映画【シャッター アイランド】レオナルド・ディカプリオ | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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おはようございます🐔🐣☀️

今日はレオナルド・ディカプリオ主演✖️マーティン・スコセッシ監督作品、【シャッターアイランド】の紹介です🏝

最後の最後までどんでん返しの連鎖で面白いんだけど難しい💦スコセッシ監督の真骨頂と言いますか、レオ様とのタッグ映画は考察ミステリーものが鉄板ですね。凡人な私は1度観ただけでは難解過ぎて2回目視聴からは教科書ガイド片手に1つ1つ理解しながら謎を紐解いてやっとわかった感じ。怖っ‼️って感想😱

まずは予告編からです(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)

映画【シャッターアイランド】のキャッチコピーです。

🏝精神を病んだ犯罪者だけを収容する島から、一人の女性が消えた

🏝この島は、何かがおかしい。

🏝全ての謎が解けるまで、この島を出ることはできない。

日本では「衝撃のラスト」という触れ込みで宣伝され上映前には

「この映画のラストはまだ見ていない人には決して話さないでください」

「登場人物の目線や仕草にも注目」

という旨のテロップが入りました。また映画の謎解きに集中するために「二度見キャンペーン」や原版に忠実な「超吹き替え版」の上映も行われたんだそうです

🔵映画の登場人物は、


🏝テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)

アメリカ連邦捜査官で依頼を受け精神病棟、シャッター・アイランドを訪れた。病院に違和感を感じ調査に乗り出す。

🏝チャック・オール(マーク・ラファロ)

テディの相棒。テディと共に捜査に乗り出すが

🏝ジョン・コーリー医師(ベン・キングスレー)

シャッター・アイランドの院長。テディとチャックにレイチェルの捜索を依頼する。

🏝レイチェル・ソランド(エミリー・モーティマー)

かつて自身の子供3人を殺害しシャッター・アイランドに入院する事となった。周囲から遮断されている筈のシャッター・アイランドから行方不明となる。

ざっくり相関図は、


🔵映画のあらすじです️📝

【起】

1954年、アメリカのボストン湾にある孤島、「シャッター・アイランド」に一軒の精神病施設、アッシュクリフ病院がありました。この病院には犯罪を起こした精神疾患を持つ犯罪者ばかりが収容されています。孤島である為、本土とは行き来が難しい環境であるにも関わらず、ある日レイチェルという患者が行方不明となりました。


彼女の行方を追う為、保安官であるテディとチャックが派遣されます。レイチェルはかつて自分の子供3人を殺害しましたが、自分の子供はまだ生きていると信じその死体と共に生活をしていたという事でこの病院に入所が決定しました。入所しても彼女の病的な思い込みは治らず、彼女はこの施設が自分の家で子供達がどこかにいると信じきっています。

そんな中、テディはとある重要な情報を仕入れました。レイチェルの担当医であるシーアン医師が彼女が行方不明になった時と時を同じくしてこの島を立ち去っていたのです。テディはレイチェルの失踪とシーアン医師は何か関係していると思い調査に乗り出します。

【承】

しかし島を襲う嵐の為、シーアン医師と連絡が取れず操作は行き詰ってしまいます。そこでテディは、この島に来たもう一つの目的、かつて自分の妻を殺した放火犯に面会をする事にします。その男の名前はレディス、彼は放火後この病棟に収監されていました。しかし彼のファイルデータは何処にも存在せず他の囚人たちにレディスのことを尋ねても皆が一様に多くを語りません。

テディは病院側が何らかの理由でレディスに関する情報を伏せているのではないかと考え始めます。そんな中、テディはミセス・カーンズという囚人から「逃げろ」と忠告を受けます。この忠告を受けて更にテディはこの病院には何かが隠されているという疑念を強くします。

実はこの病院では現在では違法とされている「ロボトミー手術」が行われていました。人を穏やかにするというロボトミー手術を囚人達に受けさせ効果が見られれば全国に発表しようと考えていたのです。テディは初日に院長に言われなかったC棟に何かが隠されていると踏みC棟へとこっそり向かいました。

【転】

C棟にはジョージ・ノイスもいう男が収監されていました。テディはジョージにこの病院の秘密について問いますがジョージは不敵に笑うばかりです。そしてテディに向かって「レディスはお前だ」と告げるのです。意味のわからない発言にテディはジョージを諦めもう一つ案内されていない場所、灯台へと向かう事とします。


何故か相棒のチャックはそれを止めますが、彼の制止を振り切りテディは灯台へと向かいました。すると何と灯台の近くにある洞窟の中でテディはずっと探していたレイチェルを発見したのです。しかし実際のレイチェルは患者ではなくこの病棟で勤務していた医師でした。

明らかに不審な病院の証拠を抑えるべくテディは証拠を探し求めます。しかし証拠は見つからずテディは改めてコーリー院長と顔を合わせる事になりました。すると院長はテディの本名が「アンドリュー・レディス」であり、この病院の患者であることを告げます。第二次世界大戦に出征したテディはそこで精神を病んでしまっていたのでした。

【結】

酒浸りになったテディを見ていられず、妻のドロレスは鬱病を患ってしまいました。そしてドロレスは3人の子供達を殺し、私を殺して欲しいとテディに懇願します。彼女のいう通りにドロレスを殺したテディは完全に精神が崩壊してしまいこの病院に入院する事となったのでした。

今まで彼が追い求めていたものは全て彼が現実から逃避する為に彼自身が作り上げた妄想だったのです。病院側はそんなテディにロボトミー手術を受けさせるかどうか決定する為に今回の彼の妄想に付き合っていたのでした。そして正気に戻らなかったテディには手術が施されることが決定してしまいました。

手術を受ける朝、テディは実は彼の担当医であった相棒のチャックことシーアン医師に「モンスターのまま生きるか、善人のままで死ぬかどっちがいいかな」と言葉を零します。実はテディの記憶は既に正常に戻っていたんですが、自身の辛い過去に押し潰されそうだった彼は自ら精神障害者を装い敢えてロボトミー手術が受けられるように仕向けたのでした。そんなテディの後ろ姿をシーアン医師は呆然と見送る事しか出来ませんでした。

名作映画【シャッターアイランド】ですが皆さん仰って居るように難解でまさかのどんでん返し映画です。繰り返し視聴する度に新しい伏線が発見出来ました。マーティン・スコセッシ監督の好きそうなストーリーだなとも感じましたね。

🔵【シャッターアイランド】悪夢編動画です。

🔵【シャッターアイランド】サイコパス発症編です。

🔵【シャッターアイランド】レオ様の真実に気付いていながら敢えて狂ったままのふりをする泣けるラスト名シーンです。

🔵ネタバレ考察のまとめです。これを先に見るか、映画を見てから教科書ガイドとして見るかで映画の印象と記憶は大きく変わっちゃうかも知れません。私は前知識無しに観たんだけど読解力が無いもんで❓❓❓でした。…が、後に考察やネタバレを知ってから観た時の切なさは何とも言えず、そんなラストの持って行き方ってマーティン・スコセッシ監督は上手いよね。


🔵相棒・チャックの正体はテディの担当医シーアンでした。捜査時はあきれ顔をしていてもテディが体調不良の際に迅速に対応していたのはチャックが主治医だったからなのです。

聞き取り捜査の際に「シーアン先生はどんな医師?」と質問をされた看護師がチラッとチャックを見てから答えています。言われてみると冒頭でのシーンでは保安官のはずなのに銃の扱いが不慣れな様子も見られました。

🔵凶悪犯のレイチェルが脱走したというのに捜索隊はやる気がなくちゃんと探している様子はありませんでした。これはテディのロールプレイング治療の一環に付き合わされてわざと演技していたからだったんです。


🔵テディが初めて精神病院に入った際に老婆が意味深に人差し指を唇にあて「シーっ」という仕草をします。テディは本来この病院の患者でこの老婆とも面識があるのです。そのため「あ!これはロールプレイングの治療だから話したらだめだった」と老婆は無邪気に振る舞っていただけだったんです。


🔵テディは妻を「火災で亡くした」と思い込んでいました。本当は「妻が子どもを溺死させ自分が妻を射殺した」のです。妄想から目を覚まさせるためにコーリー医師はわざと「溺死」と発言しました。そしてテディの反応を窺うように話し始めています。


🔵 テディに本当の自分を思い出してもらうために医師が仕込んだメモだと考えられますね。
4
の法則=4人の名前がアナグラム(スペルを入れ替える暗号)のことなんです。
ANDREW LAEDDIS(
レディス)=EDWARD DANIELS(テディ)DOLORES CHANAL(ドロレス)=RACHEL SOLANDO(レイチェル)
67
番目は誰=テディ(レディス)のことを指しています。


🔵映画の中「火」と「水」が意味深に使われるシーンが多くありました。「火」はテディの妄想のシーンで使われています。妻はテディに射殺されてますがテディの妄想の中では焼死と記憶を書き換えています。ジョージ・ノイスと話す際は何度もマッチを点け火が消えても相手の顔はよく見えるという不思議なシーンでしたよね。洞窟で会ったとされる本物のレイチェルのシーンも焚火が非常に印象的でした。反対に「水」は子どもが母親に溺死させられたトラウマとして対峙しなければならない〝現実〟を表しています。

🔵ラストシーンでレディスがシーアン医師のことを「チャック」と呼び妄想の話を始めたことから治療失敗と判断せざるを得ず、ロボトミー手術をすることになってしまいました。
しかしレディスは「モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか」と発言します。


これは今の自分の精神が異常なモンスターだという自覚がなければ出ないセリフでしょう。
正気に戻ったレディスは自らが敢えてロボトミー手術を受けることを選んだと解釈できます。

🔵映画のタイトル【shutter island】はアナグラムで並べ替えると【Truths and Lies】(真実と嘘)と読めるのです。

余談ですが💦L'Arc~en~Cielの初期の名曲にLies and Truthってのがありまして。若かりし時の美しいhydeを拝めます(-人-)好きな曲なので良かったら見てください♡りゅきゃちゃんは特に😍】

アナグラムによって隠されていた真実の自分と嘘の妄想の物語である本作を表すタイトルに相応しい作者のトリックとなってます。


🔵 ロボトミー手術とは頭にメスを入れ前頭葉の神経を切除する外科手術のことです。意思がなくなり怒りや悲しみなどの衝動を抑えると言われ凶暴な精神病や自殺癖のあるうつ病患者に行われました。実話ですね、この手術は。1950年代のアメリカではロボトミー手術は合法でした。後遺症や死亡リスクの高さから現在は禁忌とされ「最悪のノーベル賞」と言われていたようです。


🔵物語をストレートに受け取ると保安官テディの正体は精神病患者レディスだったという話なのですが「本当の結末」についてもう一つ捉え方があるみたいです。「すべては病院側の陰謀で本当に保安官であったテディが洗脳されてしまった」という説が。この説は「洞窟にいた本物のレイチェル」がキーポイントの様です。もし彼女が妄想ではなく実際にいた人物だとしたら?当時の頭痛薬やタバコは洗脳を促す麻薬的薬物だったのかもしれません。

🔵テディがジョージを撲殺しようとしたことでジョージはC棟に移動させられたと考えられます。それを裏付けるシーンとして暴行により傷を負ったジョージに対してテディが「誰がやった?」と聞くとジョージは「お前さ」と答えています。それ以外にもコーリー院長がテディに対して「2週間前、彼の言葉に怒った患者にボコボコに殴られた」という一言がありますがこれはテディがジョージを殺しかけたことを意味しています。

難解映画ゆえに何度観ても飽きないしその度に新しい発見のある【シャッターアイランド】。

15年前の映画ですが未だに色褪せない、映画ファンには根強い人気を持つ本作、是非‼️スマホを手から離して真剣に観て欲しい映画の1つです。2回目からはネタバレ片手に謎解き開始と行きましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧

今日も最後まで読んで下さってありがとうございましたおねがい

次回はドラマの予定です📺今日もお仕事の方、頑張って来てくださいピンク音符むらさき音符ブルー音符