カモノハシのタマゴ -5ページ目

金メダル

いやー盛り上がってますね(?)オリンピック!


olim
さて、今日は金メダルについてです。


金メダルとは:競技会などでもっとも優秀な成績を収めたものに与えられるメダル。
メダルには競技の名前を入れる事になっている。
まぁ、そんなことは誰でも知ってますな。


材質は

“純度92.5%以上の銀製メダルの表面に6g以上の金メッキしたもの”
という規程がオリンピック憲章に載っているので、それに準じているらしい。
オイラ達が金メダルって呼んでいるアレは
「金メッキをした銀メダル」
だったってことだ。


akatuki

ただ、純金の金メダルもある。(ノーベル賞のメダルなど)


これは開催国によって経済的な不利が無いようにとの配慮であるらしく、
トリノの時みたいにドーナツ型だったり、北京みたいに宝石が組み込まれていても問題は無いらしい。


メダリスト達が金メダルを噛むことがあるがあれは記念撮影のポーズ。
金貨などが流通していた時代には金の含有率を噛んで確かめていた取引上の習慣があったらしい。
映画などで悪人が取引をしていて、金貨を噛んでいるのを見たことがあるのではないでしょうか?


柔らかく、可鍛性があり、展性に富み非常に薄くのばすことができる特徴を持つ金属なのだ。
例えば、金1グラムあれば1平方メートルまでのばすことができ、長さでは3000メートルまで伸ばすことができる。
そうして作られた金箔や金糸は一般的な素材と組み合わされ素晴らしいものを作り上げる。


純度が高ければ歯で噛むぐらいの力によって金に歯型がつくってことだ。
何故か金の純度は24分率で表され、純金は24金、K24と表す。
つまり含有率75%の金製品は18金ってこと。


オリンピック金メダルは前述の通り「金メッキをした銀メダル」なので当然歯形はつかないらしい。
重量挙げの選手などが頑張って、歯型がつくまでアレを噛み締めてほしいものですなぁ・・・


ちなみに、2008年にオリンピックを開催した中国は2007年産金量ランキングで南アフリカを抜き1位だそうです。



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ハイブリッドイグアナ

ハイブリッド猿人。

oriba

さて、今日はハイブリッドイグアナについてです。


ハイブリッドイグアナとは:太平洋に浮かぶの南米エクアドル領ガラパゴス諸島で新たに派生した種
大陸とつながったことが一度もなく、独自の進化を遂げた生き物が400種以上いるが、2000年代後半に新たに生まれたらしい。


その正体はガラパゴス諸島に生息しているウミイグアナとリクイグアナの両方のDNAを持つイグアナ。
簡単に言うと交雑種です。

ashuradan


地球温暖化による気候の変動は動物に大きな影響を与える。
通常、食料の不作や不足が起こったとしても棲息地を住み変えたりして対応をとるのが大陸に住む動物達。
しかし、ガラパゴス諸島のような閉じた環境では、動物達が生息地を移動するという行動も制限がかけられてしまう。


そもそも、地球上で海に潜れるイグアナはガラパゴスだけに生息している。
これは元々陸にいたイグアナが、乾燥した厳しい環境のこの島で食べ物を求めて海に進出したものだという。
その進化の過程で尻尾は泳ぎやすいように平たくなり、海流に流されないよう身体を固定するために爪は鋭く変化した。


一方、陸に住むイグアナたちは乾燥に耐えうる皮膚を持ち、硬いとげのあるサボテンを食べることのできる顎を持った
外敵が存在しないのでのんきに花や実の下に集まって鳥などが食べた時や自然に落ちてくる餌を待つようになったのだ。
両者とも環境に身体が適応していったのだ。


そんな生活環境の中、気候の変動が起きた。
エルニーニョ現象などの影響で海水の温度が大きく変化したことは、ウミイグアナの食料とする海草を減少させた。
約半数が死滅したとされるウミイグアナは新たな食料を求めて島の陸に移住を開始した。
島内には既にリクイグアナが生息していたが、その中に加わるウミイグアナ。


共存関係が崩れだし、ウミイグアナとリクイグアナの混雑が始まったのだ。
それで誕生したのがハイブリッドイグアナ


リクイグアナには無い、鋭い爪を持ちサボテンに登り実や花を食べることができ、また海に潜り海草も食べることが出来る。
従来のリクイグアナはそれを眺めていることしかできないのだ・・・
ああ・・・なんて悲しい・・・


この、現代に起こった新たな進化は非常に興味深い。
恐らく、リクイグアナはドンドン減少していってしまうのではないでしょうか?



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ギベリオ

ついに、金魚のルーツが解明されたようです。→check
その、金魚の大元になっている魚は・・・・


ギベリオ!


今日はギベリオについてです。

rukario


ギベリオとは:中国に広く生息するギンブナの近縁種
野生種のほか食用として養殖されているらしい。ちなみに日本にはいない。
詳しく知らべようと思ったのだが、ネット上ではなかなかこの魚に関することに出会えない・・・


取り合えず参考になるようにギベリオを調べると、
日本のギンブナの学名"Carassius gibelio langsdorfi "というらしい。
こういう学名は「属名・種名・亜種名」って順番で並んでいるらしいので、ギンブナに限りなく近いのが中国のギベリオってことだ。


ギンブナはコイ目コイ科コイ亜科の淡水魚で日本全国に広く分布している。
まぁ日本でフナって言えばこいつが出てくるくらいポピュラー。
雑食性で大きくなると体長30cmに達する個体も見られるらしい。

ginhuna


この魚、なんとほとんどがメスで無性生殖の一種である雌性発生をするという。
雌性発生というのは、発生するのに近縁種のオスの精子が刺激として必要だという。ただし、その精子は遺伝的に貢献しないという。
つまりホントにきっかけだけの為にオスの精子が必要になるのだ。
しかし、不思議なことにキンギョは雌性発生でないという・・・
うーん・・・進化しているうちに何らかの変化が出たのでしょうか?


さらに発生する時、普通は銀色だが突然変異で赤くなることがあるという。
約1700年前、中国でこの突然変異の個体群が固定されたのが金魚の始まりらしい。
長江下流域の浙江省近辺が発祥の地とされている。


中国で金魚は観賞用に飼育、交配が重ねられていった。
赤くなったギベリオは別名で呼ばれるようになり、さらにリュウキンやデメキン、マルコなどに枝分かれをしていったらしい。
調査でも進化を系統的に調べたところギベリオからオランダ獅子頭、朱文金、出目金、頂天眼、ランチュウの計5グループに分岐したことが分かったらしい。
個体を見ると、結構激しい進化をしている気がします。


ちなみに陶器のかめで飼われていた背びれがない種は上から体を眺めやすい利点があり、新品種として盛んに改良が行われたこと裏付けているそうです。
ガラスが発明されなければ金魚はヒラメのような形になっていたかもしれません・・・


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ニルス・オーラヴ

ニルスの不思議な旅。

nirusu

さて、今日はニルス・オーラヴについてです。


ニルス・オーラヴとは:ノルウェー陸軍近衛部隊の大佐。
さらにこの度“ナイト”の称号を授かったという。


彼は兵士達を歩き回りながら視察する。
その眼光の鋭さは獲物を狙う鳥のようである。

nirusu

それもそのはず、彼は、なんとイギリス・スコットランドのエジンバラ動物園にいるキングペンギンなのだ。


キングペンギンはコウテイペンギンに次ぐ大型種のペンギン。
体長:85cm-95cm
体重は10kg-16kg
19世紀に南極大陸でコウテイペンギンが発見されるまで最大とされていたという。


ニルスは1972年にノルウェー陸軍のニルス・エゲリエン中尉がノルウェー国王師団のマスコットとして採用するのを提案したという。
以前、この地で軍楽隊の祭典が開かれ、その時、しょっちゅう動物園を見に来ていて興味を持ったことがその理由らしい。
この提案は認められ、ペンギンをマスコットにもつ軍が誕生したのだ。


名前はニルス・エゲリエン中尉と当時のノルウェー国王・オーラヴ5世にちなんで


ニルス・オーラヴ!


立派な名前をもらった彼はその後、部隊が祭典のためにエジンバラを再訪するたび昇進をしていく。
1972年から兵役に就いた彼は、1987年には軍曹となった。
が、その少し後に彼は死亡してしまう。


しかし、彼の魂は死ななかった。
引き続き、ニルス・オーラヴ2世が指名され、マスコットは継続されたのだ。


その後も順調に昇進を遂げ、2005年8月ニルスは大佐として、名誉連隊長に昇進。
エジンバラ動物園内に銅像が設置された。
さらに、2008年ノルウェーの騎士位に叙勲された。


つまり、サー・ニルス・オーラヴ。
うーん・・・かっこいいぜ。


魂は死なない”サー・ニルス・オーラヴ”大将になるのはいつの日か?


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ニルガイ

カイっていろいろいますよね。


kai

今日はニルガイについてです。


ニルガイとは:偶蹄目ウシ科ニルガイ
ウシ類のなかでも原始的な種類で、骨格、歯、行動などに原始的な特徴が見られるという。


それらの原始的な特徴とされる幅が広いまま上唇に達する鼻鏡を持ち、眼下線があり、15cmから20cmの2本の捻じれていない角を持つ。
よく意味がわからないのだが、後足の蹄に特殊な臭腺を持つという。

niru


そのほかにも、ウシ科の動物だが前肢が長く、身体が傾いており、首の背面にたてがみを持つ。
若干馬にも似ているところから別名で「ツノウマ(角馬)」「ウマシカ(馬鹿)」と呼ばれるらしい。
うーん・・・こんな動物ホントにいたんですなぁ・・・


体長:1.8~2.1m。
体重:オス240kg メス120kg
でオスは角をもっている。
また体色も雌雄によって異なりオスは暗い灰色、メスは灰褐色でそれぞれ部分的に黒毛や白い斑点、縞などがあるという。


生息しているのは主にインド半島の乾燥した草地・平原で昼間に動き回り草や木の実・葉などを餌としている。
しかし、アメリカにも移入されたものが自然化し繁殖したらしくテキサス周辺でその姿を見ることができるという。
なかなかに逞しい感じがしますなぁ。
カウボーイとニルガイ・・・うーん・・合いません。


生活単位はオス1頭に対し、メス数頭のハーレムを形成する。
12~3月にかけてが繁殖期で、7~10月にかけて1~2頭の子を産みます。
4ヶ月間でどれくらい繁殖が可能になるのかがニルガイの将来を決める重要なポイントなんですなぁ。


ちなみにニルガイの仲間は現生種としてはニルガイ、ヨツヅノレイヨウのたった2種だそうです。



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燃油サーチャージ

Yes!sir!

yes

さて、今日は最近よく聞く燃油サーチャージについてです。


燃油サーチャージとは:正しくはFuel Surcharge。燃油特別付加運賃。
近年の石油などの燃料の高騰により通常の運賃などに追随する、運賃とは別に徴収される料金のこと。


そもそもサーチャージは付加料金すべてを指すらしい。
しかし、通常サーチャージというと価格変動のリスクを船主、航空会社から荷主、乗客に転嫁するものを指すようになった。

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運送業を営む会社が、じかに燃料などの値上げ分を自社で負担してしまうとその会社の経営自体が揺らいできてしまうことになる。
その経営リスクを回避する手段として、変動する燃料代や為替などを運賃と別に徴収することを考えたのだ。
このことにより、運賃が安定し過度の価格競争を廃すことができると各会社はいっているらしいです。
まぁ、なんとなく言っていることはわかります。


日本においては、航空貨物については2001年、航空旅客については2005年から本格導入するようになったという。
航空機の国際線の場合、二国間の協定で航空運賃を決めるらしく、サーチャージの場合でも双方の航空会社間で調整した後、政府に対して申請、認可されるといった過程をたどる。
結構な変動が起こるらしく、月によってだいぶ差が出る場合もあるのだとか。
また、パンフレットなどに異常に細かな字で表示されていたため、問題がおきることもある。


利用客からは割増額の算定根拠が不明確、一方的に料金改定の通知がをされるなど批判が多く、
中には4万円の旅行といううたい文句で、約3万円の燃油サーチャージがかかるものなどもあるらしい・・・
うーん・・・詐欺っぽいですなぁ・・・
ほぼ半分が燃料代なんて泣けてきます。


その対策として、国土交通省も、燃油サーチャージを含んだ総額の表示を指示する通達を2008年6月30日に出したという。
このことにより消費者に対してはよりわかりやすい料金体系になるという。
ちなみに、旅行会社HISでは、2008年5月より全ての商品で燃油サーチャージを含めた総額表示を開始しているらしいです。
うーん、流石!


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牽牛子

宿題やってますか?
夏休みの観察日記

pi

さて、今日は牽牛子についてです。


牽牛子とは:読み方は「けんごし」
アサガオやヒルガオの変種から取れる成熟した種子を乾燥したもの。
生薬として日本薬局方にも収録されている。→check


もともとは中国で用いられていた生薬で奈良時代末期に遣唐使が日本に持ち帰ったものがその始まりだという。

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持ち帰られた後は普通に栽培され、平安時代などには薬用植物として扱われていたらしい。


その種を粉末状にすりつぶし使用することで効果が得られる。
漢方として配合されることで効果が発揮され、利尿、虫下しとして下半身の水腫や尿閉症に用いるという。
民間での使用としては用量を間違えずに使用すれば有効に使用できるが、強力すぎるとの理由で現在は使用されていないのだとか。


種には黒色のもの(黒丑)白色のもの(白丑)があるが、その効果は同じ。
すりつぶした時の粉末の仕上がりから、日本では白の方が好まれるのだとか。


強力な作用を持つとされるアサガオの種、牽牛子だがその仲間にも薬効があるものが存在する。
アサガオ類の一部のものには種に幻覚剤であるLSDに似たアルカロイドを含むものがあるらしい。
南米の一部の地域では、儀式のときに用いる幻覚剤として伝統的に使用されたという実績があり1960年代まで使用されていたのだとか・・・。
うーん・・・もしかしたら日本にも自生しているかも知れませんなぁ・・・


ちなみに、アサガオの花言葉には
「明日もさわやかに」「はかない恋」「愛情」「平静」「貴方に私は絡みつく」
といったものがあるそうです。



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ヤンバルテナガコガネ

コガネムシは金持ちだ!

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さて、今日はヤンバルテナガコガネについてです。


ヤンバルテナガコガネとは:コガネムシ科テナガコガネの一種。
沖縄本島北部にのみ生息する珍しい虫。天然記念物になっている。
ちなみに漢字で書くと山原手長黄金虫。


全長:本体は最大で約6cm。
だがその名の通り前脚が以上に長く6-8cmもあるという。
実は日本最大の甲虫で1983年に発見されカブトムシを抜いて日本最大となったという。
うーん・・・これは知りませんでした。
てっきりカブトムシが一番だと思っていたのに・・・


tenaga


幼虫時代は主に広葉樹の大木にあいた樹洞で過ごしている。
その中の腐植土が堆積したものを住処且つとして成長し、蛹化、羽化もその中に作った部屋で行われるという。
その為、大きな樹木が必要とされどうしても原生林の残ったヤンバルと呼ばれる沖縄本島北部でしか生息できないらしい。
つまり、環境破壊がすすんでしまうとさらにレアな存在になっていってしまうのだ。


この昆虫の1世代期間は約3-4年で数年かけて成虫になるのだとか。
また地表に姿を現すのは8月~9月にかけて、タイミングを逃し秋に羽化した成虫はそのまま蛹で過ごした室内で一年を過ごし、翌年の8月~9月にかけ出現し交尾産卵するという。
産卵する数も20個ぐらいで、さらに孵化率もそんなによろしくないらしい・・・
正直なところこの生活サイクルが絶滅に向けてのポイントになっている気もしますが・・・


発見された当時も希少な虫とされていて、ダム開発で設けられた明かりに飛んできた個体が偶然に木の枝に引っかかっているのを見つけたのが最初の発見だという。
このようにかなりのレアな昆虫なのでマニアには高値で取引されるらしい。
その為、生息地域自体に傷をつけるような密漁も行われ、生息地周辺の開発とも重なり絶滅が危惧されている。
現在でも採集は全面的に禁止され、繁殖プログラムによる個体数の回復も考えられているのだとか。


オイラの予想ではそろそろ本格的に日本産カブトムシと外国産カブトムシの混雑種が種として発生すると思っています。
生態系が壊れてしまうのは承知していますが、ヤンバルテナガコガネよりも巨大なヘラクレスやアトラスと混雑されたジャパニーズカブトムシが見てみたいです。



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ラムネ

いやぁ・・・暑いですね。
こんな日はラムネでもバリボリ・・・

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さて、今日はラムネについてです。


ラムネとは:子供達が好んで食べる駄菓子の一種。
分類的には成型された錠剤型固形菓子、錠菓とも言われる。


ラムネはデンプン(コーンスターチ)、ブドウ糖、クエン酸を主原料として作られているらしく、昔のものはさらに発泡感を加えるために重曹などを加えていたという。
特にブドウ糖は解けるときに熱を奪うので涼しく感じるというのがラムネのポイントになっているのだ。
それらをカラフルなフィルムにくるんだりケースに入れたりしたものが販売されている。
ちなみにオイラはラムネのビンの形になっているものがお気に入りでした。

ramu


ラムネ風味やラムネ味といった物があることからわかるように、飲み物のラムネの方が日本に現れたのは古い。
ラムネのビンも約150年前にイギリスで考案されたらしく、レモネードが訛ってラムネになったというのは有名な話。
人気のあったラムネを手軽に味わえるように考えられたのがお菓子のラムネというわけだ。


ちなみに、ウサギとリスの絵がトレードマークのラムネは
「クッピーラムネ」
間違えないでください
「クッピー」です。



クッピーラムネ(10円)
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鳴砂

オロロローーーン!!

orororn

さて、今日は鳴砂についてです。


鳴砂とは:読み方は地域での呼び方に応じて「なきすな」または「なりすな」
「2007年全国鳴砂サミット」にて全国鳴砂ネットワークが表記を「鳴砂」に統一することを決定した。
むぅ、ものすごく最近ですなぁ・・・


日本の国内には、北海道から九州まで約30ヶ所の地域に分布しているらしい。→check
場所も海岸に限定されているわけではなく、内陸部にある沙漠や砂丘の砂でも鳴るものがあるという。
海岸に多くあるものは人によって踏まれることなどにより音を鳴らすが、
砂漠の場合、堆積した砂が強風によって崩壊したりすると砂が擦れて音を出す
sandman

そのような場合、前者を"singing sand"、"whistling sand "
後者を"musical sand"、"booming sand"などと呼び分けることもある。


実はまだ詳細には条件が特定されていないが、砂が鳴くメカニズムはその組成にあるという。
鳴砂は石英の含有率が砂全体に対してほぼ65パーセント以上のものが多いのだとか。
簡単に言うと、この石英の粒を多く含む砂が表面摩擦を起こし音を出す現象が鳴砂。
その他にも粒径分布、円磨度、きれいさの度合い、静止摩擦係数の値などが条件としては在るらしい。
自然の奇跡がその条件を満たし鳴砂の砂浜をつくるのだ。


シビアなことに海が汚れたりするとこの絶妙な割合が崩れ、音が鳴らなくなる。
もう一度音をなるようにするには、表面が綺麗に研磨され、微粉状の異物が風や水で徹底的に除去されることで復活をするらしい。
この洗浄を人為的に行うには、長時間にわたる洗浄によって砂の汚れを完全に落とす必要がある。
その為、今ある鳴砂を如何に保存していくかがポイントになるのだ。


また、海流が変化したことによる粒度や構成成分の変化によってもならなくなってしまうという。
この場合は残念だが洗浄しても回復の望みはないという・・・
うーん・・・繊細ですなぁ。


鳴砂は古くからその音や神秘性の象徴として地域特有の信仰が在ったとも言われている。
はるか昔はやはり今より多くの鳴砂海岸があったのでしょう。
風情があるものは無くしてはならないものですなぁ・・・


ちなみに鳴砂はすり足で歩くとよく鳴るらしいので、行った時には摺り足で歩いてください。


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