久しぶりに当たりますた

今夜はエムリッヒ・シェーンレーバー醸造所の2019年産リースリング・トロッケン「ミネラル」。

カテゴリー的にはグーツヴァインの上級版。

正月明けに開けた並級のグーツヴァィンがちょっと「らしくない」風味だったので、これはどうだろうか？

 

黄色がかったレモンイエロー。注ぐと非常に細かい気泡がうっすらグラス壁を曇らせるように付着。

まず熟したアプリコットや黄桃を思わせる黄色い果実香。それから．．．ん？

最初は微かに清涼感っぽかったのだが、実は極めて僅かにカビっぽいニュアンスがある。

たまにフッと感じる、あまり気にならないレベルの極軽いブショネ。

果実味は肉厚でジューシー、酸は適量、ミネラル感も程好い。飲み口はやや重。

若干残糖が多めか、辛口と半辛口の中間レベルの味わい。

例年よりはミネラル感を吟味し辛いのは、果実味がしっかり乗っているせいだろうか。

ワイン自体はかなり上出来だと思う。これもグーツヴァィンなんだからスクリューキャップにしたら良いのに。

抜栓3日目。やはり僅かにカビっぽいニュアンスがあって、ブショネ確定。

初日より酸は力強く伸び、果実味にも凝縮感がある。相変わらず相対的にミネラル味は目立たず。

抜栓4日目になって初めて、桃のフレーヴァーがあるのを発見。86/100

（過去のヴィンテージ→2018、2017、2016、2015、2014、2013、2012、2011、2010、2009、2008）

2019 Riesling Qualitaetswein trocken - Mineral -

Weingut Emrich-Schoenleber （Monzingen/Nahe）

A P Nr 7 748 066 09 20，Alc 12.5%vol，15.20€