[A] Across The Universe -27ページ目

ゆるすということ / ジェラルド・G・ジャンポルスキー

ゆるすことで、私たちは自由になります。

ゆるしによって、自分の本当の姿がわかります。

ゆるしは癒しをもたらします。


幸せなことに、私には心の中にしこりのように残っている「憎しみ」はない。
しかし、日常においては「怒り」、「恨み」、「妬み」に感情を左右されることが多い。
何のことはない、相手に自分の感情を左右されているだけだ。
このなかなか言うことを聞かない感情をどのように手なずけるか。

「ゆるすとは、過ちを大目に見ることにほかならない」
「そいつをゆるせば、相手が正しくてあなたがまちがっていると認めるのと同じだ」

心の中からこんな声が聞こえてきたら、それは心の中の「内なるエゴ」がささやいている。
エゴに身を任せてしまうと、生き方の主導権を握ることが出来ない。

難しいけど、
「相手を裁こうとしない」
「自分の言うことを聞くのは自分しかいない」
とうことを、常々心に留めておかなければならない。








ジェラルド・G. ジャンポルスキー, Gerald G. Jampolsky, 大内 博
ゆるすということ―もう、過去にはとらわれない (サンマーク文庫)

初クリスピー

私は甘いものが苦手だが、有楽町イトシアにクリスピー・クリーム・ドーナツができたと言うので、家族へのお土産に開店当初に訪れてみた。

地下一階にある店にできている行列はさほど長くない。

「これは行ける」と最後尾に並ぶが、警備員に静止され、「最後尾はあちらになっております」とドアの外を指差され、そこには信じられない長蛇の列が・・・。
ドーナツごときにそんな時間をかけていられるか、と軽い憤りを覚えて現場を後にした。



が、そろそろお落ち着いて平日の夜ならイケるだろうと再チャレンジ。
時間は水曜の夜。
以前より列は確実に短くなっている。
並んでいる最中に揚げたてのドーナツ「オリジナル」が振る舞われる。
せっかくだから食べてみた。
確かに事前の情報通りかなり甘い。
しかし、ふわっとした柔らかい食感は今までに経験したことがなく、クセになるのもわかる気がする。

レジに到達したのは40分後。
まぁ許容範囲の行列のレベルか。
初めて買うので、最初はアソートを。
クリスピーのケースは、ミスドのように縦詰めではなく、平置きのためこのようなピザのような仰々しい形になる。

krispy

中身を開けてみると、

krispy2

知らなければ、ただのミスドである。

家族の評判も「オリジナル」以外は、それほどミスドと差がないのではないか、とのこと。
でもドーナツ嫌いの親父をうならせるあの「オリジナル」の食感は素晴らしいと思う。

グランド・セントラル・オイスター・バー

言わずと知れた品川駅にある大人気の牡蠣料理専門店。
今でも夜は予約なしでは行列必至だとか。

昼時に品川を訪れたため、ランチで訪問。
混んでいるのかと思いきや、12時前時点では店内はガラガラ。
ランチ時はそれほど混雑しないのかもしれない。

メニューにて、毎日限定20食の「秋の照り焼き丼」を注文。


秋の照り焼き

秋なす
つくね
小ぶりのぷりっとした牡蠣が4ピース
タレはやや甘めだがくどくない。

これにアサリの味噌汁、コーヒーがついて950円。
牡蠣の味を堪能出来て、この価格設定は非常にバリューがある。

他のオリジナルメニューになると、値段は一気に跳ね上がる。
それを考えるとランチではなく、夜に「白ワインに牡蠣でも」と言う気になるのも頷ける。

グランド・セントラルのランチは限定20食のランチが非常にお得だとメモしておこう。

こどもはおもしろい / 河合隼雄

10年以上前のこと、いきなりスイッチが入ったかのように河合隼雄先生の本をむさぼるように読んでいた時期がある。
きっかけは確か会社の後輩が心理カウンセラーの学校に通い始め、河合先生の本を私に薦めたからではなかっただろうか。
その頃購入した本はすでに古本屋の在庫となり、または他の方の手に渡っていると思われる。

先日も家中に溢れる本をブックオフで売るべく整理していたところ、なぜか河合先生のこの本が出てきた。
先日亡くなった尊敬する河合先生。
まるで、「まだ忘れてくれるな」とおっしゃっているかのようなタイミングで、本が出てきたものの、買った記憶も曖昧、それに内容は心理学とはほど遠い教育分野。
早速手にとり、読み始める。


河合先生ご自身も実は教師経験があり、教育には関心が深く、またこどもの絵本についての本も出されていたと記憶している。
そんな河合先生が、在野の教師の方々と対談された内容を収めたものがこの「こどもはおもしろい」。

教師の質、レベルうんぬんばかりが報道される昨今。
ニュースバリューがないために全く報道されないが、本当に頭が下がるような努力で教育に邁進されている先生も数多くいらっしゃる。
そんな先生達の日常を、河合先生が絶妙の間の手を入れつつ発掘していく。


板橋区立高島第四小学校(当時) 池田光子先生

池田先生の学校では、「こいのぼり集会」がある。
各クラスで思い思いのこいのぼりを作成し、子どもが作った手のひらや桜の形の「うろこ」に一人ひとりの願いを書き入れて、最後に上げる。
そんな行事のとき、5年生の池田先生のクラスでは子ども達の意向で「こい」ではなく「竜」のぼりになってしまった。
その次の年、6年生になった子ども達はどうしたか。
さらに過激になるかと思いきや、まったく普通のこいのぼりを作成したのだと言う。
子ども達の理屈は「平凡だけど、これだと一年生にもこいのぼりだとすぐにわかってもらえるから」。
「竜を経験したからこそ、普通のこいのぼりに戻れたのかなぁと思って・・・」
と池田先生はおっしゃる。


不登校の子どもを専門に教育を実践する生野学園。
その高校長(当時)村山実先生。

ここは全寮制のため、食事は全員が一緒に食べることになる。
変わっているのは、職員会議に厨房の方も参加される点。
なぜなら、厨房の方が実は大事な教育者だからだという。
誰彼かまわず怒鳴りつけることが可能なのは、厨房の方だけだと。
それぞれの子どもの好き嫌い、体調等を管理しながら毎日食材を選択する。
そういった不登校の子どもは裕福だが、食生活は貧困であることが多いのだそうだ。
よく外食はするが、母親の味を知らない。
だから味音痴が多く、「おいしい」と心から言えるのに一年以上はかかる。
そして、厨房は厨房で毎日ミーティングを持ち、子どもそれぞれの変化を報告しあう。


こんな素晴らしい先生達が前面に出てきて教育を説いていただきたい。






河合 隼雄
こどもはおもしろい (講談社プラスアルファ文庫)

あなご天御膳@浜松町 嘉一

どうしても穴子が食べたくなり、浜松町で蕎麦と言えば・・・
の嘉一におもむろに向かう。
落ち着いた店内で、「穴子天御膳」 ¥1,200を注文。

奥からはごま油の良いにおい。

しばらく我慢すると、
あなご

揚げたての長い穴子登場。
身はアツアツふっくら、衣はサクサク。
うなぎも好きだけど、穴子のこの淡白なうまさもたまらん。

そしてここは言うまでもなく蕎麦も絶品なのだ。

め組@浜松町

浜松町にある、昼間しか営業していない謎の人気店。
場所が非常に分かりにくく、地図を確認し、やっとのことで発見。
看板も小さく入り口も本当にわかりにくい。
これでは元から知っている人しか訪れることが出来ない。

しかし、ここがおでんメインのランチ人気店。


おでん(ちくわ、はんぺん、もち袋、牛すじ)
め組


つき出し(玉ネギと酢の物)
手羽先煮(クリーム仕立て)
さつま揚げ

そして炊き込みご飯(豆ご飯)
め組2


味噌汁
あんみつ
コーヒー

これだけ充実していて、¥1,050。

決して激ウマではないが、10席程度の狭い店内で、ご夫婦と思われる方の心づくしの手料理を頂ける幸せを感じられる。

限定の麺セットはうどんだったにもかかわらず、ご飯にしてしまった。
先着数名の限定だと知っていれば麺セットにしたのに。

次は麺にチャレンジ。

君と会えたから・・・ / 喜多川 泰

賢者の書 の喜多川泰がつづる珠玉の人生哲学書。

父親が経営する書店の店番をしていた高校生のヨウスケ。
そこに一人の少女がある本を探して訪れるところから、夏の短い一週間の物語は始まる。

と書くと、今時流行りのいわゆる恋愛小説のような導入部分だが、さにあらず。

ハルカは父親から習った、という人生哲学をヨウスケに惜しみなく伝えていく。
折り紙の飛行機を渡しながら。

メモ、飛行機、財布・・・
様々な小物が物語の中で輝きを放ちだす。


そして、誰もが涙するに違いないと私は思う。

人生哲学の類いを敬遠している方にこそお勧めしたい。
こんな作家を待っていた。



「『素直に勝る天才はなし』って言うものね」

「それを言うなら『努力』だろ?」

「これから成功を収めようと思って頑張る人は『努力に勝る天才はなし』といって自分を勇気づけようとするみたいだけど、実際に成功を手に入れた人とか、人を指導する立場にある人は『努力』じゃなくて『素直に勝る天才はなし』というほうがしっくりくるみたいよ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「考えれば考えるほど、一つのチーズバーガーを作るのもたいへんなんだね」

「でもあなたは今、そのたいへんな作業の集合体であるチーズバーガーを実際に手に持って口にしている」

「なるほど。なんだかとってもありがたいことに思えてきた」

「これを作るのに関わった人一人ひとりにありがとうって言わなきゃいけない気がしてこない?」

(中略)

「でも、実際には、一人ひとりに会ってありがとうを言うことは出来ない。そこで代わりに、いちばん最後にあなたに届けてくれる人に、まとめてお金を払ったってわけなの」







喜多川 泰
君と会えたから・・・

日本一の山

先週末は北海道から両親を招待して、父の還暦祝いの旅行へ。

土曜は、信じられない秋の台風のおかげで東名は雨にけぶり真白。
視界不良の中ハンドルを握る手も汗ばみつつ、一日目は伊豆稲取へ。

翌日、台風一過の太平洋は絶景。
伊豆

山奥に住んでいる親に、この水平線を見せてあげたかったのだ。
伊豆大島付近から昇る朝日は美しかった。


二日目は日本の心、富士山を見に河口湖へ。
どこまでも高く澄み渡る青空と富士山。
翌日は、朝日が昇る前のまだほの暗い時間から、窓にかじりついて富士山を眺める父母。
喜んでいただけて、招待した甲斐があった。

富士山


たった三日間。
精一杯の私からの感謝の気持ちと、未だ子供を思う親の気持ちが深く交錯した。

いつまでも長生きしてください。

ありがとうございました。

天真を発揮する

致知11月号のテーマは「天真を発揮する」。
天心とは、天がその人だけに与えた真実。

ヴァイオリンの世界で「天才少女」、「神童」と呼ばれるみどり、龍の母である五島節さん。
イチローの父鈴木宣之さんのお二人の対談が載っている。


「いいか、イチロー、男というものはな、何でもかんでもできるというわけにはいかない。一つのことに集中し、それを極める。たくさんの道ではなく、一本の道をどこまでも進んでいけば、その道はやがてあらゆる道に通じるんだぞ。一つのことを成し遂げた人のことは、人は必ず認めてくれる。男ならあれこれ迷わないで一つの道を行け。一つの生き方を貫くことが一番価値のあることだから、好きなことをどこまでもやってみることだ。」
鈴木宣之


「振り返ってみると、友達や知り合いとお昼にお茶を飲むとか、仕事以外では一度もやったことがないんです。もちろんお酒なんか飲みに行ったこともない。それならちょっとでも子どもたちの元へ駆けつけたいという思いがありますから、それは一生貫いていこうと思っています。やっぱり自分を律するところがないと、子どもは育てられないですよ。」
五島節




対談からの印象は、剛の五島さん、柔の鈴木さん。

五島さんは、ご自分で「鬼よりも厳しい」と言われる指導で鍛える。
そして、未だに子どもたちを褒めてあげたことがないと言う。
「褒められるのは人からでいいと思っています」

対して鈴木さんは褒めて褒めて育てるタイプ。
「宿題も『お父さんがやれるとこまでやっておくぞ』と言って先に寝かせて、結局できないまま持って行かせたこともあります(笑)」



全く正反対の指導法に見えるお二方だが、実は教育の芯の部分は似ている。

そのキーワードは
「介入」
二人とも、子どもの教育には徹底的な介入を試みている。
親の信念に基づいた、子供を思うがゆえの実力行使。

鈴木さんは高校時代まで一日も書かさずイチローの練習を見ていた。
中学校では、監督がイチローの独特のフォームを直そうとする。
父親は直接監督の元へ赴き、フォームの継続をお願いにいった。

みどりの小学校時代。
レッスンのためにみどりは学校の授業を途中で抜け出して帰ってくることが多かった。
家庭訪問では担任に「学内の風紀を乱す」と注意された。
五島さんはみどりが弾いているテープレコーダーを持ち出し、先生に
「私はみどりをこういうふうに育てています」、
暗にだまっていてくれ、と言った。


子どもの教育について考えさせられることが非常に多い、素晴らしい対談だ。



最後に鈴木さんはこんなことを言っている。
「溺愛でいいんです。少なくとも二十歳になるまでは徹底的に子どもに付き合ってあげることですね。それが子どもの天真を見出し、発揮させる鍵になると思います。」




だいじょうぶ だいじょうぶ / いとうひろし

だいじょうぶ

なんと素晴らしい言葉だろう。

他人に「だいじょうぶ」と言われても、自分で「だいじょうぶ」と言ってみても、そこには温かなやさしさが溢れるような言葉だ。


目を見つめて「だいじょうぶ」

手をつないで「だいじょうぶ」

頬を寄せあい「だいじょうぶ」

背中をさすりながら「だいじょうぶ」

空を見上げて「だいじょうぶ」

そう、どんなつらいことがあったって「だいじょうぶ」

魔法のことば
「だいじょうぶ」






いとう ひろし
だいじょうぶ だいじょうぶ (ちいさな絵童話りとる)