天真を発揮する
致知11月号のテーマは「天真を発揮する」。
天心とは、天がその人だけに与えた真実。
ヴァイオリンの世界で「天才少女」、「神童」と呼ばれるみどり、龍の母である五島節さん。
イチローの父鈴木宣之さんのお二人の対談が載っている。
「いいか、イチロー、男というものはな、何でもかんでもできるというわけにはいかない。一つのことに集中し、それを極める。たくさんの道ではなく、一本の道をどこまでも進んでいけば、その道はやがてあらゆる道に通じるんだぞ。一つのことを成し遂げた人のことは、人は必ず認めてくれる。男ならあれこれ迷わないで一つの道を行け。一つの生き方を貫くことが一番価値のあることだから、好きなことをどこまでもやってみることだ。」
鈴木宣之
「振り返ってみると、友達や知り合いとお昼にお茶を飲むとか、仕事以外では一度もやったことがないんです。もちろんお酒なんか飲みに行ったこともない。それならちょっとでも子どもたちの元へ駆けつけたいという思いがありますから、それは一生貫いていこうと思っています。やっぱり自分を律するところがないと、子どもは育てられないですよ。」
五島節
対談からの印象は、剛の五島さん、柔の鈴木さん。
五島さんは、ご自分で「鬼よりも厳しい」と言われる指導で鍛える。
そして、未だに子どもたちを褒めてあげたことがないと言う。
「褒められるのは人からでいいと思っています」
対して鈴木さんは褒めて褒めて育てるタイプ。
「宿題も『お父さんがやれるとこまでやっておくぞ』と言って先に寝かせて、結局できないまま持って行かせたこともあります(笑)」
全く正反対の指導法に見えるお二方だが、実は教育の芯の部分は似ている。
そのキーワードは
「介入」
二人とも、子どもの教育には徹底的な介入を試みている。
親の信念に基づいた、子供を思うがゆえの実力行使。
鈴木さんは高校時代まで一日も書かさずイチローの練習を見ていた。
中学校では、監督がイチローの独特のフォームを直そうとする。
父親は直接監督の元へ赴き、フォームの継続をお願いにいった。
みどりの小学校時代。
レッスンのためにみどりは学校の授業を途中で抜け出して帰ってくることが多かった。
家庭訪問では担任に「学内の風紀を乱す」と注意された。
五島さんはみどりが弾いているテープレコーダーを持ち出し、先生に
「私はみどりをこういうふうに育てています」、
暗にだまっていてくれ、と言った。
子どもの教育について考えさせられることが非常に多い、素晴らしい対談だ。
最後に鈴木さんはこんなことを言っている。
「溺愛でいいんです。少なくとも二十歳になるまでは徹底的に子どもに付き合ってあげることですね。それが子どもの天真を見出し、発揮させる鍵になると思います。」
天心とは、天がその人だけに与えた真実。
ヴァイオリンの世界で「天才少女」、「神童」と呼ばれるみどり、龍の母である五島節さん。
イチローの父鈴木宣之さんのお二人の対談が載っている。
「いいか、イチロー、男というものはな、何でもかんでもできるというわけにはいかない。一つのことに集中し、それを極める。たくさんの道ではなく、一本の道をどこまでも進んでいけば、その道はやがてあらゆる道に通じるんだぞ。一つのことを成し遂げた人のことは、人は必ず認めてくれる。男ならあれこれ迷わないで一つの道を行け。一つの生き方を貫くことが一番価値のあることだから、好きなことをどこまでもやってみることだ。」
鈴木宣之
「振り返ってみると、友達や知り合いとお昼にお茶を飲むとか、仕事以外では一度もやったことがないんです。もちろんお酒なんか飲みに行ったこともない。それならちょっとでも子どもたちの元へ駆けつけたいという思いがありますから、それは一生貫いていこうと思っています。やっぱり自分を律するところがないと、子どもは育てられないですよ。」
五島節
対談からの印象は、剛の五島さん、柔の鈴木さん。
五島さんは、ご自分で「鬼よりも厳しい」と言われる指導で鍛える。
そして、未だに子どもたちを褒めてあげたことがないと言う。
「褒められるのは人からでいいと思っています」
対して鈴木さんは褒めて褒めて育てるタイプ。
「宿題も『お父さんがやれるとこまでやっておくぞ』と言って先に寝かせて、結局できないまま持って行かせたこともあります(笑)」
全く正反対の指導法に見えるお二方だが、実は教育の芯の部分は似ている。
そのキーワードは
「介入」
二人とも、子どもの教育には徹底的な介入を試みている。
親の信念に基づいた、子供を思うがゆえの実力行使。
鈴木さんは高校時代まで一日も書かさずイチローの練習を見ていた。
中学校では、監督がイチローの独特のフォームを直そうとする。
父親は直接監督の元へ赴き、フォームの継続をお願いにいった。
みどりの小学校時代。
レッスンのためにみどりは学校の授業を途中で抜け出して帰ってくることが多かった。
家庭訪問では担任に「学内の風紀を乱す」と注意された。
五島さんはみどりが弾いているテープレコーダーを持ち出し、先生に
「私はみどりをこういうふうに育てています」、
暗にだまっていてくれ、と言った。
子どもの教育について考えさせられることが非常に多い、素晴らしい対談だ。
最後に鈴木さんはこんなことを言っている。
「溺愛でいいんです。少なくとも二十歳になるまでは徹底的に子どもに付き合ってあげることですね。それが子どもの天真を見出し、発揮させる鍵になると思います。」