受験はトライアスロンみたいなもので、必ずしも学力だけで勝負がつくものではないと僕は思っています。
環境が大事であり、環境で勝たせる、家族で勝たせる面もあります。また、人間は自分の身体を養生させて、良いものを見させて、良いものを聞かせ、良いものをたべさせなければならない、という自養生の側面もあります。
悪癖に流れるきっかけを作るのは自分なのです。最初にタバコを吸うのも、お酒を飲むのも、自分であり、それは吸わせている、飲ませているといいう見方もあるわけです。
このブログではたまーに、食事・運動などの生活習慣の話も書いています。
僕には成績と無関係には思えないからなのですが、もっとも大きな動機は、僕自身の身体が元々そんなに強い方ではないので、余計にいろいろと気を付けている面があることから来ています。
最新の健康科学は必ずチェックするようにしています。周りにお医者さんも多いので、いろいろな見解をもらえることも多いです。
長年の経験から一つ言えますのは、身体が元気でないと、勉強もできないということです。
昔からガリ勉というとヒョロヒョロの子をイメージしますが、実際には、成績優秀者にはそのような子は意外と少ないです。むしろ、成績が振るわない子のほうに、ヒョロヒョロだったり、元気のない子が多いです。
子供の「元気がない」は一番僕が気になってしまうポイントでして、その原因は身体的なものと、精神的なものの両方があります。
個人的見解に過ぎませんが、野球やサッカー、バレエ、水泳、合気道など、スポーツ・格闘技などに打ち込んでいる経験がある子は、身体が強く、よく笑う子が多いです。このような子は、受験のキワで良くない時期が来ても、なんとか笑顔を保ち、勝っていくことが多いです。不登校や引きこもりになる子も、やはり体の弱い子が多い気がしています。
身体の強さは精神的な強さにも影響はすることでしょう。
受験は環境で勝つ、という僕の哲学の元、最近気になっているポイントを書いてみたいと思います。医学的・薬学的知識の専門家ではありませんし、あくまでいろんな家庭を見た上での見解ですから、悪しからず。
・飲み物から食べ物からすべて甘いもの、は危険
……僕は体型が大きく崩れるのは、飲み物からなのだ、と経験則で思っています。
いつもビールや炭酸飲料などを飲んでいる方は、変な太り方といいますか、体形が崩れやすいように思います。体形が崩れるほどになってくると、集中力は必ず落ちていると感じます。単純に美意識的にもカッコ悪いです。
いろんな家庭に行くと、いろんな飲み物を出していただけるのですが、甘いお菓子プラス甘い飲み物、ということも普通にあって僕は全然大丈夫なのですが、いつもそんなもん食ってんのかな? とそこからいろいろと考えてしまうことが多いです。
各家庭の食や味の嗜好も見えてしまうのが、家庭教師の強みでもあります。まあほとんどの家庭はお茶かコーヒー、紅茶なのですが。
勝手な観測ですが、今までの生徒において、集中力が持続しない、アレルギーがあったりかゆくなりやすい、快楽主義傾向者には、甘いものばっかり食べている方が多いです。花粉症の方もいっつも甘いものばっか食べている方が多いように感じます。例外も見たことはありますが。(関連性は絶対あると思います。誰か医学的データとってー)
以前、徹底的な糖質制限を1年くらいしたことがあるのですが、日本では、砂糖が入っていないものを探す方が難しいです。豆腐とかばっかりになります。肉類も味付けで砂糖・炭水化物だらけになっています。
お菓子はもちろんのこと、それこそ、ちょっとしたタレから、汁物にまで、ほとんどの食べ物に10g単位で砂糖が入っています。角砂糖を1個4gだとすると、コーラ1缶(350ml)の中に入っている砂糖は39g、約10個も入っています。
コーヒーに入れるとき、角砂糖10個も入れますか? やはり異常です。缶コーヒーも結構糖分が多くて、気を付けています。
甘いものには中毒性があり、三日食べ続けると、どんどん欲しくなってしまいます。逆に1週間ほど抜くと、ほとんどいらなくなります。というか、甘すぎて飲めなくなってしまうのです。
僕は小さなころからスプーン1杯の砂糖を必ずコーヒーに入れていたのですが、最近ではまず入れなくなりました。酒もたばこもせず、嗜好品はコーヒーと甘いものが好きだったのですが、それもあまり必要ではなくなってきています。
脳がつかれるから甘いもの、というのも現代日本では幻想だと思います。何を食べてもかなりの糖分をとってしまう今の日本では、わざわざ糖分を口にいれる必要はなく、採るのなら、ジョコビッチ選手(テニス)のようにマヌカハニーのような血糖値がゆっくりあがる上質のものを朝食べる、などが良いでしょう。(僕は自分で人体実験済み、良いと思います)
砂糖が普通にどの食卓にもあふれてきたのは、イギリスなどが大航海時代をへてキューバなどで奴隷を使って大量に砂糖を作り始めてから、日本では1900年代になってからです。人類の歴史が350万年あるとすると、そのうちたった100年ほどしか砂糖は食べれていないのです。遺伝的にも対応できているはずがありません。
僕はアレルギー持ちなのですが、甘いものをほぼ口にしなくなって3年くらいしたころから急激にマシになってきました。ひどくなったのは、一度目は東京に来た時、次が、ストレスがひどくて埼玉に引っ越した時だったのですが、もしかするとどちらも甘いものを食いまくっていたことから来ていたのかもしれません。(どちらの時代も夜に菓子パンとかコンビニケーキとか食べていた)
今は都内住まいですが、アレルギーが改善したのは、東京の方が水がマシ説、と甘いものをほぼ食ってない説、を今は唱えています(笑) アレルギー体質は、改善に数年かかるそうなので、そこまでずっとよい環境を保ち続けないといけないのは、独り暮らしですし、なかなか大変です。
また、バンドを本格的に始めて、集中力を高めるため、僕はライブ1週間前から完全に甘いものを断つのですが、それも良い風に回っているのかもしれません。
加えて、食べるときは繊維質→タンパク質→炭水化物としますし、DHAやアマニ油などのω3系の抗酸化脂質はサプリでも採っています。また腸内細菌のサプリも数種類持っています。
サプリは日本のものは変に成分が強いようで、海外のものをアマゾンで買っています。このあたりは訴訟社会アメリカの方が、いろいろと安心できる部分もあります。
まあ一応、自営業ですので、身体が資本であり、気を付けるべきところは気を付けています。人間ドックも、そろそろいくつもりです。
受験生はもっと気を付けるべきところでしょう。若さにかまけている場合ではありません。
食から、もう勝負は始まっていると思います。水分なども多めに取りましょう。僕はいつも家では真水ばっかり飲んでいます。これの方が、集中力が高まる気がしています。お試しあれ(気のせいだったらすいません)
・親も体調を管理する
……子供は若いので変なものを食べていて、毎日コーラの500ミリ缶を飲んで、集中力が減退していても気づかないものです。しかも若いということで体調を崩すことも少ないです。
ただ、親はそうは行きません。最近では小6で30代の親はほとんどおらず、やはり昔より高齢で出産している傾向があります。すると、子が受験年齢のころには、40代半ば、50代の方も多く、子供の元気に負けて、体調を崩すお母様方が本当に多いです。今まで、10件や20件ではなく、結構な数の体調を崩すお母様を見てきています。
特に中学受験でその傾向が強く、親が倒れたら、子の受験はそこで終了、もしくはまともにフォローもできなくなってしまいます。収入面でも不安が残ります。これは考えるだけで恐ろしいことです。
過去にも、お母様が脳溢血で倒れて長期入院したご家庭や、すぐに動けなくなるほど寝込んでしまうので塾への送り迎えができなくなり、受験を断念したご家庭などがあります。
僕からみると、その原因は暴飲暴食や食の偏り、思想の偏り、などに、プラス子の受験ストレス、という複合技でやられているなと見受けるし分かるのですが、当人はそんなになるまで気づかない、という怖さがあります。
親子共に元気なだけでも有り難いことです。
女性はただでさえ、不定愁訴になりやすかったり、月のモノの影響があって、体調を崩しやすいものです。最近では低気圧が来るだけで頭痛がしたり気分が滅入る方も男女問わず多いそうで、より一層、体調管理が大事になってきています。
バランスの良い食事や、軽い運動などはやっておいて損はありません。運動不足になると、ますます外に出たくなくなり、身体はますます弱っていく傾向にあります。早めに軽くウォーキングなどの軽運動を、親側もやっておいた方が良いと感じます。子供と一緒にジョギングするのも良いでしょう。
サピでアルファクラスにいるような成績優秀者の親は、そのあたりのバランスも取れた方が多いです。
長くなったのでこの2点にしておきます。『家庭環境で受験を勝つ』、というテーマでは1冊の本にできるくらいの見解が僕にはあります。いずれここで公開していきたいと思います。
いつも読んでくださってありがとうございます。
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また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしている場合もありますので、返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。
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