かめおかゆみこ です。
★えんのまどか+宮瀬あすか2人芝居
「カナリヤの記憶~私は歌う、私の歌を~」
日時/2019年11月2日(土)14時・19時
会場/STスポット横浜(横浜駅徒歩8分)
9月17日
稽古のあと、感想を書くことで、役者自身は自分
の気持ちのなかに、何が起きているかを確認す
ることができます。
脚本担当であり演出である私にとっても、稽古を
すすめるうえでの参考になります。その意味で
も、いつも書いてもらう感想は貴重です。
えんのまどかの感想
今回の舞台で、歌を歌います。芝居ですが、歌に
も挑戦です。朗読もやります。
そんなに、欲張って今までの人生取り返さなくて
もいいのですが、 この際全部やっちゃいます。
若い時、勇気をもって人前で失敗できない子でし
た。
誰かに指導してもらいながら、徐々に何かを習得
することはできても、人前でTRY&ERRORを繰
り返し、他人の視線を浴びながら自分を磨いてい
くのは一番苦手でした。
誰も見ていないところで、ひっそりこっそり練習し
てから披露したいタイプでした。
しかし、人生は甘くない。現場でずっこけながら、
修正していかねば、バックヤード等ないのです。
そんなことに気が付くまでに、ずいぶん時間がか
かりました。
特に子育て中は、いや~ん恥ずかしいとか、親
子でこの件をクリアするまでは外に出ませんなん
て言ってられなくて…ぼろぼろの姿をさらすのに
もだいぶ慣れてきました。
泣いてわめいてズタズタになり、今となっては恥
ずかしいことも多々あります。だから、今まな板の
上に乗る勇気がわいてきたのかな?
かめさんの「あすかちゃんが一人芝居するんだけ
ど、ステージ予約の関係で、もう一人入れたいん
だよね。どう?」※のお誘いに、ついうっかり…も、
必然だったのかと思います。
もしかして、これを読んでいる人の中に、今お家に
引きこもっていたり、死にたいな…と思っている人
がいたら、この芝居を観に来てくださいね。
なんか色々あったみたいだけど、この人生きてい
てよかったと思っているんだなって伝われば、私
はうれしいです。
「人生、七転び早起き」が座右の銘。 転んだら、
地べたに横たわって、今までとは違う新しい視点
が手に入る。 それが私の武器だ!
だから、とりあえず翌朝、早起き。 歌は相変わら
ずへったくそですが、量稽古頑張ります…。
あ、セリフも…!
※「あすかちゃんが一人芝居するんだけど、ステ
ージ予約の関係で、もう一人入れたいんだよね。
どう?」の部分についての解説(かめおか)
ことの発端は、宮瀬あすかちゃんが「自分の体験
を下敷きにした、ひとり芝居をやりたい!」と宣言
したこと。
さっそく会場をさがすうち、「STスポット横浜がい
いね!」ということになったのですが、当初はひと
り芝居のため、2日間の公演予定。
ところが、STスポット横浜は、2日間の予約だと、
4か月前からしかとれません。3日間だと、7か月
前から予約がとれます。
11月の上演を予定していたため、4か月前という
と7月。それまでに他団体が3日間以上の予約を
入れてしまったら、アウト。
そんなとき、「表現において、あたらしい挑戦をし
たい」という、えんのまどかさんのお話を聴き、
「これって、チャンス?!」
…というわけで、「お芝居やらない?」と声をか
け、今回の3日間企画が実現した、というわけな
のでした~。
宮瀬あすかの感想
まどさんとのお芝居の方は、台本を手放せるよう
になってきました。
台本が既に完成されている素晴らしさを噛み締
めながら、繰り返しセリフを入れてきます。
それまでふさがっていた両手が動くようになって、
ようやく色々と動けるようになりました。
が、同時にセリフがあっちゃこっちゃ。順番を間違
えたり、抜かしてしまったり。まだまだだ~!
はるかちゃんは中学生の可愛い女の子なので、
パタパタ動ける方が合ってるみたいです。
実ははるかちゃんも、一瞬ですが歌うシーンがあ
ります。
たったワンフレーズの歌詞にもかかわらず、頭か
ら吹っ飛んでいったり、キーが合わなくて音程が
飛んでいったり。
それをまどさんは歌いあげてしまうんだから、す
ごいなぁ。
はるかがジャイアンリサイタルを開いても、みな
さん、温かい目で見守ってくださいね……!
まどさんの座右の銘「人生、七転び早起き」、
何があっても、翌朝は起きて行動できる。これ
って、すごいことですよね。
あすかちゃんの「ジャイアンリサイタル」、
はい、堂々とやっちゃってください。
毎回、演出しながら、写真を撮っていますが、写
真の腕はともかく、2人の表情が、どんどんゆた
かになるなあと感じています。
何よりも、2人の息がぴったり合っているのが、
やっていてとても気持ちがいいのです。
上記にも書いたように、今回の企画で初対面。
2人で組むことも途中で決まったハナシです。
でも、出会うべくして出会ったのかもしれないで
すね。さあ、台本を離せるようになってきたので、
どんどん深めていきますよ~