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ジャズギター「ウェス・モンゴメリー」のレコード紹介です。
オクターヴ奏法、だけでは売れない?!
大物リーダ格、取っ替え・引っ替え!
3人交代制アドリヴ・グループ、芸が無い!
一句
“ 飽きがきて リーダ替えるや 売れるかな ”
⑦『バグズ・ミーツ・ウェス!』(61)
《Bags Meets Wes !/Milt Jackson And Wes Montgomery》
ミルト・ジャクソン(vib)、ウェス・モンゴメリー(g)、ウィントン・ケリー(p)、サム・ジョーンズ(b)、
フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。
《YouTubeリンク:Bags Meets Wes !/Milt Jackson And Wes Montgomery》
《Wes Montgomery Blog紹介》
①『Wes Montgomery Trio』(59)
②『Incredible Jazz Guitar』(60)
№1「「オクターヴ奏法」初々しく幕を開け」 №2「演奏は?迫力ジャケットに負け・・」
③『Movin' Along』(60)
④『Groove Yard』(61)
№3「病み付きのオクターヴ奏法!」 №4「業界ブッ飛ぶクラスター爆音」
⑤『George Shearing And ~』(61)
⑥『So Much Guitar !』(61)
№5「方向転換!主人公変り軟弱に」 №6「染められ、あなたの音は何処?」
レコード④~⑥と同じ61年に録音。
全てがリヴァーサイド・レーベルでの録音。
リヴァーサイドはウエスのオクターヴ奏法だけでは売れない。
と、思ったのか?
G.シアリング、H.ジョーンズ等大物リーダ格を取っ替え、引っ替え。
1年間に4枚・5枚も発売。
一句
“ 飽きがきて リーダ替えるや 売れるかな ”
この⑦は大御所M.ジャクソンのヴァイブとW.ケリーのピアノを投入。
ヴァイブ、ピアノとギターのコード楽器3本のグループはチグハグ。
ピアノソロの時はヴァイブ・ギターもバッキングを入れない。
ヴァイブのソロでは僅かにギターが鳴ってる。
単に3人交代制のアドリヴ・グループで、アレンジの芸は全く無い。
楽器の色彩をチラチラ見せるだけ。
ウェスのコードを多用したメロディーは巧さと迫力を聴かす。
だが、アドリヴが短く醍醐味にかける。
W.ケリーのピンポン玉を転がす音色のケリー節に期待した。
だが、何処にでもあるようなアドリヴで期待外れ。
ギター、ヴァイブのドラムのサポートは通常大人しい。
ここでのP.ジョーンズのドラムは威勢がいい。
軽快なドラムであって欲しいが、いつもどおり乱雑で元気はイイ。