落ち着きのない「ミネラル」
仕事を終えて雑用を片付けた後、久しぶりに地元の同業者の集まりに参加し
母校の先輩の講演を聴いた後、懇親会はパスして帰って来た。何しろ飲酒運転は御法度だからね。
で、晩酌に開けたのはエムリッヒ・シェーンレーバー醸造所 の2012年産辛口リースリング「ミネラル」。
黄金色がかった明るいライムイエロー。注いだグラス壁に気泡が多数付着。
香りはマンゴーやアプリコット、黄桃など熟した黄色い果実。僅かに消毒液っぽいツンと来る揮発香がある。
口当たりは酸と果実味が均衡して感じられるが、すぐに苦汁のような強烈な収斂味がそれに取って代わる。
ザクザクとした比較的軽い飲み口のミネラルだが、アフターにかなり長く持続する。
酸の存在はしっかり感じられるが、果実味は相対的に控えめな位置。
とにかくネーミング通りのミネラリッシュな味わい。
翌日はお決まりの如くに果実味が前に出るが、これに負けず酸も凝縮感を増す。
口の中でジャジャ馬ぶり爆発って感じで、ポテンシャルは高いがなんとも落ち着かない飲み口。85/100
まぁ瓶詰めしてから半年経ってもコレだから、結局このキュヴェはこういう味筋なんだろう。
そう言えば8月に開けた半辛口の「レンツ」 も落ち着きが無かったよなぁ...2012年ってそんな年なの?
(過去のヴィンテージ→2011年産 、2010年産 、2009年産 、2008年産 )
2012 Riesling Qualitaetswein trocken -Mineral-
Weingut Emrich-Schoenleber (Monzingen/Nahe)
A P Nr 7 748 066 08 13,Alc 12%vol,11.68€