女魯山人のブログ -753ページ目

アクアパッツァ

アクアパッツァ。

イタリアの猟師料理のようですが、とても簡単で見栄えがいいのでお客様の時にも使える料理です。

用意するものはお魚一匹(カサゴ、メバル、鯛、アマダイ、キンキ、金目、)など。青さかなでなければたいていのお魚は大丈夫です。

人数によってお魚の大きさは適当に。小さければ2匹入れてもいいと思います。

我が家ご飯として作るのなら一匹でなくても切り身でも勿論大丈夫です。



ニンニクを微塵に切って厚手の鍋かフライパンに入れてたっぷりのオリーブオイルで軽く炒めて魚を投入する。

魚に焼き色が付いたらアサリを投入。

そこへ水と白ワインを注ぎいれる。

分量は適当。水はコップ一杯くらい、白ワインも同じくらい。

吹いてきたら蓋をして貝の蓋が開くのを待つ。

貝の蓋が開いたら取り出して別にしておく。



今回はお客様で無いので金目の切り身と鯛の切り身を使いました。

一匹を使うと豪快で素敵に出来ます。



貝を取り出したらトマトの微塵切りとアンチョビの微塵切り、ドライトマト、ケッパーとオリーブを入れます。

ケッパーは水で洗って塩気を洗い落とす。

オリーブは種の無いものを使ったほうがいいでしょう。

今回は冷蔵庫に種付きが残っていたのでそれで間に合わせました。




アンチョビ
アンチョビは2,3枚を微塵にします。


ドライトマトは最近は日本製のものも売っています。

余り乾きすぎていなくてしっとりしていて使いやすいものです。






オリーブは青オリーブでも黒オリーブでもどちらでもいいと思います。

本当は青オリーブを使います。



ドライトマト



鍋にアサリを戻して熱くなったら出来上がり。

最後にオリーブオイルを回しかけて。



フランスパンと一緒に食べると本当に美味しい一品です。


















オリーブ

蒔絵教室

女魯山人は蒔絵を習っています。

蒔絵と言うのは漆塗りの器や箱やかんざしやそのほか色々な漆塗りのものに金や銀の粉を蒔いて装飾を施すものです。

その歴史は古く、正倉院の宝物として残されているものがあるので700年代には既に作られていたようです。

そして桃山時代には絢爛豪華な調度品が次々と作られ、江戸時代にはその頂点を迎えます。

私の先生は松田祥幹先生で外苑前の教室に通っています。

興味のある方はネットで祥幹蒔絵教室へアクセスしてみてください。
蒔絵教室

お教室は大体6,7人で和気藹々で楽しく製作しています。


蒔絵教室
先生の指導の下、初心者でも中々素晴らしい作品が出来ます。


製作中 こちらは特別の筆で漆で絵を描いているところです。漆で絵を書いた後に金や銀の粉を蒔いていきます。すると漆で書いた線のところだけに金や銀が付いて柄になります。

その後その金や銀を磨きます。


製作中
こちらは先生の手元です。


ナイフフォークレスト
こちらは女魯山人作のナイフフォークレストです。ストライプの柄のものと輪っかのものと2種類作りました。


ナイフフォークレスト

ナイフフォークレスト
この箸置きは大きめなのでナイフやフォークも一緒に置く事が出来ます。





こんな感じで使います。

自分の作ったもので食卓を飾る事ができるのは楽しいものです。
















秋刀魚

根室の友人から秋刀魚が届きました。

嬉しいんだけど凄い量!!

30本。

孤軍奮闘して3枚に下ろして塩をして干物にしたり頭と腸を取って冷凍にしたり、色々に調理しました。


秋刀魚の氷漬け
こんな状態で発泡スチロールの箱に一杯届きました。










届いた日はお刺身でも頂きました。

アジのたたきと同じように薬味や生姜をまぶして醤油味醂に少し付けておいて食べました。

横にあるのは墨烏賊です。

私の大好物の烏賊です。今の季節は未だ小さいんですが、身が柔らかくて美味しいです。



秋刀魚はやっぱり炭火で塩焼きが最高です。

網が小さいので頭と尻尾は切り取ってあります。ガス台のレンジフードの下に炭火を入れたコンロを置いて焼いています。


秋刀魚の塩焼き
こんがりと焼きあがりました。

我が家で実った柚子を添えて。

あんまり沢山なので一度に食べるわけには行かず冷凍用には腹腸を出して頭と尻尾を落として一匹づつ冷凍しました。

後は朝ごはん用に3枚に下ろして塩をして冷凍保存をしました。



塩をして干物のようにするにはこのピチット脱水シートが便利です。

塩をしてこのシートで包んでおけば適当に脱水出来て、干さなくても生っぽい干し物のようになります。

美味しくできますよ。


塩をしたもの
こんな感じにピチットシートで包んだ上からラップでもう一度包んで冷蔵庫で一日か、それとも冷凍します。

秋刀魚を食べると秋を感じますね。

日本に四季があることを感謝する一瞬ですね。


今年は何時に無く秋刀魚が豊漁のようです。

温暖化のせいか出回るのが年々早くなっていると感じます。

今回も根室から送りますと言ってきたのは未だハワイにいる8月でした。

無理にお願いして9月に入ってから送ってもらいました。

そのうち秋の味覚ではなく夏の味覚になってしまうんじゃないかと心配になります。

何はともあれ、美味しい秋刀魚が食べられる事に感謝です。






ある日の朝ごはん

今日は京都の人が大好きなおばんざいを紹介します。

朝ごはんにも夕ご飯にもとても重宝するお惣菜です。

水菜とお揚げさんの炊いたんです。


水菜と油揚げの炊いたん
水菜は5,6センチの長さにざく切りにして油揚げも同じ長さに切って八方出汁でさっと煮るだけです。

お味はお吸い物よりほんの少し、濃いめの出汁にします。

おだしの美味しさで食べるお料理ですから出汁は大事です。

昆布と鰹の美味しい出汁を出す事が重要です。


水菜と油揚げの炊いたん
こんな風におかずっぽく食べるのもよし、お出汁をたっぷり注いでお吸い物のようにして食べても美味しいです。

ただ、作り置きは出来ません。

時間がたつと水菜の色が飛んでしまって汚くなってしまいます。

煮え鼻を食べてください。



朝ごはん
今日の朝ごはんのメニューは納豆玉子水菜とお揚げさんの炊いたん茄子の焼き浸し下ろし生姜添え、頂き物のタラコの粕漬け白米

糠漬けです。








簡単塩漬け

ハワイでも糠漬けをするほどのお漬物好きですが、糠漬けばっかりも飽きる事もあるので時々、塩漬けを漬けます。

母などはお正月前には樽に一杯、白菜漬けを作っていましたが、我が家は沢山作っても余ってしまうので小さな容器で少しずつ作ることにしています。

今日は水菜の微塵切りと蕪の薄切りと切り昆布です。


漬物容器
この容器は中にばね式の押さえ蓋が付いているので一晩か二晩で美味しく漬かります。


塩漬け
こんな感じで小さめにきったものだとすぐに漬かります。

塩の分量は適当ですが、食べる時に辛すぎるようなら水で洗って塩気を調整するといいと思います。

今回は唐辛子を入れるのを忘れましたが、いつもはしし唐の丸ままを2,3本いれます。


蕪と水菜の塩漬け
チョッとさっぱりのお漬物があるとご飯にとても合います。

一杯飲むときのお供にもいけます。