身体が資本なのは受験でも同じ(アレルギー、メンタル、集中力) | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 まずは、先日の花まる学習会さんでの講演、ありがとうございました。思いのほかたくさんの方に見ていただいたようで、ありがたかったです。質問もなんとか全部返せたとは思います。

 今後は、コロナが落ち着いたらリアル講演を情勢が落ち着いたらどこかでしたいと思います。主催(オーガナイズ)してもよい、という方がいらしたらぜひお願いいたします。ベースは演奏します(笑)

 

 

 

 さて、今日は、その中で「どうやったら集中できるか」というご質問を先日の講演会でいただきまして、もうちょい掘り下げられるな、と思いまして、書いてみたいと思います。

 

 僕は過去に上記のような記事を書いてきています。僕自身、身体は強い方ではないと思っていて、小さいころから汗疹はひどかったしすぐカサカサ肌になったし、小児喘息もありました。上京してからはアレルギー性皮膚炎に悩まされています。

 バンドを本格的に始めてからはなぜかマシになっていますが(おそらく、ストレスが軽減されたのかと。あと激しい運動をすることになってるw)、食事などは今も気を付けています。

 

 

<基本的に集中はリラックスの産物、まずは身体>

 ……この季節は花粉症の方も多いと思いますが、アレルギーに悩まされている子は、基本的に集中力が低いです。かゆかったり、ムズムズしたりして、本当に落ち着いて集中ができないのです。これは、両方の状態を経験していないとどれくらい集中が削られるかがわからないと思います。

 

 現代社会では3人に1人くらいはなんらかのアレルギーをもっていると言われており、花粉症などを含めると社会問題化しています。その分、ここ最近は急速に新しい薬や治療法が出てきています。10年後も経てば、かなり優秀で使いやすい薬やそもそも根絶治療めいたこともできるかもしれません。

 

 集中力がない、と言われている子供も、元をただせば単純に「体調がよくない」ということがよくあります。成績が伸び悩むのも、単に姿勢を正すだけの筋力がなかったり、体力の虚弱で継続力がないことや、アレルギー症状のせいであることもよく見受けます。

 

 つまり、いろいろと勉強法を工夫するより体調面や身体面を調えたほうが、受験も戦えるということが言えます。

 

 やはり僕からの観測では、東大生になるような子はやはり身体が強い子が多いです。病気になりにくいし、風邪などをひいてもすぐに治ったり、そもそも、うがいなどをしっかりしていてならない方が多いです。

 

 病気になりにくいのだから、努力も継続的にできるし、そもそも毎回の勉強のクオリティも高いです。普通の人間が3回で覚えることも1回か2回でできてしまうかもしれません。それができる人間を「集中力が高い」というのであればそうでしょう。

 

 運動部の子のほうが伸びやすいと言われるのも、この辺に理由はあると思います。また、今の子はプレッシャーを受ける場面が本当に少なく、サピックスの組み分けや入試本番などで力を発揮できない子が結構多いです。それですと、やはり一発勝負を経る高学歴にはなりにくいです。

 

 運動をしていると、勉強とは違った環境でプレッシャーを受ける場面が出てきます。これが良いと思います。それを経験していると、勉強でのプレッシャーを客観的に見ることにもつながり、タフな精神にもつながります。やはり、勉強だけでなく、いろんなことを経験させていることで、プレッシャーなどにも強くなっていきます。

 

 この観点からすれば、幼児期から小学校時に大事なことは、運動をさせ身体を強くすることも大事ですが、「何か困難をひとつ超えておく」というのが大事に思います。できればプレッシャーを与え、最初の困難(何事をするにもしばらくするとハードルが来る)を超える経験をさせるべきに思います。受験のために辞める場合も、それを経験させてから辞めさせるならよいものになりやすいと思います。

 

 もちろん、自己肯定感が強いとプレッシャーにも強くなるのですが、それをするにももしかしたら先に身体を鍛えたほうが速いかもしれない、というのが今日のテーマです。↓参考文献

 

 

<メンタル面で重要なのは、家庭での安心感>

 ……例えば、電話がかかってきそうなとき、というのはどうやっても人間集中はできません。自分が気を付けないといけないことがあるときや、気にかかることがあると、集中はしにくいです。

 

 これが子供では、家庭内で「怒られるんじゃないか」という恐怖感が強いことが問題になりやすいです。よく手をあげるご家庭やお母様の叱責の声が極端に大きい家庭では、子供はいつも怒られないようにしようという強迫(被脅迫)状態になって、いつもびくびくしています。

 これでは、集中は絶対にできません。

 

 この手の子は、図書館などの外のほうが集中できる傾向があります。いずれにせよ、家庭では「安心感」がキーです。

 

 

<アレルギーなどに対する対策>

 ……上記の過去記事にもありますが、甘いものや甘い飲み物の採りすぎなどが普段の集中力に影響し、身体もかゆくなりやすいことを指摘しています。これは僕の自分の身体での人体実験からしても事実だと思います。甘いものを1週間、完全に断ってみれば、その違いはすぐにわかります。

 1週間も空ければ、そもそも甘いものが以前と同じように食べれなくなることでしょう。(1日糖分30g以下に抑えてみるのがおススメ)

 

 基本的には、腸内環境が最も大事に思います。腸内細菌をはじめとする、腸内環境を調えれば、一説には筋肉が付きやすくなったり、風邪をひきにくくなったり、疲れにくくなります。これは、今の僕は全部当てはまります。

 風邪に関しては、コロナも含め、マスクもつけずに参加した10年前くらいの冬コミの帰りを最後にひいていません(笑)

(コロナ前から、11月から翌4月くらいまでは、受験生にうつさないため、外出時はマスクをつける習慣がありました)

 

 最近の僕はミヤリサン(酪酸が良い)やビオフェルミンなどの腸内細菌を錠剤でとりつつ(菌種もエビオスなど数種類持ち合わせていて、ローテしています)、ビオチンやビタミンBミックス(下記参照)を採っています。日本のメーカーのものや安物は、成分過多なことが多いらしく、ナウフーズなどのアメリカの会社のものをアマゾンで買っています。

 

 飲み続けて1年少し経つ頃から(意外とかかる)、明らかにかゆみが減り、今はほとんどかゆくならなくなりました。僕の記事を読んで、オメガ3系の消炎作用がある油を朝晩にとっただけでアレルギー症状が緩和したご家庭もあります。子供のほうが短期間で体質改善はできる印象ですね。

 

 

 

 

 

 このようなことは、本当に眉唾ものの治療法や科学的根拠もない民間療法も多いので、やはりいろいろ勉強していくことがこのような場合も大事になります。基礎的な知識があれば変なものには惑わされにくくなると思いますので、数冊の本を読んでみましょう。

 

 注意としては、このような良い栄養をとるにしても、「内臓に負担がかかっている状態」では成分が吸収しにくいということです。リノール酸などの必須脂肪酸が現代人は過多になりやすく、油ものが多い食事内容では、有効成分が効きにくく、炎症が収まりません。

 

 僕自身の感覚でしかないのですが、上記2番目の記事で言っている「刺身」などの生ものを食べたときなどは、「胃の軽さ」を感じるのです。この胃の軽さがあると、油の多いラーメンを食べたときなどは、かなり重く感じます。この感覚を自分で持っておくことが大事です。

 

 胃の「重さ」を3段階くらいで認識しておき、「こういうものを食べたらレベル3だな」というのを、各食材やメニューに関して知っておくようになりました。最近は、これとカロリーを結び付けて「ああ、こういう調理法だと重くてカロリーも高いのか」と太りそうなものや、重そうなものが予め予想できるようになりました。(現在は1日1500キロカロリー前後以上食べないように計算しています)

 

 胃が軽い状態で済むものを食していると、体重も減っていくし、翌朝起きたときなどにお腹がちょっとへっこんでいるのがわかります。これは、1日単位で「あ、ちょっと肉ついたな」「今日は(身体が)しまってる」なども毎日注意深く自分の身体をリサーチしていればわかります。これが鈍くなると、あっという間に人は太っていきます。

 太ったら、僕はバンドマンを辞めるつもりです(イチロー選手の真似、笑)

 

 僕はバンドのライブの1週間前は、ゲンを担ぐという意味合いもかねて甘いものを断つのですが、これもやはり「甘いものを断っているときはこんな感じ」「頭が冴えわたる感じ」という基準を自分の中に創れることにつながっています。年齢とともに変わる感覚はありますね。

 よって、肌が荒れてきたときなどは割と冷静に対応できます。

 

 これを、やはりゆくゆくは、子供が自分で論理づけて、感じて、口にするものを選ばなくてはいけないと思います。親はその子の体調が本当の意味ではわかりません。

 

 見ていますと、今の子供は、自分の身体がかゆくても親に文句ばかりを言い、よくしようという行動をとることはほとんどありません。ステロイドなども親に塗らせますし、「かゆい!」とただ不機嫌になり、ただキレています。食事や運動などの生活習慣を自分から変えようとしません。ただ親の依存度が増していきます。

 

 こういうところでも自走から遠ざかっているのです。

 

 もちろん、部屋が埃っぽい家庭などでは、掃除をこまめにしてほしく思います。寝具を変えただけでかゆみが減る場合も普通にあります。僕の部屋は散らかっているのですが、埃は貯めないように、こまめに掃除機で吸っています。

 僕は今でも敏感さはあって、「うっ(かゆみが)」となる家庭もあります。実はかゆくはもうならなくて、錯覚なのですが、とくにカビに関しては細心の注意を払っていただきたいとは思います。

 

 カビが、実は胞子もまき散らすし、嫌な臭いも出すし、健康に影響しまくっています。アレルギーも悪化させます。次のコロナのようなパンデミックはカビから来るのではないか、という学者もいるくらいで、気をつけねばなりません。僕は黴臭さに関しては、物凄く敏感です。雨の日の電車も嫌なくらい(笑)

 HEPAフィルターのあるプラズマクラスターなどは普通に効果します。

 

 

 受験期になると、やはりストレスがたまります。アレルギーを持つ子は、喘息が出やすくなったり、顔が真っ赤っかに腫れたりしやすくなります。これは健常者やそうなりにくい遺伝型の方にはわからない苦しみです。

 とはいえ、障害がある、というほどのものでもありませんから、自分で工夫や勉強をしていくことで、このあたりのハンディは跳ね返すことができます。

 

 僕などは、身体が弱いことから、運動習慣が続き、いろいろな食事やサプリの勉強をして、かえって「集中ができるとはどういうことか」を深く知ることができました。「夜中に掻き傷ができないだけでもありがたい」という境地に達することができています。

 

 今まで、アレルギーがひどくなった時期が、20代前半と、30代前半の2回あり、いつもどこかがかゆいような状態でした。また、時間もお金もなく、病院にいくのもさぼっていました。

 小6と高3のころには、小児喘息が再発した時期もあります。テニス部で活動していた時は、どんなにストレスがかかっても一度もでませんでした。(個人的に一番しんどかったのは中3後半から高1だったのに)

 

 かゆくて眠れないときは、本当に地獄です。集中などできるはずがありません。同じように机に向かっても、習得率は低いでしょう。

 同じクラスのよくできる子は、努力を滅茶苦茶しているのではなく、「単に健康なだけ」かもしれません。また、こちらができないのは、努力不足というよりは、単に身体が万全じゃないだけ、かもしれません。

 

 体調も万全を期して、その状態を継続させて勝負するようにしましょう。身体が資本です。受験でも。

 

 

 この仕事をしていると、いろんな子がいます。喘息持ちやアレルギー持ちはもはや普通。一方でその辺に何の不安のない子もいます。その差が意外と大きいことを僕は確認しています。

 

 うちのおかんは、僕が喘息持ちでアレルギーなどに弱い体質で生まれたことを「がへんなもんばっかり食っとったからや」と自分を責めていました。(弟、オヤジ、おかん、ともにアレルギーなどはない、花粉症すらない。母体のよくない物質は子供に遷移する。つまり長子は弱くなりやすい傾向)

 

 生物学的にはそれはあり得るのですが、僕はそのおかげで繊細な部分を持てたと思っています。悪いことばかりではありません。これにも陰陽があるのです。

 生まれながらのハンディというものを、本当に重度のハンディキャップを持つ方の足元にも及びませんが、冷静に受け止めることができるようになりました。

 

 そもそも、身体も強くて頭もよくてルックスも恵まれて……、という人間は「全然優しくない」というのを僕は人生で確認しています。そういう方も年をとるとそのアドバンテージは消え、本番に弱かったり、メンタルがノミだったりするものです。

 長い目で見れば、意外と公平にできているように思います。

 

 腐らずできる努力をすることが大事に思います。明日も淡々と歩んでいきましょう。

 

 

 体調や食事など、こういうところでも、受験の戦いは始まっています。やはり、環境全部で戦っていけるところが受験の面白いところです。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

おススメ読書タイトル100、問題集など https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12589194343.html

 

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<追記>

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