ミネラルはどこ行った
夕食の八宝菜に合わせて慌ただしく開けたのはエムリッヒ・シェーンレーバー。
2016年産のリースリング・トロッケン「ミネラル」。
青色粘板岩や珪岩、玄武岩などの混ざったロートリーゲンデス土壌の特級畑ハーレンベルクからの収穫。
微かに緑色がかった薄いゴールド。注ぐとグラス壁には非常に細かい気泡が比較的密に付着。
香りはどことなくナッティーなアプリコット系の果実香で、軽くペトロール感。
果実味は中肉で、酸はボリュームたっぷり。この豊かな酸に隠されたのか肝心のミネラル味は目立たず
辛うじて金属的な冷たい触感にその存在を感じるのみ。んー、口当たりからアフターに至るまで酸の独壇場。
翌日。相変わらず酸は力強いが果実味も厚みを増しており、今度はその果実味に埋もれて
やはりミネラル感は目立たない。このヴィンテージに限っては、お題目の「ミネラル」はちょっと影が薄い印象。
残糖6.2g/l、酸量7.6g/l。85/100
(過去のヴィンテージ→2015年産、2014年産、2013年産、2012年産、2011年産、2010年産、2009年産、2008年産)
2016 Riesling Qualitaetswein trocken - Mineral -
Weingut Emrich-Schoenleber (Monzingen/Nahe)
A P Nr 7 748 066 07 17,Alc 12%vol,14.20€