使いこなさない、使えるCAEのブログ -200ページ目

流体も構造解析もFEMも差分法も、偏微分が問題です

偏微分いうのがあります。、単なる微分との違いですが、例えばX-Yの座標系で
Xで微分を実施するとき→Yが一定でなければならない
Yで微分を実施するとき→Xが一定でなければならない
いうルールが課されることです。 

下記(左絵)は、●AとBは、双方Y座標値ゼロ。故にAとBが持つ値を使って、Xで偏微分できます。

ではAとCで、Xで偏微分できるかいいますと・・できません。Y座標値が異なるためです。単なる微分ならば可能ですが
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プレゼン用データでちょっとアレで・・・。右側のAハットとかの絵は、無視でいいです。

スキルに頼るCAE = 使えんです  CAE屋さんはスキル大好きですが・・。 

プリウスのブレーキング制御が話題ですが、CAEも似た問題があります

★ ソフトウェア処理の全貌が見えない。内部で何されてるのか不明
★ 条件設定が沢山あり、再現が難しい

すべり良い路面で、挙動を起こすには、コツが必要みたいです。 CAEで解得るコツと違うものですが・・

スキルで可能なら、それを勉強し、建築耐震計算もFEMでやればいいのですが・・
スキルで出来るCAEは、磁場解析などの簡単な分野 または 分析とか研究分野などに限定。 注意です。
多くのCAE業者はスキルが大好きです。これまた注意です。

CAE業者は変わったのが嫌い 定番的普通志向が強いです。電卓感覚もお嫌いで・・。

先週末は、電気関係のフロントメッシュを作ってるらしい。人がきて。
少しだけ打合せ。形状は薄い層構造、・・秘密なのか手描絵のみ。詳細不明

私 : 解析対象に対しベストなメッシュを使うのが一番簡単。精度も特上ですね、
相手: いやーそれが難しくて、ソリッドワークスからテトラ自動メッシュでないと
私 : 図見る限り簡単で。薄い層構造をソリッドテトラ。精度も何も、その方が無茶で
相手: いやー、でもそれしか方法が・・。

予想通りの展開。平行線で終了。   CAE屋さんは、変わった手法を嫌い、定番路線を好みます。
その、自動メッシュなどの定番手法の嘆きは、設計屋さんからよく聞きます。

私がやってるのはEXECE風フロント、電卓感覚CAEです、
定番から外してるためかCAE業者は嫌う傾向   メーカーの設計屋さんは大好きですが
客が嫌いな手法が好きで、客が好きな手法が嫌い CAE業者は不思議ちゃんです。