フルーツトマトのこと
我が家は贔屓のフルーツトマト屋さんが高知にあっていつもそこへ注文して取り寄せています。不揃いの家庭用があるので割安で手に入ります。
我が家には約一名、トマト大好きがいますので
季節の間はほとんど切らすことが無いように注文しています。
フルーツトマトを湯剥きして玉葱のみじん切りと一緒にまったく水を加えずトマトの汁気だけでことこと煮ます。
ものすごく美味しい
スパゲティーソースが出来ます。
こんな風にざく切りの状態からゆっくり煮ると
トマトの形がまったく無くなり濃厚なトマトソースが出来上がります。
そのまんまトマトサラダ
こんな風に湯剥きして冷蔵庫で冷たく冷やしてオリーブオイルと塩コショウを掛けただけのものも美味しいです。
これは生のフルーツトマトをニンニクとオリーブオイルでマリネしたものをフランスパンに乗っけたもの ブルスケッタです。
玉葱のみじん切りとフルーツトマトの湯剥きをたっぷりのオリーブオイルでことこと煮たもの。
小分けして冷凍してスパゲッティーソースにしたり、トマトのリゾットを作ったりします。
フルーツトマトのリゾットです。
暑いい季節になったら湯剥きしたフルーツトマトをニンニクとオリーブオイルでマリネして少し冷蔵庫に入れて冷やして、茹でて水で冷やしたスパゲッティーにあわせて
冷製スパゲッティーを
よく作ります。
バジルをちょっと添えて。
ミモザ
ミモザという花をご存知ですか?
今頃春の早い時期に春を告げる花として木に咲く黄色い花です。
私の住んでいる成城にも何軒かミモザが庭に植えてあるお家があります。
フランスやイギリスでは春を告げる心躍る春の花です。
それで黄色いものでミモザと名前の付くものがいくつかあります。
このミモザの写真は成城のお宅の庭から塀越しに咲いているものです。
葉っぱは触ると眠りそうのように動くという事ですが触った事がないので本当かどうか分かりません。
ヨーロッパの都市で未だ雪が残っているような時にこの鮮やかな黄色い色の花が咲くと人々が春を感じて喜びを感じるというのは分かるような気がしますね。
飲み物でミモザという名前の付いたものがあります。オレンジジュースとシャンペンを合わせたカクテルをミモザと言います。
スパークリングワインで作ることも出来ます。
同じようにスパークリングワインとジュースで作るもので赤い色をしているものはキールといってカシスのジュースをスパークリングワインで割って作ります。
これをシャンパンで作った場合は特にキールロワイヤルと言ってちょっと高級です。
食べ物ではミモザサラダと言うのがあります。
やはり春を感じさせるサラダなのでグリーンアスパラやブロッコリーなどを入れてゆで卵のみじん切りを散らしたものですが、なんでもないポテトサラダにたっぷりのゆで卵のみじん切りを散らせばそれでミモザサラダになります。
名前がおしゃれなのでいつもの芋サラダにゆで卵の刻んだものを乗せただけでもなんか春らしく嬉しくなります。
いつものポテトサラダにたっぷりのゆで卵とパセリのみじん切りを掛けた物です。
この時期は新じゃがも出ますし、新玉葱は柔らかくて、薄切りにして入れるとちょっとピリッとして美味しいです。
ひねの時の様に晒したりしなくても大丈夫です。
白和え
伝統的な日本のお惣菜 白和え
難しいと思っていませんか?お豆腐の水切りが面倒だと思っていませんか?
いえいえ、とても簡単です。
その上お豆腐のたんぱく質が採れてしかも具材は大体お野菜。
立派なダイエット食です。
一番一般的な白和えは根菜を小さく切ってこんにゃくなんかと一緒に甘辛く煮て、水切りしたお豆腐と合えるというものですが、
バリエーションはもう無数にあります。
五目白和え
ひじきの白和え
春菊の白和え
小松菜の白和え
ほうれん草の白和え
こんにゃくの白和え
アサリと菜の花の白和え
空豆の白和え
胡瓜ときくらげの白和え
いんげんの白和え
しいたけと人参の白和え
これらはほんの一部でここに書いた食材を変幻自在に合わせれば何百通りにもなると思います。
まず面倒な豆腐の水切り。
私は豆腐の水切りは豆腐をタオルに包んで冷蔵庫に一晩か二晩(かなりいい加減ですが)置いておくだけです。
タオルを替えなければ一晩でも二晩でも大した変わりはありません。
すごくしっかり水を切りたければ一度タオルを替えるとかなり硬い状態に水が切れた豆腐になります。
普通は一晩で大丈夫です。
普通の長いタオルでぐるぐる巻いて冷蔵庫に入れておく。
こんな感じに包みます。
一晩冷蔵庫にタオルで包んで置くとこんな具合に水切りが出来ています。
水切りをした豆腐を当たり鉢に入れてすりこ木で摺る。小さじ一杯の胡麻ペーストを加え砂糖小さじ2、薄口醤油こさじ1位を入れて良く混ぜる。硬さの調節は煮きり酒で緩める。
後で野菜が入るのであまり柔らかすぎないほうがよいでしょう。
春菊ときくらげの白和えの材料。
白和え衣は沢山作ったら和え衣だけをパックに入れて冷蔵庫に入れて保存する。
生の豆腐なので2日くらいで使い切る。
和え物は白和えも胡麻和えも必ず食べる直前に和えること。
取っておく時野菜類は入れないで、和え衣だけで取っておきましょう。そうすれば次の日は残ったひじきを和えたりまた、何か冷蔵庫に残ったお野菜を使って違った白和えを作ることが出来ます。
私は春菊をゆでてよく絞って八方出汁に漬けておきます。それをしっかり絞って豆腐とキクラゲと和えます。
冷凍も出来ます。
冷凍する時は冷凍用パックに入れて薄っぺらく平らに延ばしてバットの上に乗せて急速冷凍する。使うときは自然解凍する。
豆腐も野菜もあまり歯ごたえのあるものではありませんからキクラゲやくらげを加えると味にアクセントが付いて美味しくなります。
ひじきの白和え
栄養バランスの素晴らしいお惣菜です。
牛筋の煮込み
例の秘密兵器の石油ストーブに載せておくだけです。
塊のまま熱湯の中で再び沸騰するまで茹でて茹でこぼす。
冷めたら適当な大きさに切って水と酒か焼酎を半々に入れた
鍋に移してストーブに乗せて弱火で3~4時間ことこと煮る。
茹でこぼしているところ。
写真は見易いように蓋がしてありませんが、
中蓋としてリードのアクと油をとるシートという、とても便利なあく取りシートがあるのでそれを使います。鍋の蓋も少しずらして乗せておきます。
すごく油が出るので煮ている間に2,3回シートを替えるといいです。
すっかり軟らかく煮えたら味をつけます。
コラーゲンの軟骨の部分がコリコリしているのが好きな人はあまり柔らかく煮すぎない事。
脂っこいのがイヤだと思う人はスープを半分くらい捨てて酒と味醂、醤油、砂糖を入れて沸騰させて味を調えます。
少し甘辛めが美味しいかもしれません。
また、お味噌で味付けしても美味しいです。
そのときも少し甘めで。
写真のように冷めたら一回分ずつ小分けして冷凍します。
解凍して熱い湯豆腐に掛けて葱を散らすとか、大根や蕪と煮るとかまた、牛筋丼にして葱のみじん切りと温泉卵を載せて頂くとか、作っておくととても便利です。
温泉卵と葱のみじん切り乗せです。
美味しそうですね。
大根はあっさりで味の無いものなので
牛筋はお肉屋さんに言えばたいてい置いてあります。
すごく安いものですが、時間を掛けるだけでとても美味しいおかずが出来ます。
きんぴら
キンピラの語源はまさかり担いだ金太郎の金太郎さんの息子の名前だそうです。昔から牛蒡は精がつく食べ物として珍重されてきた証でしょう。
キンピラの代表は勿論牛蒡ですが、他にも蓮根や大根の皮やピーマンなど等、
油で炒めて醤油砂糖で味をつけたものは総じてキンピラと呼ぶ事ができます。
女魯山人のブログに登場した糸コンのキンピラもその一つです。
こちらが糸コンのキンピラです。
こちらが牛蒡のキンピラに勝るとも劣らない蓮根のキンピラ
です。
ピーマンやパプリカでもキンピラが美味しくできます。ピーマンのキンピラは赤いパプリカと黄色いパプリカを少々加えて色よく仕上げています。このときは鷹の爪を切って入れると赤いパプリカと見分けが付かないので粉の一味を掛けて仕上げに炒った胡麻が掛けてあります。
このこんにゃくの炒め物をキンピラと呼べるかどうか分かりませんが、油で炒めて砂糖と醤油で味付けするので、やはりキンピラでしょう。
こちらも彩りにパプリカを少し入れてあります。
板こんにゃくに親指を突っ込んで引きちぎるように切る。茹でて臭みを抜き水気を切る。鷹の爪をごま油で炒めて辛味を出して水気を切ったこんにゃくを入れて良く炒める。
パプリカも加えて砂糖を加え少し炒めてから醤油を加えて炒り煮にする。こちらはご飯ではなくお酒の肴に最適です。
これは大根の皮を千切りにしたものです。
大根の皮は繊維に沿って刻みます。
シャリシャリした食感がいいので繊維を切らないように刻みます。
彩りにパプリカやピーマンを少し入れます。
仕上げに炒り胡麻を散らします。
キンピラは出汁要らずの簡単レシピです。
色々試してみてください。












