リーダーシップ・ワークショップ「理想の学校を描こう&プロジェクトづくり」 | ア・ミス・アミーゴス!~中米ニカラグアで活動する青年海外協力隊員の日々~

ア・ミス・アミーゴス!~中米ニカラグアで活動する青年海外協力隊員の日々~

JICAの青年海外協力隊員として、中米のニカラグアという国で、2013年1月から2年間にわって活動している最中です。帰国後に、私の体験を日本に還元することも視野に入れて、今ここの国で感じたことを綴り、発信していきたいと思います。

【ニカラグア258日目】


中高生向けリーダーシップ・ワークショップ「理想の学校を描こう&プロジェクトづくり」

 ~ちょっと長めのレポート~

これまで、「リーダーシップとは?」に始まり、リーダーに必要なコミュニケーション、セルフエスティーム(自尊感情)などなど、体験を通して学ぶ場を創ってきましたが、今回を起点に遂に、彼らが具体的なアクションを起こしていきます。

そのために、今回はまず、色んな材料を使って理想の学校を自由に表現してもらいました。(粘土とかスプーンとか・・・)

何が表現されているのかを聞くと、「ディスコ」があったり、思いっきり運動できる場所があったり…

そこから、今の状態からリーダーとして、どんなプロジェクトができるか、何をしたいかを考えてもらいました。

私の本来の仕事の要請内容が若年妊娠予防などなので、それに関するものがでてきたらいいなーという想いがチラチラ湧きつつも、彼らの中から湧き出てくるものを見守っていました。

3つのグループがそれぞれ、環境改善系、文化系(映画、劇場)、スポーツ系のプロジェクトを発案し、次回のワークショップまでの宿題として、それまでの2週間で内容を練り、みんなで実践していきます。

終わって振り返ってみると、今回彼らが発案し、実践していこうとしているプロジェクトは、ダイレクトに「若年妊娠予防」に関わるものではありませんが、このプロジェクトらは間接的にでも、まだほんのほんの少しだけですが、効果があるものではないかと、彼らの意図を聞きながら感じています。

初めは、学校にディスコがあって、スポーツできるグラウンドがあって、音楽も演奏できて・・・と、若干ふざけ気味ではないかと思ってしまっていたのですが、話を聴くと、本当に娯楽の場所・機会が彼らの生活環境にはありません。日本のように部活に専念できる環境も仕組みもなければ、お金もありません。若者たちの溢れんばかりのエネルギーが、こうやって、プロジェクトに従事することや、それを通して提供される場所に注がれたら、ドラッグ・アルコール・性に走ることも、少しは少なくなるのではないかと期待しています。勿論、問題はそんなに簡単で単純ではありませんが・・。

ということで、しばし彼らのアクションをカメラを持ちながら、応援です。

ちなみに、
①途中で、校長先生がこの内容に興味を持ってくれて、覗きに来てくれたのはよかったのですが、「Aをするには、いくらかかって、Bにはいくらかかる。Cには、いくら必要でお金がない・・」という、典型的ともいえる現実的なダメだし嵐で、ヒヤヒヤしましたが、「プロジェクトを実行していくうえで、経費は無視できないけど、クリエイティブなアイディアは大切にして欲しい」と校長先生が立ち去った後にフォロー
②今回の粘土は、前日に小麦粘土を自分で作りました。時間はかなりかかりましたが、普通に使えるよい出来でした(材料:小麦粉・塩・水・絵の具)☆



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