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なるべく直交メッシュ作成&区分抽出&設定 ⇒ 計算 多くのソフトは出来ず注意

アセンブリモデルも良好メッシュ作成できて、諸設定ちゃんとできるソフトは、殆どないいう感じ


既存の成果出ているCAEは、最近流行の境界設定不要計算であったり
粗悪メッシュでもOKな計算だったり、モデルがボテッとしてシンプルだったり
用途特化したソフトを使っていたり
何かあるケース多く、注意が必要です。 

構造系は、ゼロ変位拘束いう現実には起こり得ない設定を伴いますし、解は鋭敏な分布である事も多く、
最高難易度です

CAEは、磁場や熱や流体が簡単です。 「構造が一番難しい」 その認識なら通でしょうか
汎用構造解析ソフトで行うCAEは、一番難しいと思います

【3】  変換のヤコビアン J が大きくなるメッシュを作ること 【直交】

偏微分は 求め方が2つある気がします
1)物理量分布を示す 内挿関数自体を偏微分する
2)2点の物理量差と距離から求める


2)で求める場合は、
メッシュはなるべく90度【直交】に近いこと = かなり重要です。
でないと偏微分の精度が落ちるためです。
微分は隣あった、2点の物理量の差を、2点の距離で割ると出ます

偏微分の場合は、2点のみならず。上下方向 左右方向いいますか、
対角方向の物理量から求めた2つの微分値の差より求めます
X方向偏微分は、(ξ)方向と(η)方向の微分の差を ヤコビアンJで割って出すイメージ
これがかなり微妙な計算 解不安定化を招きます
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なるべく大きなJ(直交)ですと 
式の分子(対角ξ方向η方向の差分の物理量差) 分母(J) ともに大きい値で安定的です

90度から外れるほど 分母 分子 双方小さくなり、微妙な計算になります 
三角系統のメッシュはJが常に小さく、高精度になりません 
また、三角ではメッシュ構成上、Jの値が要素別バラバラで一定せず、低精度を招く要因となります。
また、四角系統でもJが小さいメッシュ または Jの分布変動が大きいメッシュは精度が落ちます。
メッシュを細かくしても解消しません 

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こちらも参考に・・・  Jですが、3次元ではZとζの項が追加になります、
http://ameblo.jp/jishii/day-20100218.html


http://ameblo.jp/jishii/entry-11293960557.html
Jが小さい場合、端的に偏微分は外挿計算になると思います
三角系統=外挿 四角系統要素=内挿 そんな感じの認識で良い思います  2階の偏微分はJ二乗が利き、更に注意となります

1)の場合は、適切な内挿関数で表現できるか? そこが問題になると思います
伝熱や磁場解析は1次の線型内挿関数でほぼOKです
構造は、2次の内挿関数でも、万全でない問題があります

【2】  材料 属性区分けが出来る事が必須   出来ないソフトウェアに注意

前回の。要素や節点抽出と似た事柄ですが、
材料や属性別に、領域を自在に区分けできる事が技術計算では必須です

何言いたいかといいますと、技術計算は、モデル(メッシュ)作成とその条件設定が8割
そこに全力を注ぐ必要があるいう事です

材料区分 条件設定、自在に出来ない、市販ソフトも多く、注意です

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