現役の先生で学級通信のネタに

困っている方はいませんか?

 私は毎日学級通信を書いていたのでネタ探しに必死でした。先輩からネタをもらったり、他クラスでの授業の際にこっそり盗み見たり、インターネットでいいなというネタを拝借して書いてました。自分にはもう必要ないので、もし自分のブログを見てくださっている現役の先生方の支えになればと思って過去に発行した学級通信や部活動通信をブログに載せていこうかなと思います。もしかしたら他のサイトに似たのあるかもしれませんねwよかったら参考にしてください。

 

 

【転んだら起き上がろう

 

 転んだらどうしたらいいですか?転ばないようにするにはどうしたらいいですか?失敗したらどうすればいいですか?失敗しないようにするためにはどうしたらいいですか?傷ついたらどうしたらいいですか?傷つかないようにするにはどうしたらいいですか?そんなどーしようもない不安にビビることがある。頑張れば、頑張るほど、成功を望めば、望むほど不安になることがある。でも、そんなことは心配無用。転ばないようにしても、失敗しないようにしても、傷つかないようにしたって無理。人生は転ぶし、失敗するし、傷つくことだってある。転んだら、起きあがればいい。何度だって。失敗したら、声をあげて泣いたらいい。気がすむまで。傷ついたら、その傷が癒えるまで休憩したらいい。たったそれだけのこと。簡単でしょ?

 先生は、学校ってところは、失敗するところだと思っています。転ばない方法を学ぶんじゃなくて、起きあがる方法を学ぶところ。だいたい中学時代の失敗っというのは、長い人生の中で、たいした失敗じゃないことの方が多い。だから、たくさん失敗して、強くなればいい。知っていますか?柔道は、始めは受身から練習するんですよ。つまり、投げられること、負けることから始まるんです。人生のほとんどは転んでばかりです。だから転ばないことより、起きあがる方が大切で、転ばない人より、何度でも起き上る人の方が強いんです。99回転んでも、100回起きあがれる強さをもとう。

 中学生の君たちは、転んだら手を差しのべてくれる友達がいて、失敗しても支えてくれる先生がいる。傷ついても、そっと寄り添ってくれる家族がいて、何度だってやり直すことができる。だから恐れずに挑戦しよう。転ぶことを恐れて、何も手に入らないつまらない生き方なんかじゃなく、何度転んだって、何度だって起きあがり、失敗したって涙を流しながら前を向き、傷ついても、苦しくても、休憩しながらでもいいんです。一歩ずつ夢に近づく、そんな自分を想像してみたらワクワクしませんか?そんな生き方をしてみようよ。たくさん転んで、転び方を学び、起きあがり方を学ぶ場所。それが学校。

 「私は何度も転んだ。でもそのたびに起きあがったんだ。」そう胸を張って言える中学校生活にしてほしいです。みんなは金八先生って知っているかな?その金八先生役の武田鉄矢さんが言っていました。「自分を支えてくれるのは、過去の自分だけ。」だって。大人になった『数年後の君』を、『今の君』は支えてくれるかな?その為に、今日もまた起きあがろう。先生は何度だって起きあがる人を応援します。