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ジャズギター「ウェス・モンゴメリー」のレコード紹介です。
G.シェアリング一色に染め上げた!
三兄弟・クラスター爆音からガラッと方向転換!
軟弱アルバムへ、まるでBGMラウンジピアノ!
一句
“ 主人公変れば 軟弱アルバムか ”
⑤『ジョージ・シアリング・アンド・ザ・モンゴメリー・ブラザース』(61)
《George Shearing And The Montgomery Brothers/Wes Montgomery》
ジョージ・シアリング(p)、ウェス・モンゴメリー(g)、バディー・モンゴメリー(vib)、
モンク・モンゴメリー(b)、ウォルター・パキンス(ds)。
《George Shearing And The Montgomery Brothers》
《Wes Montgomery Blog紹介》
①『Wes Montgomery Trio』(59)
②『Incredible Jazz Guitar』(60)
№1「「オクターヴ奏法」初々しく幕を開け」 №2「演奏は?迫力ジャケットに負け・・」
③『Movin' Along』(60)
④『Groove Yard』(61)
№3「病み付きのオクターヴ奏法!」 №4「業界ブッ飛ぶクラスター爆音」
レコード④に続きモンゴメリー三兄弟で同年録音。
④では兄弟のバディーがピアノを弾いたが、ヴァイブへ変更。
当⑤はシェアリングが主人公でピアノを弾く。
④はウェスが主人公で「クラスター爆音」の如く、激しいプレイを展開した。
だが、当⑤は主人公・シェアリング一色のカラーに染め上げた。
ガラッと180°方向転換の演奏へ。
まるで、ラウンジピアノ。
グラスを傾け、そのバックにソフトタッチのピアノがBGMで・・。
ヴァイブの柔らかな音も流れ・・・。
そんな「つまらない」軟弱レコードに仕上っている。
一句
“ 主人公 変れば軟弱 アルバムか ”
①~④のウェスの醍醐味は全く感じれない。
指ではじくウェスの弦の音はやはり太い。
だが、シェアリングのトーンに合わし穏やかに・緩やかに鳴り響く。
叉、3人入替わりのアドリヴは短く、ウェスの加入価値はな無い。
有名人との競演、ウェスを持て余したレコード会社の苦肉の策か。