ハイブリッドイグアナ | カモノハシのタマゴ

ハイブリッドイグアナ

ハイブリッド猿人。

oriba

さて、今日はハイブリッドイグアナについてです。


ハイブリッドイグアナとは:太平洋に浮かぶの南米エクアドル領ガラパゴス諸島で新たに派生した種
大陸とつながったことが一度もなく、独自の進化を遂げた生き物が400種以上いるが、2000年代後半に新たに生まれたらしい。


その正体はガラパゴス諸島に生息しているウミイグアナとリクイグアナの両方のDNAを持つイグアナ。
簡単に言うと交雑種です。

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地球温暖化による気候の変動は動物に大きな影響を与える。
通常、食料の不作や不足が起こったとしても棲息地を住み変えたりして対応をとるのが大陸に住む動物達。
しかし、ガラパゴス諸島のような閉じた環境では、動物達が生息地を移動するという行動も制限がかけられてしまう。


そもそも、地球上で海に潜れるイグアナはガラパゴスだけに生息している。
これは元々陸にいたイグアナが、乾燥した厳しい環境のこの島で食べ物を求めて海に進出したものだという。
その進化の過程で尻尾は泳ぎやすいように平たくなり、海流に流されないよう身体を固定するために爪は鋭く変化した。


一方、陸に住むイグアナたちは乾燥に耐えうる皮膚を持ち、硬いとげのあるサボテンを食べることのできる顎を持った
外敵が存在しないのでのんきに花や実の下に集まって鳥などが食べた時や自然に落ちてくる餌を待つようになったのだ。
両者とも環境に身体が適応していったのだ。


そんな生活環境の中、気候の変動が起きた。
エルニーニョ現象などの影響で海水の温度が大きく変化したことは、ウミイグアナの食料とする海草を減少させた。
約半数が死滅したとされるウミイグアナは新たな食料を求めて島の陸に移住を開始した。
島内には既にリクイグアナが生息していたが、その中に加わるウミイグアナ。


共存関係が崩れだし、ウミイグアナとリクイグアナの混雑が始まったのだ。
それで誕生したのがハイブリッドイグアナ


リクイグアナには無い、鋭い爪を持ちサボテンに登り実や花を食べることができ、また海に潜り海草も食べることが出来る。
従来のリクイグアナはそれを眺めていることしかできないのだ・・・
ああ・・・なんて悲しい・・・


この、現代に起こった新たな進化は非常に興味深い。
恐らく、リクイグアナはドンドン減少していってしまうのではないでしょうか?



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