(続)№8 アドレナリン沸騰!オクターヴ奏法《ウェス・モンゴメリー(g)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ギター ご訪問ありがとうございます。
       ジャズギター「ウェス・モンゴメリー」のレコード紹介です。
ギター
 

ライヴ! 熱気でドレナリンが沸騰

重圧感のオクターヴ奏法が生むアドリヴ

強靭なJ.グリフィンをも倒するウェス

一句

   “ 俺だけの オクターヴ奏法 天す ”
⑧『フル・ハウス』(62)
《Full House/Wes Montgomery》
ウェス・モンゴメリー(g)、ジョニー・グリフィン(ts)、ウィントン・ケリー(p)、

ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)。

《Wes Montgomery Blog紹介》

④『Groove Yard』(61)      ⑤『George Shearing And ~』(61)
№4「業界ブッ飛ぶクラスター爆音」     №5「方向転換!主人公変り軟弱に

⑥『So Much Guitar !』(61)    ⑦『Bags Meets Wes !』(61)

№6「染められ、あなたの音は何処?」       №7「飽きる?取っ替え・引っ替え


「ギターはイヴを聴け」。(ライヴの作品毎に書いてます)
とかく地味なギターだから。

ライヴの熱気でアドレナリンが騰し最上の演奏を聴かす。

当然このレコードも同じ、だから代表作の1つに。
61年録音の4枚は、どれもこれも軟弱・つぶしの演奏。
こんな演奏の後に、当『フルハウス』を聴くと驚きが隠せない。

アドリヴの構成力が素晴らしい。
グイグイと徐々に盛り上げ、一揆に頂点で天する。
強い音でシングルノートをはじき、続いて圧感のオクターヴ奏法へ。

込上げ・突き進み、厚いコードの音でぶつけ回す。

  一句

     “ 俺だけの オクターヴ奏法 天す ”


J.コブの巧みなドラムワークが絡み、力&リズムが織り交ざる。
J.グリフィンが身の力強いテナーで迫る。

だが、ウェスのアドリヴの重圧感はグリフィンに勝る。

62年頃、こんなアドリヴで圧倒するギタリストは居ない。
ウェスが培ったクターヴ奏法を活かしたアドリヴ構成力。といえる。

 

音譜 ウェスの「アドリヴ構成力」、代表アルバムをお聴き下さい  《YouTubeリンク》

《Wes Montgomery Blog紹介》

①『Wes Montgomery Trio』(59)   ②『Incredible Jazz Guitar』(60)

№1「「オクターヴ奏法」初々しく幕を開け」    №2「演奏は?迫力ジャケットに負け・・

③『Movin' Along』(60)         
№3「病み付きのオクターヴ奏法!」