お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

究極の受験セカンドオピニオン「スーパーコンサル2020」を行っています。受験や進路で悩んだら普段の塾や学校の先生とは違う、忌憚なきコンサル指導を受けてみませんか。

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ご興味のある方はメールくださいね。
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マイナビさんにて、コラム連載やってます。よろしければこちらもどうぞー。
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/10164

 まずはじめに、今月は、合戦(ライブ)が多かったり、コロナ騒ぎでかえって指導が増えたり、かなり忙しくさせて頂いております。メール返信等、そろそろ行ってまいりますので、少々お待ちください。

 2週間(すいません、1週間では現状難しいです)待っても来ない場合は、メール届いていないか、膨大なメールに埋もれているかのどちらかなので、遠慮なくご催促ください。コメントもどこかで時間をみつけて必ず返コメして参りますのでお待ちください。

 

 

 今日はリクエストにお答えし、僕が東大合格者数ランキングなどでも注目していた進学校についての知り得る情報からのポイントなどを述べてみたいと思います。基本的にはよくやってるなと思っている学校ばかりです。

 みなさんの志望校選びの参考になれば幸いです。

 

 これからの中学受験、ひいては日本の教育界全体を良い方向に持っていくには、これらの学校の頑張りが大事だと、小から大学まで全体を俯瞰しても思います。

 

 書いている上で、やや厳しいコメントであっても、「期待している」ことの現れだと思っていただければと思います。また、コンサルや自分の生徒からの情報が主ですが、それこそサンプルとしては偏りがあり、独自見解に近いこともお断りしておきます。

 

 また、あまりよく思っていない学校については書きません(笑) それこそ、良く知りもしない上での中傷になりかねませんので。

 あ、あと、誰が見ても名門な御三家や海城、渋々、渋幕などは避けております。

 

 

<僕が注目している進学校(カッコ内は東大合格者数2019→2020)>

 

・栄東(19→17)

 ……かつて15年前ほどを見ても、1月受験の主流は市川中や千葉の三連戦でした。今や、東京都の方ほど埼玉に中心が移りつつあります。

 

 県立浦和という最強の県立高校があり、県立大宮、川越東など強力な県立進学校王国だった埼玉に、開智と栄東が私立進学校として頭角を現しています。これもようやく、といった感も強く、この2校では、かなり学校側が生徒を率先して鍛えている印象です。

 

 3年くらいまえに、栄東が東大20名弱をだしてから、安定が続いており、ここにきて現役率も上昇していることから、県立浦和とは違う新たな進学校の選択肢となっています。

 

 特に、数年前から「得点バック(各教科何点とれたか、受験後に教えてくれる)」をしてくれるようになったことが、紳士的に感じます。後腐れなく受験できます。手間を考えると、簡単にできることではありません。

 1月に、2月を見据えての得点バックは非常にありがたいです。本番で思わぬ緊張をすることもあるなど内面的な問題や、最後の弱点分野分析など、問題点のあぶり出しにもなります。このことで救われている受験生も多いことでしょう。

 

 学校見学に行くと、ややビジネスくささを感じるとは思いますが、そんなガワのことは置いておいても、良い学校です。

 

 苦言としては、「さとえグループ」として学校を経営していて、小学校がついているのですが、優秀な子を栄東、そうでない子を埼玉栄に振り分けます。まあ、そこはよいのですが、進学系の私立小学校というのは、概して「ついていけない子」の想定が甘いところでして、大手進学塾に近いカリキュラムを学校で行うのですが、そこでかなり問題は起こっています。

 

 これは、さとえ以外の私立小学校にも言えますが、小学校受験では、受験時の子の幼さでは、受験の適性などわかろうはずがありません。せいぜい、両親が小金持ちで教育熱心であることがわかるくらいで、子供本人は、もう少しゆっくり育てたり、小4以降に目覚めが来て「受験をしたい」と自分から言うかもしれませんし、そこは未知数なのです。

 

 そもそも、公立小学校の勉強など、ほぼ無視でもついていけますから、それにプラスして中学受験の勉強をすることが、いろいろな意味で効率が良いのです。(公立中では、無視しすぎると高校受験に響く)

 資質の振り分けがどうしてもうまく行きにくい私立小学校(ここに限らない。これだけで一本記事が書けるぐらい、敵をつくるからやりたくないけどw)で、全員にハイレベルカリキュラムをするところには、疑問と無理を感じます。

 

 大手進学塾では、小4以降に入塾テストをして、ある程度の資質を見極めてから入塾させるので、まだ弊害が少ないのです。(だから入塾テストが入試向きになっていない小1から小3の入塾にはあまり賛成しない)

 

 今のような実績になったことで、おそらく、高学歴な大学に受かっている子は中学受験あがり率が高いはずです。

 

 今後、ますます人気が高くなり、小学上がりと中学受験組のレベルが乖離することも考えられます。他の名門大学付属私立校などでは、小学あがりと中学受験、高校受験あがりの差がありすぎて、危険な状態(学校の体を成していない)のところもあります。(また、いずれの学校グループでも大学受験組が一番優秀という現実も)

 僕が親なら、いくら名門でも、そのような学校は避けたいところです。

 

 小学校の存続やあり方も含めて一考して欲しいとは思います。ま、その私立小学校の運営も、他のところに比べれば、十分に良い水準ではあることも言い添えておきましょう。

 

 

・市川(16→14)

 ……僕の印象では、10年以上前の市川中とは、毎年幕張メッセに数千人を集めた受験をする、1月受験の象徴のような存在ではあるものの、東大合格者数は10名行かない、中途半端な学校でした。

 

 それが近年、じわじわと10名を突破することが増え、他の進学実績も増しています。

 

 原因の一つは、単純にサピなどの影響で優秀な子がこのあたりの学校にも増えたこと。もう一つは、入試問題がよくなったことです。

 

 10年以上前の市川の入試問題は、どちらかというと癖が強く、作図問題や妙にでかい数字の問題、ただ計算だけがややこしい問題など、僕からすれば学問の本質をついていない、しょうもない問題が多かったです。(作図問題は出すのは良いと思っていますが、対策がしにくい)

 

 それがここ数年は、かなり考えさせる良問率が高くなっており、膨大な受験生を見ているはずなのに、採点が大変そうな問題を数多く出しています。これには敬服いたします。近年は、かなり作問が練られています。

 

 入試問題というのは、その学校の先生が「こういう生徒に来てほしい」という想いの表れなのですから、良い入試問題を作るところの先生方は、良い先生率が高いに決まっているのです。

 関西なら灘や甲陽、渋幕や渋々や御三家が素晴らしいのは、その入試のクオリティから類推される先生方のレベルの高さがあるからです。

 

 そういう意味では、先生方の教務力や情熱などにも高いものがあるのでしょう。今後は、もっと東大志望者を増やして、渋幕を脅かしてほしいですね。

 

 

・吉祥女子(0→4)

 ……女子校志向の女子が東大に行きたい場合、現状では御三家を除くと、豊島岡しか選択肢がありません。そもそもその豊島岡も後述しますが、すでに半端ない難易度になっています。御三家レベルのことをしていないと受かりません。

 

 すると、女子校でややランクが落ちても受かりそうなところは、ここか、頌栄、鷗友(あと、洗足か)となります。ただ、これが、どれも親御さんには進学実績が今一つなのです。東大はもとより、医学部などの人数も物足りない感じだと思います。

 

 男子校でいう巣鴨や攻玉社の立ち位置のものがありません。巣鴨も攻玉社も、育成力があり、東大合格者も10名以上出すし、あの偏差値帯からは十分すぎるほどな実績を残し続けています。

 

 これが女子校ではないのです。だから、そのような学校が関東に一つあるだけで、日本にとっては良いのではないかなと、ひそかに思っております。

 

 女子だって、東大にいったり、お医者さんになったりして社会でも活躍して良い時代だと思いますし、女子の進学校は「そこまでやる必要ない」(そういう考えの親御さんもかつては多かった)とか言える時代なのでしょうか。

 

 後述の豊島岡、本郷を含めて、この辺りの進学校では、カリキュラムにほとんど差はありません。体系数学をやり、英語はニュートレジャーやそれに準じる教科書をやり、進度、問題演習数、などほぼ違いはありません。むしろ今は、吉女の方が速い進度かつ膨大な演習数であることも多いです。(これは豊島岡と吉女の子を同時期に両方見ていたことがあるので検証済み)

 

 では、何が進学実績をわけているか、というと、一言で言えば「メンタル」だと思います。つまり、国公立大や医学部を目指す「意志」「学年の雰囲気」だけだと思います。

 

 例えば、新高3のこの時期に、成績がそこそこの子が「国公立に行きたい」と行ったとします。これが豊島岡であれば、「よし、行け、頑張れ」というでしょう。それが、そこそこの私立では「ま、(無理そうだし)私立文系にしとこ。MARCHを狙お」となり勝ちなのです。

 このケースを吉女に限らず、そこそこ進学校でよく見ています。つまりは先生方のメンタルでもあるわけですね。

 

 受験など、若者の特権なのですから、まずは「挑戦」させればいいのです。失敗、というのは10代のうちは本当の意味ではありません。

 我が母校(白陵)では、少々無理そうな人間にも「東大、狙ってみるか」と言ってくれたものです。狙ってみると、そこそこの人間でも30人いれば、10人は東大や京大に行けたりします。若者の底力を甘くみないことです。

 

 また、仮にそうして挑戦して落ちても、やり切った感が残り、それがその子のその後の人生を支えてくれるのです。

 まずは、吉女に限らずそこそこの進学校では、ガチの東大志望者を50人くらい作ってみて欲しいですね。桜蔭の子たちはその辺が、ひとりでにわかっている気がします。

 

 

・豊島岡(29→29)

 ……そして、その豊島岡ですが、今では桜蔭と両方受かって、こちらを選択する子が結構でるくらい人気校となっています。御三家に比べれば問題が平易(ってもそれなりに難しいですが)で、2月2,3,4日と受けられれば、どこかでひっかかることが、中の上くらいの子でもあり得ます。

 

 特徴としては、基本的に塾が要らない、ことです。これが御三家でなく豊島岡を選ばせる最大の理由です。その他にも学費が比較的に安い、部活も意外とさかん、など良い点がありますが、僕は「学内の雰囲気」こそが最大の長所だと思っています。

 

 僕は豊島岡には数年連続で合格者を出していて(今年は誰も受けてくれなかったw)、そのそれぞれのご家庭が連絡もくれるのでそこそこ知悉しているつもりです。

 どの子も、それぞれいろんな成績層ではあれ、向上心があり、その周りの友達もラインやSNSトラブルで数か月いがみ合うような(中堅の女子同士では意外に多いw)低級な? トラブルが少ない印象です。

 

 つまり、学校自体の雰囲気がそのようになっているのです。中3くらいからどんどん東大や医学部を意識して、部活もし、勉強もしています。平成の中期から変革が始まり、今や不動の人気校となりました。

 

 今年もべらぼうな数の医学部進学実績を出していますが、たしかに、今、関東の女子では、一番医学部に行きやすい学校でしょう。まあ、ここに関しては、「本当に医者でいいのか」という問いを、以前のブログ記事(https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12489104567.html)で出した通りです。

 桜蔭は東大志向になったようで、今後は、豊島岡や他の御三家でも同傾向が見られるかもしれません。

 

 きっちりキャリアを積めば、出産→子育てがあったとしても、優秀な女性がすぐに社会復帰できる日本社会であってほしいものです。

 

 苦言を呈するとすれば、入試にも入学後の定期テストにしても「記述、思考問題が少ない」ことです。受験者数が多く、3日開催で難しいのはわかりますが、合格発表を少し遅らせてでも、1日くらいは記述多めの入試問題を作っていただきたいものです。

 

 定期テストは、他の優秀な進学校では、基本記述ばっかりと言っても過言ではありません。そこへ行くと、豊島岡は先生個人の傾向もあるでしょうが、全体的に記述が少ないですね。

 

 これらが達成されれば、もっと子供たちは伸びるような気がします。東大40名、医学部150名も夢ではないでしょう。

 

 

・本郷(5→8)

 ……長い年月、東大合格者数を増やそうとして努力していた本郷ですが、ついに東大合格者数が増え始めています。これは市川と同じく、単に上位層が分厚くなったことで、こぼれ落ちてくる子も優秀である子が多い、というのも関係するでしょう。

 

 特に本郷と豊島岡はカリキュラム上、本当にほぼ同じです。(一部教師も同じか?)

 進度もカリキュラムの難度も、そして定期テストも高い水準で同じような感じです。また、才覚的にも今となってはほぼ同じでしょう。

 

 つまり、可能性的には母体数もまあ近いですし、豊島岡並みの進学実績になっても良いはずなのです。いや、なった方が面白い、と言えます(笑)

 

 大きな違いで僕が気になるのは、「中だるみ」の有無です。豊島岡の子は、気持ち悪いほど中だるみがないです。これが男女差でそうなる、といえばそれもあるとは思いますが、僕は学校側の取り組みにも一因があると思っています。(まあ大なり小なり、豊島岡にだって中だるみはありますがw)

 

 これは他の進学校にも言えることですが、「中学時代厳しい→高校時代緩い(放任)」の学校と、「中学時代緩い→高校から厳しい」の学校では、明らかに前者の方が進学実績が良いと感じます。豊島岡は前者、本郷は後者なのです。まあ、我が母校(白陵)の僕の時代も前者だったと思います。

 

 中学時代は、放っておけば中だるみするに決まっているのです。ここで、しっかり締めておき、学習の基本姿勢ができてから、徐々に放任していく、という策が中高6年間ではこの学校に限らず大切です。特に中2から高校内容が徐々に入ってくるのですが、この時期の中だるみがのちに禍根を残しやすく、一番怖いのです。

 

 中学受験がせっかく終わったんだから……、ではないのです。プレッシャーがなくなっただけで、勉強習慣まで大きく崩す必要はありません。プレッシャーのない勉強はまだ楽しみやすい部分もあるはずです。

 

 かつて、三国志の諸葛孔明も、孟達などから請われるように劉璋から蜀を奪い入蜀した際、普通の武将であれば、法を緩めるところを、厳し目の支配をしたとか。これは、「最初厳しくして後に緩めるのは耐えられるが、逆はそうではない」というようなことを言ってた記憶があります。

 

 これが中高6年間でも同じな気がするのです。もっとも、偏差値帯がさらに上の子は、放っておいても勉強を止めることは少ないし、少々落ちこぼれてもリカバリーができるくらいの才覚を持っています。

 ただ、この辺りの才覚の生徒が東大など良い学歴を狙おうと思うならば、やはり中学期が大事に感じます。

 

 自分が開成や麻布のような名門の子らと比して、十分に渡り合えるのかどうか、それを自問自答してみれば良いと思います。

 

 また、中学期を厳しくする、といったって、勉強内容自体は大したことがないのですから、結局はそこそこ遊んだって、部活したってついていけます。これが、学校で高校内容に入る(進学校では中3くらい)ころに遊びすぎて、高校で突然厳しくされて勉強に対する拒否反応が出て、高3の時点ですでに「一浪決定」になっているパターンも多いです。

(え、中1からずっと高3まで中だるみだった? それは中だるみではなく、完全に人生自体がぶったるんどるんじゃー。若さゆえの過ちです)

 

 数学コンテスト的なものや、部活が活発なところなど、評価するポイントも多いので、是非とも頑張ってほしく思いますね。また、栄東と同じく、入試時の得点バックをくれるのも、誠意的で素晴らしいと思います。なかなかできないことです。

 

 今後は、ついに2回受験を始めた巣鴨(21→12)と本郷が競うように伸びてきてほしく思いますね。

 

 

 ま、この該当学校に通っている方でも、内部からは「そうじゃない」と言う方もいるかもしれませんが、僕から見ればこのように見える、ということだと思って下さい。まあまあ核心はつけていると思います。 

 

 みなさんは、基本的に一つの塾、一つの学校、のことしかお分かりにならないと思います。最悪と思っていても、他をみればそうでもないかもしれませんし、ご自分やご家庭が実は十分に恵まれていることも、僕から見ればあり得ます。

 

 また、同じ学校でも学年団の先生方によって差もありますし、相性だってあります。また、部活での友人などでもけっこう左右されますが、そこは縁というもので、仕方のない部分ですので、努力可能部分に注目して頂きたく思います。悔いのない受験生活をしてみて欲しく思います。

 

 書いていない学校でもっと聞きたい方もいるでしょうが、まあ、あまりこちらのリクエストは答えられないかもしれません。コンサルだけの知見ではしっかりした記事にするのは難しい部分があります。

 

 もちろん、これ以下の偏差値でも頑張っている所、良い学校はけっこうあります。ま、それはおいおいですね。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

リブログ、リンク、引用等は基本自由です。もちろん、一報いただけると助かりますが、特におしらせいただかなくても大丈夫です。

 

スーパーコンサル2020、今年も受け付けております。究極の受験セカンドオピニオンを体験してみませんか。もちろん、2度目3度目の方も歓迎です。ご希望の方は、下記記事を参照の上、メールをください。(読んでない方が多いです。一度はぜひお読みください)

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12446458308.html

メールアドレス、hasetomo2009☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)

 

また、小6から定期指導(月2または月4)をご希望の方は、早めにその旨お伝えください。できれば、新学年前に一度コンサルなどで課題点や学習計画などを相談したほうがうまくいきやすいです。家庭教師の方は下記をご参照ください。(2019年現在、毎週の指導は厳しい状況です)

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12514934840.html

 

足軽割引き(僕のバンドのライブに来てくれた方やバンド関係者の優遇)を行っています。数回ライブに来ていただければ、誰でも関係者になれます(笑) 下記記事をご参照ください。

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12528522329.html

 

 

お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしている場合もありますので、返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、茨城、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

<追記>

この度、僕がベース軍師として加入している戦国バトルメタルバンド『Allegiance Reign』の初MVが公開されました。小田原城全面協力の元、色々な方々の助けもあって、素晴らしいものが撮れましたので、是非ご覧になってください。僕は烏帽子かぶってるヤツです。

◆MV
https://youtu.be/tI4YvWd8sz0

 

また、4月22日には初のフルアルバム『EiEiO』が発売となります。ブログでお世話になってっし、応援してやるか、という方は是非お願いいたします。この売上で、今後の僕らの流れも変わりますのでm(__)m
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 まず先日の記事(https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12580876075.html)の彼(R君)ですが、その後、早稲田政経にも受かっていることが発覚しました。本人も落ちていると思って、合格発表もろくに見ていなかったらしく、数日過ぎてから確認して、入学手続きも慌てたとか(笑)

 

 前年Fラン落ち→翌年早稲田政経なんて、ドラマみたいな話です。さすがにできすぎですこれは。奇跡と言って良いと思います。

 

 先日、彼のお祝いを僕らで粛々とやったのですが、彼から出てくるこの1年の想いにかなり圧倒されました。そこに勝利の要諦もはっきりと見えましたので、今日の記事の先に、簡単にそれを言っておきたいと思います。

 

 まず、MARCHと早慶上智では、かなり難度に差があります。

 例えば、明治大の法学部や経済学部が偏差値としては高いと思いますが、それでも早慶の試験とはまず、「問題の難しさ」に圧倒的な差があります。向き不向きにもかなり左右され、東大に受かっても、早稲田政経に落ちることはままあることです。

 

 つまり、明治くらいまでなら、問題がえぐいほど難しいわけではなく、「頑張れば」届く可能性は結構あるのです。が、早慶上智となると、そもそもが入試問題の難易度が高く、ちょっとやそっとの勉強では届きません。特に英語の単語レベルが一つ抜けます。東大英語より単語だけなら難しいと言えます。

 

 それだけに、今回のR君の合格は、まさに青天の霹靂、急転直下にしてカタストロフィックなことであり、驚きが大きかったです。

 

 東大志望生が滑り止めとして早慶に簡単に受かるのは(まあ僕もその一人ですが)、そもそも勉強する上で東大英語などに的を置いている子が少なく、一応、最高難度まで英単語などをやってしまう子が多いからです。

 高校受験でも早慶に届かず明治で着地するパターンを多く見てきています。

 

 もう彼は、「文科省にムカついたので、官僚になりたい」と言い始めており、この1年で劇的に人生が変わったことを、ほほえましくまた、感慨深く感じておりました。

 まあ、今後、早稲田でもいろいろ絶望することもあるでしょうし(笑)、官僚になるのもなかなか大変だとは思いますが、あのドクズだった彼が勉強することにある種のやりがいを感じているのは、喜ばしいことです。

 

 彼の話から感じた、逆転要素は以下の通りです。今の子ならマネしやすい部分もあることでしょう。

 

<R君の浪人時代の逆転ポイント>

22時に寝て、4時から5時に起きることを徹底した。そしてその継続

 ……「先生(僕のことですw)が高3時、毎日6時に起きて勉強していた」という話を現役時代は聞き流しており、本気になれなかった。が、全落ちしたことで決意した。5月くらいになったらどうせ止めてしまうんだろうと自分でも思ったが、意外にできた。結局、1年継続できた。

 

・甘いモノを控え、水を飲むようになり、食事に気を付けた

 ……現役時代は、栄養面でも勝負しろ、という先生(僕のことですw)のことをきき流して、普通にコーラばっかり飲んでいた。浪人時には、ためしに飲み物をミネラルウォーターにした。すると、たしかに集中できる気がした。やがて、2リットルのものを買って、いつも持ち歩くようになり、がぶがぶ飲みながらやった。効率があきらかにあがった。甘いモノも控えた。

 

・YouTuberと勉強したり、早稲田の政経キャンパス内で自習した

 ……とはいえ、11月くらいには精神的にきつい時期がきた。模試で結果も出ず、不安で夜も眠れない時期があった。不安を感じる→勉強をする(これも僕が言った)という行動原理にしていたら、一睡もせずに20時間以上勉強している時期も。

 河野玄斗君(東大理3で司法試験も受かった天才の方)のYouTubeチャンネルで、ただただ勉強しているライブ動画あるので、それと一緒に勉強した。また、自習を早稲田の政経キャンパスでやるようにした。これでモチベーションが保てた。理3の天才でもこれだけコツコツやる、ということがわかり、言外に励まされた。

 

 

 結局、僕が(彼が)現役のころにいったアドバイスを本気で実行してくれ、かつ、自分でいろいろと工夫をし、たまーに挫折したりしながら、努力の継続を徹したようでした。

 正直、政経まで行くとは思っても見ませんでしたから、その知らせを聞いて、心臓が止まりかけました(笑) 彼の高校からは、初だそうです。

 

 僕もまだまだですね。読み切れませんでした。

 

 たまにいくビリヤードと、東大を目指す友人が数人だができたことで、心が支えられたようでした。休憩も大事です。

 

 「本当の意味で東大のすごさもわかった」とも言ってくれました。

 「そうなの。東大って一言でいっても、ちゃんと努力してみないとその本当のすごさもわからないし、正しい評価もできないのだよ。やっと儂のすごさがわかったかーw」と心の中でその成長を喜びました。また、お母様が倒れて以来、頑張り続けているお父様にも感謝の言葉が端々に出ていたことも印象的でした。

 

 一時は憎しみすら持っていたこともあったはずで、その成長も嬉しかったです。口下手なお父様から、早稲田を受験するときに弱音を吐いたら、「受かるだろ」って言ってもらえたことが、非常に嬉しかったようでした。彼の努力が、結局はお父様をも変えたことと思います。

 

 子育てはドラマ以上にいろいろあり、素晴らしいものですね。何があっても、最後まで投げなければ、しんどさも良い思い出に変わります。

 

 このブログに集う皆様も、一時の風景に惑わされず、長い目で子育てをしてみて欲しく思います。

 

 

<東大合格者数ランキング2020年についての分析>

https://www.inter-edu.com/univ/2020/jisseki/todai/ranking/

 

 今年の東大合格者数ランキングがでましたね。毎年、とりあえずチェックはするようにしています。と言いますのも、このランキングがもろに中学受験などにも影響するし、日本の10年先にも影響すると、僕は考えているからです。

 

 あまり京大や旧帝大、早慶の数には興味がなく、僕自身が気になるのは、東大と医学部の数くらいです。海外大学数も重視はしていません。

 

 といいますのも、僕はその学校の「育成力」を見ているからです。

 

 東大への合格は、どの進学校ももちろん狙っていて、営業面でもキモになるデータです。10名以上の現役合格を出すには、どうしても学校側の「何か」が必要なのです。

 

 いわゆる雰囲気づくりかもしれませんし、カリキュラムの速さ、演習数の多さ、追試の多さ、などその「何か」は様々ですが、必要なのです。なくなった学校は、ひとりでにこの数字が落ちていきます。

 

 上記に早慶の入試では「MARCHより一段上」の難度への対応が必要ということを書いていますが、東大はそれとは別の育成方針が必要です。より、学問の本質に迫り、かつ幅広い能力が求められます。それでいて、できれば1教科、ぶち抜けて得意なものが欲しいです。

 

 よくこのブログでも論述力が大事と言っていますが、まさに東大に受かるにはこの能力が必要で、これは単なる問題演習の繰り返しでは身につきにくいです。学校での定期テストの取り組みや、問い方、普段の宿題課題の出し方・方針が非常に重要です。

 

 個人的に僕が注目していたのは、市川(14名)、本郷(8名)、吉祥女子(4名)です。この3校はどこも伸び盛りであり、中学受験の日程に影響します。ま、3校とも現状維持といったところで、まだ大きな変動はなかったですね。各学校ごとの解説が必要なら、またの機会にでもー。

 

 千葉の受験で、市川と東邦大東邦の差がやや出てしまったので、1月には市川が第1志望の子が増える、というところでしょうか。この3校には、優秀な子が増えてきているので、2年後くらいには大きく増えることもあり得るかもしれません。

 個人的には、吉女が豊島岡に並ぶくらいになってほしいです(笑)

 

 

 大きな特徴としては、トップ10のうち、灘を除くすべての学校が関東の中高一貫校であり、現役率も異常に高い、というところです。他の有名進学校も軒並み現役率(学年に対する現役東大合格者の割合)が高く、10%を超えるところが多いです。10%とは、10人に1人が東大現役合格であり、驚異的なことです。

 

 県立や都立では、地方も含めて、さすがに東大狙いとなると1浪が前提となっているきらいを感じます。日比谷でも現役率は8%弱。名門中高一貫校には勝てないようです。

 また、カリキュラム的な育成をしていない公立系のところは、中高一貫でもさすがに実績が落ちてきています。

 

 京大であれば、割と府立なども結果を出しているのですが、東大はやはり、より深い準備(科目数が多い、論述演習など)が必要なので、難しいでしょう。

 

 この一因としては、中学受験でサピが中心となった世代が台頭してきていて、関東の子供たちの学力レベルが単純にあがっていることと相関を感じます。サピの「自主性を持たないと伸びない」システムは、中学以降も淡々と勉強する子を増やしており、そういう子が大きく伸びています。

 

 ただ、サピが最強なのは、今の新中2から新中3以降であり、このあたりの世代では、上位層が分厚く、中堅校にも優秀な子が多くいます。ここで学校側に育成力があれば、そういう子たちが大きく伸び、下剋上に近いことも起こり得るでしょう。

 

 特に吉祥女子や本郷のような学校は、内部カリキュラム的にはその上位の偏差値の学校と全く変わりません。ですので、ぜひとも、東大に多くの生徒をチャレンジさせて欲しく思います。学年で40人の本気の東大挑戦者がだせれば、20人は受かることと思います。頑張ってほしいですね。

 

 いずれにせよ、優秀な子が増えるのは日本にとっては良いことです。(お金さえ多大にかからなければ)

 

 我が母校(兵庫県私立白陵中・高)は、ねえぞ終わったゼロか、と思ったらインターエデュにデータを公開していないだけでした(笑) 15名の合格を出しています。まあ、僕らのころは25人前後が普通だったので(しかも母体数もすくない)寂しい気もします。(ただ京大は多い)

 ま、改革はしているらしいので、今後10年でまた変わることでしょう。OBばっかり優遇してないで、改善されることを望みます。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

<追記>

この度、僕がベース軍師として加入している戦国バトルメタルバンド『Allegiance Reign』の初MVが公開されました。小田原城全面協力の元、色々な方々の助けもあって、素晴らしいものが撮れましたので、是非ご覧になってください。僕は烏帽子かぶってるヤツです。

◆MV
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また、4月22日には初のフルアルバム『EiEiO』が発売となります。ブログでお世話になってっし、応援してやるか、という方は是非お願いいたします。この売上で、今後の僕らの流れも変わりますのでm(__)m
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https://tower.jp/item/5025482/Ei-Ei-O
 

 

 

リブログ、リンク、引用等は基本自由です。もちろん、一報いただけると助かりますが、特におしらせいただかなくても大丈夫です。

 

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https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12446458308.html

メールアドレス、hasetomo2009☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)

 

また、小6から定期指導(月2または月4)をご希望の方は、早めにその旨お伝えください。できれば、新学年前に一度コンサルなどで課題点や学習計画などを相談したほうがうまくいきやすいです。家庭教師の方は下記をご参照ください。(2019年現在、毎週の指導は厳しい状況です)

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12514934840.html

 

足軽割引き(僕のバンドのライブに来てくれた方やバンド関係者の優遇)を行っています。数回ライブに来ていただければ、誰でも関係者になれます(笑) 下記記事をご参照ください。

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12528522329.html

 

 

お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしている場合もありますので、返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、茨城、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

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 先日の記事(https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12572674835.html)では、さもサピックスが最強で他塾では勝てないのような書き方に見えたかもしれませんね。今日は、他塾の方が気を付けるべき、具体的な上位への行き方と心構えを、参考までに書いてみたいと思います。

 

 先に申し上げておきたいのは、これだけ優秀な子の頭数が増えると、結構中堅にも雪崩式に優秀な子が多くなっている、という事実です。これは、以前より中堅校でも大丈夫な側面があると思っていて下さい。

 

 これは、中高6年というのが、不安定な時期(何が起こるかわからない)であることを考えると、しっかり地に足のついた勉強が6年間できれば、仮に中堅校しか受からなかったとしても、いくらでもその後で逆転要素があることを意味します。

 

 名門校にたとえ受かっても、勉強しなくなったり、読書しなくなったりする子も多いです。そういう子には、中堅校でも頑張っていれば簡単に勝てます。

 また、カリキュラムも差はほぼなく、優秀な友達も、10年前に比べれば多いことでしょう。そういう友達も、第1志望に落ちたくやしさなどをもっていたりして、分かち合えると、これは、何が起こるか大学受験ではわかりません。

 

 大事は、大学受験です。大学の学歴の方が大事に決まっていますので、親御さんは自身の健康に気遣いながら、長い目で中学受験を見て欲しいと思います。

 

 では、大手の他塾ごとに「サピに並ぶため」の方策を書いてみたいと思います。逆に以下のことさえ気を付けていれば、サピ以外でサピに勝つことも可能です。また、「並ぶこと」が大事であり、大勝ちしたり出し抜くことまで考える必要はあまりありません。志望校に五分五分の状況を作ることが、まずは大事です。

 

 ま、最近に増えた膨大なコンサルなどの影響もあり、実地でけっこうな数の経験できています。そのへんのネット記事や雑誌記事より、的確なことが書けていると思いますので、長くなりますが、サピの方もそうでない方も読んでみていただければと思います。

 

 同業者の方には、パクッていただいて大いに結構です。中学受験事情が良くなっていけば幸いです。また、グノーブルは、ほぼサピと同等に扱います。

 

 

・日能研ー大手で最もカリキュラムの変更がないが、堅実なカリキュラム

 ……まずは、地方にお住みの方がもっとも多く見かけるであろう日能研からです。全国系と地方系に校舎がわかれているのですが、長所短所はそんなに変わりません。

 

 日能研の特徴は30年以上変更がないカリキュラムが多いことです。その分、地方では良いものの、サピが中心となった関東の中学受験では時代遅れな部分が出てきています。無理がない親切なカリキュラムは、個人的には好きなのですが、漫然とやるとサピの子に勝ちにくい状況になっています。

 

 大手の中では最も教科書の情報量が少ない反面(あんなに分厚いのに)、特に算数では段階が丁寧で、普通にやっても落ちこぼれることはまずありません。また、6年からまた復習課程も丁寧で、クラス分けも少なく(まああって2から3クラス)、親御さんには負担の少ない安心なカリキュラムとなっています。

 

 日能研でそんなに進学実勢が落ちないのは、上位の子を○○特訓、という形で引き上げる方式をとっているからです。○○特訓(関西なら灘特訓など、小4、小5からあるはず)、のカリキュラムはバランスもよく素晴らしいのですが、そこに入れなかった子は、うまく上がっていけないことになります。

 サピは、この難度のものをひとまず全員に渡していて、○○特訓という形でのカリキュラムの区別が小さい(小6からはありますが、差は小さい)、ということが言え、その分、優秀な子の頭数が多いのです。

 

 また、注意点としては、「メモリーチェック」を小6の8月からやる、という点です。これは関東以外ではまあいいのですが、関東では勝てません。メモリーチェックというのは、完成度は高いのですが、所詮はチェック教材であり書いていない事項も多いです。それだけで大きく学力が伸びるものではありません。

 

 これを校舎によっては、3周させ(2周はデフォ)、提出まであるのでやらざるをえない、というのが、サピとの決定的な差になります。

 御三家を狙うような子には、時間の空費になります。サピのコアプラスの方が、情報量が多く、チェック(所詮はチェックであることも注意)にしても量が多いのです。

 

 まず、上位を狙うならば、スタートをGWか7月前半にし、とっととメモチェを終わらせて、四谷の4科のまとめなどにシフトした方が良いでしょう。メモリーチェックのワンレベル上版を創れば(同レベルのものや、ややレベルの低いものはいろんな種類があるが、所詮はどれも二番煎じ)、かなり今の関東なら売れると思うので、やってほしいですね(笑)

 

 また、過去問ですが、やたら丁寧な「直し」を要求してくる校舎が多いです。これも気になっています。

 サピでも直しセットでの過去問提出を要求する先生は多いのですが、意外に「出さなくても」平気です。上位の子は、ちまちま直しなどさせるより、その時間も問題演習に使った方が良いです。特に、国語の直しで多くの時間を使い、後半に学力が伸びない子を多く見ています。

 

 基本は育成テストでしっかり7割くらいをとれるような勉強をしていけば、小6の後半に追いつくことができます。公開模試ではやや難度が平易なので、上位狙いの方は小6の7月と9月以降にサピのオープン模試を受けるのも良いと思います。

 が、対応はしにくいので、悪かったとしても落ち込まないようにしましょう。問題の「感じ」に触れるだけで十分です。

 

 

・四谷系(予習シリーズを使っている)塾ー難度はサピとそんなにかわらないが、落ちこぼれやすさもサピと変わらない

 ……数年前の予習シリーズの改訂で、実はレベルにおいてはサピとそんなに変わらなくなりました。公民をやるタイミングが、四谷の合不合にあわせて性急になり、小6開始時に慌ただしい側面があるものの、レベル自体は、最高難度のものまでやれば、さほど変わりません。

 

 ただ、改訂後は、例題をやっていても急に難易度が跳ね上がることが多くなり、普通にやっているとわからないものがたまって、落ちこぼれる感じになりやすくなりました。まあ、類題を付けたのは使いやすくはなったのですが、サピと同じ欠点(例題の解答をみても、子供だけでは理解ができない)を持つようになりました。

 

 教科書が分冊化され、応用、基礎などができたのですが、応用は異常がつくくらいに難しく、まず大人のフォローがないと厳しいです。サピのレベルを超えたものも結構多いです。やれば勝てるとは思いますが、なかなかしんどいと思いますので、小6までは「標準の予習シリーズ(普通のやつ)」をしっかりやるようにするのが良いでしょう。

 

 社会が全塾の中でもっとも早い進度で進む(グノーブルを除くw)ので、公民がやっつけになり、定着が薄いのも気になりますが、そんなに苦にはならないはずです。

 そこで仮に身につかなくても、四谷には最強の総合復習教材「4科のまとめ」があり、そこで夏から復習が可能です。

 

 現行では、この4科のまとめが、その辺のチェック教材よりは出来がよく、カラーにもなって勉強しやすいです。ただ、算数は、現状では上位を目指すうえでは抜け(パターン数が少ない、中堅用なら十分)が多いので、東京出版の「ステップアップ演習」「プラスワン問題集」で代用したほうが良いでしょう。

 

 4科のまとめを、「夏以降」に3周できれば、大抵の良い学校に受かります。(ま、3周できる子は少ないですが)

 

 基本は、小6以降の合不合模試を基準にしていきましょう。御三家レベルの方は、サピの「○○模試(開成模試など、名前ありのやつ)」を受けると、直接のライバルと戦えて、いろいろと学べることでしょう。

 

 サピックスオープンを受けるなら、5年のものがよく(5年の方が難しいのでw)、6年以降は受けるなら「○○オープン(上記と同様)」が良いでしょう。

 

 YTの受講はやっていると、ペースはつかみやすいですが、値段に見合う効果がやや薄い印象です。小6夏以降は、どちらでも良いでしょう。

 全国統一小学生テストも、ま、難易度的に小4以降の中学受験生は時間の無駄感が大きいですが、どちらでも良いですかね。6年で受ける必要はないでしょう。(四谷直系では強制)

 

 

・新演習シリーズを使っている塾(栄光ゼミナール、各個人塾など)ー教材の完成度は他塾と同等。勝手に自粛せず、全部やってみる気概をもつべき

 ……栄光ゼミナールの開発部が作っている新演習シリーズですが、かつては四谷と同じような進度でかつ、類題が丁寧で使いやすいのが売りの教科書でした。今は、四谷の方が改訂してしまったので、やや進度などでずれてしまった部分があります。

 

 基本的には、練習問題まで全部隅から隅までやって、やっとサピの真ん中らへん、という印象です。落ちこぼれにはなりにくいので、計算日記などをしっかりやって、まずは標準の習得を目指し、小6以降は、プラスで東京出版系の算数教材(ステップアップ演習、プラスワン問題集→雑誌中学への算数)をやっておくことが必要です。

 

 宿題チェックが甘いところが多いので、宿題をさぼりはじめると、簡単にこの辺は落ちこぼれていきます。まずは宿題ですね。

 

 また、夏以降にするコンプリーションシリーズは、偏差値50までの子には最適な教材ですが、トップを目指す子には、遊びみたいなもんです。メモリーチェックよりは、見につきやすい印象ですが、これもとっとと8月上旬くらいで終わらせて、4科のまとめに移行し、終わるころ(10月くらい)には算数も雑誌の中学への算数を数か月分こなしている、という形が作れれば、御三家でも戦えます。

 

 おそらく、普通の教材でも「きつい」と思っている方が大半だと思いますが、サピはその10倍くらいのきつさです。まずは、毎週の確認テストを裏表完璧にしていけば、中堅校でも良いところには行けるので、まずは安心な状況をつくり、余裕ができたら上位を狙う、で良いと思います。

 

 上位狙いの方は、首都圏模試より、合不合模試を受けていきましょう。

 

 

・他のオリジナル教材系の個人系の塾(ジーニアス、エルカミノ、市進など)

 ……あまりこのブログでは書いていませんが、僕はこっそり中野などにある『ジーニアス』を評価しています。先生方の世話焼き具合や算数の段階の踏み方など、非情に丁寧かつ合理的で小4で比をやるのも関西の人間としては、わかる部分があります。

 

 ただ、ここに限らず、どの個人系の塾も若干、サピが中心になった中学受験に押されつつあると思います。これの原因も僕はいろんな塾や進学校のやり方を見てきているので比較検討ができ、見えている部分があります。そのうえでの見解を述べさせていただきます。

 

 一言でいうと、時代遅れ、なのです。サピの隆盛で関東の受験事情はかなり変わってきているのですが、ベテランの先生ほど、四谷中心時代、日能研中心時代の感覚のままなのです。

 また、大学受験事情も変わっていて、そこから逆算してものを考えないと見えないことが多いと思います。

 そこへんを、僕が完璧にできている、とは言えないのですが、まあ、自分よりわかっていない方に対しては、「わかってないな」、とはっきりわかります。

 

 今は、中堅層の子でも、できれば中学への算数などでハイレベル教材に触れさせて、能力を開発して、上位生の数自体を増やして勝負するべき時代です。

 現状レベルが低い子がいたとしても、こいつはどうしようもない、と決めつけず、たまにハイレベルなものに触れさせたほうが良いと思います。

 

 難しい問題でも、大人がちゃんと解説すれば、意外に子供たちはできるようになるし、そこから上位生も生まれることもよくあります。これを日常的にやっているのがサピックスの強さです。

 

 その分、準備ができずに落ちこぼれていく子が半分以上でそれを引き上げる仕組みがない、のがサピのダメなところでもあるわけです。そこは個人塾であれば、その落ちこぼれ率を限りなくゼロに近づけられるし、そちらに舵をとらないと生き残ってはいけないと思います。(学力崩壊まで行った子のフォローのしんどさは、僕もわかる部分があり、想像を絶しますが)

 

 これらの個人塾でも、秋以降にやたら標準レベルのものばかりをやって、応用をしない、考えさせることしない、パターンのカリキュラムをする傾向があります。上位生はそれだけでは勝てません。

 

 しっかり考えさせる問題(できれば論述も)に数多く触れさせることが大切です。

 つまりは、東京出版の中学への算数くらいのものを5割くらいの子にさせることが大事でしょう。でないと、御三家レベルのサピックスの子には勝てません。

 

 個人塾の先生方には、そういう良問を独自で編集したりする気概が欲しいところです。それを上位生だけでなく、中堅の子にも触れさせるチャンスを与えるべきでしょう。

 

 また、概して理社が弱い傾向になりますので、4科のまとめなどでフォローしておきましょう。

 

 

<総括として>

 また、サピでは式を書く、図を書くことが定着しにくいです。より効率的に点数をとろうとするあまり、視野がせまくなり、式を書かなくなる→応用力は伸びにくい、というパターンがあります。これがサピの7割くらいの子に見られます。

 それでも膨大なハイレベル演習量なので、そこそこ勝ててしまいます。大学受験の想定もすると、良いことではありません。

 

 だからこそ、他塾では、逆に式や図の徹底化を図り、ハイレベルのものに触れさせれば、勝つ可能性ができるはずです。

 関西の塾では依然としてそのような塾が多く、「数学の関西」(と昔から言われている)という現状は、まだ厳然としてあります。これは、式と図の徹底、はじめての問題でも考えさせる土壌がある、のが要因の一つであろうと思います。

 

 また、100字から200字の文章を毎週書かせる経験が中学受験生にはあった方が良いのですが、これが、サピではほぼできません(ちょっとやってます)。

 そこをあえてやると、サピとの差別化が図れ、突破口があると思います。(サピがこれをやってきたら、もう勝ち目なくなりますがw まあ構造的に無理だし、やる必要もないでしょう。やってもポーズにしかならない)

 

 

 ということで、この情報過多の時代では、どこの塾でも勝てますし、最近ではデジタルアーカイブで塾なしでも上位に食い込む子が出てきています。

 N高から東大生がでたことからも、集団授業の重要度が薄れ、個人で勉強する、個人で頑張って結果を出す、僕らはそれをサポートする、という時代にシフトしてくることでしょう。

 

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

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 この度、拙著「論述で覚える最強の社会」が改訂されることとなりました。

 

中学受験 論述でおぼえる最強の社会 改訂4
Amazon.co.jpによる
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4753934764/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_.eVAEbYSX8RDW

 

 4月3日発売予定です。よろしければ、ご予約ください。出版社が喜びます。(僕のギャラはもう固定でもらっているので、売れたからといってギャラは増えないw) 

 

 このシリーズは毎年、理科→社会の順番で増刷させていただいております。もう改訂4版です。

  この本から当ブログを知ってくださる方も多く、コンサルで来るようになってから、この問題集を持っていて、「この著者の先生ですかー」のような驚かされ方をすることもありました(笑)

 

 今の中学受験の流れには、非常にあう本が作れたと思っております。(むしろ時代が追いついてきたかw)

 これの初版は、本当にしんどい時期に睡眠時間をけずって、しかも二年くらいかけて作った記憶があります。

 

 毎回、改訂のたびに問題を追加したり、時代にあわないものは削除したりしております。初版での不備なども改善し、かなりよいものになっておりますので、よろしければお手にとってみてください。

 

 発想の基本は、僕が「東大を志す時に大事にしていたこと」を中学受験に落とし込めたら面白そう、爆伸びするやろクックック、という感じです。

 

 関東の中学受験をみて、詰め込み傾向が強いのも感じ、いや落とし込まねばならない、という必要性に駆られてもいました。また、今のサピックスが基準になってしまった受験で、詰め込みに走る子に、「こうすればいい」というのを示したかった意味もあります。

 

 そういう問題集を探していても、いまいちいいのがなかったので、付き合いのあったエール出版にもっていって、企画して作りました。今は、パクリみたいな? 問題集が出てますね。それはそれで、流れができてよいことです。

 

 

 理社が覚えられない、という子が意外に多いのですが、そういう子には一貫していくつかの性質があります。

 単なる完璧主義の発露による、視野の狭さ(他の子だって同じくらい覚えられないのを知らない、考えがいかない)からくることもよくありますが、まあ、単純に覚えるのが下手、というのもあると思います。

 

 単純におぼえればいい、といっても、必死こいて覚えようとした経験くらいはないと、コツにも到達しにくいです。

 

 僕は中2から中3にかけて、歴史などの授業のノートを完璧に丸覚えし、広告の裏紙に超速で全く同じノートを再現する、という勉強法をしていたことがあります。いわゆる、完全なる丸覚え・詰め込みを実践していた時期があったのです。

 

 進学校の中2というと、試験範囲は教科書のページ数でいえば、60ページくらい。公立中の二倍から三倍あります。一部の進学校では、最初から高校内容と同じものや、深みのあることをやるので、しんどさは倍増します。

 

 どちらかというと、僕の脳は記憶タイプだった(脳のタイプは思考or記憶)とは思います。この「もう一冊ノートを作る」勉強法で、さすがに満点近い点数をバシバシ出すことができました。これを基本的に理社でやっていました。

 

 詰め込みがどうたらいう方や、覚えられないと嘆く方は、まず、本格的な詰め込みを一度もやったことがない方が多いです。オススメはしませんが、一字一句たがわずに暗記してみる経験も時には必要ではあります。

 

 さすがに、テキストやノートを完全再現できるほど何度も読み込めば、いかな勉強法でも効果はあります。

 この経験を繰り返すと、どんどんコツみたいなものもわかってきて、「覚えるコツ」がある程度ひとりでにわかります。僕は定期テストがくる度に計画をたて、毎回改良しながら挑んでいました。おそらく、3週間をガチでテスト勉強したという意味では、物理時間で学年で誰も僕に叶わない時期もあったことでしょう。(まあテスト一週間前まで週6で部活はありましたが)

 

 ただ、この方法では絶対に優秀な子には勝てないことが、2、3回を経るだけでなんとなくわかります。実際、僕もこの方法では、学年10位前後がせいぜいでした。

 

 よく策のないお母様などが、お子さんにとにかく覚えろ、的なことを言う(でやるわりに伸びない)パターンがありますが、それは真理である反面、やり方の工夫や時間の使い方に注意を払う必要があります。

 

 というのも、とにかくこのやり方は、「時間がかかりやすい」のです。そんなに丸暗記する「意味」があるのか、それで点数に直結するのか、学問の本質なのか、は考えておく必要があります。

 

 また、名門校ほど、意外に「ロゼッタ」とか「メスシリンダー」みたいな名前をただ訊いてくるようなタイプの設問はないものです。それを学問の本質だと思っているなら、かなり危険な先生だと思います。

 ですから、知識が「使える」ように勉強していくのが基本になります。知識を使うために、物事の説明に必要になる知識こそが、大切な記憶事項になるわけです。

 

 であれば、説明しながら知識を使い、吸収していくのがもっとも効率がよいはずです。

 

 三週間前から一週間前までに僕がやった定期テストの勉強内容は、歴史ノートの暗記と数学のとき直し、英単語まとめのみ。数百点あるうちの200点前後に過ぎません。これでは効率が悪すぎるのです。学年1位にはいけませんし、東大レベルは厳しいです。

 

 また、授業も並々ならぬ気合いで受けねばならず(ノートをメモも含めてしっかりとるため)、これはしんどいです。みんながぐっすり寝ている現国でも、僕は眠気と戦いながら起きていました(笑) 

 その後、一度中3で僕は勉強しすぎて体調を壊すのですが、その原因は詰め込みに走りまくった結果と、今は言えます。

 

 点数になるくらいまでしっかり覚えるのは、かなり大変です。また人によっては、どこまで覚えても常に不安があり、忘れてしまうんじゃないか、覚えきれていないんじゃないか、という不安が消えない方も多いです。

 

 ただ、それでも何度かやりきると、「どうすれば覚えられるか」が見えてもきます。僕に関しては、そこから得たものも大きいです。山籠もりをした密教僧が、意味の有る無しは別にして、ある程度の凄みがあるようなもんでしょうか。

 

 能力開発は、その努力を単純にやらないと拓けない面は必ずあります。暗記力を伸ばすには、暗記しようとしないといけません。その途上で気づく工夫が大事です。

 らくらく覚える方法というのは、よいやり方はありますが、簡単でインスタントにできる方策はない、と言うべきだと思います。あると言える人がいたら、疑わしいですね。空海上人かな(笑)

 

 

 僕に関しては、いつしか、「覚えやすさ」を追い求めているうち、歴史や授業の「流れ」を意識するようになり、要点をつなげるような形で丸暗記しはじめたのが、中2後半です。

 

 ノートの単なる丸暗記ではなく、

文章のかたちにして

なぜ、を追及しながら

 流れを意識して覚えていく、というのが、忘れにくくしかも論述力などを副次的に身に着けることができ、大きな差を生むところだと思えます。これで、学年順位は4位までいけました。(が、1位は一度もとれないw)

 

 

 できればみんなが苦労してここまでたどり着ければ良いのですが、今の子は、僕らの世代が経験したことを踏み台にして先に進んでもほしいので、公開していきたいと思います。

 このブログでは、有料制などにはせず、日本の教育の将来的なことも鑑み、全情報を無料で公開しております。

 

 その体現の一面がこの問題集となっております。中位の子が上位にいくための、また、上位校に受かるための共通則が手に入りやすいモノとなっているでしょう。

 

 あわせて「論述で覚える最強の理科」もよろしくお願いいたします。理科も、自信はあります(笑)

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

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 かつて若かりし僕は、「誰でも頑張れば東大くらいいける」と思っていました。今もまあ、心の奥底では思っていますが、そんなに甘いものではないことを、この仕事を通じて感じています。

 

 かつてそう思っていたのは、熱血でもなんでもなく、僕自身が、小学期には塾で0点をとったこともあったし、中高で、中の下から努力を重ねることで東大まで行けたその経験則に依るところが大きいです。

 

 ただ、本当に甘くないのです。だんだんと指導歴が長くなるにつれ、「みんながいけるわけじゃない」「所詮才能が大きい」という、ニヒリズムめいた考え方になっていきました。やはり遺伝めいた才能値や、努力できる才覚みたいなものがあって、その限定要因が大きいのではないか、と。

 

 本質から変わってくれた生徒は本当にごくわずかに思えました。

 

 麻布や開成や豊島岡に受かっているようなかつての自分の生徒も、元々の資質が優れているだけであり、彼らの「才能内で」努力しただけで、突き抜けるような能力開発を感じることは、ありませんでした。

 いうなれば、80点の人間が自分の限界内で努力をし、85点になって、83点の学校に受かった、というような感覚です。

 

 もちろん、これでも、生徒はそれぞれの受験を戦い切っているのであり、戦略としての勝ちに導くという意味で、受験のプロとしては良いとは思うのです。ただ、まあ現実とのなあなあのバランスをどこかでとっている自分を感じてはいました。

 

 それが、この度、一人の生徒の頑張りが、改めて僕に大切なことを教えてくれました。受験にとって、長期的視野がいかに大事か、を皆さんにお示しすることにもなろうと思いますので、参考にしていただければ幸いです。

 

 かなりの長文ですが、これはすいませんが、最後まで書かせていただきます。

 

 

 この生徒を、僕は足かけ8年、見ています。

 しかも、今のように月2とか隔週ではなく、まだ暇な? 時代でもあり、本当に毎週指導していました。

 

 この家庭は、言っちゃ悪いのですが、いろいろと問題が大きな家庭でした。言葉数が少なく時に過激で不器用な言葉使いのお父様、収入が高くプライドの高いお母様、ぶーたれの妹、そしてシャイボーイの兄。←これが僕の生徒です(まあ中学受験は妹も見たし、問題はあったけど最後はうまくいった)

 

 かなり当初は困難な時期もありましたが、お母様お父様の苦悩、兄妹側の苦悩などを目の当たりに出来、いろいろと僕は学ばせて頂いています。この家庭から想起された記事もいくつか書いています。

 

 まず、僕はここまでで家庭教師だけでも数百人、塾時代をいれると、それこそ600近い生徒を見ていると思います。そのほとんどの生徒に関して、「才能がない」「だめな奴だ」と思ったことはありません。頑張れば、やはり東大にでも行けると思っています。

 

 

 注意としては、ほとんどの、99%の生徒は、本当の意味で「頑張る」ことはありません。与えられた状況の中で、そこそこを100%近くやっているだけ、与えられたり見えている風景の中でしか頑張っていない、と言えると思います。

 

 それでいいと言えばいいのですが、何も失うものがない10代の間くらい、限界を超える経験をやってみればいいのにな、と僕は常々思っています。まあ、そういう生徒は、ほとんどいないですね。受験はその格好の材料なのですが。

 鉄緑などに通って、与えられたものだけをやって(まあ東大まで行けて)しまうと、自立意識に欠け、極限の中での突破経験は、難しくなるでしょう。

 

 

 ただ、そうはいっても、「これはちょっとなぁ」「さすがにきっついか」と思える生徒が、つまり才覚面でもちょっと厳しいかな、と思える生徒が3人くらいいました。そのうちの一人が、この兄のほうなのです。

 

 彼が小6の時は、悲惨なものでした。まず、まともな授業になった記憶がほぼないです。休憩時間には、アニメや特撮のテレビを30分も見てしまい、ほぼ授業が潰れるというw おまけに、いざ勉強を始めても、文句が多いし、僕の言うことはきかないし、口答えや何のかんのと言い訳をつくってはやりません。1,2問やって休憩、を繰り返します。

 

 そして、親が帰ってくる授業終了30分まえになると、突然人が変わったようにおとなしくなり、机に向かうようになります。

 とはいっても、親の前でだけ真面目にやっていて、普段の勉強を真面目にやれていないので、塾もついていけずに辞め、個別も先生と喧嘩していったふりしていかないなどを連発。当然、成績も地の底のような状態でした。

 

 声を荒げて怒ってもだめ、なだめすかしてもだめ、強引に連れ戻してもだめ、舐められないようにするので精一杯の状態でした。「ま、ギャラはでるんだから」と自分に言い聞かせながら、毎回の2時間を戦っていました。

 

 僕の場合、この仕事(家庭教師)は基本、嫌になることがないのですが、この時期のこの家庭だけは、正直、毎週行くのが心重い時期がありました。

 

 しかも、どう考えても、目の前の生徒はいい実績を出してくれそうにありません。同じギャラで、大人しくて頭の良い生徒を教えれば、はるかに楽なうえに、実績も出して僕の名前も上げてくれるかもしれないのです。そのような葛藤が毎回ありました。

 

 そのころの僕は独立して理想の塾を作ろうとしていたのですがうまく行かず、生きる目的である音楽などの芸事もできず、経済的にもけっこうヤバいところまでいって、厳しい時期でした。ギャラは今の時給の半額以下ではありましたが、しんどい時期でもあったので、受けるしかない事情もありました。(塾独立画策期、自分は数年実質ノーギャラでした。それに比べればという想いもあった)

 

 当初は、ま、進学実績さえ諦めて、テキトーに授業をやって逃げるようにとっとと帰ってれば、ひとまずギャラはもらえるし、いいか、と思うようにしていました。

 
 

 が、数か月そこに通う中で、この生徒にも可哀想な事情があることが見えてきました。

 

 この子が頑張れないのは、親が厳しすぎる面があることが大きいということがはっきりわかったのです。毎日、この兄妹は親の厳しい𠮟責や体罰におびえながら、家の手伝いなどもこなし、勉強もつまらないけどつまらないとは言えず、(あと、「わからない」とも言えてなかった)、どんどん問題が複雑化していることがわかりました。

 

 その反動で、親の見ていないところで羽を伸ばしすぎるきらいがあったのです。おそらく、塾でも学校でもまともにやれていない、怠け癖が元々あるのに見栄っ張り、さらに快楽主義な面もあって、才覚が全く伸びていかない事情が見えてきたのです。

 

 そこで、僕はいろいろと察して、「北風と太陽」でいうところの太陽になることを決めました。休憩にアニメをみるなら一緒に見てやろう。じゃあそこまでにここらへん説明してやるから終わらせようぜ、というシステムにすると、それまでの3倍くらいの量ができました。しょーがねえやろーです。

 

 まあとはいえ、たった1年しかない中学受験は最後の方はちょっとやるようになったものの、偏差値50以下のところも含め全滅でした。

 当時、僕は何人かいる家庭教師のひとりに過ぎず、算数しかもっていなかったのですが、見てみると他教科も盛大にボロボロでした。

 ま、仮に僕がもっと頑張って、算数だけまともにしても合格にはならなかったでしょう。(算数はどの学校も5割くらいだった。それでも自分なりには最善を尽くして戦えたと思えたw) 

 

 彼は、公立中に進学することになります。

 

 ま、これでこの家庭ともおさらばだな、ほな! と思っていたところ、お母様から直々にお電話があり、「中学以降も持ってほしい。うちの子が長谷川がいいと言っている」と。4人の各教科の家庭教師から僕を選んでくれた、というのを粋に感じ、引き受けることにしました。

 

 ま、正直、関東の高校受験はレベルが低いことをバカみたいに時間をかけて必死に繰り返し演習でやり、しかもシステムに不可解な部分があって、嫌いだったのでめんどくさかったのです。

 

 が、これを通じて僕は都内の高校受験と公立カリキュラムに精通する(テスト時には毎日のように行って、マジで全部一緒にやった)ことになるので、大きなプラスはありました(笑) (また、これをきっかけに、日本の教育界の大きな欠点も見えています)

 

 さすがに、小学生のころのようにクソガキではなくなりましたが、ここで、僕はヤツの「才能のなさ」を痛感してしまうことになります。

 

 中1から中2は、基本的に授業のフォローをしつつ、世間一般のことや、学歴のことを話すことが多かったです。そもそも、普通に机に座るようにはなったのですが、15分と集中が持ちません。

 

 集中ができない、しても続かない、考えられない、そもそも読めない、プライドが高く粘りがない。おまけに提出物も出さない、ごまかす、親には調子のいいことだけ言う、ちょっと目を離すと、ケイタイ(高校時はスマホに)やDSばっかりいじってる。

 どこからともなく手に入れた小遣いで、衝動的に漫画やコミックスを買っては、それが部屋や机に大量にあふれていました。あきらかに、普段はやっていない、僕との授業の時しかまともにやっていないのはバレバレでした。

 

 こういう子でも、説明すればわかったり、受け答えを見れば「知能は高い」「頭はいい」などはわかるものです。それが、この子からは全く感じられません。

 

 中2の後半ごろには本人もだんだん荒れてきて、親も𠮟責が多くなり、家出を繰り返すようにもなりました。お母様は自分の仕事があるのに、深夜の街を探し歩いて、何度も連れ帰っています。

 

 お母様から、家庭教師の前や後に、個人的に相談されることが増えてきました。親の言うことが届かなくなってきていて、僕が間に入るしかない事例が増えてきたのです。

 

 ここで対応を間違えていれば、ヤツの性格上、おそらくへそを曲げまくって、夜の街に消えていくなり警察沙汰などを起して、家に寄り付かなくなり、良くない友人と付き合うようになったりして(夜の街には必ずいる)、まともに高校受験もできなかったことと思います。

 

 それくらいデリケートな時期でした。毎回の授業で、うまくコメントしてやれるか、こいつを認めてやれるか、をビビりながら授業していました。せっかく励ませても、お父様の言動ですべてが不意になったりすることも多かったです。精神的にも不安定でした。

 

 もう、親の暴力では躾ができない状態になっていたのです。小学期は体力がなく、親に反抗できなかったのが、体力がついて牙をむくようになったのです。

 親は相変わらず「日比谷高校とか目指してみろ」などと、非現実的なことを言っています。彼はそれを信じて一旦は努力しようとはするけど、まったく結果がでず、そのギャップに現実逃避をする、この繰り返しでした。

 

 家出などの問題行動も、決まって定期テストの前などでした。逃避行動であるのは、僕には痛いほどわかっていました。失敗なんてしてくれてなんぼなのですが、彼は、親が自分の成績にどう反応するのかが、怖かったのです。そして、勉強もすっかりわからないので、自信も失っています。逃げる気持ちも僕には痛いほどわかりました。

 

 この状態を打破するには、どこかで、まぐれでもいいから、結果を出すしかなかったのですが、結局、高校受験まで一度も出ませんでした。

 

 高い志望や学校名を言うのは、親御さんなりにハッパをかけようとしている。それは、僕にはわかるのですが、子供たちにはその真意が全く伝わっていませんでした。

 親子喧嘩がかなり増えてきます。

 

 中3になるころには、サボりまくったツケがまわってきていて、真面目に取り組んでも、思うように点数がでなくなっていました。

 僕的には、中3になるころには、彼なりに真面目にやるようになっているし、やりたい、という気持ちがあるのはわかっていました。でも、平均にも届かないのです。真面目にやる、と決意しても漫画を読んだり、ダラケてしまう現実もありました。

 

 彼は家族とのやり取りの中で、家で大泣きし、正体をなくすこともありました。(思えば、家族の前で大泣きできたときから、ちょっと変わった。僕は横でもらい泣きしながら、慰めているだけw)彼なりに自分の不甲斐なさを感じているのが分かりました。

 

 公立中で、頑張っても平均に届かない、というのは、まあ、そういうこと(才能の欠如)なんだな、と僕は思うようになっています。まぐれでもいいから、良い結果をとらせないと、もうヤツの心が持たないとも感じ、「もういいだろ、結果ださせてやってくれよ、やってますやん!」と神様に向かって呪い事を言う日々でした。

 

 そんな感じで、高校受験を迎えるのですが、ひとまず、この感じだと大学受験は難しいと感じたので、大学付属校、それも日東駒専レベルのやや低いところを狙わせました。

 ただ、結局、公立の高校受験では、内申が大きくモノを言うので、提出物を一度でも忘れたり、テストが悪かったりすると、もうリカバリができません(不登校の場合も同様)。

 

 私立でも推薦でエントリーできていないと、純粋な学力だけでは挽回できない現実(推薦組プラス30点は3教科合計で必要)があり、ここも失敗に終わってしまいます。

 

 ただ、中3夏明けくらいからはまあそこそこはやりました。彼なりには頑張ったと3カ月くらいは言えると思います。でも、偏差値50いくかいかないかの、中途半端な高校にしか受かりませんでした。特進クラスもあったけど、そちらにも入れずでした。

 

 

 高校からは少し様子が変わりました。(彼なりに)頑張って無理だった、という初めての経験ができたこともあり、学歴・大学に非常に興味を持つようになりました。(そのころの様子はhttps://ameblo.jp/jyukuko/entry-12194511673.html

 

 中3のころの夏休みに一緒に漫画喫茶にいったこと、彼の興味があるロードレーサー(たっかい自転車)を僕も買い、進学祝いに一緒に数回ツーリングに行ったこと、僕の仲間のオタクおじさんたちの仲間に入りバーベキューなどをしたこと。僕も誰よりも楽しんでますが、いろいろと時間を割いていきました。

 

 そのようなイベントがあるたびに、彼の心が柔らかくなり、前向きな発言が増えるのがわかりました。

 いつしか彼の問題行動は全くなくなり、ひとまず勉強はするようになりました。

 

 僕の知り合いのおじさんたちは、非常に彼をかわいがってくれ、いつも気にかけてくれたり、励ましてくれたり(コミケに出たりw)、よい?大人の見本を見せてくれました。そのことが、「こういう大人になる」という具体的目標になり、そのためには仕事もまともでないといけないこと、そのためには大学も、できればいい所が有利なこと、なども理解していきました。

 

 彼に必要だったのは、居場所や、愛情めいたものだったのだな、とそのころには感じています。

 ただ、彼の両親の愛情が乏しいのではありません。やや不器用で(親子とも)、うまく伝えられていなかったのです。ちょっとした言葉の、なんと重要なことか。

 

 子供は「頑張ったね」って言ってほしいだけなのかもしれませんし、「大丈夫?」といつも声をかけて欲しいだけなのかもしれません。それが非常によくわかる日々でした。

 僕自身も言いにくいことでも言うべきことは発言するようになったり、感謝や謝罪をしっかり言葉にするようになったり、反面教師として学ばせてもらっています。

 

 彼が高1の終わりごろ、さらに事件が起こります。そのころ、妹がサピックスで受験を迎えており、そちらでも、毎日バトルが繰り広げられておりました。

 

 結果として、お母様が倒れ、重篤な脳の病気になり、長期の入院を強いられることになってしまったのです。そこからお父様が家事の一切を行い、長男である彼も介護用品を病院に届けたり、その一方で妹は中学受験と、大変な時期が始まります。

 

 このことがあってから、この家族にはいろいろと気づきが起こり、団結して物事にあたるようになっていきます。妹の方は、万年サピでAクラスだったものの、最後には自分から勉強をするようにもなり、その成績からはもったいないような学校に合格(これはほぼ僕の力かもですw)。

 

 そして、彼は高3になりました。進学した高校では、一応頑張っていて、中の上といったところ。ただ、その学校は9割の生徒が指定校推薦やAOでなんかテキトーに大学受験をしていく学校で、学力勝負の一般受験をする子はほぼいません。

 その中でも彼は、国公立大を目指すことを宣言し、戦うようになります。

 

 ただ、国公立大はさすがに無茶だと僕はわかっていました。現実を知らないがための、無謀策でしかないです。でも、はじめてなくらい、彼から言いだしてきたことではあり、そのための勉強も未熟なりにやっているので、その基礎くらいは作ってやろう、と思いました。また、なんとか可能性くらいは残してやりたい、と思えました。

 

 しかしです。やはり、中高6年の重みは違いました。1年で逆転できるほどのものではありませんでした。ちょっと本気になったくらいで、中高一貫の進学校の子たちに割って入ることなどできません。甘くはないです。

 

 これは名門進学校で中高サボった子にも感じることですが、猛勉強、といってもその「やり方」が全くわかってないのです。ものすごく甘いクオリティだったり、量の少なさにビビります。また、時間も1日4時間がせいぜい。これで国立? 舐めんな、という感じでした。

 

 僕が高3のころは、1日8時間から10時間がデフォです。というよりは、やるべき課題を並べていったら必然的にそうなる、という量がそれでした。

 その量がなぜわかるかと言うと、定期テストなどで真剣に取り組んでいるので、その経験から自分の能力や足りない分野などを分析することに長けていたのです。

 中高で大きくサボると、それを高3になってからしなければならないので、非常に不利なのです。

 

 それでも夏には、10時間くらいをしてくれました。これは7年付き合ってはじめてのことであり、気合を感じることができました。

 たしか高3の7月に、学校が休みにも関わらず、舐め切ったクオリティしかできていないので、3週連続で怒りました。

 8月に入ると、「お、やっとる」という状態が続くようになり、はじめて、「授業らしい授業」ができました。あ、俺、ちゃんとコイツにモノを教えてるな、と。

 

 サピの小学生でも初回からできることが、7年もかかってます(笑)

 

 そうなると、まともな戦略もいくつか打つことができました。が、さすがに全統などでは結果が出ず、僕は「ひとまず(国公立大は置いといて)日大を狙おう」と提案しました。当時、アメフト問題で受験生が大幅に減ることが予想できたし、実際1万人くらい減っていました。それ以外にも「受験戦略」ではかなり大当たりし、「おいしい」大学を受験させることができました。

 

 が、結果は惨敗。それどころか、E・Fランの大学も一つも受かりませんでした。さすがに、がくりと来ましたね。

 本当に才能がないんだな、と。彼なりに頑張ったのはわかってるし、しょうがないのかな、と。

 

 また、私大が受かりにくくなっていることもマイナスに働きました。その3年前なら、日大でもどこかの学部なら入れていたと思います。

 

 ただ、自分で勉強する、という基礎はできていたし造ることができた、自分の役目は終わった、と思えました。そこで、落ちた場合のおススメの予備校を教え、浪人では彼をもたないことを約束していました。

 

 浪人は、特に今まで甘ちゃんだった人間には、人生を見つめ直す良い機会です。基礎をつくり、できるだけ1人で頑張らせるのが大事、というのが僕のポリシーです。浪人で伸びている人間は、全員、孤独に戦っています。それ以外の人間は遊んで、元の学力よりも下がって、人生で大損こいています。

 この率は五分五分です。

 彼の場合、その危険性はもうない、と判断しました。

 

 それでも、あれだけ単語覚えたり、演習してもセンターで5割行かないことなどから考えて、「1浪して日東駒専かな」と僕は踏んでいました。プロ的にも正しい予想だったと思います。

 センターでは、問題の文章を読解することもなかなかできない状態で、僕の(日本語のw)和訳が毎回必要でした。(一応、ちょっとは読書してましたが、読めなさはひどかった)

 

 それでも、日東駒専ならまあいいんじゃないかなと思いました。才覚的にもです。まあ、がんばれよと。たまには遊びにつれてってやるから。なんかあったら相談しろ、と。

 

 

 そして、1浪後。

 

 結果として、彼は浪人の1年でセンターの点数は倍増、MARCHの一番上を落として、合格を勝ち取りました。(さすがに国公立大は無理だった。ただ惜しいとこまではいけた)

 (追記、さらに早稲田の政経にも合格していることが発覚、さらに奇跡めいたものになりました、奇跡ですこれは笑)

 

 その一報を聞いたとき、彼のメッセージがあまりに熱くて、僕は人といたのですが、その場で泣いてしまいました。簡単な感謝の言葉と、「見捨てずにいてくれてありがとうございました」という言葉で、泣かせてきよったのです。

 

 夏休みに、彼を励まそうと、件のおじさんたちを集めて秋葉原でご飯を食べました。その時の彼の印象や、勉強に関する相談、発言、1日の勉強スケジュールなどを聞いて「かなりやっている」「人生をかけてやってる」のはよくわかりました。

 

 予備校の自習室に開門から閉門まで必ずいて勉強し、ノルマをこなすと朝の1時や2時までどうしてもかかってしまう。友達も作らず、とにかくべらぼうに勉強をしていました。身体を壊さないか心配なくらいでした。

 

 ただ、これを聞いても、まあ日大がせいぜいだろう、とおもっていたのです。私立大の定員厳格化による厳しさはそれくらいしんどいものでした。名門私立中高一貫の子も、落ちこぼれると、ほんとにMARCH以上はきついのです。

 

 受験の神様はいる。今年は早慶どころか、MARCHも志望者数が少なく、みんながチキンでした。そこを読み切ってかどうかはわかりませんが、上位から受けていったのは素晴らしいと言わざるを得ません。

 

 運は「運ぶ」という字を書く、というのが僕の恩師の言葉なのですが、まさに、彼は運を努力で運んできおったな、と思えました。努力による実効的なとんでもない引き寄せをしたのだと感じました。

 この1年でFランも落ちた人間が、MARCH出身者になり、大きく人生は好転したに決まっています。

 

 彼は元々、気遣いなどは非常にできるタイプなので、その辺の高学歴あんちゃんとはひと味違います。厳しい躾も受けており、礼儀などもしっかりしているので、社会人では大成することと思います。さらに、この1年で、努力の意味や、報われない努力の意味を知り、他人にも優しくなれることと思います。

 

 

 今までの数多の教え子の中で、ワーストじゃないかな、という才覚の人間でも努力によってMARCHまで行けました。

 

 いわんやそれ以上の人間をや、なのです。

 

 やはり、受験くらい、必死になってやることで、MARCHくらいには行ける。そして、ほんの少しの才覚があれば、億劫の努力で東大にだって行ける。

 

 究極の成長マインドセットと確信。

 

 僕は彼から、元々持っていた自分のポリシーを、思い出させてもらうことができました。

 

 

 この仕事は素晴らしいです。人間の成長をみること、促すこと、一緒に伴走することは、本当に素晴らしいです。この8年ごしの感動は、自分の東大合格よりも嬉しいものでした。8年前、逃げなくてよかったです(笑)

 

 今まで、家庭の事情などもあり、非常に困難な生徒が3名いました。その3名は、僕がいたことで役に立てたな、と及ばずながら確信が持てる生徒たちです。いずれも、普通の教師や塾講師なら、しっぽをまいて逃げ出すような生徒でしょう。彼ら彼女らと逃げずに向かい合ったことは、僕の誇りです。

 

 今も、大変な生徒を何名か抱えておりますが、この経験を基に、見捨てることなく、これからも僕なりの最善を尽くしてまいります。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

リブログ、リンク、引用等は基本自由です。もちろん、一報いただけると助かりますが、特におしらせいただかなくても大丈夫です。

 

スーパーコンサル2020、今年も受け付けております。究極の受験セカンドオピニオンを体験してみませんか。もちろん、2度目3度目の方も歓迎です。ご希望の方は、下記記事を参照の上、メールをください。(読んでいない方が多いです。一度はぜひお読みください)

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12446458308.html

メールアドレス、hasetomo2009☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)

 

また、小6から定期指導(月2または月4)をご希望の方は、早めにその旨お伝えください。できれば、新学年前に一度コンサルなどで課題点や学習計画などを相談したほうがうまくいきやすいです。家庭教師の方は下記をご参照ください。(2020年現在、毎週の指導は厳しい状況です)

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12514934840.html

 

足軽割引き(僕のバンドのライブに来てくれた方やバンド関係者の優遇)を行っています。数回ライブに来ていただければ、誰でも関係者になれます(笑) 下記記事をご参照ください。

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12528522329.html

 

 

お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしている場合もありますので、返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、茨城、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

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