俺様シネマ -4ページ目

モーターサイクル・ダイアリーズ


ガエル・ガルシア・ベルナル
キューバ革命の英雄として世界に名を馳せ、英雄として死んだカリスマ、チェ・ゲバラが、まだエルネストと名乗っていた、医学生の時代、親友アルベルトとともにおんぼろバイクで南米縦断の旅に出た。
その旅でエルネストは何を見、何を悟ったか、本人が遺した日記通りの行程を辿りながら、「英雄チェ・ゲバラ」誕生の瞬間を描く、青春ロードムービー。

ううう…傑作だよ、これ…(泣)
と、いう感じにいつものごとく泣きながらお送りするわけですが、これ見て泣いてる自分は結構好きです。
これ見て泣いてる間は、多分、私、大丈夫だと思う。(何がだ)
これ見て泣けなくなった時、私、終わった時だと思う。
私は、一生これを見ながら泣く人間でいたいと思う。

ゲバラは、矢張り好きです。カッコイイから。
それから、自分も喘息持ちなので、勝手に親近感を持ってみたりもしたりします。
ゲバラの革命日記は読んだことがあるのですが、ジャングルのド真ん中で喘息でぶっ倒れたりする度に、ハラハラしたものです。
子供っぽいくらいまっすぐで、純粋で、かえって、なんだか可哀想だと思った。
なんでアンタなんだろうね、とか、そう、色々。

この作品は、そんなゲバラの誕生日を描く作品です。
南米の風景をおんぼろバイクで横切り(縦断だから縦切り?)ながら、後のチェ・ゲバラ=エルネストの成長を、さりげなく、でもナイーブに描く。
貧困、迫害される人々に心を痛め、目の前の風景に感動し、色々画策して巧く交通費稼いだり、多少いい思いをしたかと思ったら喘息で倒れたり、そんなことしながら、エルネストがゲバラになってゆく。
清濁両方、きちんと飲み込んでいくのが偉いなあと思った。
どんなものもちゃんと見られるのが、強いなあと思った。
そういうものを飲み込んで、見つめて、ちゃんとどうにかしようと立ち上がれるのが、すごいなあと思った。

ハイライトのハンセン氏病患者の治療所の辺りから、もうなんだか色々たまらなくて、字幕読む余裕もなくおいおい泣いてたりとか、もうそんな駄目っぷりなのですが、英雄って、ものすごく神様なんだなあと思ったのですよ。
エルネストが本当の意味で生まれた日、あの瞬間を見た人からしたら、彼ってもう人間じゃないんだと思うのですよ。
人間を超越した人間を、凡人は英雄を呼ぶのだと思うのですよってか、もう自分、何言いたいのか分かりません。
ただ、この人がもういないんだなあって、それがとても悲しいです。

好きな俳優について~ジョニー・デップ編

そう言えば、お誕生日でした、6月9日。
なのでここぞとばかりにデップ語りなどしてみようと思います。好きな俳優語り第三回。

ウザイでしょうがどうしても主張したい。
デップとは結構長い付き合いなのです。
「ギルバート・グレイプ」を見まして、もうこの役者さんをごひいきにしようと決めたのですよ。
決めたのですが、結構キツイ時期でした…
毎日毎週のように、デップ大暴れ情報が私の耳まで届き、遂には警察にご厄介になる始末。
救急車にも乗りました。
相前後して、リバー・フェニックスの訃報を聞いた時、いつかデップも死んじゃうかもしれない、心の準備だけはしておこう、とか、結構深刻に考えてた時期がありました。
お若いお方は知らないでしょう。
デップはそれほど荒れていたのですよ…
だから、ヴァネッサ・パラディは偉大です。冗談抜きで、彼女に会うことが出来なかったら、デップって死んでいたと思う。
お若い方は知らないでしょう。
デップはそれほど荒れていたのですよ…

だけど、作品のクオリティの平均点は異常のほど高かったと思います。
だからデップ好きはやめられないんですよね…
妹の恋人
バスター・キートン好きの風変わりな青年サム役。
とにっかくカワイイです。問答無用にカワイイです。
作品もほのぼのと癒されるラブストーリーで、是非是非ご覧になっていただきたい逸品。

デッドマン
とにかくついてない青年ウィリアム・ブレイク(詩人と同名であって、本人ではない)役
とにっかく美しいです。問答無用に美しいです。
作品は全編モノトーンで、全編写真集としか言いようのない映像美、ニール・ヤングの即興演奏で作られたBGMと、徹底的に美しい一本。
デップも綺麗で繊細で、二時間うっとりできること請け合い。

スリーピーホロウ
首なし騎士と対決(?)するイカボット捜査官役。
盟友ティム・バートン作品の中から、あえてこれをオススメ。
デップの漫画的演技の楽しさといい、細かいディティールといい、文句なく楽しめる作品でございます。
これっぽっちもカッコ良くないへたれっ子ぶりも可愛くてステキだ。

どれも好きなのですが、必死に絞り込んで三作あげてみました。
それぞれ全然違う役柄、作品なので、比較するのが難しいんですよね。
ジョニー・デップと言う人は、どんな役でも出来るし、どんな役にもなれる人なのだけど、だけどいつだってジョニー・デップなのですよね。
役柄の着ぐるみ着てる感じで、常にその役をコントロールしている気がします。
また、実在する人物を演じる、その生々しさみたいなのも持ち味ですよね。
役を引き寄せるのが巧い人だなあ。
デップは、デップ本人を見るということに関して、とにかく打率が高くてはずれのない人なので、新作がいつも楽しみ。
続々新作の話を聞くので、そわそわ落ち着かない日々が続いています。

シークレットウィンドウ


ジョニー・デップ
ジョン・タトゥーロ
スティーブン・キング原作。
売れっ子作家のモート・レイニーは絶不調。
妻の浮気で離婚調停中な上、仕事の方もスランプ気味。
そんないっぱいいっぱいの彼の前に現れたのは、モートに小説を盗まれたと訴える、シューターと名乗る謎の男。
彼の出現以降、モートの周辺で奇妙な出来事が連続するようになるが…

まあ、あれですよ、この件に関しては完全に私本人が悪い。
原作読了済みなんですよーーー
オチなんかもう見る前から知ってます、ああ、ここでこんなミスリード、セコイなあ~なんて思いながら見てしまいました。
デップ主演で映画化すると知っていたら、絶対読んだりしなかったものを。
まっさらな状態で見たかったです。
オチまで知ってる状態で見ていたので、特典のメイキングで「オチが読めなくて騙された」と苦笑いで語るデップを見、あら、意外と素直な人なのねえ、なんて、エラそうなことを考えたりもした。

ですが、それでいいのです。
これは、誰がどう考えてもジョニー・デップを見るための映画。
ジョニー・デップのプロモーションビデオ。
お話の筋に頭を使わなくて良いので、じっくりばっちりデップを見ることが出来ました。
最初から最後まで、ただもうひたすらデップ、デップ、デップ、デップで、デップ尽くしでてんこ盛り。デップ好きには嬉しい作り。
もう本当、デップ出てるからもうなんでもいいんですよー!!私は許しますー!
ボロボロガウンもぼさぼさ頭もデップだから全然OKですー!
…そういうつもりで見たら、多分楽しく見られるんじゃないかと思うんですよ、ショッキングなシーンなんかもありますけど。

冷静に見ると、デップ出演作の平均には達していないと、はっきり断言してしまおう…
それなりに面白く見られるし、退屈せずに見られるのだけど、見終わった後、こう、色々残らないと言うか、余韻がないというか、そんな感じです。
だけど、デップ率は最高水準なので、デップ好きだから満足満足。
それなりに不満もあるんですが、なんだかんだでこれもデップにしか出来ない役なんですよね。
やっぱスゴイ人だなあ、と思いました。

最後の恋のはじめ方

ウィル・スミス
エヴァ・メンデス
大学時代の大失恋以降、誰にもこんな思いをさせたくないと、デートドクターとして、悩める男たちに恋愛とデート成功方法をレクチャーしてきたヒッチ。
そんな彼の次なる依頼人は、NYを代表するセレブ、アギレラの資産管理チームの一人の冴えないアルバート。
一方で、ヒッチもゴシップ記者のスーパーキャリアウーマンサラと恋に堕ちるが、マニュアル通りに行かなくて…

この邦題はないのではなかろうか。
デート相手のいない女が観るには困る、いろんな意味で。
こんなタイトルの映画を観に行くには選択肢が4つ。
1、一人で観に行く。
2、男友達と一緒に観る。
3、女友達と一緒に観る。
4、家族と観る。
…1は論外です。みじめすぎる。
2は一見格好がつくが、色々面倒なのでなんとなく却下、4もあまりに虚しいので出来れば避けたい、そうなると3しかないわけで、女の子を誘って見ることにしたのです。
まったく、観る前から色々疲れさせてくれる邦題であります。

最終的には恋愛にマニュアルはいらないぜ、必要なのはちょっとしたきっかけと勇気…に集約されると思います。
きっかけがなければ、無理にでも作る、それがデートドクターの腕の見せ所。
うーん、これは自分では実践できない…
うわーそこまでやるか?とか思うのですよ、ええ、色々…(^_^;)
Dr.ヒッチに依頼すると、一体幾らかかるのでしょうね…

ハリウッドにはかなり珍しい、純愛ものかもしれません。
何しろ、出会った瞬間恋に堕ち、出会ったその5秒以内に早くもキス、というスピード感。
この作品は、そのキスまでにしっかり時間をかける作品なのです。
そうか、アメリカも日本と同じなんだ。アメリカでは出会って五秒であっさりキスってのが、ごくごく日常なんだと思っていたよ。
恋愛下手のアルバートの奮闘は、素直に可愛く思いました。
デートドクターなのに、いきなり恋愛下手になって、あたふた奮闘するヒッチもおかしい(褒め言葉)
彼らのお相手の彼女たちも、そのあたふたした奮闘ぶりをちゃんと見てくれる女性たちで、なんだかほっとしてしまいます。
なんと言うか、この人ら、恋愛下手かもしれないけれど、恋愛相手を見る鑑定眼はばっちり。
うまくいかない方がいい恋ってのも、この世には存在するんだよ…(何があったのだ、わたし)

女同士で観てもそれなりに楽しく観れたのですが、これはあれですねえ、矢張り彼氏と観たい映画かも。
いいけどね、別に(負け惜しみ)

ニコライ・コスター・ワルドー普及委員会からお知らせ。

とち狂っているような気もするのですが、ニコライ関連独立させてきることにしました…
興味をお持ちの方はどうぞこちらにお願いします。

こちら…http://blogs.yahoo.co.jp/jay_an0721

本当に、私、頭無事なんでしょうか(^_^;)
草の根運動開始です!

モルグ

ニコライ・コスター・ワルドー普及委員会推奨作品。
邦題はしっかりB級ホラーなのですが、騙されてはいけない。
ニコライがこれに出てなかったら、国際デビューもなかったかもしれない出世作。デンマーク産サイコホラーの傑作で、国際映画祭で2つ3つ賞も獲得、イギリスでユアン・マクレガー主演でリメイクもされました。(これが「ナイトウィッチ」)
BHDの撮影中ユアンVSニコライのテニス対決は通称「ナイトウィッチ」杯で、その勝者がニコライであることはあまりにも有名(私の中で)
内容は、モルグ(死体置き場)で夜警のバイトを始めたマーティン。
ある日、連続する凄惨な殺人事件の遺体が運びこまれた夜から、マーティンの周辺で異常なことが起こり始め、遂には容疑者にされてしまうが…

もう、何から書いたら良いか分からないのですが、まだご覧になってらっしゃらないニコライ好きがおりましたら、絶対に、どんな手段を使っても見てください。
なんと言ってもニコライ23歳。かーわーいーいー!!
それが、出ずっぱりなわけですよ!
自転車乗って大学に通ったりするわけですよ!
事務用のくるくる回る椅子でぐるぐる回ったりするわけですよ!
あの、貴公子然としたニコライが金にこまってモルグでバイトですよ?
入浴シーンや、全裸にボカシいっちょというすげえファッション(?)からタキシードまで、よりどりみどりでキラキラですよ。
ほら、見たくなって来たでしょう?

作品自体も大変面白いです。
異常な事件、正体の見えない犯人、このモルグで起こった抹消された事件、それらがじわじわとマーティンの私生活を侵食して行くその過程と周到さは、見ながら思わず背後の安全を確認してしまうような、そんな怖さのある作品。
特に、犯人が露見した際、犯人が背中を向けたまま無表情に口笛を吹くシーン。
早く逃げて!と思わず悲鳴を上げること請け合い。
私は思いっきり歯を食いしばって見ていたらしく、エンドロールで我に返ったら顎がガクガクでございました…
んでもって、犯人の周到さもだけど、監督の周到さも相当大したもので、怖いのですが、あちこちに隈なく埋め込まれた伏線がビシーっとつながった、あの快感は一度見たらクセになるかもしれません。
事件ばかりかオチまでもきっちり落とす周到さには、まさに拍手喝采雨あられなのです。

よく考えてみれば、ニコライ、犯人との戦いには負けてるよーな気もし、カッコ良く戦うわけでもないのですが、可愛いから許してあげてください。
折角「ニコライ・コスター・ワルドー普及委員会」なので、無理矢理画像を一枚貼ってみます。
nuw_ng
この作品、DVDないんですよ日本版。つまりこれはVHSなわけですよ。
テレビ画面を携帯カメラで撮影というローテクですみません。
犯人目の前にしてビクビクしてるところです。
本当は、学校で斜め後ろの席のかわいい女の子に、とっておきのキラキラスマイルで「ペン貸して?」とか言って、その娘をぽわ~ん(わたしもぽわ~ん)とさせるとこを撮影したかったのですが、それが短時間すぎて撮れなかった。実物で見てくださいねv

ニコライ・コスター・ワルドー普及委員会2

本当に毎日一枚DVDキャプチャ画像を上げてみようという、ささやかな普及企画、何はなくともやりますよ。
何故なら私がやりたいから…
尚、著作権を侵害する意図はまったくありません。

ncw_bhd4

本日の一枚もBHDから。
だけどこれは特典ディスクの中から。
この作品で演じるゴードンの相棒シュガートは絶対はずせないな、と思いましてですね、このステキなツーショットをご紹介申し上げます。
シュガートもカッコイイんですよね~~
相棒なのですが、階級的にはゴードンのがちょっと上。だけど、共に同等の英雄ですよ。
「魂の伴侶」とかそーゆーのは、普通、結婚相手とかそーゆーものを指すものですが、この人らは多分それだよ。例えば、恋人とか奥さんと、相棒が川で溺れていたとしたら、多分相棒助けちゃうと思うんですよね、この人らの場合。
ツーショットで並ぶとお互いのカッコ良さをさらに高める、観賞用としてこれ以上なく理想的なバランスのコンビ。
装備の違いで性格の違いをも表現する辺り、流石はリドリー・スコットですね!

 
タイトル: ブラックホーク・ダウン コレクターズ・ボックス
出来れば通常版よりこちらを!訓練中映像とか豪華で大満足なはず。

ニコライ・コスター・ワルドー普及委員会1

やっちゃった…
百聞は一見にしかずと言いますよね。
日本語も不自由な私がどんなにカッコいいか書き散らかしても、そのカッコ良さは伝わりはしないし、出演作はなかなか見れないし、サイトだって全然ないし、悔しいので、ここらでひっそり、DVDのキャプチャ画像を一日一枚上げてみようかな、と思った次第です。
尚、著作権を侵害する意図はありません。

ncw_bhd1

本日の一枚は「ブラックホーク・ダウン」から。
役どころは、デルタフォースの狙撃手ゲイリー・ゴードン曹長役。
1993年10月3日ソマリアはモガディシオで行われた要人逮捕作戦に参加して、伝説になった男。
私の記憶が確かなら、アメリカ海軍の新しい駆逐艦につけられた名前が「ゴードン」
軍人として、殿堂入りした方ですよ。
出番は多くないのだけど、出番の全てがカッコ良いです。
冒頭の基地でのシーンなど、体育会系の男の部室的乱雑さの中で、妙に涼しげで、妙に貴公子然として自然と目が行くこと請け合い。イイ男とチェスの相性って抜群ですよね。

コイツは作戦会議の一シーン。
風に微かに揺れるブロンドの後れ毛が美しいので、是非動画で見てください、本当、マジで。
クリックしていただきますと、大きな画像が見れますよ。
 
←本編はこちら。
ただし、覚悟して見よう…

ロスト・イン・トランスレーション


ボブ・マーレー
スカーレット・ヤハンソン
ソフィア・コッポラ監督・脚本
アカデミー賞脚本賞受賞作。
CM撮影のために来日した、忘れられつつある中年映画俳優と、夫の仕事に同行した若い女性が、「異世界」東京で出会う。
それぞれ孤独感でいっぱいだった二人は、二人で過ごすことに安らぎを感じるようになっていくが…

外国人から見た日本というのが、ある意味最も実感を持って描かれた作品ではないかと思う。
そして思ったのは、外国人にとって、東京でひとりぼっちというのは、ひとりぼっちでディズニーランドにほうりこまれるようなものなのだなあ、と思った。うーん、それは心細い…。
日本人には当たり前のことが、当たり前じゃなかったり。
しかし、「マシュー」とか結構楽しく見てたんですが、海の外の目から見ると、なんだか珍妙過ぎて奇妙に恥ずかしいですね。
まあ、いわゆるバラエティー番組に外タレ出てるの見ると、常に申し訳ない気持ちになるものですが。すみません、馬鹿で、とか、自分の馬鹿を棚に上げて、そう思わずにはいられないのです。
まあ、それはそれでいいんですがしかし、あの選挙カーはいけない。あれは外国からお客様には見てもらいたくなかった。あれはお笑い芸人なんです、マシューの友達です、と嘘をつくか、政治もせずに車であんなことをしてますが、彼らは政治家で、あれが彼らの仕事なんです、と事実を伝えた上で、私がいかにそれを恥じているか説明し、海外のお客様に弁解したいと思うほど恥ずかしい。
ひどいよ、ソフィア、あんなの世界配信するなんて!日本人馬鹿みたいじゃん!

ソフィア・コッポラが描く東京は、私が知ってる東京と少しは違う。(タランティーノの東京は最早東京じゃなかった)
この作品は、どっちかって言うと、写真集みたいだと思った。登場人物の目線…つまりはソフィア・コッポラの目線で撮られたと思しきシーンがいっぱいでした。
流石はフォトグラファーだけあって、印象的に東京を切り取っていたと思う。
私は写真のことも全然詳しくないのだけど、「おっ」と、時々思うことがありました。
ホテルの窓越しに東京の街を見下ろしてるヨハンソンの背中なんて、なんだかとっても寂しそうで、巧いなあなんて、エラそうに思った。

映像は大変美しく、静かで繊細な音楽もあいまって、流石は女性監督の感性だ、とか思ったのですが、それだけに途中少々眠たかったです、てか、何度か意識を失いました。(すみません)
元気いっぱいで、睡眠がばっちり足りている時に見るべき作品ですね。
ラブストーリーと言うより、寧ろ体験談込みの旅行ガイドなのでは。これを見て東京…乃至日本に来たくなるかどうかは別にして。
それから、これは外国人から見た日本であると同時に、日本人が日本を改めて見つめるきっかけにもなると思いました。
見たくない部分もあるところなんて猶更(^_^;)
だけど、私は矢張り日本人なので、日本に海外からやってくる人には、是非楽しんで、もう一度来たいと思ってもらえたら嬉しい。
私は日本人だから分からないけれど、この作品を見た海外の人は日本に来たいと思ってくれるだろうか。
私が言うことではないけれど、そうだったら嬉しいな。

スパイダーマン2


トビー・マグワイア
キルスティン・ダンスト
ジェームズ・フランコ
サム・ライミ監督。
ニューヨークの治安維持に大活躍の謎のスーパーヒーロースパイダーマン!
その正体はどっちかって言うと冴えない大学生、ピーターでした。
ところが、スパイダーマンの生活が、実生活を圧迫し、もう色々な方向でもう限界、ストレスのせいか、遂には糸まで出なくなる。
一方、親友のハリーは核融合の研究者DR.に資金提供、会社社長の第一歩を踏み出した。
ところが、その実験の事故でスパイダーマンの新たな敵が誕生したぞ!
恋に友情に、ますます深まるピーターの悩みも同時進行。
どうするスパイダーマン!
どうなるピーター!!

珍しいですねえ。
きちんと、第一作を超えてくる続編と言うのは、なかなかないと思うのですが、これはきちんと超えたと思う。
アメコミものだと結構おろそかになってる、変身前のヒーローではない世を忍ぶ仮の姿を、きっちり作っているからでしょうか。
正体を隠して戦う大変さを、きちんと描いているからでしょうか。
きちんとキャラクターが立っているということが、どれだけ大事なのか、このシリーズを見ると思います。

また、親友ハリーとヒロインMJもまた、手を変え品を変え、悩めるヒーロー・ピーターの悩みを次々と増やしてくれるところもある意味すごい。
前作、ちっとも可愛く見えなかったMJが、今回は可愛いなあと思うところも結構ありました。
女の子として、あまり好きなタイプの女の子ではないのですが、恋する女の子は矢張り可愛いものだと思うのですよ。
ピーターに護られる女の子から、ピーターを護る女の子には…正直なれると思えないのですが、もうなんでもいいから、ピーターを安心させてやって欲しい。
一方で、ハリーは本当にもう坊ちゃんでねえ…パパは一体どんだけ甘やかして育てたんだよ…と、時々頭を抱えてしまいます。
第三作で、一体何をやらかしてくれるのか、今から心の底から心配ですよ…
だけどまあ、こっちはもうあれだ、顔がかわいいから許すけども(面食いで悪いか!)

しかし、本当にピーターは偉いなあと思います。
んでもって、ニューヨークの一般市民も偉いなあって思いました。
ちゃんと、「ありがとう」を言えるひとはとても良いひとだと思うのです。
素顔をさらしてしまって、その時、「誰にも言わないよ。」と、とてもとても神妙に言うひとたちがそこにいて、ワタクシ沈没。
油断してたからもー止まらない止まらない大号泣。
NYの中心で、スパイダーマンが今までどんだけの犠牲を払って戦ってきたか、一から十まで話して聞かせたかったのだけど、ああ、このひとたちはもう分かってる!分かってるよ!良かったね、ピーター!!とか思ったのですよ。
ピーターのこと、全然しらないNY一般市民にだって分かることが、なんで親友のアンタに分からないの、ハリー!
…でもあれだ、顔がかわいいから許すけども。

第三作目は確実にあるようで、それが楽しみでもあり、恐ろしくもある今日この頃。
厄介な親友と恋人は、そう簡単にピーターを幸せにはしてくれないに違いないのだ。間違いない。
ちゃんと幸せになってもらいたいと思うのですよ、ピーターには。
それが、厄介な親友と恋人次第だというところが、ピーターの最大の悲劇である。間違いない(言い過ぎ)
そんなこんなで、力を持つ者には責任が伴うとは言うけれど、この辺で勘弁してやったらどうだろう、とか思ったりもするのです。ほら、なんと言うかピーターの場合、まず自分を救え、人を救うのはそれからだと思うのですよ。