リスクを抱えた妊婦さんたちがお産を迎えるまで生活する施設です。ある二十歳の妊婦さんが会うたびに、私に向かって冗談交じりで、その帽子くれとか、その傘ちょうだい!とか、そのリュックちょうだい!っと日々しつこく言ってきて、挙句の果てには断ると「ケチ!」とか言って、毎日それが続いて、かなり面倒くさいと思っていた時に、何かの拍子に「分かった。赤ちゃんが生まれたときに、その赤ちゃんと一緒に撮った写真ならあげるよ」という言葉が私から発せられていました。

きっとこれだったら、お母さんにも赤ちゃんにも一生の記念になるだろう、と。同時に、この国では出生登録がされていない人口が多いことも問題になっているので、写真を渡しながら、ちゃんと名前をつけて市役所に行って登録するように強調もできる。

ということで、生まれたら、私が病院に行って写真を撮って、プレゼントする約束をしていた二十歳の妊婦さん、昨日、陣痛が始まりだしていた時に、安産になるよう氣も送っておいた妊婦さん、今朝出産したというメールが入り、病院に駆けつけました。無事に可愛い男の子を出産。残念ながら旦那さんは隣の国、コスタリカで出稼ぎ中で不在…。でも、写真を撮って、すぐに現像して渡すととても喜んでくれて・・・、そしたらそれを見ていた周りの人が(ここの病院ではプライバシーも何もなく、病室にところ狭しとベッドが並べられています)、「写真撮ってくれるの?いくら?」ってなって、何組かの写真を撮って、てくてくと往復20分ぐらいの道のりを現像しに行って病院に戻って、そしたらまたそれを渡すところを見ていた他のお父さん・お母さんたちも「いくら?わたしのところも!」ってなって、また現像しにてくてく往復20分。さすが、写真撮られ好きニカラグア人(笑)!ここにこんな需要があるとは!

最終的に、今日は8人のベビーちゃんとそのお母さんの写真をとらせてもらいました。一生記念に残る写真として、大切にしてもらえたらなーと思います。

自分のカメラの腕がもっとよかったならとか、これまでカメラのシャッタースピードとか気にしたことありませんでしたが、シャッタースピードが遅いとは、このことか・・とか、そんなことも感じた日でした。

今日撮った写真は公開の許可を得るタイミングを逃し、こちらにアップできないので、今回は、先日の中高生のバンド(?)の写真をアップします。こんな感じで、街中を1周して戻ってきます。なかなかの完成度でした!




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