現役の先生で学級通信のネタに

困っている方はいませんか?

 私は毎日学級通信を書いていたのでネタ探しに必死でした。先輩からネタをもらったり、他クラスでの授業の際にこっそり盗み見たり、インターネットでいいなというネタを拝借して書いてました。自分にはもう必要ないので、もし自分のブログを見てくださっている現役の先生方の支えになればと思って過去に発行した学級通信や部活動通信をブログに載せていこうかなと思います。もしかしたら他のサイトに似たのあるかもしれませんねwよかったら参考にしてください。

 

 

 

【できるかぎりの勉強はしました。
  でも1番にはなれなかったですよ。】

 

 

 このタイトルの言葉の主は、元プロ野球選手のイチローさんの言葉です。先生が以前読んだ『あの人の人生を変えた運命の言葉』(本田有明著/PHP文庫)でイチローさんはこう語っていました。

 

「小学校では、あまり勉強しなかったんですけど、中学になって、それじゃまずいって一生懸命勉強したんです。テストの点はとれました。実際、自分ができる限りの勉強はしました。でも、1番にはなれなかったですよ。学年で7番とか8番とかになれても決して1番になれなかった。」

 

 この言葉の中で「自分ができる限りの努力をしました」って言えるのがとてもかっこいいなと思いました。他人が自分のことをどう思っていても、やれることはしっかりやったんだと自分自身の努力を認めることができるのが最高の結果だと思います。本日から各教科のテストの返却がされます。結果をしっかり受け止め、反省を活かして次回のテストでは自分自身で努力できたと言えるようにしましょう。

 

 

 

現役の先生で学級通信のネタに

困っている方はいませんか?

 私は毎日学級通信を書いていたのでネタ探しに必死でした。先輩からネタをもらったり、他クラスでの授業の際にこっそり盗み見たり、インターネットでいいなというネタを拝借して書いてました。自分にはもう必要ないので、もし自分のブログを見てくださっている現役の先生方の支えになればと思って過去に発行した学級通信や部活動通信をブログに載せていこうかなと思います。もしかしたら他のサイトに似たのあるかもしれませんねwよかったら参考にしてください。

 

 

【転んだら起き上がろう

 

 転んだらどうしたらいいですか?転ばないようにするにはどうしたらいいですか?失敗したらどうすればいいですか?失敗しないようにするためにはどうしたらいいですか?傷ついたらどうしたらいいですか?傷つかないようにするにはどうしたらいいですか?そんなどーしようもない不安にビビることがある。頑張れば、頑張るほど、成功を望めば、望むほど不安になることがある。でも、そんなことは心配無用。転ばないようにしても、失敗しないようにしても、傷つかないようにしたって無理。人生は転ぶし、失敗するし、傷つくことだってある。転んだら、起きあがればいい。何度だって。失敗したら、声をあげて泣いたらいい。気がすむまで。傷ついたら、その傷が癒えるまで休憩したらいい。たったそれだけのこと。簡単でしょ?

 先生は、学校ってところは、失敗するところだと思っています。転ばない方法を学ぶんじゃなくて、起きあがる方法を学ぶところ。だいたい中学時代の失敗っというのは、長い人生の中で、たいした失敗じゃないことの方が多い。だから、たくさん失敗して、強くなればいい。知っていますか?柔道は、始めは受身から練習するんですよ。つまり、投げられること、負けることから始まるんです。人生のほとんどは転んでばかりです。だから転ばないことより、起きあがる方が大切で、転ばない人より、何度でも起き上る人の方が強いんです。99回転んでも、100回起きあがれる強さをもとう。

 中学生の君たちは、転んだら手を差しのべてくれる友達がいて、失敗しても支えてくれる先生がいる。傷ついても、そっと寄り添ってくれる家族がいて、何度だってやり直すことができる。だから恐れずに挑戦しよう。転ぶことを恐れて、何も手に入らないつまらない生き方なんかじゃなく、何度転んだって、何度だって起きあがり、失敗したって涙を流しながら前を向き、傷ついても、苦しくても、休憩しながらでもいいんです。一歩ずつ夢に近づく、そんな自分を想像してみたらワクワクしませんか?そんな生き方をしてみようよ。たくさん転んで、転び方を学び、起きあがり方を学ぶ場所。それが学校。

 「私は何度も転んだ。でもそのたびに起きあがったんだ。」そう胸を張って言える中学校生活にしてほしいです。みんなは金八先生って知っているかな?その金八先生役の武田鉄矢さんが言っていました。「自分を支えてくれるのは、過去の自分だけ。」だって。大人になった『数年後の君』を、『今の君』は支えてくれるかな?その為に、今日もまた起きあがろう。先生は何度だって起きあがる人を応援します。

 

 

 

 

現役の先生で学級通信のネタに

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 私は毎日学級通信を書いていたのでネタ探しに必死でした。先輩からネタをもらったり、他クラスでの授業の際にこっそり盗み見たり、インターネットでいいなというネタを拝借して書いてました。自分にはもう必要ないので、もし自分のブログを見てくださっている現役の先生方の支えになればと思って過去に発行した学級通信や部活動通信をブログに載せていこうかなと思います。もしかしたら他のサイトに似たのあるかもしれませんねwよかったら参考にしてください。

 

 

【可愛げのある人

 

 昨日の帰りの会で伝えました。休みが明けて4日間学校の様子を見ていますが、非常に時間にルーズになっていて、あいさつの声もまばら、話を聞く姿勢ができなくなってしまっています。その状況にリーダーも声をかけられずにいます。もうすぐ行事が始まるというのに。少し心配になりました。

 4月、3年生になって初めての学年集会で学年主任の○○先生が話していたことをもう一度思い出してほしいです。「先生たちにとって君たちが可愛い存在なのは当たり前です。しかし、先生たちはみなさんが社会に出てからどんな人にも可愛がられる人になってほしい。」という言葉。覚えていますか?

 中学校の先生たちが君たちを可愛がってあげられる時間なんてものは限られています。だから先生たちはみなさんがこのまま大人になっていったらまずいなと思ったときに指導をします。人は厳しくされたとき、「うざいなぁ」とか思ってしまうのだけど、“厳しさ”っていうのは“優しさ”の中にあって、厳しくされた分だけ、心の引き締め方を知ります。むしろ何も言われない人の方は、言っても無駄だと思われてしまっています。そんな人はいつか周りから人が離れていきます。

 先生たちはみなさんを“先生たちにとって可愛い人”にしたいわけではありません。君たちが中学校を卒業した後、社会の荒波で何十年も生きていくことになったとき、そこで出会った人たちに“可愛がってもらえる人”になっていってもらいたいんですよね。いつだって可愛げがある人が人生を切り開いていくことができると思います。あいさつ、礼儀、マナーなど、人として大事にしたいことを意識して生活していきましょう。

 

 

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【そんなことやっても駄?

 

 誰でも一度は言ったことであろうこの言葉。本日はこの無駄について考えてみよう。やってもできないことはある。たぶんこれはホント。人生はそんなに甘くありません。でも、やっても無駄か?って聞かれたら、答えはNOと答えたい。というか、先生は無駄なこと大好きだからです。無駄話、無駄遣い…。もし世の中に必要なモノと無駄なモノっていうのがあるとしたら、多分人生の豊かさというモノは無駄なモノで決まるんだと思っています。必要なこと(=やらなければならないこと)というのは、誰もがやるでしょう。例えば、中学生のみなさんなら、“勉強”ってところかな。テストがあって、成績が出て、入試を勝ち抜かなきゃいけないってなれば、誰だってやりますよね。多分、そこには人生の豊かさの差はつかない気がします。でも、一見無駄なこと。例えば、大好きな芸能人のことを考えたり、趣味に時間を使ったり、大好きな親友と、どうしようない、くだらないことで腹を抱えて笑ったり、鼻くそみたいな(汚い表現でゴメンナサイ)小さいことで腹を立てたり、それでいて、人生を多分左右しないようなどうでもいいことで心を奮わせて感動できること。それが人生の豊かさなんじゃないかって30歳過ぎて思ったりしています。無駄話を楽しんで、無駄遣いで幸せを感じて、無駄だってことを目一杯やって人生を豊かに生きたいです。「やって無駄」か?いや、違う。「無駄だからやる」くらいがちょうどいい。無駄だって思って、やらないことの中に、本当は味わったことのない、とても素敵な何かが隠れているかもしれない。一見、人生を左右しないようなどうでもいいことに、実は人生を豊かにしてくれるヒントが隠されているってことを、みなさんには覚えておいてほしいです。

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 私は毎日学級通信を書いていたのでネタ探しに必死でした。先輩からネタをもらったり、他クラスでの授業の際にこっそり盗み見たり、インターネットでいいなというネタを拝借して書いてました。自分にはもう必要ないので、もし自分のブログを見てくださっている現役の先生方の支えになればと思って過去に発行した学級通信や部活動通信をブログに載せていこうかなと思います。もしかしたら他のサイトに似たのあるかもしれませんねwよかったら参考にしてください。

 

 

【人間関係】

 人間関係で悩むことってありますよね。学校で言えば学級や部活動が主になってきますかね。そんな人のために今日は、人付き合いの極意を伝授します。

“誰が好きか”より、“誰といる時の自分が好きか”。この言葉は、最近話題になった人であるお笑いコンビ南海キャンディーズの山ちゃんが射止めた女優の蒼井優さんが、友人の音楽プロデューサー、ヒャダインさんに送った言葉です。たぶんこれは恋愛関係について語った言葉なのかもしれないですが、これって恋愛だけに限らず、友人関係すべてにおいて当てはまることなんじゃないかって思います。

 “人は誰と一緒に、時を過ごすか”で、人生が変わっていく。もちろん、中学生という“今”もそうですが、これからみなさんは数えきれないたくさんの人と出逢うことになります。そんな数えきれない出会いの中から、みなさんは誰と人間関係を築いていくのでしょうか。そんな時は、“誰が好きか”より“誰といる時の自分が好きか”という判断で付き合う人を選ぶとよいと思います。そんな人と共に時を重ねると豊かな人生を送れるのかもしれないです。よかったら参考にしてみてください。

 

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 私は毎日学級通信を書いていたのでネタ探しに必死でした。先輩からネタをもらったり、他クラスでの授業の際にこっそり盗み見たり、インターネットでいいなというネタを拝借して書いてました。自分にはもう必要ないので、もし自分のブログを見てくださっている現役の先生方の支えになればと思って過去に発行した学級通信や部活動通信をブログに載せていこうかなと思います。もしかしたら他のサイトに似たのあるかもしれませんねwよかったら参考にしてください。

 

 

 

【勉強はぜいたくなんだから】

 

 タイトルの言葉は、東進ハイスクール予備校講師の林修(はやしおさむ)先生が過去にテレビで言っていた言葉です。林先生は勉強のやる気のない生徒にいう事があるそうです

 『嫌ならやめなさい。勉強はぜいたくなんだから。世界中には勉強したくても家が貧しく、働かなければならない子もたくさんいる。にも関わらず目の前の学生は、両親が面倒を見てくれて、学校に行かせてくれるだけではなく、高い塾の授業料まで払ってくれているという恵まれた環境にいる。それなのにやる気にならない。自分がいかに恵まれているかも分からない人間が、勉強したって意味ないでしょう。だったらもうやめなさい。』

 日本は世界的にも恵まれた国だと先生は思っています。子どもたちが当たり前のように学校に通って勉強できるという環境というのは、非常に恵まれています。先生がインドに行ったとき、私が持っていたペットボトルに入った少しの水をねだる子どもたちを見てすごく切ない気持ちになったのを今でも覚えています。また、小さい子なのにハンドメイドのものを必死に販売をしていました。世界中には生きるのに必死な人たちがたくさんいるんですよね。林先生のこの言葉は、自分たちの置かれている環境について、深く考えさせられますね。当たり前を大切に。

 

 女テニの外部コーチになってから毎日が忙しくなってしまった。帰ったらクタクタになっており、次の授業準備をしたらすぐに眠りにつく感じだ。それまでは土日に時間があれば彼女に会いに行っていたが、テスト週間くらいにしか会えなくなっていた。旅行が好きな彼女は口には出さないが不満を表していた。ちなみに当時の外部コーチの手当は年間で12万円しかもらえない。遠征費等は自腹なので完全にボランティアコーチだった。

 

 

 強豪校の部活動の顧問ってこんなに大変なのか思った。私が中学生の時は部活がほとんどなく、休みの日は自分たちでコートを探して練習をしていた。上手くなりたいと思って大会の会場で強豪校の先生にお会いしたときに自分から「練習に混ぜてほしいです。」と、お願いしに行っていたこともあるくらい私の出身校は部活動に力を入れていなかった。今思えばそれが普通だった。というより先生が出勤時間外に子どもたちの面倒を見てくださるのが当たり前ではないことに気づき、当時は文句言っていた自分も感謝を感じることができた。

 

 

 女テニの顧問(長渕剛が好きな方なので今後長渕先生にします)は、教えている学年は違うが同じく社会科の先生ということもあり、私が外部コーチになってから授業のことなどアドバイスをくれた。たまたま授業を見てくださった時に「なんだこのつまらねぇ授業は!!」と、叱られたこともある。「あんな大量の情報ノートに書かかせるだけの授業じゃ何の学びもねぇ!そんなん塾でいいだろ!」とおっしゃた後、長渕先生の授業プリントのデータをくれたり、実際に授業を見においでといって見させていただいたりした。長渕先生の授業は、私が学生時代にこんな授業なんてなかったぞというくらい子どもたちが生き生きしていた。勉強嫌いな子が多い学校だが、長渕先生の社会の授業はほとんどの子が発言している。というか板書の時間がほぼなく、ほとんど子どもたちが話しながら授業が進んでいた。これがアクティブラーニングっていうやつなんだと初めて学んだ。長渕先生と関わってから私の授業が徐々に変わっていった。そして子どもたちの反応もよくなっていった。

 

 

 はじめは、長渕先生は部活動だけすごい先生かと思っていた。しかし、担任している学級の掲示を見ると芸術作品のように先生の言葉や絵が貼られていた。また、愛のある学級通信を毎日発行している。家庭があるのにどこにそんな時間があるんだというくらいスペックが高すぎた。到底真似できない。でも次第にそんな長渕先生に憧れて金魚のフンのように後ろについて行った。学べるものは全部学んで行こうと。

 

 

 

続く。。。

 現役の先生で学級通信のネタに困っている方はいませんか?

 

 私は毎日学級通信を書いていたのでネタ探しに必死でした。先輩からネタをもらったり、他クラスでの授業の際にこっそり盗み見たり、インターネットでいいなというネタを拝借して書いてました。自分にはもう必要ないので、もし自分のブログを見てくださっている現役の先生方の支えになればと思って過去に発行した学級通信や部活動通信をブログに載せていこうかなと思います。もしかしたら他のサイトに似たのあるかもしれませんねwよかったら参考にしてください。

 

 

 

【やらない善よりやる偽善】

 

 偽善者(ぎぜんしゃ)ってどう意味か知っていますか?自分の本心を偽り、人にやさしくしたり、やさしい言葉をかけたりする人のことです。意味だけ見るとよくない言葉のように見えますが、先生は偽善ってとてもよい言葉だと思っています。他人によく見られようと思って誰かに対して優しくできる人は、何もしないで見過ごす人よりも何兆倍もよいと思うからです。例え偽善だとしても、よい行いをしていることに間違いはないですよね?また、偽善の偽は『人の為』と書くんですよ。人の為に善い行いをするのが偽善なんです。偽善でも続けていれば、それが本物になっていくのです。

 偽善でなくても、何事をやるにも『フリ』(=『行動』)をすることって大事なんですよね。いつもニコニコしていてみんなが話しやすい自分、つらいことがあっても決して負けない自分など。理想をまず決めて、それが本当であるかのような『フリ』をしてみる。そうすると、『フリ』につられて、心も『本物』になってきます。みなさんも『フリ』から始めてみませんか?

 

 

 夏休みが明けて、部活動の外部コーチをやらないかと陸上部の先生から話をされた。正直部活動を指導するのには興味がなかった。しかし、土曜日の半日だけでも良いということで、小遣い稼ぎということでそのときは了承をした。そしてコーチ登録の紙を渡されて必要箇所に記入しようと思ったら違和感に気づく。部活動名が陸上部ではなく【ソフトテニス部女子】と記載されていた。私は思わず「え?これおかしくないですか?」と声に出した。そうすると女テニの先生が来て、「おかしくないよ。かえる先生大学まで9年間ソフトテニス部って子どもたちから聞いたよ。これから頼むよ。」と言われ、断れず印を押したのであった。この女テニの顧問との出会いが教員人生を大きく左右することになるとはこのときは思いもしなかった。

 

 

 外部コーチを任されたソフトテニス部女子は、私が中学生の時から全国大会や東海大会によく出場している伝統ある強豪校であった(これ身バレするかも)。私は正直そんな子たちを指導する自信がなかった。なぜなら私にはたいした実績もない上に、大学3年の冬にスノボで調子こいてジャンプしまくっていたら着地に失敗して右肘を負傷をしたからだ。それを機にボールを打つ度に肘に痛みが走るようになったため、その後大会に参加せずに引退をしたのだ。なので3年以上ラケットも握っていない。

 

 

 土曜日の休日練習に参加してすぐに顧問の先生から「子どもたちと乱打(らんだ)してよ。」と、言われた。(乱打とは硬式テニスでいうボールを互いに打ち合うラリーのことである。ソフトテニスはなぜか乱打という。)

正直肘が心配だった。素振りするには問題ないが、球を打つとあの時の痛みがよみがえりそうで恐かった。また、驚いたのはラケットの進化なのか中学生女子なのに球がすごく速かった。心の中で「俺より上手いじゃん。指導するの無理だよ。」って思っていた。子どもから球が放たれ、久々にボールを打った。スパーンッとしっかりラケットを振り抜いてみた。肘が大丈夫になっているっぽい。治ってたみたいだ。それより久々に打ったボールの重さにびっくりした。ソフトテニスをやったことない人はあんな軽いゴムボールが重いわけないだろと思うかもしれない。経験者なら分かると思う。現役の時はテスト週間挟んだりしばらくボールを打ってないと打感が重くなる。

 

 

 子どもとしばらく乱打をしているうちに昔の感覚を徐々に思い出していった。ソフトテニスが楽しかった感覚も蘇ってきた。意外と子どもたちと普通に乱打できているのにもびっくりした。私は運動神経がよいわけでなく、練習量と頭を使ったプレーで何とか勝ってきた人間だったので、久しぶりなのに結構上手に打てている自分に感動した。やっぱ9年間の努力は実っていたんだなと感じた。レギュラー全員の相手をさせられ、運動不足だったせいで足がつってしまって動けなくなってしまった。子どもたちの前で情けない。

 

 

 練習が終わったから帰ろうとしたところ、「かえるくん、昼飯行こうか。」と顧問の先生に誘われた。とりあえずお昼ご飯に同行したが様子がおかしい。顧問の先生が午後の練習メニューの話をしている。心の中で「あれ?土曜日の午前中だけの契約じゃなかったけ?」と、思ってはいたが口には出せず午後からの練習にも参加した。ちなみにこの女テニは、休みというものがない。平日練習は、朝練は毎日、午後練は火・水・金、学校で部活禁止の月・木はナイター練習、休日は1日練習や対外試合、大会、県外遠征である。私はいつの間にか契約とは違う方向にズブズブ沼っていくはめになった。

 

 

続く。。。

 

 2011年4月。非常勤講師として学校で働き始めた。昔からやんちゃな子が多いと有名な大規模中学校に配属された。非常勤講師とは自分の授業時間だけ出勤して授業が終わったら帰宅してもよいバイトである。時給に換算すると2,500円くらいなのかな?週20時間授業時間が振り分けられていたので月収22万円くらいだった気がする。自分の場合は途中から時給換算するとひどいことになっていたけどw

 

 

 担当は1年生の社会科。先輩方が授業のやり方とか教えてくれるのかと最初は思っていたが、最初に集まり、いついつまでにどこどこまでの範囲終わらせてということ、定期テスト作成の分担決めて話し合い終了。「あとは授業自分の好きなように適当にやっておいて。」と言われ放置された。正直教材研究を全くしていないから焦っていた。自分が中学の時に受けていた授業といえば、先生が教科書読んで板書して終了という講義型の授業だったからだ。あんなつまらない授業しか私は知らないぞと。

 

 

 授業が始まった。結局過去に自分が受けたつまらない授業に近いようなことをしていた。子どもたちは板書にノートに写すのを必死で、質問してもなかなか手が上がらなかった。もう塾かよっていうテストや入試でよく出る要点をまとめた授業だった。子どもたちは絶対この授業退屈だろうな、申し訳ないなと思っていた。他の先生の授業の見学に行きたかったが、自分が行ったら迷惑だろうなと思い行かなかった。授業のスタイルを途中からなかなか変えることができないまま日々が過ぎていった。

 

 

 非常勤講師は授業時間が終わったら帰宅できるので、結構時間が余る。だから教員採用試験の勉強をするかと思いきやたいしてせず、平日は教材研究が終わったらゲームしたり、土日は彼女に会いに神戸へ行ったり、旅行をしたりしていた。もちろんこの年の教員採用試験も落ちた。

 

 

 続く。。。