マイクロエース A6623・24 あいの風とやま鉄道の413系 | 金屋代かずおのお部屋

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北陸の人々の足,最後の姿

本日はマイクロエースから先日発売された,あいの風とやま鉄道の413系 2製品を紹介します.2022年「とやま絵巻」が発売されたので,製品化は時間の問題であったかなと思いましたが,ようやく登場しました.

 

 

新北陸色です.塗装もよくできていると思いますが,ドアの隙間には塗られていないところと塗られていないところがあり安定していないです.

北陸地域色は青ですのであまり言うことは無いです.

いずれの製品も,クモハ413型のジャンパ線は1本しか無いため製品仕様ではジャンパ線はありません.

「とやま絵巻」に比べてシンプルな構造の製品でありながら,価格は「とやま絵巻」より高くなっています.いかに輸送費・中国の人件費が高くなっているかを知らしめます.

この製品は2022年5月の,新北陸色AM02編成のさよなら運転をモチーフにしており,シールには必要なサボ類も含まれています.

 

 

連結もできますが,実は今回の製品,マイクロエース製品でよく行われる,「スカートを外してTNカプラーを装備する」加工をそのまま行おうとすると,スカート下部の出っ張った部分が干渉して,実はTNカプラーを取り付けることができません.このスカートは分売などされておらず,無理やり取り付け・加工して破損するということも絶対に避けたいところです.ということで,マイクロカプラーを取り寄せて交換しました.マイクロカプラーは,TNカプラーよりカプラーの首振り部分のポケットスペースが小さいという利点があります.

なお,この413系については「とやま絵巻」の時点で,TNカプラーは取り付けはできるもののスカートの取り付け角度が歪むという事態になっており,今回のこの製品の導入に合わせて,こちらもマイクロカプラーに交換しました.やはり,他社のパーツを取り付けるということはそういうことなのかと思い知らされました.

なお,さよなら運転ができるように,新北陸色が倶利伽羅・金沢方に,北陸地域色が糸魚川・市振・泊方に連結できるようにのみカプラーを交換しています.

 

走りは快調であり,早速「sMALL wORLD」でも走らせていました.この車両がいかに貴重であるかを知っている方もおり,嬉しく感じました.

 

発売から2週間ほどが経過し,そろそろ市場からは消えつつある製品です.12/20現在,あいの風とやま鉄道のwebサイトでも販売されています.