子宮内膜症(ステージⅢ)による生理痛の整体治療 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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子宮内膜症(ステージⅢ)による生理痛の整体治療

3回目の月経時には、生理痛が解消していた症例の解説です。
患者Tさん=25才-女性-会社員の症例


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①    Tさんの病歴・・・
患者Tさんは、初潮開始時から生理痛があり、それは10代中ころからさらに悪化しはじめ、最近では婦人科で処方された鎮痛剤を2倍服用しても痛みは引かず、特に初日と二日目は最悪で、仕事を休まないといけない状態だそうです。一度、ホルモン治療をして月経を停止させたそうですが、血栓症により、それも途中で中断したそうです。現段階では子宮腺筋症や子宮筋腫は確認されていないそうですが、子宮内膜症のレベルはステージⅢにまで悪化しているそうです。担当の婦人科医も、色々なお薬を処方してくれるそうですが、残念ながら有効なものは無かったそうです。

 

 

 


②    Hさんの診察
・生理痛は毎月あり、その部位は下腹部全般と会陰部および左臀部で、特に左下腹部から左臀部にかけての生理痛が一番強く、月経初日から三日目くらいまでは左の股関節にまで痛みが放散し、跛行状態になるそうです。排卵痛はほとんど無いそうです。
・月経周期は28日/月で、月経期間は6日だそうです。
・月経血は普通くらいで、レバー状の出血は無いそうです。不正性器出血も無いそうです。
・頭痛や悪心などの月経困難症も月経開始の数日前から生じるそうです。
・血液検査で特段の異常は無いそうです。
・腹部聴診上、グル音は弱く聴取出来ました。血管雑音はありませんでした。
・腹部触診上、下腹部全般に緊張部と圧痛がありましたが、特に左恥骨結節の深部に著明な緊張と圧痛がありました。腫瘤感や抵抗感はありませんでした。
・普段はやや便秘気味ですが、月経になると下痢状態になるそうです。また、月経時には頻尿気味になるそうです。
・股関節の可動域に問題はありませんでした。月経時以外は痛みも無く歩行できるそうです。

 



➂ 治療目標と整体治療
  ⑴    腹膜/腸管、ダグラス窩、膀胱子宮窩、卵巣付近の癒着を剥がし、異所性内膜組織が免疫細胞に貪食されやすい状態を作る
  ⑵    子宮や卵巣での動静脈循環を向上させ、免疫細胞の還流を促進する

・子宮内膜症解放テクニック
・子宮底解放テクニック
・卵巣動静脈解放テクニック
・子宮動脈解放テクニック
・子宮静脈叢解放テクニック
・腸骨はがしテクニック


 



④    経過と結果・・・
・初診の子宮底解放テクニックの施術中に会陰部に放散痛が生じ、左下腹部への子宮内膜症テクニックの施術中、左臀部への放散痛がありました。


・初診開始から最初の月経がきた5診目来院時、「(生理痛が全般的に)マシになっていますが、一番楽になっているのは会陰部痛です。鎮痛剤を飲まなくても、何とか仕事が出来ました」と仰っていました。また、月経時の頻尿気味も改善し、月経困難症もほとんど気づかないくらい、軽度だったそうです。


・2回目の月経がきた8診目来院時、「左下腹部の痛みや会陰部痛はほとんどありませんでした。そう言えば、左股関節痛も全く感じませんでした。普通に歩けていました」と仰っていました。


・3回目の月経がきた11診目来院時、「今回の月経は、私の人生でほぼ初めて、生理痛が無かった月経だったかもしれません。ほんの少しだけ下腹部に違和感があった程度です」と喜んで仰っていました。今回の一連の集中治療で、Tさんの子宮内膜症状態はかなり改善したと思われたので、これで治療を終了し、様子をみて頂くことにしました。

 

 



⑤     今回の症例の概説、、、
◆ 整体師として打つ手が無かった子宮内膜症…

・Tさんの様に、初潮開始時(小学高学年)から生理痛が生じる方は結構多く、当院にも同様の方はかなり昔から少なくありませんでした。私は男性ですから、どんなに想像をたくましくしても、その辛さは分かりようがありません。ましてや小学生から、、、と思うと「かわいそう」としか、言いようがなくなります。
 

・前出しましたが、私が整体業界に入った40年前から、この様な生理痛患者は意外と多く診る機会がありました。しかし当時は、内臓への整体など夢にも及ばなかったので、あまり有効な治療は出来なかったと思います。ですから、生理痛患者さんが来院されても、その患者さんの笑顔を見る事は、ほとんどありませんでした。治療後に帰宅される時、「楽になりました、ありがとうございます。」と、お愛想笑いをされて(肩を落として)帰られるのが、かえって整体師として辛かったです。

 

・しかし、30年ほど前に内臓整体というテクニックと出会い、そこに解剖生理学的な基礎医学の理屈を重ね合わせると、意外と色々な疾患-病態に、かなり効果的な施術が出来る事に気づきました。今回の子宮内膜症による生理痛もその一つでした。
 

・現在、婦人科での子宮内膜症の治療は低用量のホルモン療法などで自然の摂理であるはずの月経周期/卵巣周期に人工的な抑制を強いる事で、その症状をコントロールする手法が主流だと思います。しかし我々の子宮内膜症解放テクニックを使うと、その自然の摂理を抑制せずとも、相当な効果を上げることが出来る、と思います。その好例が、今回のTさんの「子宮内膜症-ステージⅢによる生理痛」の症例だと思います。

 


 

 

◆ 癒着を剥がし、挟まっていた内膜組織の貪食を促進する整体治療法の研究開発!!

  その名は「ハトポッポ大作戦」

・上記③「治療目標と整体治療」でも、その要旨を簡潔に記していますが、それを詳しく述べると、この子宮内膜症解放テクニックは、腹腔のあちこちにへばりついている内膜組織部分を剥がし、免疫細胞(マクロファージなど)に貪食させやすくする状態を演出するのが、最大の目的です。それで異所性の内膜組織の掃除を助長し、子宮内膜症を解消させるのが、このテクニックの本旨です。
 

・別の言い方をすると、この治療方法は「公園の石」を想像して頂ければ、理解しやすいと思います。それは名付けて「ハトポッポ大作戦」です。
 Q「公園の石をどけると何がいるのか??」
 その解答は
 A「小さな虫」
 たちです。

 

・この石を元に戻せば虫たちの住み家に蓋がされ、石の下の虫たちの命は守られます。石と地面の間に挟まれて、安全圏に隠れられるからです。
 しかし、
 Q「その石をどけたままにすると、どうなるでしようか??」
 A「小さな虫たちは蓋が無くなり地面上に露出され、そこに空からハトポッポが舞い降りてきて、小さな虫たちは食べられ、消滅してしまう」

のです。

 

 

内膜組織(ブルーベリースポット)の好発部位

臓器間に挟まって癒着している内膜組織は免疫細胞に貪食されにくく、生理痛の原因となりやすい

その癒着を解放し、内膜組織を免疫細胞に貪食させやすくする整体治療法・・・

 

 

・この理屈を女性の腹腔内の異所性内膜組織部位に当てはめて実践したもの、それが腹膜/腸管の狭間であれば「子宮内膜症解放テクニック」であり、ダグラス窩の間隙であれば「子宮底解放テクニック」なのです。両者とも、内膜組織によって癒着している部位を剥がして露出させ、ハトポッポの変わりにマクロファージの様な免疫細胞に食べやすくするテクニック、つまりそれがハトポッポ作戦です。

 


 

 

・「言うは易し、行うは難し」で、子宮内膜症患者の全ての方に上手くいくとは限りません。しかし今回のTさんの症例に当てはめると、それは教科書的に、実に上手くいった好例だった、と思います。先述の様に、小学生時代から辛い思いをされている女性の方は多くいると思います。そして低用量ピル療法等が無効であったり、血栓症などの副作用で適応できない方も少ないと思います。ですからこれからも、この様な方々に少しでも施術できれば、そしてTさんの様な笑顔が見られれば、その様に思って整体師をやっていきたいと思います。

 

 

 

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上記解説文で不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。
それではお大事にしてください。

 

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