茄子料理
秋はお茄子が美味しい時です。
我が家はお茄子料理をよく作ります。
今日は3種類の茄子料理を紹介します。
ナスを油で焼いて甘く作った味噌を乗っけたものです。
一つは西京味噌、二つあるのは八丁味噌を甘く味付けしたものです。
茄子は油との相性が抜群なので割りとたっぷりの油で焼いて味醂と醤油と酒と下ろし生姜を焼けた茄子に回しかけて出来上がりです。
簡単にいためられるように薄切りにしてあります。
ご飯が進む一品です。
ナスはこのように細かく包丁目を入れてよく火が通るように、また皮が硬く感じないようにします。縦に互い違いにに皮を剥いてもいいです。
煮汁はいつもの八方出汁より濃い目の甘めにします。
茄子は味の無いものなのでこっくりした味に仕上げたほうが美味しくできます。
こちらは斜に包丁目を入れたもの。
今が旬のお野菜です。
沢山食べたいものです。
茄子は95%が水分で特段の栄養があるわけではありませんが、皮の紫色の色素のアントシアニンに抗酸化作用のあるポリフェノールが沢山含まれているそうです。
イクラ
女魯山人はこの時期になると生のイクラ(腹の袋にはいっているもの)を魚屋さんから買ってきて家でイクラの醤油漬けを作ります。
勿論、しょうゆ漬けで売っているものより格段に安いこともありますが、自分で作れば好きな味付けに出来ますし、添加物も入っていません。
チョッと面倒ですが、作る価値は充分あります。
これが半腹です。
皮や血管のようなものがあるのでまず熱めのお湯を皮にかけて皮を取り易くします。
こんな風にボールの中のぬるま湯が汚れるので何度も何度も水を替えながら指先でしごくように皮から卵を外していきます。
こんな風に白い薄皮のようなものが取れてくるので何度も水を替えてこの白いものがなくなるまで根気よく水を替えていきます。
すっかり綺麗になったらざるに揚げます。
ざるに揚げたすぐはこんな風に卵が白っぽくなります。
15分くらい経つと不思議な事に下の写真のように美しい赤い色に戻ります。
ざるの下にキッチンペーパーなどを敷いてしっかり水気を切ります。
タッパーなどの容器に醤油、煮切った酒味醂を合わせてしっかり冷ましてイクラを漬け込みます。
私はすぐに食べる分は濃い目の味の出し汁に付けておきます。
出し汁につける場合は日持ちがしないのでせいぜい2,3日です。
でも、醤油だけで漬けたものとは一味違います。
しょうゆ漬けにしたものは小分けにして冷凍します。
脂分の多いものなので冷凍してもお味はほとんど変わりません。
さあ、出来上がりました。
暖かいご飯に焼いた鮭をほぐして混ぜて胡麻と大葉をまぶしてたっぷりのイクラを乗っけて鮭イクラ丼。メチャ美味しい親子丼です。
枝豆
枝豆が沢山出回っています。
皆さんはどんな風に茹でていますか?
まず、枝豆の両側の端を鋏で切ります。
余り大きく切ると茹でている時に豆が飛び出してくるのでほんのチョッと切るだけでいいです。
こうして切れ目を入れることで豆の鞘の中に塩味が入って美味しく仕上がります。
両端を落としたらボールかざるの中で塩をしてよくこすり付けて産毛を取るようにする。
産毛を取ったら一度水洗いして鍋の中に入れて茹でる。
勿論、塩を入れて茹でます。
食べてみて丁度いい硬さになったら広めのざるに揚げて(岡上げ)冷まします。
急に冷ませばそれだけ色がよく仕上がるので団扇などでチョッと扇いでやると綺麗に仕上がります。
決して水で冷やさないように。水っぽくなってしまいます。
ビールのお供に抜群ですね。
茹でてそのまま食べるだけでなく鞘から出して薄皮を剥いてこのように使うと
彩りにとても便利です。
蒔絵作品
女魯山人の蒔絵の作品を紹介します。
写真はクリックしてみてください。拡大します。
蒔絵のキャリアはたった2年と少しですが、楽しい作品が沢山出来ました。
こちらは直径18センチほどの黒漆の銘々皿に紅葉の銀彩蒔絵を施したものです。
写真では光線の加減で金色に見えますが、実際は銀色です。
細い筆で線を書いていくので集中力が必要ですし、目が疲れて見えなくなってきたりします。
こちらは絢爛豪華に金で蒔絵を施した桜の文様の銘々皿です。
部分的に金で塗りつぶしてありますが、近頃の金の高騰で材料費が高くなりました。
母の日に義理の母にプレゼントしたものです。
最近はお遊びで料理教室で使えるかなぁと思って貝に蒔絵を描いてみました。
地の色は鮑のもともとの色ですが、貝の綺麗な色が玉虫のようになっています。
鮑なので夏の模様と思って波を描きました。
こちらはやはり貝に直接蒔絵を施したものですが、金や銀で描くのではなく色漆で書いてあります。
色漆の上に錫梨地と言うものをぱらぱらと降りかけてチョッと光るようになっています。
蛤なので春の文様の蕨と土筆を描きました。



















