使いこなさない、使えるCAEのブログ -163ページ目

ⅰ)規格満たす設計を、ⅱ)優秀でない技術者で ⅲ)設計する ⇒ 勝つ

競争相手次第でもあるのですが

パターン1
ⅰ)規格満たす設計を、ⅱ)優秀でない技術者で ⅲ)設計する ⇒ 勝つ

パターン2
ⅰ)規格満たす設計を、ⅱ)優秀な技術者で ⅲ)設計する ⇒ 負けてしまう


前者は
・思考停止で製品が駄目になる
いう意見が多いのですが、規格は業種別。製品別で概ね決まっており、
規格を守っていればOKいう そういうケースが多いのが実情です


後者は、
・スピードとコストで負けてしまう
・個々の理解度に設計が依存、設計力が安定しない 一部への負荷増大など
企業全体で見ると経営上かなり不利です

実際に会社は組織で動いており、個々の設計者の余裕度に関わってきます
経営リソースは限られており、業務分散化など実施する上で不利なのが後者


パターン1 = 負荷小 余裕あり 
ⅰ)規格満たす設計を、ⅱ)優秀でない技術者でも ⅲ)設計できる  ⇒ 品質UP・スピードUP・業務分散可

パターン2 = 負荷大 余裕なし
ⅰ)規格満たす設計を、ⅱ)優秀な技術者しか ⅲ)設計できない  ⇒ 品質ダウン・スピードダウン・業務分散不可


製造ラインに似ています 組立性の良い製品は高品質 逆は逆いう
使う上でCAE知識を必須とするシステムは、パターン2になりがちで注意です
私はパターン1にすべく、CAE知識不要なシステムを作ってます  
ユーザーさんは理論背景勉強はされており、諸々の向上に結びついていると予想&期待 ^^)


ところで、規格が駄目だったいうか、耐津波の規格がなかったのが原子力ですが
原子力関連設備は、ASME規格に準拠して設計を行います
送電線を今頃敷設していたり、非常用外部電線確保の規格もないのか、気になるところ

航空や原子力や船舶など、米国規格に依存した分野は
パターン2を思考する人が多く、自動車や家電等とかなり発想が違います

欧米規格への依存度が強い業種の技術者は CAEに詳しく、
CAE催しなどで、強い権限を持っています
またCAEソフトは大半が欧米製 専門家向けです
そんな事情もありCAEの主流は、断然に(私の理念の逆)パターン2 です


多くの日本のメーカーは 【 パターン1 】 これで世界頂点を勝ち取っています  外資はパターン2 異文化で注意

(1)仕様規格スペック制定⇒(2)製品設計  後者に強いメーカーが市場で勝てる

「バカでも設計できる 理論知らなくてOK」 的なのは大学の先生も あまり好きでない感じ

少し前書きましたが あまりどころか、烈火の如く激怒いう感じ

製品世に出すには、(1)仕様設定⇒(2)設計
CAEはど双方関与ですが、私の上記主張たる製品設計は(2)のところです



現在、画期的新製品いうのは、皆無に近く
仕様・規格決まった中での設計で(2)ばかり

EV(電気自動車)は新たな製品かといいますと、仕様規格は従来の車のもの
EV でも(2)が大半と思います。(1)はバッテリー安全保つ仕様設定など僅かの部分です
そこも今は安全規格基準が既にできているようですが。


ぶっちゃけ(2)が達者なら企業は勝てる 
メーカーが望むCAEは、そこに強いものが欲しいのです

節点・要素選択ボタンによる 抽出の紹介

抽出は2つ方法があります
1)節点・要素選択ボタン操作で行う
2)スクリプトで行う

2)は色々あり
2-1)スクリプトで行う⇒ボタン登録する
2-2)スクリプトで行う⇒要素セット・節点セットを設定する
2-3)スクリプトで行う⇒そのままNASTRANなど、条件設定出力で利用


今回表示しているのは 1)の節点・要素選択ボタン操作です

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抽出箇所の形状&位置関係を確認できるよう 
・抽出部のみ描画 
・抽出部を赤で描画 それ以外を淡い色で描画
2つのボタンがセットで並んでいます それが要素と節点それぞれで計4つ 1ユニットに並んでいます


4つのボタンのうち 2つは×××マークがついています。そこを押すと(抽出)節点が表示されます
デモ版をパタパタ触っていると、自動的に判るのですが 組合わせて、凝った選択抽出が可能です

ここも参考に
http://ameblo.jp/jishii/day-20110202.html
http://ameblo.jp/jishii/day-20100123.html