24/6/1 さらば413系海坊主 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

ついに通常の413系が完全引退!

かねてから413系を紹介していた当ブログにおいて,このプレスリリースは4/10に発行されていましたが,なかなか情報は入れられず,ついには「413系の日」こそこの日に紹介することになりました.

 

  6/1 ありがとう413系【北陸地域色】ラストランツアー

真っ青の北陸地域色を纏う413系AM05編成「北陸地域色」が,この日の運行をもって引退します.当日は「とやま絵巻(*)」を併結した6両編成で運行し,富山→魚津→高岡→富山でさまざまなイベントを体験しながら進む内容となっています.これはこれまであいの風とやま鉄道で行われてきた,413系の引退ラストランツアーを踏襲したもので,特に2022年のものは運行区間・時刻といった主だった内容が近いです.

 

(*):あいの風とやま鉄道の電車は413系の他に521系がありますが,この2形式を併結して営業運転はできません.また,413系はこの2編成以外に「一万三千尺物語」があるところ,6/1は運行予定で申し込み受付中です.また,その他にあい鉄413系と連結できうる,えちごトキめき鉄道の413系も6/1は運行予定があります.従って必然的に連結されるのは「とやま絵巻」になります.

 

これまでの引退ラストランツアーと異なり,このツアーの参加者170名は「4/10〜4/14」に,指定の「富山地鉄サービス」にメールを送った方から抽選で選ばれます.さらに70名はイベント列車の組成の瞬間を富山駅で立ち会うことができ,5名はイベント列車で車内放送が行えます.

参加費は大きく値上がりし,13,000円となりました.そもそも2022年のツアーの約6,000円が安すぎたとも言えます.代わりに,記念入場券セット・ネクタイなどグッズが充実しています.また,乗車しない方でも富山駅でグッズ販売会に参加できます.

 

詳しくは以下のURLからご覧ください.

 

2022年のツアーは2日間開催して即完売でした.抽選制にしたことでより柔軟に検討できるようになり,そして本日,筆者がこの記事で紹介できているということです.引退後は残念ではありますが解体され,「とやま絵巻」「一万三千尺物語」の部品取りになると予想されます.

 

ただし,筆者は参加は予定していません.筆者はこれまでここ数年で多くの旅を行っていますが,それは数年単位で計画しているものです.ここで今回のツアーに参加すると,2022年に「ありがとう413系『新北陸色』ラストランツアー」に参加した理由の1/5がなくなってしまいますし,そもそも筆者は3/16に北陸に行ったばかりです.行きたい気持ちはないと言えば嘘になりますが,単に北陸へ行くだけでも往復で3万円を費やすことになるため,この時期では北陸新幹線の開業が優先されるでしょう.年に何回も遠出することはできません.

 

  2022年のツアーを振り返る

ここで,2022年のツアーの内容を振り返っておきましょう.

 

今回のツアーでこのパートはないと思います.しかし,進行方向右側で車両基地の方々が熱心に歓迎されるでしょう.

 

魚津駅では降りることになります.

 

この区間では413系に関するクイズに挑戦します.全問正解できれば何かしらの景品があるかもしれません.また,呉羽トンネル内で「交直セクション」に見立てて非常灯のみの点灯・慣行運転を行う演出がなされます.

 

入れ替え作業中の列車に乗車できるのは高岡駅のみです.

 

 

 

 

最後まで目が離せない2時間半であることは間違い無いです.

 

  その他の413系の思い出

 

筆者がはっきりと413系に興味を持ったのはこの旅がきっかけでした.

 

かなり気に入ったのか,最後の最後にやや強引に乗りに行きました.どうやら,これが筆者が最後に乗った413系北陸地域色であったようです.

 

鉄道模型は2023年12月にマイクロエースから発売されています.

 

  ところで

「直江津D51レールパーク」は2024年度は営業形態が変更になっており,2024年6月は15日のみの営業です.1・2日には営業しません.ご注意ください.

1/1の能登半島地震では新潟県上越市・糸魚川市も全く無傷ではなく,ここで,「直江津D51レールパーク」の主たる部分を構成する扇形機関庫が1944年の建築という古い建物で,広く一般に公開するには耐震性で課題があったようです.性質上大規模修繕は難しいため,数日間のみの営業であることはやむを得ないということでしょう.なお,扇形機関庫内部や,保存されているオヤ31は有料・人数限定で見学できます.

 

人工物は逃げます,ということがよくわかる一件です.とは言え,直江津のオヤ31は「金沢駅に来たサロンカーなにわ」「大糸線を通る雪月花」「北陸新幹線開業の大騒ぎ」と比較するとなるとかなり厳しいものであったと思います.

 

  さらにところで

5/12の「サロンカーなにわ」は2分以内で完売したとのことです.拘束時間8時間40分・往復の乗車時間最大約5時間で24,800円は,現在の情勢では経済的に適正なツアー内容では無い可能性があります.さらに,18,000円の「Aシートプラン」も5分以内で完売したとのことです.

 

※「第61回鉄道もけい展示会」を開催しまし,来場者は20名でした.なお,「鉄道もけい展示会」の,「金屋代かずおのお部屋」での言及は2024年4月以降,回次カウントと来場者数の報告のみとなります.