映画【グラスホッパー】生田斗真×浅野忠信×山田涼介 | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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真夜中にこんばんは🦗

今日は生田斗真くん主演映画、【グラスホッパー】です。

グラスホッパー】はもともとが【重力ピエロ】や【ゴールデンスランバー】の伊坂幸太郎先生による日本の小説です。 

映画の予告編からどうぞ🦗


【グラスホッパー】概要は

2004年に角川書店から出版され、著者伊坂先生が「今まで書いた小説のなかで一番達成感があった」と語っています。サスペンス、コメディ、オフビート(常識から外れた人間を描いた作品)など分類不能の要素を含み、ストーリーは鈴木・鯨・蝉の3人の登場人物が代わる代わる語り手を務めている。第132回直木三十五賞候補作となりました。

映画化作品は2015年11月7日に公開され、監督は瀧本智行監督✖主演は生田斗真くんの【脳男】・に続いてのコンビになります。

映画のキャスト相関図は、

その豪華なメンバーの中でも重要な3人での紹介です🦗

🦗鈴木(生田斗真)

鈴木は元教師で、ごくごく平凡で平和な生活を送っていました。しかしある日突然何者かによって仕組まれた事故で婚約者(波瑠)を失います。復讐のために職を変え闇社会に身を浸すようになります。復讐相手である寺原(石橋蓮司)の息子(金児憲史)が何者かに殺されたことがきっかけでなぜか組織に追われるように。いつの間にか裏社会の陰謀に巻き込まれていきます。

🦗鯨(浅野忠信)

鯨は自殺専門の殺し屋で暗い目が特徴の大柄な男です。向き合った人間をたちまち絶望させる不思議な力を持っています。過去に殺した人間の幻覚に苦しめられ現実と幻との境目が曖昧になるように。仕事を横取りした「押し屋」を殺し過去を清算してから殺し屋稼業を辞めようと決意しますが……

🦗蝉(山田涼介)

蝉はナイフを使いこなし格闘術にもすぐれた殺し屋です。やせ形で茶髪の少年。猫のように俊敏な動きを見せます。その名の通り「蝉」のようなやかましさと口の悪さが特徴です。人を殺すことをなんとも思わないタイプで依頼されれば性別年齢問わず平気で手にかけます。

映画のあらすじは、

【起】


鈴木(生田斗真)は中学校の若い理科教師でした。同じ学校の給食栄養士・百合子(波瑠)と交際していた鈴木はハロウィンである、1031日の百合子の誕生日に指輪を渡してプロポーズします。百合子は「返事はケーキで決めさせて」と言いバームブラックというケーキを作ります。バームブラックとはアイルランドでハロウィンの時期に食べられるドライフルーツ入りのケーキで、中に仕込まれた品物のどれが当たるかで、来年1年間にどういう運命が待っているかを占うものでした。百合子はケーキに「コイン(お金に困らない)」「布切れ(お金に困る)」「ボタン(向こう1年結婚はない)」「鈴木から貰った指輪(結婚する)」を入れました。焼き上がったケーキを切り鈴木に食べさせます。鈴木が引き当てたのは「布切れ」でした。落胆する鈴木に対し百合子は「でも2人で働けばなんとかなるわよ」と答えました。プロポーズは受け入れられたのです。鈴木は百合子に指輪を嵌めますが途中で入りません。サイズが違っていました。鈴木はちょっと間の悪いところがある男です。

百合子は「帰りにサイズを直しにいく」と言って指輪を受け取りました。

その夜、東京・渋谷のセンター街のスクランブル交差点である事件が起きます。ハロウィンということで街はハロウィン用に仮装した人たちでごった返していました。電話を受けた男性が「お前は救世主だ」と言われ歩行者用信号が青のスクランブル交差点に車を暴走させます。男性は合成麻薬の中毒者でした。暴走車は歩行者を何人も撥ねました。


その中には百合子の姿もありました。百合子はハロウィンで両親とはぐれた子どもを助けるために車の前に出て轢かれました。助けられた少年は百合子が落とした指輪を拾います。現場は騒然とし被害に遭わなかった人の中には死体を撮影しTwitterにアップロードする不届きな輩もいました知らせを聞いてかけつけた鈴木を待っていたのは冷たくなった百合子の姿でした。恋人であり婚約者である百合子の突然の死を受け入れられない鈴木は渋谷のスクランブル交差点の事故の場所に行きます。まだうっすら血の痕が残る場所で佇んでいるとどこからか手紙が落ちてきました。その手紙には『本当の犯人は別にいる。フロイラインの寺原親子を調べろ』と書かれていました。

鈴木は教師を辞めフロイラインという会社に潜入します。恋人・百合子の復讐のために。

【1日目】

フロイラインに入った鈴木は「やせる薬」と謳った飲み物を売るキャッチセールスの仕事をしていました。要領の悪い鈴木は街頭キャッチに成功しません。そんな鈴木の前に元教え子を名乗る若いメッシュの女(佐津川愛美)が立ちはだかりました。メッシュの女は鈴木がなぜ教師を辞めたのか訊き鈴木は共に行動する上司・比与子(菜々緒)に前職が教師だとばれます。事務所までついてきたメッシュの女に「ここの商品は(購入するのを)やめたほうがいい」と鈴木はこっそりアドバイスしました。メッシュの女は出された飲み物に入った睡眠薬で眠りこみます。比与子の仕業でした。フロイラインはまともではない会社です。寺原会長(石橋蓮司)とその息子、通称・寺原Jr(ジュニア)(金児憲史)が経営するフロイラインは「やせる薬」という飲み物に中毒性のある薬物を混入させ売りさばこうとしていました。寺原会長は関東の闇社会に君臨する大物で合成麻薬を捌く組織の黒幕でした。ハロウィンの夜に起きたスクランブル交差点の自動車暴走殺傷事件は寺原Jrがライバルの組織を潰すために仕組んだものでした。ライバル組織の合成麻薬を服用した中毒者に事件を起こさせたのです。比与子は寺原Jrにメッシュの女を差し出すと言い連絡を取ります。渋谷スクランブル交差点で待ち合わせた比与子と鈴木は寺原Jrを迎えるために車を降りました。寺原Jrは信号待ちの間に突き飛ばされて車道に出て1台目の車に撥ねられ2台目のタクシーに轢かれます。男を追えと比与子から指示されて鈴木は男の後を追いました。上司の比与子は寺原Jrの死を寺原会長に伝え寺原Jrを轢死させた運転手たちをパソコン画面越しに射殺してみせます。また「押し屋」を鈴木に追跡させていると会長に伝えました。

【承】

男は「押し屋」という殺し屋で電車や交差点で殺す相手を突き飛ばして轢死させる者のことです(注意:名称は映画のエンドロールで初めて出て来ます。本編では語られていないです。「槿(あさがお)」と言う。槿を追って地下街に入った鈴木は「家庭教師のジャンプ」のポスターの前に立つ槿の後ろ姿を見つけます。尾行して横浜駅まで行った鈴木は比与子に携帯のGPS機能で自分の居場所が発覚していることを知り電源を切りました。「押し屋に殺しを依頼したのは鈴木」という密告電話も入り比与子は鈴木が逃亡したのではないかと疑います。尾行するうちに鈴木は槿を「自分の代わりに復讐してくれた人」と援護する気持ちになります。平凡な住宅街の一角にある平凡な一軒家に帰った槿を妻と男の子2人が出迎え、鈴木は思い描いていた殺し屋と違う現実に愕然としました。近くのファミレスで一度携帯の電源を入れた鈴木ですが大量の比与子の着信に臆してすぐに電源を切ります。しかしその間にGPSで居場所が発覚しファミレスでうたたねした鈴木は比与子らに囲まれました。ウェイトレスが来た隙に逃亡した鈴木は逃げおおせます。鈴木は気づきませんがファミレスには槿がいて鈴木の逃亡も幇助されていました場末のバー地下で合成麻薬を販売する一団をナイフ使いの若き殺し屋・蝉(山田涼介)が襲いました。蝉は殺しの前にビニールガッパを羽織ると流れ作業のように次々に人を殺めます。命乞いをする相手にも容赦しません。殺しの請け負いは相棒の岩西(村上淳)がマネージメントします。蝉の左耳は常に耳鳴りがしていました。殺しの後は必ずしじみを買いしじみの吐く泡を見るのが蝉の慰めでした。寺原会長が次の仕事のターゲットとして「鯨」を指定し岩西(&蝉)に依頼します。殺し屋同士の対決です。鯨が業界の裏事情に通じすぎたというのが抹殺の理由でした。

岩西は鯨を尾行してアジトを発見し発信器をつけます。鯨に見つかった岩西は壁に貼ってあった「迷い猫探しています」のビラを渡して立ち去りました。バーの殺しから戻りしじみを眺める蝉に鯨の情報を渡すと大好きな音楽家ジャック・クリスピンの言葉「道を外れたものはイヌにくわせろ」を引用します。蝉は発信器を元に鯨のアジトに行きますがただの駐車場で迷い猫のポスターの上に発信器が置かれていました。そばを黒猫が通り蝉は迷い猫の飼い主のところへ送り届けますビジネスホテルの一室で殺し屋・鯨が仕事をしていました。普段はサングラス着用の鯨は殺したい相手に「目を見ろ」と言い「自分の中の罪を思い出せ」と囁き催眠術をかけるかのように、相手に自殺する意志を起こさせる殺し屋です。寺原から依頼を受けた鯨は原発絡みの記事や閣僚絡みの記事を書いた記者に遺書を書かせて首吊り自殺をさせようとしていました。まさにその瞬間、鯨に亡霊の幻覚が見えます。亡霊の幻覚は少し前から鯨を悩ませていました。「自分の罪を思い出せ」と言って自殺をそそのかす鯨は過去に自分が殺した相手の幻覚を見るようになります。

仕事を終えた鯨は駐車場に停めたねぐらであるキャンピングトレーラーに戻ります。トレーラーの中にも亡霊は出てきます。亡霊と会話しながら監視カメラを見た鯨は外に何者かがいるのを見てドアを開けました。男・岩西は迷い猫のビラを渡して立ち去ります。

鯨に話しかける父(宇崎竜童)は「そういえばお前の初めての殺しは子猫だったな」と言い鯨は「お前が川に捨てさせたんだろ」と気色ばみました。猫の声がして外に出ると黒い子猫がいました。黒い子猫を追ってキャンピングトレーラーの下を覗きこんだ鯨は車に発信器がつけられたのを知り外します。

自分を狙っている誰かがいると知った鯨は監視カメラの映像をプリントアウトして裏事情に詳しい桃(山崎ハコ)という初老女性に訊きに行きました。男は岩西で蝉という若いナイフ使いの殺し屋と組んでいるという情報を桃は流します。桃との会話の最中にも鯨の父の幻影が現れました。鯨の反応を見た桃は「幻影を見始めると仕事で下手をうつようになり最後は自分の頭を撃ち抜いて自殺するしかない」と言います。

【転】

【2日目】

鯨は蝉の相棒・岩西の元へ行きました。鯨は岩西と依頼主の寺原会長を葬って「すべて終わらせる」と考えていました。岩西に目を見るよう告げ自らの罪を思い出させた鯨は岩西に飛び降り自殺をそそのかします。しかし携帯に着信があり我に返った岩西が「蝉からの電話だ。最後に出させてくれ」と頼みます。電話に出た岩西は蝉と会話をし蝉は岩西の傍に鯨がいると知りました。蝉にとっては岩西はかけがえのない相棒でナイフで殺しをする時としじみの泡を見ている時と岩西とくだらない会話をしている時だけは左耳の耳鳴りを忘れられると言います。岩西は「お前とはもう話せない」と言い蝉は岩西が窮地に陥っていることを知りました。電話を切った岩西は、鯨に「あんた、目ん玉の奥に大きな空洞があるんだな、どうしたらそんなもんができるんだよ」と告げ鯨は「子どもの頃父に虐待されその父を殺した15歳の時からだろう」と思います。岩西は自ら窓を開くと「俺は自殺するんじゃない、跳ぶんだ、死ぬのはそのついでだ」と言ってビルからダイブしました。岩西は死にます。鯨は寺西会長を狙いに行きました。駆け付けた蝉は現場保存する警察の隙間を縫って岩西の死を知り鯨に復讐しようと考えました。電話の最後に岩西が「迷子の黒猫には鈴がついている」と言ったのを思い出した蝉がスマホを見ると発信器で鯨の居場所が分かります。揉み合いになった時、岩西が鯨に発信器をつけていました。

蝉は鯨を追います比与子から逃げた鈴木は公園で顔を洗うと槿(吉岡秀隆)に「寺原会長に狙われているから危ない」と忠告しようと考えますが訪問の糸口を考えあぐねながら入口で途方に暮れていました。その時、槿の家の子ども2人が飛び出して来て鈴木を家に招きます。台所でボヤが起きて妻・すみれ(麻生久美子)がパニックになっており、鈴木は代わりに消火器で消火しました。すみれは「主人は今朝早くに得意先のトラブルで出て行った」と言います。槿は自分の職を家族にはSE(システムエンジニア)と告げているようです。鈴木は家庭教師のジャンプのうちわ(前日槿が立ち止まっていたポスターにもあった)を見て「家庭教師の営業でこのエリアを回っている」と嘘をつきました。すみれに引き止められ鈴木は子どもとサッカーをします。帰宅した槿と公園で会った鈴木は警告を切りだそうとしますが遮った槿はトノサマバッタの話をしました。

グラスホッパー別名・トノサマバッタは緑色が一般的ですが密集した所で育つと「群集相」と呼ばれるタイプになり色が黒くなり翅も長くなり凶暴になります。足りなくなった餌を補うためです。人間も密集して暮らすと変種→群集相のバッタのように凶暴な者が現れるのではないかと槿は言いました。槿宅でごちそうを振る舞われた鈴木はピザを食べながら恋人・百合子を思い出しました。料理を作る百合子は「料理をおいしくする最高の調味料は食べてほしい人のことを思うこと」と言い冷凍庫に保存するタッパーを「解凍すると味や作った時の気持ちも戻るタイムカプセルみたい」と言いました。

百合子との思い出を振り返った鈴木は槿一家の前ですすり泣きます。外では雨が降り始めていました。携帯電話に着信があります。子どものいたずらで、切ったはずの鈴木の携帯の電源が入っていました。比与子からです。鈴木はメッシュの女を解放することを条件に事務所に行くと告げました。槿宅を辞去する鈴木に槿は「増えすぎた黒いバッタは群れごと焼き払うしかないんです」と声をかけます。鈴木はフロイラインの事務所に出頭し押し屋の依頼主ではないと言いますが比与子にボコボコにされます。押し屋は見失ったと嘘をつき殴られながらも「あの子(メッシュの女)を自由にしてあげてください」と懇願しました。比与子は電話をし息子を殺した相手に直接手を下すため寺原会長は厳重な警備の自宅を出て事務所に向かいました。寺原会長の乗る車を鯨のキャンピングカーが追跡します。ほかにも見張りがいて連絡を取ります。

【結】


鈴木に会った寺原会長は「お前に一番苦痛を与える方法を考えた」と言い百合子が撥ねられた瞬間の映像を鈴木に見せました。子どもをかばって撥ねられる百合子を「ガキを放っておけば助かったのに」と笑う寺原会長に鈴木は「百合子さんを笑うな」と憤りました。寺原会長が鈴木の口に銃口を差し込んだ時、鯨が乱入します。会長の部下を次々に倒す鯨を見て動転した寺原会長は逃げ鈴木は拘束された椅子ごと転倒して頭を打ち気絶しました。会長と車椅子を押す男と比与子はエレベータに乗りますがひそかに手錠を外してエレベータに滑り込んだメッシュの女がアイスピックで首を一突きし3人は殺されます。エレベータのドアが開き3人が死んでいるのを見た鯨はあっけにとられました。その鯨を追って蝉が登場します。鯨と蝉が戦い始めました。蝉はナイフで鯨の額に傷をつけますが鯨も身ひとつで蝉の首ねっこを押さえ怪力で対抗します。鯨の目の催眠術にかかりそうになった蝉は岩西の亡霊を見て一瞬ひるんだ鯨の隙をついて目潰しすると自分の左耳をそぎおとして耳鳴りを消しました。ナイフを捨てた蝉は鯨を相手に拳と拳の格闘をしながら会話をします。「お前は今何を考えている」という蝉の問いに鯨は「本当に殺したくて殺した男のこと(父)」と答え蝉は「たった一人のダチ(岩西)のこと」と言います。「岩西ならそこにいる」と鯨が言い蝉は「頭おかしいんじゃねえのか」と返しました。蝉は「あんたには俺が吐く泡が見えるか。俺にはあんたの吐く泡が見えてるぜ」と言い鯨の頭には「すべて終わらせろ」という父の声が聞こえます。蝉と鯨の2人は揉み合いになったまま、ビルのガラスを突き破って転落しました。


鈴木の手錠をメッシュの女が外すと「お疲れさま、ちょっとグッときたよ」と言って気絶した鈴木の頭にカツラをかぶせて去ります。メッシュの女は外に出ると「すべて計画通り。飛び入り2名(蝉と鯨のこと)あったけど」と電話連絡しました。夜明けに起きた鈴木は頭にかぶせられたカツラを見てあっけにとられ周囲の死体を見て茫然とし寺原会長や蝉、鯨の死体を見てたじたじとなりながら退散します。亡霊となり自分たちの死体を見ていた蝉と鯨は去る鈴木を「なんだあいつ」と言い蝉は「俺んち来いよ、しじみの泡を見せてやる」と誘います。鯨は笑いキャンピングカーを走らせました。そばを黒い子猫が通ります。

槿家がわずか1日で「入居者募集」の空き家になっているのを見た鈴木はまた唖然とします。部屋には「家庭教師のジャンプ」のうちわが転がっていました。

【1年後】

鈴木は遊園地でピエロの扮装をして風船を配るバイトをしていました。相変わらずドジで風船をひとつ飛ばします。槿の妻・すみれと子が鈴木に会いにきました。あの狂った2日間について訊きたい鈴木に「本当は教えちゃいけないんだけど」と前置きしたすみれは、観覧車1周分だけと告げ、3人は観覧車に乗ります。


槿らは夫婦ではなく実体がないチーム制のアングラの互助会でした。家も計画のため2日間だけ借りたものです。

アングラの互助会は寺原親子を殺すのが目的で寺原会長を厳重な自宅から出すために囮を必要としていました。先発のメッシュの女が潜入し次に偽の情報(押し屋に依頼したのは鈴木)を流して鈴木を送りこんで会長をおびき寄せたのです。渋谷のセンター街で起きた暴走事故の被害者たちの救済のため互助会は動いていました。鈴木がスクランブル交差点で手紙を拾った瞬間から計画はすでに始まっていました。子どもが鈴木に指輪を渡します。百合子に助けてもらった子どもでした。「お姉さんのこと、ごめんなさい」と謝る子どもを抱きしめながら鈴木は「君は百合子さんの残してくれたタイムカプセルだ」と泣きました。すみれは去り際に「あなたに復讐は似合わない。虫も殺せそうにないんだもの」と告げました。その言葉はかつて百合子に言われた言葉と重なりました。

帰宅した鈴木は冷凍庫のタッパーを解凍します。それを見ていた黒いバッタが飛んで去りました

とにかく山田涼介くんがカッコイイ映画です。


【グラスホッパー】の見どころは派手なアクションですね。作品のジャンルはサスペンスなのですが殺し屋が登場するということもあり激しい戦闘シーンが多々出てきます。結構な残虐なシーンもあるのでグロテスク表現が苦手な方は指の間から見てくださいニヤリ

昭和の言葉で言うとドンパチで華麗なバトルでは手に汗握るハラハラドキドキ感が味わえました。特に山田涼介くん演じる蝉の鮮やかなナイフアクションは見惚れてしまうほどステキです。ファン以外の人にもたまらん!です。

ラスト辺りで鯨と蝉が一対一で戦うシーンは迫力満点で【グラスホッパー】の中の見どころです。2人の熱量のこもった演技は年の差があるのに対等でカッコイイ場面でした。

殺し屋が殺し屋を追い、その殺し屋を殺し屋が追う、(どれだけ殺し屋一家がおるのよ?的な、)サスペンス映画です。映画を観たら交差点や電車のホームでは一歩下がって待つようになりました。怖いよね、後ろから押されたらとか。普段はマイカーなんですがポルノライブ遠征の時とかは公共交通機関を利用していたのでなるべくね、人の後ろで待つようにしてました。

映画のラストに百合子が冒頭の渋谷スクランブル交差点で出会い事故から助けた子供の伏線回収がありました。

映画【グラスホッパー】は事件が発生してからたった2日間のストーリーの様です。その2日の間に寺原が死に殺し屋バトルも終わると突然1年後に時間が飛びます。

鈴木が遊園地でピエロの仕事をしているときに槿の妻と息子と再会して本当の事件を真相を知るという展開です。

寺原を実際に殺害したのは鈴木の元教え子だという女性。槿の家族は寺原親子を抹殺しようとする組織で構成されたダミーの家族。鈴木にぶつかって紙片を落としたのも計画。元教え子が比与子に接触をして内定捜査をするのも計画。妻がボヤを出して鈴木を室内にあげたのも計画。槿の息子役の男の子は実はハロウィンの日に百合子が助けた子でした。その子は自分を助けたせいで死んでしまったことに責任を感じていたみたいでそのときに拾った婚約指輪をずっと大事にもっていてそれを鈴木に渡してあげます。思い出を胸に鈴木はやっと前を向いて生きて行けるラストで終わりました。

映画の主題歌は、YUKIの【Tonight】です。


私は好きな映画です。映画館を出る時にはシーンとしてるじゃない?外の通路に出た瞬間、「めっちゃ面白かった、山田かっこえー」つい声が出ちゃっていました。今回の生田斗真くんは草食系男子なのでイケメンなんですが山田くんに目がつい行ってしまいますね。

おっと、おやつの時間だ(イヤイヤもう寝んと。)次回はドラマの予定です。(*˘ ˘*)おやすみなさいッ.。.:*ღ