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細工なし USBキーでライセンス管理が お得ですが…

USBキーでライセンス管理する形態のソフトはいくつかあります 構造解析ですと
  NEi-NASTRAN
  NX-NASTRAN
  Nisasoftware
など USBキーが設置された任意PCで動作します。

一方、機種縛りのライセンス管理は、Windowsなど購入PCに付いて来る、
動作機限定のOEMライセンスみたいなものです

ライセンス付与されたサーバーやマシンが、壊れてしまうと
新たなIDを発行 ライセンスを移さないと、動作しなかったりします
無論PCを買替えても、手続きを経ての機種変更処置が必要

USBキー管理ですと、買替やPC故障も平気、別のPCにUSBキーを挿すと動作します
使う側は楽ですが、この形態は昨今減少傾向。
嫌らしい制約をつけ保守必須いう、
そういう形態でないと、収益苦しくなる事情が背景にあります。

使用頻度は波があったりもするのですが、稼動状況が芳しくない時
業績が悪い時 利用ソフト開発元がポシャッても困る筈で、少々の事態でも、
保守費をお目こぼし的に支払って欲しい事情が、なかなか通用しない昨今でしょうか・・・
定価比20%あたりが相場で、かなり高いいう印象思いますが

ちゃんと使えてなく、保守云々以前の問題で、保守支払い切れてしまうのが大半みたいですが
その使えるか否かは、大雑把には用途限定度に比例、
磁場や建築など、特化したものは、使える率が高く、逆は逆。汎用は高度な利用技術必須です。

Matlabは、日本のカンファレンスが世界最大規模で設計ツールとして浸透 ではCAEは?

Matlabは、日本のカンファレンスが世界最大規模 一番売れている国は日本みたいな話がWikiに出ています
一方でCAEは、世界で日本が一番盛んなのか大変怪しいところ

大事なのは、カスタマイズ後の最終形として、以下が実現するかです

1)簡単・わかり良い入力
2)設計事項のみを入力とする
3)入力と出力が1対1の関係
4)誤差が少ない
5)ミスしたとき判りよく認識できる

最終形態として、ここら実現すると、手放せない設計ツール・評価ツールになります
分野違いいうのはあるのですが、
Matlabは、上記がかなり出来るのでないでしょうか?

Matlabの普及状況を見ますと、
「日本にはソフトウェア技術を十二分に受け入れる土壌がある」事が判ります

CAEも、上記路線をめざし実現させれば、設計側に支持されます
・設計と無関係な諸設定を消滅させる事、
・メッシュに起因する 写像変換変動誤差を(出来る限り)消滅させる事

実現ならスキル依存性なくなり誰が解析しても同一結果 設計者も楽々活用になります。
逆は逆、怖がって誰も解析を利用しない事に・・。
 

パラメータを項目別で表示できるよう デモ版を少し改定

設計者がCAEに望むのは
『 設計項目を入力事項として、性能に関わる評価指標を得るツール 』

長さとか、個数とかを入力事項とし、なんらか評価アウトプットが得られればOK
問題は、メッシュ粗さや、境界条件はじめ各種設定など、機器設計と無関係な入力事項が沢山存在
その設定が解析者次第になり、解変動を招き、評価ツールとして使いずらい事

機器設計と無関係な入力事項の、入力と解への影響を、いかに消滅させるかがポイントと感じます

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