エイリアン (字幕版)
Amazon(アマゾン)
エイリアンはなかなかくたばらない。シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス』(Alien: Romulus)の待望のティーザートレーラーとポスターが解禁された。『エイリアン』フランチャイズとしては7作目にあたり、ディズニー傘下になってからの20世紀スタジオ製作作品として初の『エイリアン』映画となる。
SFホラーの金字塔であり、すべての始まりでもあるシリーズ1作目のリドリー・スコットがプロデューサーとして参加し、リメイク版『死霊のはらわた』『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレス監督がメガホンを取った。シリーズの時系列では1作目と2作目の間に位置する『エイリアン1.5』とも呼べそうな内容なのだが、キャストは一新されており、リプリーは登場しない。宇宙ステーション内でエイリアンに遭遇する宇宙入植者の若者たちが描かれ、過去シリーズとの直接的な繋がりをもたない独立した1作になる。
とはいえ予告編を見る限りでは、かなり1作目に近いホラー色濃厚な作りになっており、シリーズの世界観はしっかり継承されている。過去作とのリンクや直視できないグロテスクな場面は今作でも健在しているという(予告では1作目の印象的な効果音も使われている)。完成作を観たリドリー・スコットは「クッソ素晴らしい!」と絶賛し、アルバレスが脚本作業で相談に乗ってもらったという2作目監督のジェームズ・キャメロンも本作に太鼓判を押しているとのこと。
1997年に『エイリアン』シリーズ(リプリー・サーガ)が終了し、その後2012年にはあくまでも『エイリアン』的で前日譚的な作品『プロメテウス』、17年に『エイリアン』のDNAをより強めた続編『エイリアン:コヴェナント』をリドリー・スコットが監督。『プロメテウス』を『エイリアン0』だと思って観たシリーズファンが「なんか観たかったのと違う」と戸惑い、リドリー監督が「やっぱりゼノモーフを出さないとファンは納得しないんだな」と急に『エイリアン』に寄せてきた『コヴェナント』も思ったより評価されず、興行的に苦戦した。『コヴェナント』の続編の噂は上がっては消え、結局仕切り直しのリブート作品として企画が始動した。『エイリアン』大復活の1作となるか。
米国公開は8月16日。日本公開情報が待ち遠しい!
●関連記事
続編ではなくてリブートされる『エイリアン』新作、いよいよクランクイン
企画中止になったニール・ブロムカンプ監督の真『エイリアン3』はまだ生きている!?
『エイリアン:コヴェナント』続編の主人公はAIに!? ファンが望んでいる続編・・・・なの!?
エイリアンの血は強力な酸なワケですから、だから、こうなるよね?というジョークアニメ動画
『エイリアン:コヴェナント』はファンのために監督が路線変更してた!
なんと!フォックスがニール・ブロムカンプ監督による新『エイリアン』製作にゴーサイン!