今日は息苦しいくらいの
湿気ですね
順不同になりましたが、
この間の日曜日には
また千葉劇場へ行き
映画を観てきました。
早く観に行かないと
終わりそうだったので
『ヴィヴァルディと私』
https://vivaldi.ayapro.ne.jp/
以前、Eテレの
『クラシックTV』で
ヴィヴァルディ特集があった時、
MCでピアニストの清塚信也さんが、
ヴィヴァルディはピエタ院の
女子たちに音楽の指導をして、
その楽団はアイドルさながらの
人気を誇っていたんですよ!
みたいな話を
明るいノリで話していたので、
そんなイメージを抱いて
この映画を鑑賞してしまいました。
しかし…
えっ…なんか思ってたのと違う
というのが一番の感想です。
ここからはネタバレを含みますので
前情報なしで
映画『ヴィヴァルディと私』を
ご覧になりたい方は、
ここでそっ閉じお願いします。

ピエタ院では
赤ちゃんポストがあり、
育てられない事情がある子が
託されて育てられています。
見どころのある女子には
音楽教育にも力を入れており、
礼拝などで参列者には
見えない柵越しで演奏したり、
貴族のパーティなどの出張では
仮面を着けて
素顔を隠して演奏しています。
ヴィヴァルディが司祭として
赴任して音楽の指導に当たります。
タイトルに
ヴィヴァルディの名前が
目立っていますが
主人公は「私」に当たる
少女チェチリア。
チェチリアは顔もわからない
母親への想いを日々、
密かに手紙に綴って隠しています。
赤ちゃんが託される時に
親子証明として
聖母が描かれたカードなどの半分を
残すのが慣わしらしく、
書類で管理されています。
自分の母親に関する情報が
知りたくて、
勝手に書類を漁っていた
チェチリアを院長が見つけて
仕方なく見せてくれるのですが、
どうやらチェチリアの母親は
娼婦だった可能性が
示唆されます。
書類を出してくれた
院長の足首に
チラッと焼き印の跡が
一瞬映るのですが、
どうやら院長も
ピエタ院に置き去りにされて
そのままここで働いている模様。
演出なのか史実なのかは
不明ですが、
赤ちゃんポストから
回収された赤ちゃんの足首に
焼きごてを当てられる
シーンがあったのでした
罪人でもないのにそんな
消せない印いらないよね?
ピエタ院を出るには
親が迎えに来るか、
寄付金と引き換えに
貴族と結婚するしかありません。
当然ながら
自分から相手を選べるはずもなく。
自分の娘と同い年くらいの子を
後妻に迎えようとする
エロエロジジイな貴族も
いたりして
寄付金という名目で
ピエタ院にお金を払ってて、
公的な人身売買ですよね?
吉原よりはマシだと思うけど、
女って弱い立場よね
ヴィヴァルディの指導で
チェチリアのバイオリンの
才能が見出されて
磨きがかかっていったのですが、
既に結婚相手が決まっていた
チェチリアは、
戦争が終結したことで
フィアンセの貴族が帰還し、
楽団を辞めなければ
ならなくなりました。
結婚には処女であることが
重要視されていたのですが、
楽団に残りたいが為に
チェチリアは
とんでもないことをした結果
取り返しのつかない
事態に発展します。。
あの貴族のことだから
高い金を払ったフィアンセを
傷ものにした野菜屋の男の子も
見つけ出して
なぶり殺しにしているに
違いないよ…
ガクブルッ
チェチリアがもっと頭の働く
したたか女子だったら、
楽団は諦めて、
他の女の子達にとっても好条件な
金持ちで名声も高い貴族と結婚して、
アナタ様にも私のバイオリンを
聴いてもらいたいの
とかなんとか上手いこと言って
バイオリンを買ってもらって
演奏し、
更にはお食事会やお茶会でも
演奏させてもらったら、
貴族に大人気になって名声も得て
バイオリンを続けられただろうに。
怒涛のラストは、
ん?え?
なんでそうなるのーっ
チェチリアが院長の助けで
ピエタ院を
飛び出して行くのですが、
うーん…
あの状態じゃ、
世間知らず過ぎなチェチリア
なので、
男に手篭めにされるか
野垂れ死ぬか
チェチリアの母親みたいに
生きていく為に
娼婦になっちゃうんじゃないの?
という暗い未来しか
私には想像できませんでした
「ヴィヴァルディ」の名が
タイトルに出ていたので
『四季』と絡めて描かれるのを
期待していたのですが、
全然想像していたのと違いました。
ヴィヴァルディもゴッホのように
死後に評価された人みたいですね
死んでから200年後に
あの有名な楽曲が人気になったそうな。