使いこなさない、使えるCAEのブログ -115ページ目

革新設計を行う人は。。。

大体こんな感じで、普通のCAE技術者さんと 随分性格が異なるかも知れません
ブーブーうるさい、解析結果に簡単に納得しない
主張強い人が、良い商品を…

1)理論理屈クソ食らえ(イメージ)
2)上司・解析技術者・生産部門・資材購買 敵に回しても気にしない (イメージ)
3)解析結果・解析モデルには大変うるさい
4)特に結果分析は徹底  解析モデルは詳細を要求
5)結果をいくら説明しても判ってくれない
6)『俺が作る』 野心・妄想が強い
7)統計処理には関心がない
8)粘り強い 



革新設計狙い=実験計画法などデータ処理には無関心
部品削減などの方が、インパクトあり、そちら方面めざすべく
解析結果を入念に見て探る = 独創派・革新派の特徴

計算だけやって、諸々淡白に終えてしまうと、設計革新は遠い道かも知れません

コツコツ手堅くヒット狙いの方が良い気もしますが・・・「それでは上が許してくれない」
そんな社風の会社は、独立系に割とあります。

常識なき馬鹿が勝ってしまう それがメカ設計

秀才は、色んな手法を知ってるがため、策に溺れ、破壊力いまいち 
そんな事がよくあります

私が、入社した時、灯油ボイラーで、競合企業が、断熱材を使わない 画期的商品を開発
確か、結構大騒ぎだったですが… 


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解析結果をよく見ると、機能してない部品とか、場合により性能を損ねてる状況 など発覚するかも知れません。 賢い人は難しく考えてしまうのか、
最適設計・田口メソッド・実験計画法など 流行りの事を色々やって、既存設計そのままで
コツコツ努力&改善&改良  大した効果は…

適切なモデル&条件設定=それは解析してみないと判らない  それが構造解析の現実

理論理屈をいくら勉強しても
  正しいモデリング
  正しい条件設定
できるようになりません、  解析対象物は非連続体だからです

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私は基本、受託計算はせんです  
理由は正しい解析モデルと条件設定は、判らないからです
「お金拠出して計算、しかし結果が現実に合わない」
相談受けますが、対象物は非連続体 打合せして諸々決め連続体近似 
解析しても合わないのは当然です

合うモデルと条件設定が判ってる場合のみ、正しい計算ができます それが構造解析です

しかし教科書にそんな事は書いてません 執筆者が無責任&馬鹿 だからです
無論、教科書に記載された条件想定では、あっています
多くは、接合部・固定部 などの非連続部が問題
そこの扱い・処理をうまく実施しないと、現実と乖離した結果になります 
それは教科書にちゃんと記載して欲しいです  世に剛体や(完全なる)拘束が、あるが如く記述されているのは大変問題! 

下記は 拘束箇所頂点の応力が、発散気味  『拘束』いうありえない仮定が招きます
http://ameblo.jp/jishii/day-20131027.html