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ジャズピアノ「クラウス・イグナツェク」のレコード紹介です。
新たな芸風! 間の空いたカクカク・アドリヴ
B.ワトソン&イグナツェクのスタンドプレイ!
ワトソンの迫力シーンを聴かす1枚か?
②『モンクス・ヴィジット』(86)
《Monk's Visit/Klaus Ignatzek》
クラウス・イグナツェク(p)、
ボビー・ワトソン(as)、スティーヴ・ワグナー(tp)、
ディーター・ルグ(b)、ジョー・パリス(ds)。
《Klaus Ignatzek Blog紹介》
①『Jacaranda』(87) ジャズに非ず?無味無臭EUジャズ
レコード①の前年録音。
①は西独人らしく硬質な音、豊かなメロディーが特徴。
当②はスイスでのライヴ録音、ここでも西独人らしく音質は硬い。
タイトル曲「モンクス・ヴィジット」はイグナツェクのオリジナル。
硬質な音が面白く活かされたT.モンク風テーマ。
間の空いたカクカクしたアドリヴは、従来のイグナツェクと異なる。
EU好みの斬新なイメージが良く合う。
だが、彼の特徴のメロディーの巧さが殺された。
カクカク・フレーズではメロディー何か何も無い。
ライヴ特有の派手なスタンドプレーで聴かすB.ワトソン。
イグナツェクもワトソンのスピード感に合せ、連打連打で弾き叩きまくる。
メロディーの巧さ何か何処行った。
とにかく、昇り下りのピアノ連打で観客受けを狙ってる。
これは、ワトソンの迫力シーンを聴かす1枚としかいいようがない。
一句
“競技かな スタンドプレイで 囃(はや)したて”
アルバムは異なりますが同名曲、テナーは Roman Schwaller。