№1 「オクターヴ奏法」初々しく幕を開け《ウェス・モンゴメリー(g)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

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       ジャズギター「ウェス・モンゴメリー」のレコード紹介です ♪♪♪


59年・初々しいリーダ・ビュー作

素晴らしいアドリヴ成力、永遠の技に

僅か10年、ギター人生の幕を閉じ・・・
一句
   “ 初々しく 奏でる音や 
クターヴ ”
①『ザ・ウェス・モンゴメリー・トリオ』(59)
《The Wes Montgomery Trio》
ウェス・モンゴメリー(g)、メルヴィン・リン(org)、ポール・パーカー(ds)。
《YouTubeリンク:Thw Wes Monrgomery Trio》

ジャズギターで最も有名な人であろう。
膨大な数のリーダ作があるので、晩年も頑張った??

と、思いがちだが・・・。僅か10年程のギター人生・・・
このレコードは
リーダ作59年の録音。
10年後の68年に43歳・心臓発作で他界。

ハモンドオルガンとドラムというシンプル過ぎるメンバ。
オルガンが「
オォ~~」と力強く鳴るが、ウェスは負けていない。
とんでもなく太い。こんな
い音のギターリストは居ない。

ピックを使わず、親
で弾く音がとんでもなく「太い音」。
ミディアムテンポでゆったりの曲が多い。

ついジム・ホールを想い起こす。

大きな違いは「コード&クターヴ奏法」。

オクターヴ奏法はウェスの代名詞。

49年頃から少しづつやり始めたと言われ、ここでは僅かにその妙技を聴かす。
シングルトーンからオクターヴ奏法にフレーズが走り、コードを強くかき鳴らす。
このアドリヴ
成力が素晴らしく、彼の永遠の技になる。

まだまだ、「ひ弱」なのが々しさを感じる。

  一句
     “ 初々しく 奏でる音や 
クターヴ ”

 

このレコードはポップス等有名曲を多数収録。

他界前年の超有名盤『A Day In The Life』の型を聴いてるようだ。