花
春だ!![]()
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春が来ましたね。
今年は雪もよく降りましたし、寒かったし、春はやっぱりうれしいですね。
花市は春爛漫です。
私はお花は東京都の世田谷花き市場へ行きます。
お料理教室で使ったりしますので私は一応、東京都の出す免許も持っています。
もう、この花市場は歩いてお花を見るだけで嬉しくなります。
季節の花が所狭しと並んでいます。最近は季節を先取りする為、お花が季節より早め早めに出てきます。
チューリップはもう今が最盛期かもしれません。
珍しい色のチューリップです。
この花市はせり場もあります。
朝早く行けばお花のせりも見る事ができます。
お花に必要な雑貨を売っているお店も2軒あります。お花を包む紙やリボン、ポットやバケツかごや植木用の鉢などなどです。
家へ帰ってお花を生けるのも楽しみです。
春一番を告げる水仙を2種類生けました。
ちょっと珍しい色をしているので咲いたらどんなになるか楽しみです。
この蘭は色が珍しくとても魅力的だったのでつい買ってしまいました。
蘭なのでちょっとエスニックなタイのかごに入れて見ました。
これで我が家にも春が来ました。
肉じゃが
肉じゃが 皆が好きなおかずですね。
特に男性が好きですね。お袋の味なんでしょうか。
春になって新玉葱、新じゃがが出てくると肉じゃがが食べたくなります。
しかも青みのグリーンピースも生の旬のものを使えます。
肉じゃがは牛肉派?それとも豚肉派?
私は牛肉派ですが、
どちらも美味しい素材で作れば美味しくできます。
私は水を加えず酒と味醂と砂糖と醤油だけで煮ます。
お鍋でも深めのフライパンで作ってもどちらでもオーケーです。
白滝は茹でて臭みを抜いて適当な長さに切る。
新じゃがは皮をむいて適当な大きさに切る。新玉葱は皮を剥き、くし型に切る。
柔らかいので繊維に逆らって輪切りの方向に切るとあっという間にくにゃくにゃになってどこにあるのかわからなくなってしまいます。
新玉葱の場合は特に繊維に沿って切りましょう。
フライパンにごま油をたっぷり目に入れてジャガイモを入れ、少し炒めてから、
糸コン、牛肉を入れて肉の色が変わったら玉葱も入れて炒める。
彩りに人参を入れてもいいですね。
酒カップ2、味醂カップ1を入れる。
強火で煮て酒のアルコールを飛ばす。そこへ砂糖を入れ10分ほどことこと煮る。そのあと、濃い口醤油を入れる。味は濃い目の甘辛のこっくりした味に仕上げるとよいでしょう。
仕上げに色よくゆでたグリーンピースを散らします。
グリーンピースは茹でて柔らかくなったらすぐに水に取らずに熱い茹で汁のまま
蛇口の下へ持っていって糸のような水をたらして時間を掛けて鍋の中の水が冷たくなるまでゆっくりゆっくり冷ます。
こうする事でグリーンピースに皺がよらずふっくら綺麗に仕上がります。
このように水を細く垂らしてゆっくり冷ます。
さあ、美味しそうな肉じゃがの出来上がりです。旦那様か恋人が貴女に惚れ直す事請け合いです。
胡麻和え
買ったものとは本当に香りがぜんぜん違います。
一回ずつ炒るのはいかにも大変です。一度に2週間くらいで使う程度の量を炒って、当たり鉢で当ってビンに入れて色々なものに掛けたり和えたりして使います。
これは560g入りの大きなものです。
和泉屋の胡麻はとても美味しいと思います。
これはみがき胡麻なので仕上がりが白くて綺麗にできます。
こちらが練り胡麻です。
他のメーカーの練り胡麻より固めで使い勝手がいいとはいえませんが、味は一番だと思います。この練り胡麻に自分で摺った胡麻をたっぷり混ぜて煮きった酒、みりん、砂糖、醤油を入れて好みの柔らかさに仕上げて胡麻ソースを作りましょう。
下の写真は使い勝手のいい柔らかいタイプの胡麻ソースです。
胡麻和えなんかに少量使う場合はこちらのほうが便利でしょう。
例えばバンバンジーのソースを作る時は、この胡麻ソース(どちらでもよい)に葱のみじん切り、生姜の摺ったもの、ニンニクの摺り下ろしを加えて好みでラー油,好みでお酢を入れれば、その辺の中華料理店で食べるより数段美味しいバンバンジーソースが出来ます。
この胡麻ソースをラーメンについている醤油出汁に加えれば美味しい坦々麺のソースが出来ます。豚のひき肉でも加えれば立派な坦々ラーメンが出来ます。
また、レタス、胡瓜、トマトを切ってサラダを作ってゆでた豚を上に乗せてこの胡麻ソースを掛ければ美味しい茹で豚のしゃぶしゃぶサラダが出来ます。
牛で作れば牛肉のしゃぶしゃぶサラダです。
勿論しゃぶしゃぶ鍋を家でするときの胡麻ダレをこうして自宅で作れば本当に美味しいです。
このソースは一週間か10日くらいは冷蔵庫で持ちますが、調味料の葱や生姜、ニンニクなどは入れない状態で置いておきます。
葱などを入れると水が出て痛みやすくなります。
但し、使う時は必ず綺麗な乾いたスプーンなどで出すようにしてください。
ぬれたスプーンや間違っても舐めたスプーンを入れたりしないでください。
そこからかびが発生します。
炒りゴマの作り方。
フライパンでこんがりするまでフライパンを振りながらゆっくり炒る。
好みの荒さに摺って冷まします。
こんな風にビンに入れて何時でも使えるようにしておきます。
セサミンという物質がとても身体に良いと言われるようになって来ました。
胡麻のセサミンでサプリメントも作られているくらいです。
常備菜2品の中に出てきたじゃことしし唐の
炒め物と糸コンのキンピラでも両方とも仕上げに胡麻を振っています。
胡麻和えの一番の定番はインゲンの胡麻和えでしょう。
炒った胡麻大匙1くらいに練り胡麻小さじ1くらい加えて煮きり酒、味醂、醤油と砂糖を入れて味を調え、柔らかさを調節して色よくゆでたインゲンを加えて和える。
青いお野菜の春菊、小松菜、絹さや、他には里芋、蕗、など等、胡麻和え、胡麻汚しといろいろに使えます。
お雛様
3月3日はお雛様、桃の節句です。
春を告げる女の子のお祭りです。
これは女魯山人のお雛様です。
母から受け継いだもので結構古いものですが、お内裏様とお雛様だけの飾りなので狭い場所にも飾れるので便利です。
中々いいお顔をしています。こちらはホテルオークラのロビーに飾ってあった
立派な段飾りです。両脇には美しい本物の桃の花が飾ってありました。
こうした季節の行事は大事にしたいものです。
立派なお雛様で無くとも折り紙で折ったお雛様でもいいので、飾ってお菓子などをお供えしましょう。
桃の節句には散らし寿司と蛤のお吸い物がお決まりです。
蛤のお吸い物は夫婦和合のしるしとして女の子が幸せな結婚をするようにとの願いをこめたものです。
蛤は同じ一つの貝同士以外、二枚の貝殻が絶対にかみ合わない事から夫婦が睦まじくするという縁起ものです。
しかも蛤は、この春の初めに最も美味しくなります。旨くできていますね。
女魯山人作の蛤のお吸い物です。
季節の菜の花と合わせて蛤の殻を半分入れてあります。
お雛様の時は是非、蛤のお吸い物を作りましょう。
人数分の水を鍋に入れ昆布(10cm角)を入れて30分ほど置く。
火にかけて良く洗って砂抜きした蛤を入れてゆっくり沸騰させる。
蛤の口が開いて身がふっくらしてきたら蛤を取り出す。蛤の出汁に塩少々と薄口醤油を少したらして味を調えてお碗に色よくゆでた菜の花と蛤の殻の片側と蛤の身を入れて熱々の汁を注いで出来上がり。
春の息吹のお吸い物です。
我が家の秘密兵器 石油ストーブ
これは私の母の代から使っているのもですが、同じものを何台か買い換えています。冬の間は煮炊きに大活躍です。煮炊きに使わないときは薬缶を載せてお部屋の乾燥を防ぎます。
こんな感じで台所の片隅においてあります。
灯油を入れる石油ストーブです。
でも、お料理専門といえるほど煮炊きに抜群です。火から10センチほど離れた台があり、それが火から絶妙に離れているので弱い火でことことやる煮物などに威力を発揮します。
真ん中の放射状の部分が火ですが、火のそばに直接かけることも出来ますし、背の高い台をこの様に置いて火から遠く離して使う事も出来ます。
お正月用の黒豆を煮たり、おでんや牛筋を長時間煮たり、鶏がらでスープを取ったりフォンドボーを作ったり、カレーを煮たり、まあとにかくありとあらゆる煮炊きに本当に重宝します。
カレーなどはルーを入れてからガスで煮ようとすると火が近いのですぐに焦げ付いてしまうので、張り付いていないといけませんが、このストーブなら火を小さくしておけば長時間乗せて置けます。
おでんの大根を茹でるのも、里芋を茹でるのもゆっくり茹でると味が違います。
製造社名はトヨトミ。トヨストーブといいます。
値段は11500円
私はこのストーブ屋さんとは何の関係もありませんが、とにかく長年お世話になっているし、
ものすごく重宝してるので皆さんに紹介します。
省エネの昨今、灯油の継ぎ足しが少々面倒ですが、エネルギーの節約と家計の節約を考えると結構いいかもです。いくら灯油の値段が上がったと言っても電気よりは数倍経済的です。
これは牛筋を煮込んでいるところです。
南瓜を煮ているところです。
煮物は何でも美味しくできます。
上に乗せてある紙はクッキングシートです。
落し蓋の役目をします。
落し蓋は出汁をとった昆布でも代用します。
すぐに使わない時は冷凍して落し蓋に使う時は凍ったまま食材の上に乗せて煮れば美味しい昆布の味が付きます。
とにかく我が家ではこのストーブなしでは美味しい煮物は出来ません。
土鍋で炊くご飯もただ乗せておくだけで美味しいご飯が炊けます。
土鍋であさりご飯を炊きました。浅利ご飯は浅利を殻ごと酒と水を半々で2合なら400ccくらい入れて貝を入れ、蓋をして蒸し焼きにする。
貝の蓋がすっかり開いたらキッチンペーパーなどで汁を漉す。殻や砂があったりするので必ず漉す事。ご飯を良く洗ってざるに15分ほど上げル。ご飯を土鍋に移し、冷めた貝の汁を2合分の分量の汁を加える。
この時、生姜の千切りを小さじ一杯くらいと昆布を加える。
貝は殻からはずして(殻で外すと上手に外せます。)乾かないように汁を少し掛けて置いておく。30分くらいで炊き上がるのでそれまではストーブに乗せておくだけ。30分経ったら貝を入れて蓋をして蒸らす。
おこげが付いていないようならガスに移して中火でぱちぱち音がするまで火に掛けると美味しいおこげの出来たアサリの炊き込みご飯が出来ます。
ガスで炊くときはガスから少し離せるような網でもあるといいですね。
これから春はどんどんアサリや蛤などの貝類が美味しくなってきます。
牡蠣、浅利、しじみ、子柱、蛍烏賊、などなどの貝類はどれでも炊き込みにすると美味しいです。ただ、必ず貝を一緒に炊き込まないようにします。長時間煮ると硬くなります。
必ず酒と水を割った汁でさっと火を通して蒸らしの時に入れるようにします。
ぜひ、土鍋で作ってみてください。
土鍋ごと食卓に持っていってよそって食べれば大ご馳走です。


























