カモノハシのタマゴ -7ページ目

ぶくぶく茶

ぶんぶくちゃがま。

bunnbukucheck

さて、今日はぶくぶく茶についてです。


ぶくぶく茶とは:その名の通り泡がぶくぶくしている沖縄で飲まれるお茶。
古くから沖縄で存在はしていたが、戦後40年以上姿を消していたらしい・・・
家族の誕生日祝いや出産祝い、新築祝いなどといった内輪のお祝いに振舞われたとか。


最大の特徴はその姿。
茶碗に盛られたその姿はさながら日本昔話風ご飯
oomoricheck

この異様に泡立ったやわらかな泡を楽しむものらしい。
しかも、一見甘そうに見えるが甘くないという。


その秘密は原材料と作り方。
玄米、茶(さんぴん茶・山原茶)、落花生、水の4つの素材からできている。
まず、玄米をキツネ色になるまで炒め、その炒めた米の10倍位の水で煮て煎米湯というものををつくる。
そこに、さんぴん茶と山原茶を1対1位に混ぜたものをブレンドする。
これでベースの完成


これをぶくぶく茶に必要な鉢に三分目位まで入れ、茶筅で一気に泡立てる。
泡が十分に立ったら落花生の粉末をふりかけて
完成。
確かに甘さを何も加えていません。


この最後の泡立ての工程が一番のポイント。
沖縄方言でブクブクタティヤーとよばれる泡立ての専門家もいるらしい。
特に泡立ての重要な要素となっているのが水で硬度の高い硬水が最適だという。


最古の記録としては1719年13代目・尚敬王の時に中国からの使節団へのもてなしの席で振る舞われたことがあるという。
その後も受け続けられてきたが第二次世界大戦後、ぶくぶく茶を作る道具が戦争で焼けてしまったり作る材料が手に入らなかったりとした理由でどんどん廃れていってしまったという。
現在では文化を保存したいと願う有志の力で復活を遂げ、国際通りにもぶくぶく茶を体験できる店もあるらしい。


ふーん・・・飲んでみたいですなぁ、ぶくぶく茶。
ちんすこうを齧りながらちょいと一服。


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メカノレセプター

夏はサンダルが良いですよね。
先日、知人が爪先を思い切り打ち付けて大出血したそうです・・・
皆さんもサンダルのときは気をつけましょう。

chi

今日はメカノレセプターについてです。


メカノレセプターとは:生体に組み込まれている外界や体内からの何らかの刺激を受け取り、情報として利用できるように変換する仕組みを持った構造であるレセプターのひとつ。
レセプターは他にも受容体などと呼ばれることもある。


レセプターは大きく分けると
外界や体内からの刺激を受けとる器官
目や体の骨格筋の伸びや張りの情報を受け取るものなど
外界や体内からの刺激を受けとる細胞
目の網膜にあって、光を受け取る細胞や鼻の中のにおい分子を受け取る細胞など
外界や体内からの刺激を受けとる分子やその複合体
網膜の視細胞にあるロドプシンなどの光受容体やホルモンの作用を受ける細胞にあるホルモン受容体など
が存在する。


その中でメカノレセプターは外界からの刺激を受けるもの。
特に靭帯、半月版、足の裏、つま先などに集中して存在するらしい。
メカノレセプターはそこで足の裏にかかる圧力の強さを敏感に察知し、バランスを崩さないように体の姿勢や傾きを制御しているのだ。

rope


このレセプター冷え性の人などは感覚が鈍るという。
さらに、あまり歩かない人靴のサイズが合っていない人は要注意!
このことが原因で巻き爪になりやすくなるらしい。


ちなみに爪は指のカーブに沿って巻こうとする性質があるらしく、指のお腹に圧力が加わることでその形を平らにキープしているらしいです。
爪の世界一長い人の爪がクルクルになっているのはその為なんですかねぇ??



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師管液・道管液

いやーそろそろセミが出てきましたね。


bal

ちょっと公園いって取ってきます。


さて、今日は師管液・道管液についてです。


師管液・道管液とは:一般的に植物の栄養を全体に満遍なく運ぶ管に流れている液
スクロースを含む有機性栄養素などを植物全体の需要のある部分に輸送している。


まぁ人間で言う血液みたいなもの。
人間に静脈・動脈があるように植物にも道管、仮道管、師管の3種があり、道管は被子植物仮道管は裸子植物とシダ植物にある。
しかし、この植物にある管には弁が無いのでショ糖濃度が高い方から低い方へ流れるという特徴があるらしい。
光合成が盛んな時期には葉から根や果実へと流れ、その逆も起こるということだ。


これらの液は主に植物を育てるためだけではなく、吸汁性の昆虫の餌となっている。
特にセミは幼虫のころから成虫までこの液を吸って成長する。


幼虫は地下で生活し動きもあまり活発でないつまりエネルギーの消費は少ない。
そんな場合は水分の多い
道管液を主食としているという。
しかし、それが成虫になった時、彼らは限られた命を振り絞って求愛の鳴き声を上げ飛び回る。
もちろんエネルギー消費は幼虫時とは比べ物にならない!
そんな時彼らは糖分を多く含む師管液を吸うのだ。


師管液は季節によっても成分は変わるが水分と少量の糖分そしてグルタミンアスパラギン酸というアミノ酸が含まれているという。
燃費も悪いらしく、セミがよくおしっこをするのは吸った師管液のあまりの水分と糖分を排泄しているからだという。
まさか・・・あのおしっこは甘いのでしょうか?

shouben
誰か舐めてみて連絡ください(他人任せ・・・)


また、師管液を吸う虫たちの中には栄養の不足分を補うため体内に共生菌を飼っていて、糖分などをその菌に与えビタミンや必須アミノ酸を作り出してもらっているものもいるんだとか。
特にアブラムシはブフネラ(Buchnera)と呼ばれる菌と共生していて、2億5千万年以上付き合ってきているらしい・・・


うーん・・・このような生命の持ちつ持たれつの関係は小さくてもすごいなぁ・・・
どこかのメーカーから美味しい師管液の発売を期待します。


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御中元

大三元!!

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さて、今日は御中元についてです。


御中元とは:雑節の一つとされている三元という3つの行事の一つ中元から来ている風習。
その他にも上元・下元があり、元々は中国の道教の行事が日本に伝わったものらしい。
現在では日頃世話になっている人への礼として贈り物をするという風習に落ち着いている。


道教の神、三官大帝の子供達の誕生日は、長男は一月十五日、次男は七月十五日、三男は十月十五日生まれだそうだ。
道教ではこの子供たちを天官・地官・水官の三官と呼び、すべての人間をしらべ、その善悪・功過に応報すると考えた。
人に福をたまうのが天官、人の罪をゆるすのが地官、災厄をとくのが水官とされたらしい。
その中で人の罪を許す地官の誕生日にその廟を訪れて罪の許しを願ったことが中元の始まりだという。


罪を犯した人は中元の日に終日庭で火を焚き、罪を懺悔した。
また、贖罪の意味で近所に品物を贈るといったこともあったらしい。
さらにこの日は道士が道教の教典をよんで亡者を済度するという日でもあったため仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)とも結びつき道教・仏教共通の祭日となったという。


この盂蘭盆会の中に祖霊供養の品や、子から生御霊(いきみたま)である父母に魚などをおくる習俗があり、やがて親戚間や目上の人に対してもおこなわれるようになったらしい。
ちなみに日本では、中元という言葉は室町時代にはすでにつかわれているが、今日おこなわれているような贈答を中元というようになったのは近代になってからなのだとか。
日本では結構浅いイベントだったんですなぁ・・・
完全にマスコミや百貨店の策略に嵌っている気がします。

wana


ちなみに上元では色取々の灯籠を灯して夜祭を行い厄除けを祈願した。
下元では物忌みを行い経典を読み、災厄を逃れるよう祈る日となったという。
全て15日になっているのは昔は満月のとき(十五夜)に祭事などが行われたので、そのことと関係しているらしいです。


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祇園神

いやー・・・夏祭りの季節が始まりますな。

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今日は祇園神についてです。


祇園神とは:京都の八坂神社を総本社とする祇園祭において祭られる神様のこと。
祭神が同じものに「天王祭」という祭りがあるところもある。


その神の名前は・・・・
牛頭天王または素盞鳴(スサノオ)!!


susanoo (この機体知ってる方かなりのマニアです)



牛頭天王は元々はインドの神で、疫病をはやらす悪神
それが仏教に取り入れられてからは祇園精舎の守護神になったらしい。
中国に渡ってからは大威徳明王とも訳され、日本に来てからは同じ疫病をはやらせる神とされた素盞鳴と同一視されたという。
うーん・・・まさか祇園祭の神様があのスサノオの尊だとは・・・


疫病などの災厄の除去を祈る為に素盞鳴を慰め和ませることにしたのがこの祭りの始まりだという。
平安時代に疫病退散を願った「祇園御霊会」がその起こりとされ、時代の流れと共に真夏の熱い祭礼として広まっっていったらしい。
元は6月頃に行われていたが、暑さが増してくる7月から8月にかけて疫病退散、厄除けを祈願して行われる夏祭りとして定着したといわれている。
有名どころは京都の八坂、東京の神田、大阪の天神でそれ以外の各地域にも祇園と名のつく祭りが多々存在する。


また、熱い祭り好きの男達が祭り内で曳き回す山車や山鉾は行疫神を楽しませるための出し物で、また厄を分散させるという意味もあるという。
こういうところは素盞鳴の魂を感じますなぁ。


ちなみに祇園祭は3日間ぐらいかと思われがちですが実際は、7/1の「吉符入り」にはじまり、7/31の境内摂社「疫神社夏越祭」で幕を閉じるまで、1カ月にわたって各種の神事・行事が繰り広げられるとのことです。



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スコール

愛の・・・スコール!

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さて、今日はスコールについてです。


スコールとは:日本語で一般的に使用される例としては、
「スコールのような雨」「スコールが降る」といったように使用される、熱帯などの地域で短時間に激しく降る雨のこと。


が、実はこれは間違い


本当の意味は熱帯地方でみられる突然襲ってくる強風のこと。
急に吹き出し、数分間続いた後、突然に吹きやむ、ただし激しい雷雨を伴うことがある。ってこと
つまり激しい雨などは強風におまけで付いてくるものなのだ。

glico


WMO(世界気象機関)では
「風がそれまでより8m/s以上強まり最低でも11m/s以上になって、その状態が1分以上続く状態」
という現象として現象と定義しているという。


発生のメカニズムは発達した積乱雲から時折吹き下ろす、ダウンバーストという現象のことを指すらしい。
発達している積乱雲が大きければ大きいほど、同時に大雨を伴いスコールは吹き荒れるのでスコールの中に激しい雨が含まれるような表現になってしまったらしい。


当然、風の現象なので風のみのときもあるらしく、

と区別するらしい。
風の変化だけの時はホワイト・スコール
同時に雨が降るのはブラック・スコール
同時に雷雨を含むのはサンダー・スコール


ちなみにスコールという現象は日本の気象庁など一般官署ではとらないことになっているという。
つまり、日本の気象上スコールは表示されません。ただし航空官署では重要な現象なので注視されているらしいです。



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バリそば

バリバリかーい!!

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さて、今日はバリそばについてです。


バリそばとは:山口県の山口市とその近郊で食べられている麺料理のこと。
表記上「ばりそば」でも「バリそば」でも「バリソバ」でもいいらしい。

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簡単に特徴を説明すると揚げた中華麺に野菜タップリのとろみが付いたスープがタップリかかっているというもの。
このスープにはキャベツ、タケノコ、シイタケ、キクラゲなどの野菜もたくさんはいり鶏がらベースでまとめている。
ここまで聞いた感じでは、非常に皿うどんや固焼きそばににているがこちらはあんかけというよりとろみのついたスープをかけてあるといったほうが正しいのだとか。
また、調味料として酢または酢醤油、ポン酢醤油などをかけて食べるということも似ている。


さらに特徴としては、店によっては異なるらしいのだがその量が多いこと、
3人前や5人前といったメニューも大皿によそられて出てくることもあり、小皿に分けてみんなでバリそばを囲むのだ。
食べ初めて最初は麺の食感がバリバリしているのだが、具を食べているうちに麺がスープを吸って柔らかめになり絶妙の食感になるらしい。


元々は第二次世界大戦後、台湾の料理ででる揚げ麺を参考に作られたものだという。
その名前の由来はカラリと揚がった揚げ麺の様子の「バリバリ」、食べるときの音「バリバリ」から来ているらしい。
まぁ、なんとなく日本人は「バリバリ」好きな気がします。


その元祖といわれているのが山口市にある春来軒!check
創業50余年来門外不出の味として、山口県からは出たことが無かったという。
しかし、現在では山口県山口市の湯田温泉でご当地グルメとして盛り上げようという機運が生まれアピールが始まったらしい。
さらに元祖“ばりそば”の店『春来軒』の三代目は大阪の十三に店を構えその腕を振るっているらしい。


全国展開してもいけそうな気もしますが、展開しないんでしょうか?
自分のとこのご当地グルメがメジャーになるとうれしい反面もったいない気もするんですよねぇ・・・



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ハサミムシ

最近、が多くなってきますね。

子供のころと比べると見る虫が少なくなった気がします。

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そこで、今日はハサミムシについてです。


ハサミムシとは:ハサミムシ目の昆虫の総称。


hasami

またはその一種の学名Anisolabis maritima Geneのこと。
体色は暗褐色から赤褐色で体長は5-50mm程度。
しかし、最大のハサミムシはセントヘレナオオハサミムシで80mm近くにもなるものもいるとか・・・


分布地域は世界中。
湿気、高温、低温などの苛烈な環境にも強く、たいていの場所で存在が確認されているらしい。
食料も肉食傾向が強いが、植物の葉や花粉、果実なども食べるという。
日本には約20種のハサミムシが存在し、世界で見ると1000種程度は存在するだろうといわれているのだとか。


最大の特徴は尻尾の先っちょがハサミになっていることで中にはこのハサミの方が体より大きいという種も存在する。
また、ハサミの形は雌雄で異なり、雄の方が大きく一般的に形も複雑になっているのだという。


当然このハサミはガッチリとはさむことができる。
外敵への威嚇や攻撃、餌の確保にも使用されるのだ。
幼きころハサミムシの威嚇をするサソリのようなフォームが格好よく思えたものです・・・


だが実は知られざることにこのハサミには更なる秘密があったのだった。
それはこのハサミによって、空中の震動をとらえることができるということ。
簡単に言ってしまうと耳のような役割があるってことだ。
うーん・・・凄い器官です。
耳の役割をし、獲物を捕らえる武器にもなる・・・今のところそんな動物はいないのでは?


そんなハサミムシの母虫は立派に子育てをすることで有名らしい。
湿気の多い場所を好んで産卵するのだが、なぜか孵化までの時間が長いのだとか。
その為、産卵が終わった母虫はカビなどが生えないように一つ一つ丁寧に繰り返して嘗め続けるという。
孵化した後もせっせと食べ物を与えて丹念に世話をし、巣穴の掃除も怠らない。
中には幼虫の初めての食糧として自分の体を与える種類もいるのだとか。
おおっ!これぞまさしく母の愛!
虐待などをしてしまう母親はハサミムシになってしまえ!!


ちなみに、父虫は交尾したあとは何もしません・・・・。


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ローソクもらい

ローソクはいりませんか?

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さて、今日は七夕
だが、ローソクもらいについてです。


ローソクもらいとは:北海道で七夕の時期に行われる風習
北海道や仙台では七夕が8月7日に行われる。


その気になるイベント、ローソクもらいの内容は
子供たちが浴衣を着て提灯を持ち、夕暮れ時から夜にかけて近所の家々を歌を歌いながら訪ねて行くというもの。
近年は治安の悪化などの理由で行事を行わなくなったり、日が沈む前の明るい時間帯に行う地域も増えてきているという。
学童前から小学校低学年の子供たちが数人の集団となって近隣各戸を訪ね歩くのだ。
その子供たちには訪問した家の人たちからローソクやお菓子などが振舞われるらしい。


そのときの歌われる歌は地方によって違うのだが大筋の意味は一緒で
「ローソクを出せ、出さないと引っ掻くぞ。または噛み付くぞ」

といったようなものなんだとか。
うーん・・・この何かを与えないと噛み付いたりひっかかいたりする悪戯する行動・・・
ハロウィンに相当共通している感じを受けます。

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子供たちは当然お菓子を貰うことを期待しているが、新しく北海道に引越してきたばかりの人などのところに行くと、囃し歌の通りにローソクだけしかくれないこともあるという。
・・・これはがっかりですな・・・
しかしご心配なく!菓子を準備していない家は菓子代としてお小遣いをあげることでもいいのだとか。


この風習の起源はよくわかっておらず少なくとも30~40年前には既に存在していたらしい。
東北地方のねぶたなどの照明がローソクであったため、ローソクをもらって歩くことが習慣となっていたということから東北から北海道に伝来したという説もあるのだとか。
ちなみにねぶたを曳く掛け声として聞かれる「ラッセ ラッセ ラッセラー」は「ろうそく出せ 出せ 出せよー」が語源とされているという。


オイラの友人も昔に一回やったことがあるといっていたローソクもらい。
近所の人が「上手に歌えたね」などと頭をなでてお菓子をくれたそうです。
こういった風習は是非残していきたいもんですなぁ・・・


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エンリケ・ベルナート

ロリポップ≒ロボコップ

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さて、今日はエンリケ・ベルナートについてです。


エンリケ・ベルナートとは:1923年10月23日-没:2003年12月27日
みんなご存知のロリポップといわれる棒つきキャンディの一種「チュッパチャプス」の生みの親。
昔のキャッチフレーズは「30分お任せキャンディ」


エンリケの祖父は19世紀中頃にスペインで初めてキャンディを製造・販売した菓子職人だったという。
父も菓子業界に携わり、「La Gloria」というクッキーを製造する会社を営んでいたらしい。
エンリケは小さいころからその会社で働いていて、その後、別のチーズ会社などで一通りのサラリーマンを経験したという。
そして27歳の若さでシュガーアーモンドを製造する食品会社「Productos Bernat」を設立したのだ。


その4年後、スペイン北部の「グランハ・アストゥリアス社」から当時経営難に陥っていた彼の会社の再生を依頼され、わずか1年で再生に成功。
そして1958年、この社長に就任したという。
うーん・・・かなりの経営手腕の持ち主です。


何か自分の会社のメインとなる商品が欲しいと考えた彼は飴を食べている子供が手を汚しているのを見て、キャンデーに棒をつけることを思いついた。
1958年、当初の名前は口をあけて食べる様子がサッカーのゴールを連想させるからGOL
しかしコレが思ったように販売が伸びず、名前を「チャプス」に変更した。
その後、ラジオ宣伝用につくったスペイン語の歌で、"Chupa chupa chupa un Chups"(ペロペロなめよう Chups)というフレーズが子供たちの間で大評判になったという。


そして、1961年、商品名を正式に「チュッパチャプス」とし、62年には登録商標を取得したという。
さらに、3年後の1964年には「グランハ・アストゥリアス社」の社名を「チュッパチャプス株式会社」に変更したという。
うーん・・・凄いぜエンリケ・ベルナート。会社の名前を変えるのはなかなかできないと思うのですが・・・


チュッパチャプスのあのロゴは実はかなりの高名画家がデザインしたものだという。
その画家こそスペインの誇る奇才!


サルバドール・ダリ!

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1969年のある日、ダリと一緒に食事をした際にエンリケはチュッパチャプスロゴを依頼した。
するとダリはその場でナプキンにひな菊をベースとしたシンプルで可愛いデザインを書き下ろしたという。
このデザインを大変気に入ったエンリケは現在のロゴの原型としたという。
ふーん・・・シンプルだけど存在感のあるあのデザインはダリだったんですなぁ


その後1974年にはスペイン国内の特許が切れ国内での売り上げが減ったというがフランス、メキシコ、ブラジル、中国、ロシアに工場を作り、チュッパチャプスを世界的なブランドにしたてあげた。
日本に登場したのは1977年。実は30年以上の歴史を持っているんですなぁ。
現在では約160カ国で販売されていて、フレーバーの数も50種類を超えるらしい。


チュッパチャプス社の売上げがピークを迎えたのが2000年。
その3年後、2003年12月27日にエンリケは80歳で人生の幕を閉じたという。
これで墓石もチュッパチャプスの形をしていれば、まさにチュッパチャプス人生ですが残念ながらそんな情報はありませんでした・・・


ちなみに「チュッパチャプス株式会社」が設立された1964年日本でも偉大なスナックが開発されました。
その名を


かっぱえびせん!!


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