基礎体温(無排卵月経)の整体治療  | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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基礎体温(無排卵月経)の整体治療 
患者Iさん=26才・女性・会社員

 

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① 病歴=結婚する時に子供が産めるようになりたい・・・
患者Iさんは十代から幾つかの疾患になり、その影響なのか無月経の時期も2年程あったそうです。婦人科・内科・漢方・鍼灸・整体・サプリ・心理療法など様々な治療を試され、月経は21才の時に回復したそうですが、基礎体温は「低温期-高温期」のはっきりしないバラバラの状態で「無排卵月経」状態だそうです。この原因について婦人科医の説明では「原因はよく分からない」とのことでした。
当院には別の主訴で来院されましたが、「将来プロポーズされた時に子供がつくれない状態でYesと言えない! だから正常な基礎体温に戻したい。」とのことでしたので、今回それと併行して基礎体温(無排卵月経)の治療も進める事になりました。

 

 


 

② Iさんの診察所見
・基礎体温は低温期-高温期がはっきりとせず、乱高下しているそうです。婦人科医院での検査で、婦人科的-内分泌的(ホルモン環境)な異常は特に無いそうです。
初潮は5年生の時で、現在の月経周期は29-30日周期-月経期間は7日程度です。19~20才にまでの2年間は無月経でした。月経血量は中程度で不正出血はありません。
・中学時代から軽~中程度の生理痛が下腹部全般にあるそうです。
・顔面、その他露出している皮膚部分は黄土色に変色していますが結膜・粘膜の黄染はありませんでした(黄疸では無いと思われる?)。
・聴診上、血管雑音やハム音は聴取されませんでした。グル音は極め弱く、ところどころでしか聴取できませんでした。
・腹部は平滑で軟、肝腫や脾腫は認められませんでしたが、軽度の肝叩打痛がありました。
・触診上、みぞおちから左肋骨弓にかけて著明な緊張と圧痛がありました。この緊張と圧痛は臍の左右に縦にかけて、あるいは回盲部や空腸曲に著明に認められ、その他腹部全般にも認められました。筋性防御・反動痛はありませんでした。
・慢性の下痢があり慢性疲労症候群と医師より言われているそうです(過去に幾つかの疾患に罹患しているそうです)。
・顎を開ける際、指が口に2本程度しか入れられませんでした。また、顎を左右に動かす範囲が1-2cm程度で極めて狭かったです。左右の頬骨下部に圧痛と抵抗感(腫瘤感では無い)がありました。
・顔-首-肩周辺の筋肉(肩甲挙筋、胸鎖乳突筋、斜角筋など)は著しく凝っていましたが、Iさん本人は「コリ感」を感じないそうで、マッサージ店でマッサージをしてもらっても気持ちよくないそうです。
・後頭骨-上(下)線に著明な緊張が左耳介~右耳介にかけて認められました。

 


 

③ 治療目標と整体治療法
⑴ 下垂体の血流を改善しゴナドトロビンを全身に拡散しやすいようにする
⑵ 消化機能を改善し脂質の吸収能回復(エストロゲン生成↗)と体力の回復を図る

   ・推拿による頭蓋内血流回復テクニック
   ・消化管平滑筋テクニック

 


 

④ 経過と結果
・最初の2か月間の基礎体温は「低温期-高温期」の高低差は出ませんでした。
・3か月目に入り少し「低体温-高体温」の差が少し出てきだし、4か月目から現在(7か月目)の4か月間はハッキリと差(☚0.4度)のある「低温期-高温期」が続いています。

 

 


 

⑤ 今回の症例の概略・・・婦人科臓器が原因とは限らない! 「顔から、そしてお腹から」
・今回のIさんの基礎体温が整体治療で改善した理由を厳密に特定する事は難しいと思います。婦人科医での診察結果でも婦人科的-内分泌的に異常は無く原因がよく分からない、、、とのことでしたが、当院的にも「コレ」といった原因を特定しにくく、仮説をたてて施術したケースでした。
仮説として
⑴ 「脂肪の吸収不良によるエストロゲン生成-分泌低下」
あるいは
⑵ 「下垂体血流低下によるゴナドトロビン拡散低下」
などを想定し、それに対する整体法を施術していました。

 

 


・⑴についてですが、卵胞の排卵には「排卵前36時間の高濃度エストロゲン環境」が必要ですが、脂肪の吸収障害があればそれが維持できないと考えたからです(☚エストロゲンは脂質を原材料とするので)。

 

 

・⑵については、下垂体から分泌されるゴナドトロビンは下垂体からの静脈によって拡散され卵巣まで到達し卵胞を刺激しますが、下垂体の血流が低下するとゴナドトロビンが卵巣まで到達しにくいと考えたからです。

 


・とりあえず上記二つの基礎体温が改善した仮説機序を考えましたがそれを証明する術がありませんので、あくまでも仮説にすぎません。ですから今回のIさんの基礎体温が改善した機序は上記以外に有るかも知れません。


・Iさんの「将来プロポーズされた時に子供がつくれない状態でYesと言えない! だから正常な基礎体温に戻したい。」といった要望には応えられたのは良かったと思います。しかしその機序をハッキリと解剖生理学的に解明する事が、今後も来院されるであろう「基礎体温の患者さん」への整体治療の効果を上げていく事につながると思いますので、もっともっと研究を続けていきたいと思います。


 

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