ユダヤ人ママの独り言 -2ページ目

ユダヤ人ママの独り言 -2ページ目

ホームピグアメブロ

芸能人ブログ人気ブログ

09Sep
- いよいよ始まった「宿題」
  ルシュキちゃんもクアちゃんも、生まれてからずっとヘブライ語には触れてきているが、学校が始まって、本格的に「宿題」が出されるようになった。初日に持って帰ってきたシートはこちら。「ママ、読んで。忘れちゃった」とルシュキちゃん。ヘブライ語は、右から左へ読む。えーっと。「ベバカシャ、リツボア、シャロム、キタ、アレフ」と、上に書いてある小さな文字を読む。「シャロム、キタ、アレフ」と、大きな文字を読む。ヘブライ語の面白いところは、ヘブライ語が読めるようになると、意味は全くわからなくても、ヘブライ語を発音することができるところだ。だから、私も読めるけど、はて。なんという意味だろう？ベバカシャは、please。シャロムは、こんにちは。ふむ。さっそく義母に電話である。「キタは、年生。アレフは１、つまり、キタ・アレフは一年生のことよ！　そして、リツボアは、色を塗るということ」さすがは義母、ありがたい✨初日のこの量でこれだから、これから毎日、義母と３人で宿題をやることになりそうであるそして、一年生が終わる頃には、私もヘブライ語がペラペラになっていることを願う今日から読めるヘブライ語Amazon（アマゾン）ヘブライ語文法ハンドブック［新装版］Amazon（アマゾン）ヘブライ語を学ぶスピーディー/簡単/効率的: 2000の重要ボキャブラリーAmazon（アマゾン）はじめてのヘブライ文字、ヘブライ語のアレフベトを書く (אָלֶפְבֵּית)Amazon（アマゾン）
06Sep
- ユダヤ人文化を描いたアダム・サンドラーの新作映画
  皆さんは、ユダヤ系アメリカ人俳優のアダム・サンドラーをご存じだろうか？　👆写真はウィキより日本でのヒット作は少ないが、アメリカでは実に人気のあるコメディー系俳優である。主にユダヤ文化を入れた映画に出演＆制作している。彼の最新作が、ネトフリで放映中。You are so not invited to my Bat Mitzvah（私のバット・ミツヴァには絶対に呼ばないから）である。８月に放映になったばかりなのだが、彼の出演作で最も良い作品だ！　と絶賛されている。この主人公の女の子（サニー・サンドラー）と、お姉ちゃんを演じている女の子（セイディー・サンドラー）はどちらもアダム・サンドラーの実の娘たちで、サニー・サンドラーはこれを機にハリウッドでブレーク確実、とも。また、ステイシーの大親友、リディアの母親を演じている女優（ジャッキー・サンドラー）は、アダム・サンドラーの妻である。そんな家族総出の彼の作品は、ユダヤ人文化の中でも人生の大イベントのひとつであるバット・ミツヴァに焦点を当てたもの。ユダヤ教では、女の子はバット・ミツヴァ（１２歳）、男の子はバー・ミツヴァ（１３歳）という「成人式」が行われる。そもそも、バット・ミツヴァは存在していなかった。が、1921年に、当時影響力の強いラビであったモデカイ・カプラン氏が、彼の娘であるジュディスのために「バット・ミツヴァ」を行ったのが始まりとされている。その後バット・ミツヴァはあっという間に広がって定着し、今では形式こそ派によって違うけれど、盛大なパーティーが行われるようになった。👇前に書いたバット・ミツヴァの記事『12歳の成人式』ユダヤ教では、女の子は12歳、男の子は13歳でユダヤ教的に「成人式」を迎える。女の子の成人式をバット・ミツヴァ男の子の成人式をバー・ミツヴァというのだが、成人…ameblo.jpパーティーのテーマにデコレーション。ドレス、食べ物、DJ、グディーバッグなど、数ヶ月〜１年前から準備に取り掛かる。アシュケナージ系ユダヤ人には、超正統派、正統派、現代正統派、保守派、リフォーム派など、様々な派が存在しているのだが、この映画は、その中でもリフォーム系ユダヤ人のバット・ミツヴァを描いたものだ。私たち家族の現代正統派とは違っている（現代正統派には、女性のラビは存在しないし、女の子がトーラーの音読をすることはない、などなど）ので、私にとってはリフォーム派のユダヤ教、バット・ミツヴァがどんなものなのかを垣間見ることができた。でも、友情、恋、大人になるということ、など、ティーンの悩みというのは世界どこでも共通なのだな、と思った。４０代になって、肌のキメ、毛穴、オイリー感、シワ、シミ、なんかが気になってきて、化粧品や美容液など、若いときにはテキトーに使っていたり、目にも止まらなかったものが気になるようになってきた。この映画は、マスクして、お風呂入って、そんなときに観るのにぴったりの一本である。　楽しくも、ハラハラドキドキさせられる。
02Sep
- 新学期の準備。
  こちらでは、９月が新学期である。６月中旬から始まる長い夏休みが終わると、いよいよ新学期。９月４日（月）はLabor Dayという祝日で、それが終わった５日（火）から、学校が始まる。去年までイスラエル系の幼稚園に通っていたクアちゃんも、今年度からは、ルシュキちゃんと同じ、大きなユダヤ神学校に進学する。クアちゃんは、日本では年中さんだが、ユダヤ神学校ではGanonというクラスになる。Ganonは一番幼い学年になるため、キッパやツィツィは学校に置いておいて、毎日身に着ける「習慣」をつける。服装も特に決まりはないし、初日は半日で、２日目から全日となる。👆キッパ。頭に被る。GanonやGanは、ベースボールキャップでもよい。👆ツィツィ。（垂れている紐）👆こうなっていて、シャツの下に着る。Tシャツっぽいコットン素材のものを何枚も用意した。下着替わりに着る感じになる。去年は年長さん＝Ganだったルシュキちゃんは、いよいよ１年生だ。１年生になると、GanonやGanと違って、一気に「お兄さんお姉さん」として扱われる。初日から全日（8:10～3:20）だし、キッパやツィツィは絶対だし、服装も襟が付いたものしか着用してはいけない（Tシャツは禁止）など。また、宿題も出るようになり、毎日のお祈りもかなり本格的なものになる。特にヘブライ語やお祈りに関しては、既に今の時点でもはやルシュキちゃんのほうが上手。。。今年は一緒に頑張ろうと思うけれども。。。また、クアちゃんとルシュキちゃんは二人とも、朝と夕方、行き帰りともにスクールバスを依頼した。もう、私のほうがドキドキである。で、ナニーのハナちゃんと一緒に、準備に取り掛かった。クアちゃん＝年中さんのリストふむふむ。一番気になったのは、「コットン100%の枕カバー」である　何に使うんだろ？　また、Ganonは、ペンやクレヨンといった文房具の用意が一切いらないのに驚いた。ルシュキちゃん＝１年生のリストこんな感じ。Ganもこんな感じだったから、去年のものを流用したりして、あっという間に準備完了名前シールは、いつもこのサイトから調達している。MeYDecals - EtsyShop Personalized Dishwasher Safe Name Labels & More by MeYDecals located in Lee's Summit, Missouri. Smooth shipping! Has a history of shipping on time with tracking. Speedy replie…www.etsy.comこのショップで、もう何年もお願いしている。日本語にも対応してくれるので、クアちゃんとルシュキちゃんが日本のサマーキャンプに参加したときは、日本語の名前のステッカーを作ってもらった。これで、来週の準備はもうばっちりである。そしてもうひとつ、購入したものがある。それは、このボード。こちらには、学校初日に写真を撮る習慣がある。こんな感じで、名前や学校名、身長や好きなものなんかを書いて、持って撮る。裏返すと、最終日に撮る用になっている。First Day of School Board - 10インチ X 12インチ再利用可能な両面新学期サイン - 自己紹介ボード学校初日サイン写真小道具新学期用品Amazon（アマゾン）ファーストスクールデイボード - 教育委員会の両面初日と最終日,幼稚園の就学前の黒板の写真の小道具の最初の日、子供たちの女の子のための学校への贈り物12X8インチ YtgerAmazon（アマゾン）First & Last Day of School Boardサイン 14x11インチ新学期黒板サイン再利用可能 - 幼稚園の初日と最後の日就学前のサイン両面新学期用品子供用Amazon（アマゾン）CHALKTASTIC ボードマーカーブラックボードペイントマーカー白蛍光８色セット水性チョークマーカー耐水子供に優しい無毒消せるリバーシブルペン先太字細字学校家庭オフィス黒板メニューボード窓ガラスホワイトボードマーカーAmazon（アマゾン）👆このペンを使って書きこむ。これを毎年初日と最終日に撮れば、身長がどれくらい伸びたとか、趣味がどう変わったとか、いろんなことを記録として残しておくことができる。来年度はどんな一年になるのだろうか？　クアちゃんは、小さなイスラエル系幼稚園から、大きなユダヤ神学校になって大丈夫だろうか？きっと、子供たちよりもママが一番ドキドキしているかもしれない。夏を終えて、一回りも二回りも大きくなった二人❤
30Aug
- 交通事故から奇跡の生還
  最後の投稿日を見たら、６月１２日だった。あっという間に、３か月ほどが経とうとしている。子供の頃は、一日がとても長く、永遠に感じられた。母に、「大人になるとね、一日と言わず、一年があっという間に過ぎちゃうのよ」と言われていたが、４０代になると、その言葉が本当に身に染みる。それにしても、怒涛の２か月だった。主人には、ものすごい優秀な不動産弁護士の弟がいる。４番目の弟だ。↓　過去の記事にも書いた、弁護士のパワーカップル。これが、主人の弟夫婦だ。『朝9時からの誕生日会』昨日は、姪っ子の3歳の誕生日パーティーでPump it Up!というふわふわトランポリン＝バウンシーキャッスルで遊べる屋内遊技場へ行ってきた。HPより。こん…ameblo.jp彼は、務めている弁護士事務所に最年少で採用され、ニューヨーク州にとっても将来超有望な、期待の星である。マンハッタンをすぐ出た高級住宅地に素敵な家を持ち、９歳と７歳のハンサムな息子と美人な娘がいる。奥さんも弁護士だし、理想を絵にかいたような家族である。6月のある日。そんな彼は、ニューヨークの州都アルバニーの近くで開催されたニューヨークの弁護士協会の集いに呼ばれ、参加することにした。彼は会場となった高級ホテルに一人で向かい、午後３時ごろにチェックインした。そのホテルがある場所は湖のすぐそばの、閑静な避暑地。人通りも、車の通りも少ない、由緒ある素敵なエリア、といった感じ。開会式があるまで少し時間があるので、彼はイヤーバズを付けて、ホテル周りへ散策に出た。ホテルの向かい側には、道を隔ててテニスコートがある。彼はそこへ向かった。テニスコートからホテルへ戻ろうと、彼は道路へ一歩を踏み出した。そして、思いもせず走ってきていた車に、思い切り跳ね飛ばされた。木の陰に隠れていて、車からは完全に死角だったという。本人も、まさか車が来るとは思っていなかったのだろうし、イヤーバズをつけていたから、向かってくる車の音も聞こえなかったのだろう。後ろ側に飛んで、地面に頭を強く打ち、意識不明の重体。午後５時ごろの出来事だった。その夜。私は主人が出張中だったので、早めに寝ようかと22時頃にベッドに入り、携帯で主人とやり取りをしていた。すると、主人の３番目の弟の奥さん＝義理の妹から電話がかかってきた。彼女とは、普段テキストでやり取りはするものの、あまり電話で話したりはしない。だから、最初は間違いかな？　と思いながら電話を取った。私：「ハーイ。元気？　何かあった？」義妹：「ヘイ。元気？　あのさ。。。□□（主人）は一緒にいる？」私：「ううん。いないよ。どうして？　」義妹：「連絡を取ろうと思ったんだけどつながらないから」私：「私、ちょうど今、メッセージのやり取りしていたよ。いる場所は電波が悪くて電話がつながりにくいって言ってた。だから、アプリ系かテキストのほうがつながるかもしれないよ」義妹：「そうなんだ。。。なんか言ってた？　元気だった？」私：「うん。普通に元気だったよ。たくさん人がいて、久しぶりに会う人達が多くて嬉しい、楽しいって言ってたけど。なんで？」義妹：「そっか。ってことは、やっぱりまだ聞いてないのね。あのさ、〇〇がアルバニー付近で交通事故に遭ったって。脳の外傷がひどいんだって。私も詳しくはわからないの。たった今、主人から電話があって、お父さんと一緒にアルバニーの救急病院へ向かうから、とにかくみんなに連絡して！って言われて。。。普段は冷静な彼がものすごく取り乱していたから、かなりひどいのかもしれない。わからない。」絶句した。言葉が出ないとは、こういうことなのか。そして、背筋がぞぞぞっとした。主人は出張で、アルバニーのすぐ近くにいるのだ。神様の仕向けた「偶然」としか言いようがない。私：「主人は今、出張でアルバニーのすぐ近くにいるのよ！　今すぐ連絡するから、切るね。また電話する」そう言って、すぐに主人にWhatsappを使って電話をかけた。主人：「ヘイ、ベイビー。どうしたの？」私：「つながって良かった。今、妹の△△から電話があったの。あなたの弟がアルバニー付近で事故に遭ったって。脳の外傷がひどいって。。。あなたのママにすぐに電話して。そして、弟がお父さんと病院に向かっているから、どちらかにも電話して、詳しく話を聞いて！」主人：「Oh no.... oh no..... oh no...!! また電話する」そういって、すぐに電話は切れた。彼らが住む場所から、ニューヨークの首都アルバニーまでは、車で３時間かかる。そんなところで弟が事故に遭った。その時、たまたま、私の主人はアルバニーの近くにいる。主人はすぐに病院へ向かった。事故のあと、弟はアルバニーの総合病院の集中治療室へ運ばれ、夜に両側の頭蓋骨を外す大手術をした。担当外科医は「かなり頭を強く打っていて、脳の腫れが尋常じゃない。できる限りのことはやったけれど。。。助かる可能性は。。。」と言葉を詰まらせたのだそうだ。居合わせた家族も、医者の話を電話で聞いた私たち家族も、泣いた。彼は、今夜死んでしまうのか。もう、彼に会うことはないのだろうか。最後に彼からテキストがあったのが一ヶ月ほど前。返さずじまいだった。それを、とても後悔した。主人から午前１時ごろに電話があった。「この一晩、安定しているかどうか、それがカギだって。とにかく、祈ろう」そこから一晩、私は家族と連絡を取り合いながら、眠れない一晩を過ごした。どうか助かって。それだけ、一心に祈った。一睡もできないまま、朝になった。弟は、奇跡的に、安定した一晩を過ごして、朝を迎えた。医者も、信じられない、と言った。昏睡状態で２日目が過ぎた。安定している。３日目が過ぎた。安定している。彼は助かるかもしれない、という希望が出てきた。が、昏睡状態と言うのはわからない。肺などに炎症が起きたり、血の結晶ができたりしたら、一発で死んでしまう可能性がある。そこから、一喜一憂を繰り返す日々が続き、家族や親せきは、変わる変わるアルバニーの病院に出向き、昏睡状態の彼に声をかけ続けた。主人はほぼ毎日、私も一日置きにはアルバニーに車を飛ばして、彼に声をかけ、祈った。彼はひたすら、眠っているようだった。昏睡状態というのは、こういうことなのか。たまに腕を動かしたり、足を動かしたりする。でも、それは反射であって、意識的なものではない。彼は、頭を強く打ったが、特に人格をつかさどる場所と話す機能をつかさどる場所の損傷がひどいのだそうだ。もう話せないかもしれない。事故前の「彼」に戻ることは絶対にない、と言われた。今、息をしている。それだけで、奇跡なのだと言われた。これ以上の回復があれば、どんなものでも「儲けものだ」と。脳の損傷、昏睡状態などについて、インターネットで調べまくった。が、どのサイトを見ても、「脳の損傷がかなりひどい場合、どれくらい回復するかは、人によって全く違う」とだけあって、まったくわからない。目を覚ますのか？　目を覚ますならいつか？　目を覚ましたら、そこからの回復は？まったくわからないというのが、どれほど不安なことかを身をもって体験した。でも、持てるものは希望だけ。希望は捨てない。彼の回復を信じる。神様にすべてを委ねるだけ。神様は、いいことしかくださらない。この間、ユダヤ人コミュニティーの温かさは感激としか言い表せない。アルバニーのラビたちがコミュニティに声をかけてくれ、安息日用の食事や毎日の食事を、会ったこともないアルバニーに住むユダヤ人たちがひっきりなしに病院や滞在先に届けてくれた。また、彼の回復のためのテヒリム（詩編）グループというのをWhatsappに作ってくれ、毎日世界中で彼の回復を祈って、百人以上のユダヤ人が、このグループに参加してテヒリムを読んでくれている。（それは、８月３０日の現在も続いている）昏睡状態は３週間続いた。そして。３週間たったある日。彼はうっすらと目を開けた。昏睡状態から、植物状態になったのだ。植物状態は３日ほど続いた。目を開けるが、命令に従って目を動かしたり手を握ったりすることはないから、意識はない。植物状態が４日目に入った日、彼は目をゆっくりあけて、目で物を追うようになった。「〇〇！こっちを向いて」「手を握って」「親指をたててみて！」「私を見て」というと、声のするほうへ眼球を動かし、親指を立ててくれる。それができるようになったのだ。それを、最小意識状態、と言うのだそうだ。７月４日は、彼の４１歳の誕生日だった。最小意識状態の彼は、誕生日に、アルバニーの集中治療室から、マンハッタンの病院へ移動した。最初の夜に手術を担当した外科医がやってきて、移動前に彼の手を握って泣いた。生きている彼を見て、意識が最小に回復した彼を見て、すすり泣いた。「一年後、どうか歩いて私に会いに来ておくれ。手術のあと絶対に助からないと思った私を驚かせてくれたように、一年後の回復した姿を見せて、私を驚かせてくれ」と言った。「こんなにも家族や親せきが訪れて、ひっきりなしに声をかけたり刺激を与えられた患者は他に例がない。これこそが、彼の回復に大きく関与しているのではないだろうか？」と、様々な医療関係者に言われた。頭蓋骨がないので、頭にはヘルメットを被せ、ベッドからストレッチャーに慎重に動かし、彼はプライベートジェットでアルバニーからマンハッタンまで移動した。プライベートジェットは、Hatzolahというユダヤ人の救急医療組織のもので、今回の移動をアレンジしてくれた。マンハッタンに移動してからも、私たち家族はかわるがわる彼を訪れ、たくさんのチャレンジを彼に仕向けた。一番のアイデアは、ブギーボードだった。【即納★送料無料】キングジム(KING JIM)　電子メモパッドブギーボード boogie board BB-14 イエロー(YELLOW)楽天市場彼が声を聞けることはわかっていたから、このブギーボードに選択肢を書いて、彼に質問し、彼にペンを渡して〇を付けさせるように試みたのだ。二つの名前をボードに書く。そして、「君の名前はどっち？」と聞く。彼は、自分の名前に〇を付けた。５つの名前をボードに書く。そして、「僕の名前はなに？」と聞く。彼は、ちゃんと主人の名前に〇を付けた。彼は、読める！　理解している！！事実、彼は、たくさんのことを覚えていた。そして、アルファベットを書いた。ひょろひょろの文字だが、自分の名前を書き、yes, noなども書いた。１週間が経ったとき、医者が「彼はもはや最小意識状態ではない。意識が回復したと言っていい」と断言した。彼は毎日、理学療法（Physical Therapy：PT）や言語聴覚両方（Speech and language Therapy：ST）をやった。座れるようになり、立てるようになり、歩けるようになり、階段を上り下りできるようになり、食べられるようになり、声が出せるようになり、話せるようになった。そして、７月の終わり、彼はマンハッタンの病院を退院した。事故からたったの２ヶ月弱。今の彼は、実家からPTとSTへ通う。コメディを見て笑い、ルシュキちゃんとUNOカードで遊び、義母と料理をする。事故から３か月弱。そこまで回復した。８月２０日は、主人の従弟の結婚式があった。その前日の安息日、弟は、シナゴーグで、ビルカット・ハゴメルを唱えた。これは、癒しと完全な回復の奇跡に対する感謝の気持ちを表現する祈りで、外傷を乗り越え、命に関わる出来事を生き延びた人によって唱えられる。ビルカット・ハゴメルを唱える彼を見て、私たちは号泣した。もちろん、まだ記憶が定かでないし、曖昧だったりする。話し方もおぼつかない。歩くときは杖がいるし、外に出るときは車椅子で移動する。排泄は自分でできるが、念のためにまだおむつを履くときもある。運転、運動なんかはもちろん全くできないし、実家には２４時間７日、毎日ナースがついている。でも。彼の回復力や記憶力を垣間見ると、絶対に近い将来、彼は弁護士に復帰し、大好きなスキーをまたやるんじゃないか、という気になる。だって、そうならない理由が、見つからない。彼は近く、外した頭蓋骨を戻す手術をする。生命力のすごさ、生きる奇跡を目の前に見つめる、壮絶な２か月だった。
13Jun
- 一ヶ月遅れの母の日のプレゼント
  時間がすぎるのはあっという間。「母の日」があったのは、もう一ヶ月も前のことだ。前の晩から、ルシュキちゃんは作ったものを私に渡したくて仕方がなく、「早く母の日になってほしい！」と言って、ものすごく早く寝たほどだった。次の日の朝、主人とルシュキちゃんとクアちゃんが３人で、淹れたてのコーヒーと、二人が作ったという母の日のプレゼントをベッドまで持ってきてくれた。あら～。かわいいものばかり。クアちゃんから👇　ママは１６歳。(笑)👇ルシュキちゃんから。ママの財布の中身。クレジットカード、お金、そしてレシート（笑）　いやいや、香水とか、メイク道具とか、そういうの、書いてほしかったけど。。。子供は正直だわ。（笑）主人からは、このかわいいカード。子供たちと一緒に選んだようで、中を開けたら、子供たちのほうが大笑いしていた。で。主人から、「母の日にジュエリーを買ってあげたいと思っているから選んでね」と言われていた。昨年の母の日のプレゼント👇　ほぼ毎年、母の日には夫婦旅行にでかけている私達。。。汗。昨年は、ロス・カボスに行っていたので、そこで手作りのアクセサリーを贈ってもらった。一昨年の母の日のギフトについてはこちら👇『決めるだけ。ルートは神様におまかせ！』先日も書いたとおり、旦那さんと二人で行った、メキシコのイスラ・ムヘーレス。ターコイズブルーというか、ティールブルー色の海と、真っ白でサラサラな砂浜が、本当に…ameblo.jpが、全然見つからずにいた。母の日だから、ルシュキちゃんとクアちゃんにちなんで、「２つ」の何か、と思っているが、全く見つからない。が。それをとうとう見つけて、オーダーしてもらった。こちらのブレスレット。イエローゴールドとホワイトゴールドのチェーンに、一粒ずつ小さなダイアモンドがついた、ダブルブレスレットだ。私はブレスレットをつけないので、この細さはつけていても邪魔にならず、ちょうどいい。ルシュキちゃんとクアちゃんに見せたら、とっても喜んでいた。「婚約指輪（プラチナ）が先に来たから、ホワイトゴールドのほうがルシュキちゃん。結婚指輪（イエローゴールド）は後に来たから、イエローゴールドのほうがクアちゃんね」と言ったら、「うん、それはいいね」と二人も満足。「二人が結婚したら、お嫁さんにこれをあげるね」と言ったら、「ママ、僕はそしたらママにこれをあげることになるね」とルシュキちゃん。私と結婚する気でいるのだ。いつまでそう思ってくれるのだろう、嬉しいなぁ。二人にちなんでいるし、結婚指輪と婚約指輪にもとても合うし、すごく気に入った贈り物を見つけられて、とても嬉しい。そんな、一カ月遅い「母の日」のギフトの話。
06Jun
- ユダヤ的恋愛と結婚
  ネトフリで、またも始まったユダヤ人の番組。今度は、マッチメーカー＝お見合い紹介人の番組である。番組名は、「ユダヤ式結婚仲介」。主役のマッチメーカー、アリーザさんが、相手を探すユダヤ人にお見合い相手を紹介していく番組だ。これを観れば、ユダヤ人がどうやってお見合いをするのか、が多少なりとも分かると思う。結婚仲介はヘブライ語でShidduch（シドゥハ）と言い、誰かが誰かを結婚対象として紹介するときは、「Makea shidduch」（紹介する）と言う。そして、お見合いが成立した際には、シドゥハをしてくれた人、シドゥハニム（女性）やシドゥハン（男性）にお礼金を渡す。誰かの人生の伴侶を見つけてあげる、というのは、とても大きなミツヴァ＝善い行いのひとつとされている。ミツヴァについてはこちら👇『いいことの木』先日、善行（ミツヴァ）についての記事を書いたが、ユダヤ教の幼稚園や学校で必ずといっていいほどやっていることがある。ミツヴァツリーである。これは、子供がど…ameblo.jpかくゆう私も、ユダヤ人のとても仲のよい友人から主人を紹介してもらった。なので、私たちが結婚することになったとき、私たちは彼女に「Make a shidduch」してもらったお礼として数万円を贈った。私が結婚した時、ラヴィとラヴィツィンから本をもらったが、ユダヤ教には、ラヴィが書いた、「結婚がうまくいくための秘訣」の本がたくさん出版されている。最近購入したのは、こちらの本👇　著者の女性が同じアジア人（シンガポール出身）ということで紹介いただいた。今月末、彼女に会う予定でいる。Creating a Life That Matters: How to Live and Love with Meaning and Purpose (English Edition)Amazon（アマゾン）1,250円とまれ。ユダヤ教では、「離婚をしてはならない」とか、「離婚は認めない」ということはない。結婚するときは、「ケトゥバ」という結婚証明書に証人が３名が署名して、リングを渡し、ワインを飲んでお祈りを捧げ、フパという天蓋の下で結婚式をあげ、ユダヤ教的に結婚したことになる。そして、離婚をしたいときは、「ゲット」と呼ばれる「離婚書類」を用意し、それが渡されたらユダヤ教的に離婚成立、となる。ところが。このゲットは男性側から女性側にしか渡せないようになっていて、今でも問題になることがある。男性側が「絶対に離婚してやらない！」と、ゲットを女性側に渡さない、ということがあるのだ。だから、いくら民事法的に離婚したとしても、男性側からゲットをもらえず、ユダヤ教的に離婚できない、という女性が今でもいて問題になっている。さて、話を「マッチメイキング」に戻そう。「ソウルメイトというのは存在しない。ソウルメイトになっていくのだ」とアリーザは言う。だから、白馬に乗った完璧な王子様、王女様を探そうったって、そうはいかない。数年間恋愛をした末に結婚したものの数か月で離婚するカップルもいれば、たった３回のお見合いを経て結婚したのに数十年間ラブラブで続いているカップルもたくさんいる。この番組を見ていると、恋愛や結婚というのは、フィーリングも大切だけれど、幸せに継続させるのはお互いの努力である、とつくづく（身をもって）思う。私の好きな著者にJay Shetty（ジェイ・シェティ）という英国人がいる。もともとはお坊さんだったが、今はライフコーチとして世界中の人達にメッセージを送っている彼。8 Rules of Love: The Sunday Times bestsellling guide on how to find lasting love and enjoy healthy relationships, from the author of Think Like A Monk (English Edition)Amazon（アマゾン）2,494円モンク思考―自分に集中する技術Amazon（アマゾン）1,782円彼のメッセージが面白くて私は大好きなのだが、先日も、「ときめきとは、ストレスのこと。出会った当初はときめきやドキドキがあるから興奮状態でいる＝ストレス値が高い。でも、慣れてくるとときめきやドキドキがなくなる＝ストレス値が下がり、安定した状態になる。これが本来は人が恋愛関係に求める姿なのに、「ときめきがなくなったから別れたい」という人達が大勢いる。彼らはストレスを求めていると勘違いしている。本当に求めているのは安定した穏やかな状態なはずなのに」と言うようなことを言っていて、なるほど、とうなづいた。スリルやドキドキがなくなって、安定状態に入ったとき、心地よい状態を作れる人。心地良い状態で一緒にいられる人。こんなことを考えながら、この番組を見ていたら、隣で旦那さんがベッドに寝っ転がりながら、「はー、僕はもうこういう恋愛市場に自分を投げ出さなくていいから、ほんとに良かった。この番組は僕にとって過去のものさ」と、ウキウキしながら言っていた。私たちは、今年の夏で結婚●年になる。喧嘩も言い合いもするが、それでも大抵はとても仲良くいられる私たち。私は、彼に対して絶大な尊敬、信頼、愛、感謝を持っているし、彼が自分を一番理解してくれている、と心底思う。でも、それは最初からそうだったのではなく、そうお互いに感じられるように、見えるように、お互いに努力してきたのだと言える。ユダヤ教のこの番組を見て、恋愛に成功する人達が増えるといいな、と願いながら、最後まで見終えた。
29May
- 安息日のディナー備忘録。
  主人が出張中で、ハナちゃんと子供たちと４人の安息日だった。ので。ちょっと手抜きだけれど、作ったものは以下のとおり。【魚料理】料理なし。スモークサーモンBrennerのブランドが美味しいと判明。いつもはAcmeのもの。圧倒的な美味しさ♪【スープコース】チキンスープ（丸ごとチキンとターキー手羽で出汁を取ると美味しい）【お肉料理】ハナちゃんとクアちゃんが大好きな唐揚げはちみつとお醤油のチキン（中華っぽい仕上がり）【サイド】キノコのガーリックハーブサラダ茹で卵茹でブロッコリー【ハラパン】子どもたちが大好きな、プルアパートのチョコレートチップと、ロール【ぶどうジュース】お祈り用＆子供たちのがぶ飲み用【ワイン】ヴェラ・ワンのスパークリング今週も素晴らしい一週間をお過ごしあれ。
25May
- 自分についての考え方
  ユダヤ人の聖典であるトーラー。トーラーは「モーセの五書」と言われ、創世記（ベレイシット）、出エジプト記（シェモット）、レビ記（ヴァイクラ）、民数記（バミッドバル）、申命記（デヴァリム）の５書である。巻物なので、まさにユダヤ人の「虎の巻＝トーラーの巻」である。私は個人的に日本語の「トラの巻」＝すごい秘密の隠された巻物は、「トーラー・スクロール（巻物）」から来ていると信じてやまない。ユダヤ人はこれを54に区切っていて、それぞれに名前がついている。各部分のことをパルシャと呼んでいるので、「今週のパルシャは〜」という具合。👇以下が、各パルシャの名前がこのパルシャを毎週ひとつづつ（複数読むときもあり）、一年間かけて読む。そして、新年になるとまた最初に戻り、また最初から、54のパルシャを読む。これをもう、ずーっと、ユダヤ人は繰り返している。今週のトーラー部分は、トーラーの四番目の書である「バミッドバル（民数記）」の最初の部分である。今年も、もう４書までやってきた。毎年同じものを同じペースで読み進めていくと、時間が過ぎることの速さを感じざるを得ない。さて。このバミッドバル、英語では「Numbers（数）の書」と呼ばれている。それは、この最初の部分のほぼ全体がユダヤ人の国勢調査で、各部族が個別に数えられ、すべてのユダヤ人の総数が算出されるからである。出エジプト記などに比べると、ストーリー性やドラマ性が全くといっていいほどない。なぜ、この国勢調査が大切なんだろうか。聖書に、なぜ国勢調査が書かれているのだろうか。それは、「すべてのユダヤ人が重要であり、一人ひとりが特有の価値を持つことを私たちに思い起こさせるためだ。それぞれのユダヤ人がいなければ、他のユダヤ人に何かが欠けることになる。」と、とあるラビは言う。モーセは部族の指導者たちに国勢調査の監督を手伝ってもらった。全部で12名の各部族の指導者は、単に自分たちの部族を数えてモーセに報告するだけではなく、他のすべての部族の国勢調査に関与した。これは、一人ひとりのユダヤ人の価値が他のすべてのユダヤ人に影響を与えることを強調している。一人のユダヤ人の重要性が明らかにされると、他のすべての人々もその人から利益を受けるのだ。だから、部族の指導者たちは他の部族の国勢調査を手伝ったのである。そしてまた、彼ら自身の価値も、他のユダヤ人がいなければ影響を受ける。他のユダヤ人がいるからこそ、指導者として成り立つのだから。私たちはお互いのために存在し続ける。お互いに利益をもたらし、自分の価値と重要性を知り、お互いに特有の価値を提供しあう。こう、改めて自分にリマインドする。だから、ユダヤ人は、自分は小さな存在である。自分の存在なんて、ちっぽけなものである。自分がいなくたって世界は変わらない。とは考えない。自分に対して卑下することは決してない。自分は、神の一部である。✨神から使命を授かった、立派に存在する個人である。✨他のユダヤ人、しいてはすべての人々に利益をもたらすことのできる人間である。✨と考える。この、「自分は神から使命を受けた立派な存在である」という自己の存在そのものに対する揺るぎない自信のうえに、自分はまだまだだ。自分はもっと成長できる。どうしたらもっと神に近づけるだろうか？という、謙虚な気持ちを持つのである。自分を卑下することと、謙虚でいることは全く異なる。私はここに、ユダヤ人の成功の秘訣を見る。まず、①自分の存在そのものに揺るぎない自信をもっていること。②毎日、毎週、毎年、トーラーを通して、自分が神様から授かった価値と個性を常に確認し続けていること。③「自分には何が提供できるか」という使命を常に検討し、実行していること。　※模索し続けるのではない。検討して、実行する。ユダヤ教は、考えるより行動が大切である。④同じ文章から常に新しい見方を見出し、新しいことを学び、新しい解釈をつけていくこと。つまり、同じことに対して、多方面から考えたり、人とは違う解釈を考え出そうとする習慣を持っていること。⑤ある解釈が出されたら、「本当にそうか？」と疑問を持ち、検証する習慣があること。質問し、疑問を持ち続ける。今週末は、シャヴオウト、という祭日がやってくる。👇シャヴオウトについてはこちら『シャブオウトの祭日』オメルを数える記事を書いたが、『ラグバオメルの祭日』２９日（木）の日没から３０日（金）の日没まで、ユダヤ教のラグバオメルという祭日が始まる。ユダヤ教では…ameblo.jpシャヴオウトは、ユダヤ人がシナイ山で神からトーラーを授かったことを祝う祭日である。この日には、改宗者である「ルツ記」が読まれ、改宗者である私は毎年、この「ルツ記」を読んで思いを新たにする。👇子供向けの「ルツ記」。とてもわかり易いのでオススメ。このアートスクロールという出版社は、ユダヤ教書籍の大きな出版社。The Artscroll Children's Book of RuthAmazon（アマゾン）3,614〜13,541円確固たる自分の存在意義を持ち、常に謙虚な姿勢で新しい発見と学びを得ながら成長し、他に提供し支えあう。シャヴオウトを前に、気持ちを新たにした。
21May
- 知り合いの知り合いゲーム
  ユダヤ人の間には、Jewish geography （ジューイッシュ・ジオグラフィー）と言う、ユダヤ人同士がお互いのつながりや知り合いを探し合う社交ゲー厶が存在している。初対面のユダヤ人同士は、必ず"Let's play Jewish geography （知り合い探ししよう！）" と言って、出身地、通った学校、家族の歴史、親戚なんかを共有し、共通の知り合いや縁を持っているかどうかを探る。このゲームの目的は、ユダヤ人コミュニティ内の広範な社会的ネットワークや相互関係を探求することなのだが、まぁこのJewish geographyが実に面白い。必ずと言っていいほど、共通の知り合いがいるのだ。まぁ、ユダヤ人は実に全世界に1600万人しかいないのだから、誰かが誰かを知っていてもおかしくはないだろう。1600万人＝東京(1400万人）+栃木県（200万人）これは、全世界に散らばるユダヤ人の総累計である。少なっ！そして、この「Jewish geography」こそが、ユダヤ人が世界でほんの少数でありながら、ものすごい確率で成功者を出していることに加担しているといっても過言ではないと思う。この間も、シャバット（安息日。金曜日の日没〜土曜日の夜までの25時間）のときに、ルシュキちゃんのクラスメイトのお家にお呼ばれがあった。ここのお宅にお邪魔するのは初めてで、ご両親ともに自己紹介から。旦那さんのディビッドは、ニューヨーク州にあるスタテンアイランド出身という。主人「ワイズという苗字の誰かを知ってる？」ディビッド「アイザック・ワイズと、ヤコブ・ワイズを知ってるよ」主人「ヤコブはジョッシュと言う名前の弟がいる？」ディビッド「うん。いるよ！」主人「だったら僕の弟の大学時代のベストフレンドだよ！　どうして知ってるの？」という具合に、どんどん広げていく。奥さんのシバンはカナダのトロント出身だという。主人「僕の義理の妹がトロント出身だよ。ベックマンという苗字は知ってる？」奥さん「下の名前は何？」主人「タリア。」奥さん「タリア・ベックマン。。。　幼稚園を経営していない？」主人「そう！　それはタリアのお母さんだよ」奥さん「そうなのね！　私の妹の子どもが通っているわ。妹は時々パートタイムで事務を手伝っているのよ。なんて狭い世界なのかしら！」という具合。「大叔母の〜」とか、「義理の〜の〜の〜」とか、「友達の叔父さんの〜」とか、もうとんでもない広がり方で広がっていくのである。まぁ、実に気持ち良いほど知り合いがいる。日本人の間でこれをやったら、どれくらい成立するんだろうか？　というか、どの民族でやってみても、ユダヤ人ほどにつながっているグループはないと思う。華僑はどうなんだろう？また、ユダヤ人は家族が本当に広くつながっていて、みんな、これくらいの範疇の家族は普通に知っていて連絡を取り合っているし、さらには結婚して家族になった側のことも本当によく知っている。主人には南アフリカに親戚がいて先日お会いしたのだが、それは、主人のおじいちゃんの弟の娘とそのこどもたち家族=はとこおば＆はとこであった。フランスにも親戚がいて、そちらも主人のおじいちゃんのお兄さんの義理の弟の息子家族、らしいが、こちらも普通に連絡を取り合っている。もう、「もう一回説明して？」レベルである。でも。実に素晴らしい文化だと思う。家族のつながりにそもそも興味を持つことだ。自分はどこから来て、どんな人たちとつながっているのか。私は、自分のおじいちゃんやおばあちゃんの兄弟姉妹は知っていても、その子どもたちや孫とまでつながっていることはないなぁ。主人の母は、いとこ同士が仲良く絆を深めるのは自分たちの責任であると強い義務感を持っていて、事あるごとに私達いとことそのこどもたちが交流するような機会を設けている。そして、ancestry といった家系図にも頻繁に書き込みをしている。でも、考えてみてほしい。自分が何かやりたい！何かを広げたい！助けてほしい！と思ったら、まず、この家族ネットワークに宣伝する。次にお友達ネットワークに宣伝する。そしたら、必ずや協力者が現れる。ビジネスは、こうした人のつながりがもたらしてくれることが度々あるからだ。しかも、すでにつながりがあるから、そこにはすでに少なからず信頼関係が出来上がっている。世界中で成功するには、世界に広がるネットワークを持つことなんだと思った。まずは家族から広げていくこと。友達やその家族にも興味を持つこと。同胞を大切にすること。これに慣れてから、昔なんとなく持っていた、「海外にいるからできれば日本人と会いたくない」というような、同胞を嫌煙する気持ちが一切なくなって、今は、日本語が聞こえれば、少なくとも「こんにちは」と言い、チャンスがあれば「日本の方ですか？　こちらにお住まいですか？」と声をかけるようになった。どこで誰とどうつながっているかわからないからこそ、縁を大切にすること。出会いを大切にすること。人とのつながりを大切にすること。そして何より、まずは一番身近な家族、そして同胞を大切にすること。私がユダヤ人コミュニティーに入って15年以上が経つが、いまだに、このJewish geographyをできたことがない。早く私も、このゲームに参戦できるようになりたいな。
17May
- ブランドが分かるアイテムは着用禁止
  今日は、こちらの制服の話。アメリカには制服がない、と思われているが、学校によっては制服がある。公立の小学校でも、チャータースクールと言われる学校には制服があるし、私立の学校では制服があるところもある。制服も賛否両論で、制服代を払うのが嫌だ、という家族もあれば、洋服を選ばなくていいから制服があって便利、と言う家族もいる。また、制服はなくても、服装のルール、というのが規定されている私立の学校もたくさんある。ルシュキちゃんが通うユダヤ神学校は、年中さんから８年生までの大きな私立学校なのだが、１年生からは「襟付きのトップス、長ズボン（ジーンズはダメ）、メッセージの書いてあるシャツは適当なものであること、スニーカー、頭にはキッパかベースボールキャップを被る」など細かい規定がある。👇実際の規則表ざっくりと翻訳【男の子１年生～８年生】襟付のシャツのみ。Tシャツ、タンクトップ（袖なし）は禁止。ツィツィはシャツの下に着用すること。セーターやトレーナーはシャツの上に着ること。ジーンズ、スエットパンツ、スポーツパンツは禁止。それ以外の長ズボン（カーキ、コーデュロイなど）はOK。タイトなパンツ、破れ加工、プリント加工などが施してあるズボンは禁止。トーラー（聖書）に書かれているとおり、もみあげを剃り落とすことは禁止。長髪禁止。ピアスは禁止。ローラースケートが埋め込まれたスニーカー、クロックス、サンダル、ビーチサンダル、それに似通ったサンダルは禁止。活動ができる前が閉まっているスニーカー等、学校生活がしやすい靴を着用する。頭には必ずキッパ（ヤムルカともいう）かベースボールキャップを被る。※　だから、ルシュキちゃんがこちらの日本語学校へ通っていたとき、日本の学校では「室内で帽子は脱ぎましょう」という規則があり、卒業式の日にキッパではなくキャップを被っていってしまい、式典ではキャップを脱がせられたのでしょう、かわいそうなことをした。ツィツィ👇👆こんな風に、シャツの下から紐がぶら下がるようになっている。これをズボンの中にいれる人達も多いけれど。ツィツィ（Tzitzit）は、ユダヤ教の男性が神への敬意を示すために身に着ける伝統的な着用物。ツィツィは通常、長方形の布の四隅に糸を取り付けたもの。糸は特定の規則に従って結ばれている。ツィツィの装着は、ユダヤ人の男性が日常生活の中で神への命令を思い出す役割を果たす。ツィツィのデザインや糸の数は、ユダヤ教の宗派や慣習によって異なる。キッパ（ヤムルカ）👆いろんな種類がある。結婚式やバーミツヴァ（ユダヤ教の男の子の成人式。１３歳で行う）などに参加すると、名前や日付が入ったキッパがもらえるのが通常。たぶん、家に１００枚以上はあると思う。シャツの色やイベントごとなんかによってデザインを被り分ける。男の子のアクセサリーのようなものだけれど、自分の上に神様がいることを忘れないように、というリマインダーの意味で被る。女の子はスカートのみで、ズボンは禁止。袖は半袖以上（キャップスリーブは禁止）、Vなどの胸元の深いものやクロップドトップは禁止。スカート丈はひざ下、という決まりがある。👆典型的な、現代正統派の女の子たちのスタイル。長そで、スカート。結婚した女性はティホルというスカーフやかつらを被って髪を隠す。それについてはこちらの記事をどうぞ👇『夏のかつら』ユダヤ教では、正統派の既婚女性は髪の毛を隠すためにかつらを被る。Wikiよりかつらを被ることを知っているユダヤ人の間では、このかつら(英語ではウィッグと…ameblo.jpとまれ。私の住む地域のすぐ近くに、高級住宅地がある。そこにあるユダヤ神学校は、登校する際にSPが付く大きな黒塗りの車でやってくる子供がいるほどのセレブやVIPが通う学校だ。そこの学校の服装規制はユダヤ教もろもろの規則に加えて、「ブランドロゴやパターンなど、ブランド名がわかるアイテムは一切禁止」というもの。それはなぜかというと：ブランド物を持っていない子供に対するいじめやからかいの根源をなくす。外見に費やす時間よりも学問に集中できる環境を作る。お金持ちであることをひけらかすような傲慢さの根源をなくす。（あなたがシャネルなら私はエルメス！といった競争を阻止する。）お金持ちであることを公表せず、安全性を強化する。というような理由から、らしい。だからみんな、アメリカのイトーヨーカドーである「ターゲット」というスーパーで売っている無地のポロシャツなんかを着て登校している。👆ポロシャツ一枚、８ドルやで！　（960円くらい）なるほど、そうすればみんなが見せびらかしたり、見栄を張ったりすることがなくなるし、「みんなが持ってるから私にも買って！」といったこともなくなる。ここの学校では、過去に「家に車が２台しかない」という理由でいじめられた女の子がいて、学校はこうした「お金持ちやで、どや！」という態度にものすごく過敏である。それもあるのだろう。でね。私の周りの富豪たちは、さりげないロゴが入ったブランド品を使ってはいても、大きくロゴが入ったものやブランドパターンのものを使っている人は少ない。ロロピアーナの上質なカシミアセーターやシルクのシャツを着ているが、ロゴなどは一切入っていない。👆このトップス、$1150やで！（16万円くらい）スティーブジョブズが着ていた黒のタートルはイッセイミヤケのものだったが、ブランドロゴなどは入っていなかった、とそんな感じだろうか。私たちの知人に、父親が某大手航空会社のオーナー、という女性がいるが、私は彼女がロゴの入ったブランド品を身に着けているところを見たことがない。彼女がさりげなく付けている装飾品（ダイヤモンドや時計）は、明らかに目を見張るものだけれど。いつも柔らかそうなレザーのバッグや、着やすそうな素敵なワンピースなどを着ているから、きっと良質なものを着ているのだろうと思うが、どこのブランドのものかは全くわからない。そもそもブランド品のロゴが入ったものに興味がない人達もたくさんいる。フィランソロピストとして、多くのチャリティー団体を持ち、ものすごい寄付をしている私達の知り合いは、擦り切れた真っ黒のカミシアのコートを着ていて、びっくりしたことがある。着るものにあまり興味がないのだろう。それよりも、世界をよくするためにお金を使いたい。ロゴ代にお金を払うなどバカらしい。私はブランドの広告塔ではない。といった具合。名前よりもロゴよりも柄よりも、質と自分の好みで選ぶ人が圧倒的に多いように思う。私の主人もそうで、私がシャネルのイアリングを買おうとしたら、「なぜ高いお金を払って会社のロゴを身につけるの？　ダイアモンドにすればいいのに」と言われたまた、婚約指輪を作る際も、私が「ティファニーで2300万円の指輪で欲しいやつがあったよ！」と言ったら、「ティファニーに卸している指輪を作っている職人を知っているから、全く同じものを1/3以下の値段で作れるよ。ティファニーなんて、値段の半分はマーケティング代だから。同じ値段を出せば、ものすごい質の良い素晴らしい指輪が作れるよ」と言われた。そして、実際にその職人さんに、これと同じ指輪を作ってもらった。「万が一、僕たちにお金がなくなって、この指輪を売らなくちゃいけない、となったとき、ティファニーのものなんて、買ったときの半分くらいでしか売れないんじゃないかな」　　とも。つまり、買い物を「投資」として捉えているのだろうな、と思った。なるほど。だから、ユダヤ人はあまり「ブランド代」を支払う気になれないのかもしれない。買った瞬間に値崩れするからね。反対に、ユダヤ人はブランドを作り上げるのは得意だけれどね〜(笑)（ユダヤ人の友達の宝石商に言わせると、値崩れしないのはヴァンクリーフ＆アーペルだそうよ💛）でもやっぱり、私は、ヴィトンもカルティエもエルメスもセリーヌも好きだし欲しいわ❤そんなことを考えさせられる、制服の規則に関するお話。
14May
- とにかく行動。とにかく継続。
  今週は、新しいワンピースを２着作っていた。ひとつはピンクのシフォンワンピース。結婚式のゲスト用だ。もうひとつはポリエステル素材の柔らかいワンピース。こちらも結婚式用だが、結婚式以外のちょっとフォーマルなディナーなんかにも着れて、年中着られるデザイン＆生地にした。とにかく行動すること。とにかく続けてやること。これが一番大切に思う。どうしても、人は「めんどくさい」「やりたくない」という感情に流されがち。でも、これに打ち勝って、とにかく行動。そして、もっと大切なのが、とにかく継続。そうすると、必ず方向性が見えてくるのだと思う。「あ、私はこれが好きかな」「自分はこういうことが好きじゃない」という感じ。頭で考える時間より、アウトプット。何から手を付けていいのかわからない。。。そんなときは、リスト化。情報を検索し、情報を行動化する。誰かの真似をする。真似しても、絶対に自分らしさが出る。自分の思いや行動は、すべて正しい。だから、自分を信じて、自分を奮い立たせて、行動する、継続する。
05May
- 英語を話す力、聞き取る力を伸ばすには
  国際ビジネスをしていて、こちらに来る日本人を見ていて、思うことがある。それは、読めるし書けるのに、話せないし聞き取れない。ということ。受験で培った語彙力、日本に散らばるカタカナ英語があるから、圧倒的に語彙力はあるのに、聞き取れないし、話せない。先月、我が家の超優秀な甥っ子が来ていたが、全く話せないし聞き取れなかった。めちゃくちゃ難しい論文は読破できるのに、超簡単な英会話が、全く聞き取れないし、返せない。10日間の滞在を終えて帰り際に、「この10日間、オッケイ、しか言えなかった。全く聞き取れなかった。ニューヨークに住むのは無理だとわかった。ハナはすげーな」と真顔で言って帰って行った。（笑）日本から住み込みで来てもらっているナニーのハナちゃんは、当初英語が全く話せなかったし、全く聞き取れなかった。ハナちゃんは公立の高校を出て、保育士の資格を取って、日本で保育士として働いていた。日常で英語を使う機会は全くなく、英語学習は高校まで。でも、アメリカに住んでみたい、という海外への憧れがあって、我が家に来てくれることになったのだ。そんなハナちゃんだから、気合はあるが、英語は全く話せなかったし聞き取れなかった。ルシュキちゃんとクアちゃんと接するときは日本語のみ、という我が家のルールがあるので、ハナちゃんは子どもたちがいる朝＆夕方〜夜までは常にほぼ日本語のみ。英語を聞いたり話すのは、主人か私か友達か、子どもたちがいない時の日常生活か、である。それでも、半年が経って、最近は前に比べてずいぶん英語が聞き取れるようになったし、話せるようになった。この飛躍の秘訣。いくつかポイントがあるので、それをお伝えしたいと思う。①姿勢全く話せないし聞き取れないハナちゃんが、聞き取れて話せるようになったのには、圧倒的に話す機会と聞く機会が増えたのはもちろんなんだけれど、それより、何より増えたのは、これは何て言うんだろう？なんて言ったんだろう？これはどういう意味だろう？と、日本語と英語の間で考える時間。英語を意識して暮らす、という姿勢。この姿勢が、リアルな生活英語を話して聞けるようになる土台となる。②理解しながら聞くハナちゃんがこちらにきたとき、私が繰り返しハナちゃんに伝えたことがある。それは、分からないときは、頷かない。日本人は、「私はあなたの話を聞いていますよ」という姿勢を見せるため、失礼にあたらないように、という理由で、相手が言ったことをわかっていないのにうんうん、と頷く癖がある。それをやるな、と、ハナちゃんに何度も言った。そのせいか、ハナちゃんは、わからないときは、ただただ相手の目を見つめて、首をかしげた。相手は、あ、この子は私の言ったことを全然理解していないわ、と即座にわかるので、別の言葉で、ゆっくり、もう一度、今度はハナちゃんに「ここまでわかる？」と確認しながら話すようになる。だから、結果として、相手の言っていることをちゃんと英語で理解しながら聞き取るようになる。わからないことを流し聞きしても、聞き取る力は上達しない、と断言できる。私の叔父はスペインに50年住んで、毎日スペイン語のラジオを朝から晩まで聞いていたが、全く話せなかったし聞き取って理解していなかった。ゆっくりでもいいから、簡単な言葉でもいいから、ちゃんと、理解しながら聞く。わからないなら聞き返す。そうすると、ネイティブ単語が増えて、ネイティブフレーズが増えて、ネイティブの発音がわかるようになってくる。そうすると、自分もそうやって話すようになるのだ。わからないことを、わかったふりして得することはなにもない。③日本語にない発音を練習するこれは、私が独自に経験から考えだした方法で、ハナちゃんに教えたこと。それを、ハナちゃんはちゃんと練習していた。RとL。VとF。Th。SeeとShe。これには学び方があって、順番に練習していくと、必ず発音できるようになる。④カテゴリーで単語を覚える会話というのは、常に何かの話題である。だから、その話題に沿った単語をまとめて覚えると、その話題に出てくる単語やフレーズがまとまって覚えられる。ハナちゃんにキッチンを説明していた際、フライ返しはSpatula、大さじはtable spoonでtbsやTと略す、小さじはtea spoonでtspやtと略す、ガスコンロはstove top、混ぜるはstirやmix、でも泡立てる感じはwhip、whiskといった感じで、キッチン用語やフレーズをまとめて教えた。お料理するときに、レシピを英語で見せて、お料理単語を覚える。そんな感じでカテゴリーごとに出てくる動詞や名詞を覚えると、繰り返し出てくるので定着しやすい。⑤和製英語を正す和製英語は本当にたくさんあるが、それを正すことがハナちゃんはできている。子どもたちが「remote control取って」とハナちゃんに言った。ハナちゃんは「え？何？何を取るの？」と聞いた。「Remote control。」と子どもたち。そのやり取りが５回くらい続き、子どもたちは歩いていって指を指して、「これのことだよ！」と言った。ハナちゃんは、そこで初めて、「リモコンかー！」と大爆笑。「日本語ではリモコンだから。ちゃんとリモコンって言うんだよ」と反対に子どもたちに教えていた。Rが聞き取れない、ということもあったのだろうが、リモコンを、リモートコントロール或いはリモートという、ことを知らなかったのだ。だから、リモートコントロールという言葉は知っているのに、聞き取れなかった。その他にも、日本語にはたくさんの和製英語があって、通じない、反対に和製英語が頭にあるから聞き取れない、ということが起きる。それを正しい英語で書き換えていった。⑥話すことを事前準備。英語を話す、というのは、英語で話す、ということであって、自分の考えを英語で話す手段に過ぎない。だから、話したいことは事前に準備しておく。ハナちゃんは、「この前、友達がペットの写真を見せてくれたんですけど、犬のことを英語で話す語彙力がわからなくて、次回は私の犬の話をしたいなと思って、準備しています」と言っていた。今は、すごい翻訳アプリがたくさんある。日本語の機械翻訳は無理だと言われていたが、それも壁がだいぶなくなってきた。話したいことを英語で話す準備はいくらでもできる。⑦相手が話すであろうことを予測準備。シチュエーションは練習できる。ハナちゃんに、子どもたちをお医者さん（ドクターズオフィス、という。ホスピタルは、大型総合病院のことを指す）に連れて行ってもらう機会があった。事前に「これを書き込むよう言われるから」「こういうことを聞かれるから、こう返して」と、ロープレを渡しておいた。会話は生き物だから、すべて準備して望むことは難しい。でも、予約を取ったり、約束時間を変更したりと、準備できる会話もたくさん存在している。そうすると、聞き取り力もアップするし、話せるようになる。そうやっていけば、語彙力がもともとあるから、格段に話して聞けるようになる。そうすると、自信がついてくるし、もっと話したいと意欲も上がる。ハナちゃんは、意欲が湧きまくって、子どもたちが幼稚園の間に語学学校へ行くことにした。ますます英語力があがるに違いない。聞き取る力、話す力は、こうしたポイントを押さえれば絶対に伸びる。と、私は考えている。
02May
- エコノミークラスに乗って確信したこと
  先日、家族でフロリダへバケーションへ行っていた。フロリダは、ディズニーワールドなどのテーマパークが豊富にある、オーランドという地域だ。ニューヨークからは3時間くらいで行ける、便利なリゾート地と言える。プールにビーチに、子供たちはオーランドを大満喫して、帰路に着いたその日。帰りの飛行機が天候の影響でキャンセルになり、フライトが変更になるという。しかも、キャンセルになったフライトが多発したせいで、次の日はどの便も満席。私たちは５人で移動しているので、ビジネスファーストが５席空いている便などあるはずもなく、エコノミークラスへ変更せざるを得なくなった。当初ファーストで席を取っているので、空席待ちが出ずにエコノミーで帰らざるを得なければ、差額を返金してくれるのだが、やはり少しでもいい席で帰りたい。。。主人がユナイテッド航空へ電話をかけてくれたが、エコノミープラスも子供が座れない非常口付近の席しか５席の指定が取れないと言われ、結局、その日最終便のエコノミークラスの席で帰ることになった。本当に何年ぶりかのエコノミークラスでの移動は、精神的にゲッソリと疲れた。。。ファースト、ビジネスクラスとエコノミークラスには、雲泥の差がある。スペースやサービスはもちろんそうなんだけど、それ以上に空間の質にある。そう、確信した。と言うのも。優先搭乗させてもらったものの、離陸まで周りがずーーーっとバタバタとして全然落ち着かない。当然だが、エコノミーは乗る人数が多いので、ひっきりなしに人が乗り込んできて、荷物を入れたり、席を入れ替えたり、まぁてんやわんやとしている。子供は叫ぶ、多くの人が携帯で話していて声がガヤガヤしている、CAもドタバタと通路を行ったり来たり。このカオス状態が、全員着席するまで続く。しかも、私の隣の男性は巨大で、私の席に半分入ってますけど！！！はぁ、これで3時間弱。。。耐えられない〜。ようやく飛行機が離陸した。。。と思ったのもつかの間、離陸してからも、カオスは続いた。ギャン泣きする子供をそのまま放置する母親。フルボリュームでテレビを観る男性。ものすごいボリュームなので、さすがにCAさんが注意してくれたのだが、彼は止めなかった。フルボリュームで子供にタブレットを見せる親。先述の男性のテレビ音と混ざって、もうどうしようもないうるささ。最終便だったので、時間は深夜１２時を回っている時間帯。機内も暗く、周りの人達は、ほとんどが寝ようとしていた。そんな状況なのに、どうしてそんな配慮のない行為ができるのか、私は理解に苦しんだ。ピーンといった電子音、声優さんのカン高いキャラ声、着信音、子供番組の音、カタカタとキーを打つ音は、結構気に障るものだと思っている。なので、我が家の場合は、公共の場でタブレットやテレビを観たいならば必ずヘッドフォンで観る。ヘッドフォンが嫌なら音声はなしで観る、というのは、タブレットを開始した時期から徹底している。そんな様子で２時間ちょっと。ようやく飛行機がニューヨークに到着した。が、着陸してからも、飛行機を降りるまでにものすごい時間がかかった。しかも、こどもにフルボリュームでタブレットを見せていた親に対して別の乗客が文句を言い放ち、機内では深夜の喧嘩が起こっていた。もう、夜中ですけど。。。その体力を私にくれ。ようやく機体を降りて、お願いしていたハイヤーに乗り込み、家についたのは午前2時30分。主人とナニーのハナちゃんと私は、もうゲッソリ。寝ている子供たちをパジャマへ着替えてベッドに寝かせ、倒れこむように自分たちも眠りについた。ハナちゃんには、次の朝は8時からスタンバイするようにお願いしていたが、子供たちも私たち夫婦も目を覚ましたのは8時50分だった。(笑)で。エコノミークラスで遭遇したことを振り返ってみて思うのは、自分を大切にすることと、人に迷惑をかけながら好き勝手するのは全くの別物だということ。最近、アメリカでもずっと、英語でauthentic meというのが流行っていて、自分らしさ、という言葉で使われているのだが、だからといってパジャマで会議に参加することはない。パジャマを着ている自分がたとえ自分らしくても、社会活動を営む上でのルール、というのは存在している。だから、Aligned authenticity社会を考えながら自分らしくいる、というのが新しい価値観として打ち出されている。とまれ。その認識を持たず、自分だけがいいからと好き勝手な行為をしているエコノミークラスの空間に、げっそりした。こういう行いをしていると、金銭的に繁栄することは絶対にないと断言できる。私たちは人間だから、他人と社会生活をしている。他の人と助け合いながら生きていく生き物だ。そして、社会生活というのは、自分が何かを提供し、他の人がそれに対して感謝の印として、お金を支払ってくれる、という仕組みになっている。だから、いかに自分が他人に対して差し出せるか、というのが繁栄のカギである。その土台となる、他人を思いやる心。他人と時間や空間を共有したときに、自分が幸せを感じつつ、どうしたらそこにいる自分以外の人達も幸せにすることができるのかを考えられる頭。反対に、差し出すお金で提供してもらう価値をしっかりと吟味する力。（自分が本当に何を望んでいるかってことね）この３つが繁栄のキーポイントだなー、と改めて感じた。でも、このカギを持つには、自分の心に余裕があること。👇余裕を作るには、自分の心が満たされていること。👇心が満たされるには、自分が幸せを感じていること。すると、幸せが溢れて、幸せを分けたい、みんなで幸せになりたい、と本気で思えるようになる。まず、それが先決。自分が幸せを感じることやはり、そこに戻ってくるのだと思った。毎日幸せでいる決意を、新たにした経験であった。
29Apr
- イライラしたら。
  先日、私はとてもいいお天気の一日を、イライラして過ごした。イライラする感情は、幸せを感じるのを妨げる厄介な感情のひとつだ。でも、感情として存在する大切な心の信号で、自分の気持ちに向き合うきっかけをくれる感情でもある。イライラの原因に向き合って、イライラの奥に隠された自分の「望み」を知れば、ますます幸せに繁栄して過ごすことができる、お宝な感情とも言える。今日の私に起こったイライラストーリーをシェアしようと思う。＝＝日曜日だったが、主人は午前中にやらなくてはいけないことがあると言うので、子供たちを連れて、少し遠くの公園まで歩いていくことにした。少し遠いので、６歳と４歳の子供たちだが、ダブルストローラーに乗せることにした。片道一時間。いい運動になるかな、と思って歩き始めたものの、公園についたときはヘトヘトで、それでも子どもたちと公園で遊び、帰りもさらにヘトヘトになりながら歩いて帰った。イライラ度：🔥帰ったら、まだ主人が忙しそうだったので、子どもたちの遅いランチ／早めのディナーを用意して、キッチンを片付けた。イライラ度：🔥🔥🔥子どもたちをお風呂に入れて、一緒に遊び、寝かせようと思ったら、ディナーを食べたいと子どもたちがせがむので、遅い時間なのにディナーを用意して、またキッチンを片付けて、9時頃にようやく寝かしつけた。イライラ度：🔥🔥🔥🔥🔥一人で子どもたちの面倒を見るために外へ連れ出したが、帰ってからも、なぜか夜まで私一人で子供の面倒を見て、家のことも全てやることになった。子供たちを寝かしつける頃には、私のイライラはもうマックス状態。もう、箸が転がってもイライラ。それくらい、イライラが治まらなかった。●私だけがキッチンの片付けをしている●私だけが子供の面倒を見ている●私だけが苦労している●私だけが大変な思いをしている●私だけが家のことを気にかけている●主人は自分のことしかしてない●主人は好き勝手やっているという、主人に対するイライラ。●子供は私を呼び続けて、ひとつのことに集中できない●別のことをやっているのに、その最中に別のことを頼まれても聞けないしできない●喧嘩しないで●散らかさないで●夜の８時半にご飯食べたいってどういうこと？！という、子供に対するイライラ。●ゆっくりしたいのにできない●イライラがコントロールできないという、自分に対するイライラ。まさに、イライラ三重奏。今日、そんないろいろなイライラを午後からずっと引きずってしまったことを反省しました。イライラの原因は、常に自分を被害者の立ち位置においているからか、他人に対するマウンティングである。勝手に主人と子供に期待して、その期待通りじゃないからイライラ👇言わなくてもやってほしい。やってくれないなんてひどい。頼まなくても助けてほしい。助けてくれないなんてありえない。それくらいできてほしい。できないなんてがっかりだ。勝手に自分の価値観を押し付けてイライラ👇自分が使ったものはすぐに自分で洗うべき。なんでそんなこともやってくれない？共同で使う場所はお互いにきれいに保つ努力をもつべき。私だけが努力してる。休みの日はこどもの面倒を半々で見るべき。なんで手伝ってくれない？子供は８時には寝ているべき。なんでそんな時間にご飯食べるの？頑張りすぎて自分にイライラ👇私はこんなに頑張っているのに、誰も助けてくれない。私一人で頑張っている。責任感を持っているのは私だけなの？もう疲れた！休みたい！なのに休めない。もうやめたい！なのにやめられない。こんなにイライラする自分が嫌。すべては、自分が悲劇のヒロインに成り下がっているか、他人に対して上から目線で襲いかかっているか、どちらかである。なので、イライラしたときは、自分がどんな被害者意識／マウンティングのなかにいるのかをいち早く冷静に見て、一目散にそこから抜け出す思考転換に促す行動を取ることが一番。わかっているのだが、今日は、それができなかった。●私だけがキッチンの片付けをしているを例に取ると、私はイライラしながらキッチンを片付けていたが、片付けをやめれば良かったのだ。そして、椅子に座って、美味しいコーヒーをいれて、目をつぶり、深呼吸して、自分をイライラさせている状況から、自分の身をひけば良かったのである。一日キッチンが片付いていなくたって、人生は変わらない。そして、気分が乗ったらやればいいし、ずっとイライラしているんだったら、やらずに放置すれば良かった。そして、イライラが収まったところで、主人に、一緒にやってほしい、とお願いすることもできた。そして、それをやらずにイライラを選択し続けたのは、他でもない自分だ。●主人だけが好き勝手しているを例に取ると、これは、「私は我慢している。私だって好き勝手したい！主人ばかり好き勝手して許せん！」という被害者感情の現れなので、すぐさま、自分は何を我慢しているのか、を考えて、自分も好き勝手すれば良かったのだ。子供には自分たちで遊んでもらうようにお願いするとか、テレビを観てもらって、自分はそばで昼寝するとか。自分を勝手に責任感で縛りつけていたのも、自分だった。●子供は私を呼び続けて、ひとつのことに集中できないこれは新しい発見だった。子どもたちが、一日中ひっきりなしに、「ママ、ママ、ママ」と呼んでくることに、イライラしたのだ。一人が呼べば、もう一人も呼んでくる。ありとあらゆることに、ママ、ママ、と、何百回と呼んでくる。私に聞いてほしくて、私に伝えたくて、私が大好きだから、ママ、と呼んでくれるんだろう、と頭では良く理解しているのだが、それでもなんでこんなに呼ばれるとイライラしたんだろう？と考えてみた。頑張りすぎて、自分の心に余裕がなかった。のだと思う。だから、本当ならば、イライラする原因は「自分の心に余裕がないこと」なのに、それを、「そんなときにママと呼んでくる子供」という目の前の現象に対してイライラしていると勘違いしていたのだ。自分の心に余裕を持たせてあげられなかった今日の自分。こうやってずっと一人でイライラしていたので、主人にしても子供にしても、「ママはなんでこんなにイライラしているんだろう？」と理解できずにいたと思うし、そこも、申し訳なかったな、と思う。なので、次回、同じようなイライラ三重奏が頭のなかに始まったら、「ママはイライラしています！助けてください！」と宣言しようと決めた。悲劇のヒロインを演じ続けたところで、自分の中に幸せな感情は生まれてこないのだから。イライラしたら、すぐに心を切り替えて幸せなヒロインになれる方法を探そうと、心新たにした出来事だった。心は生き物。常にこうした練習の繰り返しなのである。
27Apr
- 〇〇を練習すれば、幸せ度が一気にあがる
  最近のニューヨークはとっても暖かな春日和。ユダヤ教の春の大型祭日、パスオーバー（過ぎ越しの祭り）という８日間が過ぎると、毎年決まって暖かくなる。長い冬がようやく終わったと感じる、昨日より暖かい、それだけで嬉しくなる。こんなちょっとしたことで気分って変わる、変えられるんだな、と実感する瞬間だ。子どもたちを見ていても、さっきまでこの世の終わりかと思うほどにえんえんと泣いていたのに、ちょっとしたことで泣き止み、すぐに笑顔。２秒後には、これ以上に幸せな場所はないというくらい楽しんでいる。切り替えたもの勝ちなんだなぁと、子供たちを見ているとつくづく思う。先日の記事にも、切り替え、幸せになる選択をする練習、という記事を書いたが、『幸せな選択を練習させる子育て』私がいつも子どもたちに言うことがある。Choose to be happy.幸せでいることを選んでね。泣く選択もできるけど、笑顔を選択することもできる。泣…ameblo.jpこの「気持ちの切り替え」を身に着けて、私は毎日の幸せ度が確実にあがった。我が家のナニーのハナちゃんも、私の気持ちの切り替え術には当初びっくりしていた。主人と何か些細なことで議論になり白熱していたのだが、その話題が終わったら、にこやかに「コーヒー飲む？」と主人に持ち掛け、すぐに二人でケラケラと談笑していたからである。そして、私に「ずっとグチグチ言ってないで、切り替えて前に進んで楽しく過ごすっていいですね！」と言ってくれた。切り替え術を使う前提として、３つのポイントがある。１）自分は幸せに生きる、と決めている。負の気持ちに自分の大切な時間を支配されない、負の気持ちに自分の幸せな一日を邪魔されない、と腹の底から決めておくこと。これがぶれると、この切り替え術は効かない。２）負の感情は、自分の本当の望みを教えてくれるお宝な感情である、と認識している。気持ちの切り替えは、決して負の気持ちを「おざなりにする」「蓋をする」「我慢する」とは違う。むしろ、負の気持ちに、あとで冷静にしっかりと向き合い、お宝を発見するための術でもある。「このイライラの気持ち、とりあえずメモしておこう。でも、今はそれと向き合う時間じゃない」という感じ。そして、自分の時間に、「どれどれ、この間のあのイライラの気持ち、いったいどんな感情だったんだろう。」と、真剣に向き合うのである。すると、負の気持ちから自分の本当の望みがわかってくる＝ますます幸せに生きられる、のである。３）神様はいいことしかくださらない、と認識している。神様は、自分にとって絶対にベストな出来事しか与えてくださらない。それを、信じて疑わないこと。だって、そうなのだから。この３つのポイントを押さえたうえで、気持ちの切り替えを行う。嫌なことが起こる。ざわざわしたり、むかついたり、傷ついたり、負の感情が沸き起こる。負の感情を感じながらも、その感情に対して、どこか傍観的になってみる。「お、これはお宝の感情だ」という感じ。それから、目をつぶって「この気持ちは、私の幸せな一日を邪魔しない！　私は幸せに過ごす」と口に出して本気で言う。流せるものは、そこで流して、次へ進む。流せないもの、まだモヤモヤがしていたら、具体的に、何に対して、どんな気持ちなのかを、その場で心の中で言う、口に出して言う、或いは携帯やメモに書いておく。言ったら/書いたら、安心する。そして、そのことはもう考えず、自分を幸せにしてくれる物事にフォーカスする。「子供のように切り替える」と口に出し、泣いていた子供がすぐに笑って楽しんでいるところをイメージする。モヤモヤが湧いてきたら、何度でも、目をつぶって「この気持ちは、私の幸せな一日を邪魔しない！私は幸せに過ごす」と口に出して本気で言う。しばらくして時間ができたら、その気持ちについて客観的に分析してみる。どうしてあんなに嫌な気もちになったのか。何が嫌だったのか。そこからわかる自分の価値感はなにか。自分が大切にしているものはなにか。自分はどうしたいのか。自分が幸せに生きることにフォーカスがあると、負の感情ですら幸せへの道しるべなんだと、そんな感情にすら、感謝の気持ちが湧いてくる。気持ちを切り替える。常に幸せに生きるには大切なことだと思っている。とにかく、いつも幸せに生きると本気で決めることが前提だけどね。
25Apr
- 暑い日はプロセッコ
  ようやくニューヨークも暖かい、というか、むしろ日中は暑い、季節がやってきた。本当に、ここには日本のような春夏秋冬がないなー、と思う。日本も温暖化で昔のような「均等な四季」というものは、もうないのかしら？ニューヨークは、長い冬が１１月頃から４月頃まで続いて、４月になると一気に花が咲いて、すでに暑い。そんな感じで暑い天気が４月中旬頃から始まって、一気に夏に突入する。と思ったら、暑い夏は１０月頃まで続き、１０月の一カ月は紅葉がとてもきれいで暑いような涼しいようなお天気で、１１月になると一気に冬になる。１年の半分が夏で、半分が冬。その間の一カ月が春と秋、と言う感じ。ユダヤ教暦＝陰暦＝月の満ち欠けで生活していると、このサイクルが本当にぴったりとあう。この時期に来るパスオーバー（過ぎ越しの祭り）がやってくると決まって温かくなるし、秋の10月中頃にやってくるヨム・キップールがくると、決まって肌寒くなる。グレゴリオ暦よりも遥かに理に適うこのユダヤ暦、さすがだな、と思わずにはいられない。新月をとても大切にすることも、本当に宇宙の法則に叶っている。ユダヤ教は、すごい。とまれ。暑い季節になると嬉しいのが、スパークリングワインが美味しく飲めるということ♪２年前も同じ記事書いてる（汗）。『夏は、プロセッコ』最近、とても暑い。暑いときには、赤ワインより、プロセッコ♥一本14ドルくらい。ドライで気に入って、ケースで買ったこちらも、コシェルのワインです。私が愛用してい…ameblo.jp普段はもっぱら赤ワインの私も、暑いとついつい、シュワシュワしたくなるよね～。前のこの記事にも書いたけど、お安いのに本当に美味しいフレシネのコーシャーワインは、もうどこにも見当たらない。『新しいワイン♥』私は美味しいのにお値段がお手頃の、フレシネというカヴァ（スパークリングワイン）が好き。楽天お買い物マラソン開催！10月4日～11日まで！そう。日本で…ameblo.jp先日も、そんなわけで別のシュワシュワをひとケース購入した。Vera wangのプロセッコである。飲みやすくて、いつもがぶ飲み。(笑)期間限定でロゼも発売中♪日本では、どうも販売していないみたい。Vera Wangと言えば、ウェディングドレスで有名な、あのデザイナーよ。Vera WangDiscover Vera Wang's iconic wedding dresses. Browse the complete Vera Wang collection of bridal gowns and designer ready-to-wear fashion from Vera Wang.www.verawang.com７０歳にして保っているその美貌とスタイル、食生活でアメリカでは常に注目を浴びている。https://instagram.com/verawanggang?igshid=YmMyMTA2M2Y=そんなVera WangがＯＫを出しているのだから、パーティーに、お祝いに、素敵なライフスタイルにぴったりなのだろう、と妄想。しかも、コーシャー（ユダヤ教の規定をクリアしている飲食物）。コーシャーなプロセッコ、シャンパンの世界は限られている。神の雫に出てくるもので、コーシャーなワインなんて、一本たりともない。涙。が、そこはワインや美味しいものが大好きなユダヤ人。諦めません。IDSLogin • InstagramWelcome back to Instagram. Sign in to check out what your friends, family & interests have been capturing & sharing around the world.www.instagram.comというところが、こうした「非コーシャー」ワインを大量生産しているワイナリーに出向いて、数量限定で（３０００本～１万本など）ラグジュアリーワインをコーシャー仕様で作り、認定している。この夏も、美味しく楽しく、乾杯しましょ。【送料無料】ダブル金賞＆高評価入り!すべてプロセッコ5本セットスパークリングワイン辛口ワインセットロゼ【7790009】楽天市場7,700円イタリアの人気の泡『プロセッコ』6本セレクトセット ●◯o第4弾o◯● ／きりっと爽やかな辛口スパークリング／イタリアヴェネト州(北イタリア)楽天市場9,999円
23Apr
- 意識して、スローダウン。意識して、自分の時間を取る。
  いろいろと予定が入っていて、朝からバタバタしていた。いくつも帽子を被っている（子育て、仕事、家事、趣味など）と、ついつい忙しく走り回りがち。私も、あれも、これもと朝からあせくせしていて、気が付くとクアちゃんを幼稚園へ送り届ける時間だった。でも、まだスッピン！　髪もセットしていない。。。ちゃっちゃと済ませて、急いで下へ降りていくこともできたのですが、ふと、立ち止まった。自分を大切にして、自分に時間を取ろう。そう思いとどまった。クアちゃんを時間までに送り届けることよりも、私の心を優先しよう。今日、幼稚園に少し遅れたって、何も変わらない。ただ、幼稚園の先生にだけは迷惑がかからないように事前に連絡をいれておこう。そして、いつものようにメイクをして、いつものように髪の毛をまとめ、ちゃんと自分へ時間を投資して、下へ降りていった。そして、今日の気分に合ったコーヒーを淹れて、少し飲んでから持ち運べるタンブラーへ移し、それを持ってクアちゃんに、「さぁ、幼稚園へ行くよー」と声をかけた。私もクアちゃんも、ご機嫌に出発。その後の忙しい一日も、有意義に過ごすことができた。自分が犠牲になった感覚を持って生きる時代はもう終わった、と思っている。というか、自分を犠牲にしても繁栄しない、と断言できる。聖書の一番有名な言葉と言えば、「自分を愛するように隣人を愛しなさい」という言葉ではないかと思う。それは言い換えれば、自分を愛し大切にする程度がそこそこだったら、隣人もそこそこにしか愛し大切にできない、ということなのではないかと思う。今朝の場合でいえば、私が自分への投資時間を乱雑に扱っていたら、子供の時間も乱雑にしか扱ってあげられない親になるのではないかと思う。自分へかける時間が大切だと体験をもってわかるから、子供が自身で何かをしていたら、その時間を大切にしてあげられる。まずは自分を大切に慈しみ、大切に愛する。自分の心の声を聴いて、労わる。意識して、スローダウン。意識して、自分のために時間を使う。それが、結果としてみんなが幸せでいられる練習なのだと思う。
21Apr
- 意識して言葉を置き換える
  意識して言葉を置き換えるということが、幸せに生きるにはとても大切な練習だと思っている。ついつい、「今日は～しなくちゃいけないんだった」と、ねばならない、と言う言葉を使ってしまいがちなのだが、この「ねばならない」は、責任感の強い私を苦しめてきた言葉だった。こう言い／考えそうになったら、「今日は～するんだった」と置き換える。それを意識して練習してきた。「ねばならない」と言う言葉は、必然的に自分を被害者の立場へ落とし込む言葉でもある。（私は本当はやりたくないのに）やらされているまた、自分軸から他人軸の考え方を植え付ける言葉でもある。（私は嫌なのに）誰かに無理やりさせられているだから、まず、この「ねばならない」の言葉は使わない。その代わり、私は～する。私は～したい。を使う。一日のうちで、自分がやりたいからやることが増えていき、自分軸で行動できるようになると、一気に充実感、満たされた感が増え、幸せ度があがっていく。やりたくないことに遭遇したときはどうするか？　これも、言葉の置き換えが使える。例えば、トイレ掃除を例にとると、トイレ掃除はやりたくないと思ったら、綺麗なトイレが使いたいと置き換える。やりたくない行動を思考に置くのではなく、自分の望む目的を思考に置くのだ。そうすれば、頭の中は、望まないことから望むことでいっぱいになっていく。それこそが、幸せ度をあげる生き方なのだと思う。
19Apr
- パスオーバー2023備忘録
  今年も、長かったパスオーバーが終わった。今年のパスオーバーは、4/6の夜～4/13の夜までだった。８日間。今年のパスオーバーの備忘録を残しておきたいと思う。パスオーバーとは、「Passover」。日本語では「過ぎ越しの祭り」と訳されていて、ヘブライ語では「ペサハ＝Pesach」と言う、ユダヤ教の祭日である。パスオーバーについては、こちらの「スカースデール村から」でとてもわかりやすくかかれているので、こちらをどうぞ👇http://www.scarsdalemura-kara.com/passover.htm👇映画、「プリンス・オブ・エジプト」をみれば、パスオーバーのストーリーが分かる。このパスオーバーの祭日というのは、楽しいのだが、本当に過酷である。(笑)というのも、この８日間は、パンやパスタ、ピザといった小麦粉（Chametz＝ハメツと言う）を使ったものは一切食べてはならず、アシュケナージ系ユダヤ人（私たち）に至っては、米や豆類、とうもろこしなんか（キトニオートと言う）も一切食べてはいけない。ご飯ダメ。うどんダメ。そばダメ。醤油ダメ。味噌ダメ。枝豆、豆腐もダメ、という、日本人の私にとっては過酷な食生活となり、ピザダメ、パスタダメ、となるので、それでなくても好き嫌いが激しくて食べるレパートリーが少ない我が家の息子たちの食べるものがますます限られる。私の友人はセファルディム系ユダヤ人と結婚しているので、キトニオートを食べてもよいから、寿司なんかをパスオーバーでも堪能していて、ほんとに羨ましい。食べてもよいものは、マッツァという平たいクラッカーのようなもの。種無しパンとも呼ばれる。我が家の定番は、このシュトライツというブランドのもので、これはニューヨークのブランド。こちらのユフダマッツァ👇も美味しく、こちらはイスラエルのブランド。大きさは、20x20センチくらい。味はない。（マッツァにバターを塗ったり、サワークリームやクリームチーズ、チョコレートスプレッドやジャムなどを塗って食べたりもする。）肉、魚、野菜、果物、乳製品。なので、この一週間は、基本的に「グルテンフリー生活」と言ったところだ。ポテトスターチを使ったもの、たくさんのじゃがいも、たくさんの卵、なんかを食べるのだが、長年の経験から、ユダヤ人ママたちが見出したパスオーバーレシピがいろいろと出ていて、定番どころは、マッツァの上にピザソースとチーズをかけた「マッツァピザ」。超薄ピザと言う感じで、年中食べられるくらい、超美味しい♪マッツァを砕いて卵を混ぜた「マッツァブライ」。マッツァのスクランブルエッグといったところ。マッツァを細かく砕いた「粉」を使って、トマトソースとチーズを交互にレイヤーにした「マッツァラザニア」。マッツァの「粉」を使ったふわふわの「マッツァロール」。などがある。ユダヤ系スーパーも、一カ月前頃からパスオーバー仕様に変更になり、「パスオーバーのものはこちら」「ここはハメツなので要注意」といった張り紙がされるようになったり、その通路が通れないようになったりする。私達が愛用している、モンツィーという超正統派ユダヤ人コミュのあるスーパーに至っては、駐車場に「パスオーバー専用ショップ」のテントを設けて、そこでパスオーバーの食材を販売する。Evergreen Lakewood on Instagram: "Pesach tent at Evergreen is now open 🎉 #evergreenkosher #evergreenlakewood #pesach #pesach2023 #passover #passover2023 #pesachprep #passoverprep #kosher #koshersupermarket #pesachshopping #lakewoodnj #passovershop…12 likes, 0 comments - Evergreen Lakewood (@evergreenlakewood) on Instagram: "Pesach tent at Evergreen is now open 🎉 #evergreenkosher #evergreenlakewood #pesach #pesach20..."www.instagram.com※このインスタは、レイクウッド店のものだけど、ほぼ同じ。おもしろいところでいうと、水や炭酸水もパスオーバー用のものになるし、普段は白いキャップだが、パスオーバー用はブルーのキャップ。コーラも普段はコーンシロップを使っていてパスオーバーでは飲めないため、パスオーバー用にこの期間だけ、キャップの色が黄色になって砂糖で作られた「パスオーバー用のコーラ」というものが存在する。このコーラのほうが美味しい、といって、一年分をこの時期に大量買いする人達もたくさんいるとか。歯磨き粉はもちろん、（歯ブラシも必ず新品に新調！）紙ナプキンですら、「パスオーバー用」のものになるのだから、行き過ぎやろ！？と思うんだけど、気にする人は徹底するから、なのだろう。この８日間は、レストランも閉まっているところが多いし、どこへ行くにもパスオーバーに食べていいものだけ＆マッツァを持って行かなくてはいけないので、本当に大変。。。そして、マッツァを食べると便秘になるのは、有名な話。(笑)ただ、食べ物に関していえば、規制が厳しいとはいえ、ユダヤ人ママの知恵のおかげで、本当にいろーーーんなものが食べられる。パスオーバー用のレシピ本もいろいろ出ている。A Taste of PesachAmazon（アマゾン）5,907〜14,482円👆　ほんとにいいレシピ本で、年中この本のレシピを作ってる。My Pesach KitchenAmazon（アマゾン）4,973〜9,632円Un goût de Pessa'H 2[Hardcover]Amazon（アマゾン）13,560円👆新しいレシピ本❤のだが。食の規制よりもパスオーバーを過酷にしているのは、その用意である。小麦粉（ハメツ）が家の中に残っていてはいけないから処分し、残されたものは覆って隠したり、食器棚を開けられないように工夫したりする。（そして、残ったものは非ユダヤ人に「売って」、ハメツを一切所有していないことにし、パスオーバーが終わったら「買い戻す」ということをする。）前日の夜には、「ベディカ・ハメツ」といって、パンのくずを家中１０か所に隠して探し、紙袋に入れて、それを次の日の朝に焼き、「これで今年のハメツは全部なくなった」とする。これが燃え尽きると、いよいよペサハの始まるなぁ、という感じがする。また、小麦粉（ハメツ）やキトニオートを使った食器や調理器具をパスオーバーの最中に使ってはいけないため、パスオーバー８日間だけのための食器、料理器具を使わなくてはならず、パスオーバーの８日間だけのために、キッチン総入れ替えとなるのである。もう、本当に引っ越しレベル。パスオーバー８日間だけのため（しつこい？）の食器、料理器具も、乳製品用と肉製品用、それ以外のパラブ用と３セットが必要（ユダヤ人は、コーシャーという食規制があり、肉製品と乳製品を同じ食器、調理器具で食べたり料理したりしてはいけない）なため、家の中には、パスオーバー時の３セット、それ以外の時の３セット、合計６セットの食器類、調理器具、カトラリーが揃っている、という、すごい量の調理器具がある。シンクの中のゴミ受けすら、パスオーバー用のものに変更するのだから。パスオーバーの数週間前からキッチンを空にして、徐々にキッチンを入れ替えていき、パスオーバー用のものを一週間前にいれて、パスオーバーの料理を始める。スパイスも、塩も、胡椒も、砂糖も、マヨネーズも、油も、ありとあらゆる食材で、パスオーバー用のものしか使ってはいけない。スパイスなんか、８日間で使う量など限られているため、去年からの繰り越しのものを使ったりするが、結局は新鮮なものを使いたいので毎年買い替えることになり、本当にもったいない。この用意が壮絶なため、義理の母は、いつも「こんなことを言っていけないのは知っている。でも。。。。本当にパスオーバーが嫌い～！」と嘆いている。それくらい、負担が大きい。だから、世界各地に「パスオーバープログラム」というものが存在していて、この時期になるとパスオーバーのバケーションに出かける家族も多い。学校もこの期間は休みになるしね。そうすれば、家の中をパスオーバー仕様にしなくて済むから。Passover Programs 2024 | Pesach Programs & Passover VacationsPassover Programs 2024 | Pesach Programs & Passover Hotels. The #1 Passover Program Review Website in the World!www.passoverlistings.comフロリダ、バハマ諸島、メキシコなどのリゾート地にあるヒルトン、シェラトン、ウォルドーフアストリア、世界的に有名な超ラグジュアリーホテルまでがこのパスオーバープログラムを提供していて、この期間はホテルのキッチンをパスオーバー用にして、２４時間７日、パスオーバー用の食事を提供してくれるのだ。ユダヤ人の影響力はすさまじい。。。と思わざるを得ない。ルシュキちゃんのお友達一家も、今年はフロリダのウォルドーフ・アストリアが開催するパスオーバープログラムへ参加していた。✨だが、これらのプログラムは、もちろん高額である。ご近所さんは、とあるパスオーバーの８日間のプログラムに家族８人で参加するため、４５０万円支払ったと言っていた。それくらい、高い。お金で解決できるなら我が家もそうすればいいじゃーん、と思うのだが、そう簡単にはいかない。パスオーバーの初日２日間の夜は、セーダーという儀式的ディナーを、ハガダという本を一冊読み進めながら食べる。その中に食事の時間があって、このセーダーは、夜の８時から始まり、終わるのは夜中の１２時過ぎ。しかも、イスラエル以外のディアスポラユダヤ人は、まったく同じセダーを2晩繰り返さなければならない。イスラエルに住んでいる人達は1晩だけ。２晩目は、１晩目よりも遅い時間から始めなくてはならないため、２晩目のセダーが終わるのは、深夜１時過ぎ。。。セーダーでは、子供が「マニシュタナ」という歌を歌ったり、子供たちがマッツァのひとかけである「アフィコーマン」を隠して、大人と欲しいものをネゴシエーション（交渉）し、アフィコーマンを大人に返して欲しいおもちゃをもらう、という駆け引きがあったりと、とても楽しい。でも、プログラムに参加すると、バンケットホールで、このセーダーを他の何百という家族とともに食べることになり、それが本当に「セーダーらしくない」のだそうだ。うるさくて何も聞こえない。ペースが乱される、など。プライベートルームを借りることもできるのだそうだが、それはそれは信じられないくらい高いので、結局はこのバンケットホールにて、大勢でセーダーを進めることになるのだそう。主人の家族は２０年くらい前にプログラムに参加したが、その時に体験したセーダーが全然良くなかったという経験があるから、プログラムには行きたくないのだそうだ。「セーダーは、家族揃って自宅でやるもの」という気持ちが強い。ちょうど、日本でいうと、年末の掃除をして、忙しくおせちを作り、家族みんなで揃っていただく、という感じなのかもしれない。それに、主人には、９５歳のおじいちゃんがいるから、長い旅行は難しい。だから、毎年、義理の母は、泣く泣くパスオーバーの準備＆料理＆片付けをしている。私たちは、コロナの時を除き、この８日間は毎年義理の両親の家で過ごすことにしている。どうせ義理の母がパスオーバー仕様にするのだから、それを手伝って、一緒にパスオーバーをやったほうがいい。パスオーバーは、１日目の夜～２日目の夜：祭日、労働禁止＝電化製品禁止。車の使用禁止。料理だけはオッケイ。２日目の夜～３日目の夜：祭日、労働禁止＝電化製品禁止。車の使用禁止。料理だけはオッケイ。３日目の夜～６日目の夜：中日（ホルハモエッドという）。携帯OK、テレビOK、電化製品OK。外出OK。いわゆる普通に過ごしてよし。６日目の夜～７日目の夜：祭日、労働禁止＝電化製品禁止。車の使用禁止。７日目の夜～８日目の夜：祭日、労働禁止＝電化製品禁止。車の使用禁止。となっていて、最初の２日と最後の２日は、料理以外は安息日同様に規制がある。携帯も使えないし、テレビも見れないし、外出も車などを使ってはいけない。徒歩のみである。でも、今年のパスオーバーは、３日目の夜が安息日に当たっていたので、１日目の夜～２日目の夜：祭日、労働禁止＝電化製品禁止。車の使用禁止。料理OK.２日目の夜～３日目の夜：祭日、労働禁止＝電化製品禁止。車の使用禁止。料理OK.３日目の夜～４日目の夜：安息日、労働禁止＝電化製品禁止。車の使用禁止。料理禁止。４日目の夜～６日目の夜：中日（ホルハモエッドという）。携帯OK、テレビOK、電化製品OK。外出OK。いわゆる普通に過ごしてよし。６日目の夜～７日目の夜：祭日、労働禁止＝電化製品禁止。車の使用禁止。料理OK.７日目の夜～８日目の夜：祭日、労働禁止＝電化製品禁止。車の使用禁止。料理OK.と、８日中、５日間携帯を使えない、どこにもいけない、という過酷なスケジュールであった。こういうときを、「3 days Yom Tov（祝日）」というのだが、この3 days Yom Tovに当たる祭日は、本当に心も体力も「いっぱいいっぱい」になる。今年、義理の母とともに作ったメニューは以下のとおり（８＋４）などという数字は、大人の数+子供の数すごい量。すごい労力！！！　ユダヤ人ママは、本当にすごい。義理の母は、毎年こうしてリストやレシピを保存して備忘録にしており、心から感心する。私も、お皿洗いや床履き、テーブルセッティング、料理など、とにかく手伝えることは手伝って、この８日間を乗り切った。中日には、子供たちを連れて、ペンシルベニア州にある、グレートウルフ、というインドアウォーターパークへ２泊三日で行ってきた。ここにも、マッツァはもちろん、ゆで卵１２個、フルーツ大量、極めつけにはスモークレスグリルを持ち込んで、ルームで肉を焼いて食べる、というパスオーバー中の食対応ぶり。(笑)　超正統派のユダヤ人ファミリーもたくさん来ていて、みんな何かしら持ち込んでいた。(笑)👇テラスで肉を焼く主人この時期は、正統派ユダヤ人なら誰でもマッツァをバリバリ食べているので、誰がユダヤ人なのかがすぐにわかる。(笑)　　中日を終えて義理の両親のところへ戻り、最後の祭日を２日間過ごして、長かったパスオーバーが終わった。９５歳のおじいちゃんと、８６歳のおばあちゃんも、ルシュキちゃんとクアちゃんとたくさん話して、遊んで、とても楽しく過ごせて喜んでいた。おじいちゃんとおばあちゃんが喜んでくれたのが、とても嬉しい。ルシュキちゃんとクアちゃんは二人とも、マニシュタナを歌って、アフィコーマンのプレゼントもたくさんもらって、本当に楽しくパスオーバーを過ごした。それが、とても嬉しい。セダーの２晩が終わったあとも、「ねぇねぇ、今日もエゴシエーション（ネゴシエーションのことを、エゴシエーションと言っていた）したい！」と言っていた。(笑)大変だったけど、義理の母が、手伝ったことを本当に喜んでくれて、嬉しかった。「あなたしか手伝ってくれる人はいない。こんなにたくさん手伝ってくれて、あなたたち一家がいなければ、パスオーバーは無理だった。本当にありがとう」と言ってくれた。そして、我が家に帰る直前に、「ほんのお礼」、といって、ダイヤの指輪をくれた。。。。！ま、眩しすぎる輝き。。。✨「そんな、お礼なんて必要ないよ。でも、ありがとう。とっても嬉しい。」と言って受け取った。来年のパスオーバーも、きっと大変だろう。みんな年を取るから、さらに大変になるだろう。でも、ひとまず、今年のパスオーバーを乗り切った。あと１０ヶ月はパスオーバーについて考えるのはやめておこうと思う。パスオーバーが終わると、次は、シャヴオウト、という祭日がやってくる。（途中、ラグバオメルもあるけど）それまで毎日、オメルを数える。ルシュキちゃんの学校では、オメルカレンダーというのが配られて、毎日ひとつ、よいことをするようになっている。以下は、パスオーバー用にルシュキちゃんが作った工作。👇マカー（災い）のひとつ、カエルの大群から。👇セーダーで使うプレート。ここにパスオーバーを象徴する食べ物を置く。真ん中には、ヘブライ語でペサハ、の文字。👇マッツァカバー👇すごいハガダを作ってきたルシュキちゃん。👇第一のマカー（災い）である水が血になったところ。パスオーバーのもうひとつ有名な歌、「ダイエヌ」（=enough!=もう十分！）
17Apr
- 「感じる」ことの大切さ
  昨日、「感謝」がその漢字の成り立ちからも幸せの原点であるということがわかる、という記事を書いた。（漢字を考えた人、すごい）とすると、「感じる」ということが、ものすごく大切なことなんだ、ともいえる。感＝口+戈+心「口＝神様への祝詞を入れる箱を大切に、戈＝ほこで守っておくと、心＝神様が心を動かして祝詞に書いたことを叶えてくれる」感じる＝神様の心が動くこと＝宇宙直結の叡智、と言える。私は、自分の感じることに対して鈍感だった。というか、なにも感じないというか。。。なので、幸せ度をあげるために、感じるということに対して敏感になれるよう、これは美味しい、美味しくない。これは好き、嫌い。これは楽しい、楽しくない。これは心地がいい、心地が良くない。どんな些細なことも、まるでゲームのように意識するようにしてみた。また、感覚で選ぶ、瞬時に選ぶ、直感で選ぶ、ということも意識した。思考に邪魔される前に、選んでしまうのだ。あ！これかわいい！👆感覚　　　　　　　（でもな～、もう似たようなやつ持ってるしな～）👆思考こうやって、自分のワクワク、自分の幸せを知っていった。これがまた、やってみるととても楽しい。自分の感覚が、いかに思考によって邪魔されているのか、というのが、特に瞬時に選ぶゲームをやると、本当によくわかる。そして、それをしばらく続けていると、体が自然にもっと自分の感覚が喜ぶものを集めてくれるようになった。体が、自分が幸せと思うものへ向かうようになったり、目に入るように仕向けてくれるだ。「感じる」ということ。それを信じること。本当に、侮れない。この指輪がほしい！👈感覚　でもなー。高いしなー。👈思考