俺様シネマ
TBして下さった方々へ。

いつもありがとうございます。すごく光栄で嬉しかったのですが、18禁系サイトに目をつけられてしまったようで、削除しても削除してもTBされてしまい、ちょっと気持ちが悪いので現在停止させていただいております。
せっかくTBしてくださったのに、本当にすみません。

Amebaでブログを始めよう!
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Mr&Mrsスミス

ブラッド・ピット
アンジェリーナ・ジョリー
スミス夫妻は誰もが羨むぷちセレブ(?)
美男美女でキャリアも順調、傍目には何ひとつ問題がないように見える二人だけど、実は、二人とも腕利きの殺し屋だったのです!
そんな二人が、それぞれ別のルートからの依頼で、同じターゲットを狙うことになっちゃったからさあ大変。
お互いの正体を知ったスミス夫妻の、壮絶な夫婦ゲンカが始まった!

もうね、なんつーかね、すっげえええ楽しかったv
ギャラで言ったら「オーシャンズ12」のが高いのだろうけど、なんかこっちのがプリミティブでゴージャス(意味不明)
そもそもアンジェリーナ・ジョリーって、なんつーか、問答無用にゴージャスですよね。胸とか(おーい)
彼女が貧乏暮らししてみせてもそういうプレイにしか見えないっつーかさ、ねえ?そんな気しませんか?
んでもって、彼女ほどスパスの似合う女性もいないと思うんですよ。空薬莢ジャッキーンとか、もうそれだけで1800円の価値があると思うんですよね、マジで。超カッコイイ
ターゲットを素手でコキュっとかやっても、彼女だったら不可能じゃないかな、とか結構真剣に考えてみたりする私なんですけど。超カッコイイ

対するブラピはカッコイイって言うより可愛かったです。
なんか、こう、楽しそうに尻に敷かれている様子が、妙に似合っていて可愛いじゃないですか。
なんだけど、彼女を乗っけたまま結構好きなことやってるっぽいとこも、これが男の甲斐性だ、とか思ったりしました。
勝手を許してくれて、いざって時手をひいてくれるっぽくて、かなり理想のストライクド真ん中なのは私だけでしょうか?こういう距離感が理想ですよね。この距離ってなかなか保てない。リップの色くらい好きにさせろよ(古傷)
可愛くてカッコ良くていいですよねえ。

もう何はなくともこのカップルって感じの作品です。
私的に今最も萌え(使い方合ってんのかな)を感じるカップルだったりするワケで、そんなにファンだったワケじゃないのですが、なんかうれしそう~~にしあわせそう~~にパパしてるブラピとか見ると、無意味に楽しくなったりする駄目な生き物な私なので、もう結婚しなよ、現実でもMr&Mrsになっちゃえよ、とパパラッチ画像見かける度に思ってます、ファンの方ごめんなさい。
この映画見てますますそう思いました。
出演作を制覇したわけではないのですが、この作品の二人は、私が知ってたアンジェリーナ・ジョリーより二割増しで可愛くてカッコ良く、私が知ってたブラッド・ピットより三割増しでカッコ良くて可愛いと思ったのですよ。
相性がいいってこういうことだと思うんですよ。

こういうド真ん中ゴージャスな作品っていいですよね、正真正銘ハリウッドって感じ。このゴージャス感って、CGとかの人工物や、ハリウッド以外では出来ないゴージャス感だと思うんですよ。
ぶっちゃけて言ってしまえば、超派手な夫婦喧嘩だけですからね、内容。それをエンターテイメントに出来るのはハリウッドならでは。
深遠なテーマや深く掘り下げた人物描写、それに付随するリアリティも大切だとは思うけど、こういう、ステーキどかーんなバーベキュー的なメインディッシュ(どんなだ)も時には必要なのですよ。
あー楽しかった、でいいと思うのですよ、映画というものは。

ブラザーグリム

マット・デーモン
ヒース・レジャー
モニカ・ベルッチ
テリー・ギリアム監督
18世紀、フランス占領下のドイツ。
魔女や怪物退治というぺてんで小金を稼ぐ、ウィルとジェイコブのグリム兄弟は、連続少女失踪事件の解決を無理矢理押し付けられる。
いつものぺてんで乗り切ろうとしたが、今回ばかりはそうも行かない。
何と今度は本物だったのだ。
狼が空を飛び、木々が自らの意思で歩き回る魔法の森で、死なない美しい女王と戦うハメになるが…

「ラスベガスをやっつけろ」のテリー・ギリアム作品だけに、どんなにクレイジーな作品かと期待半分、不安半分で映画館に向かいましたが、いつもより薄めの毒でお子様にも安心。
さくっと笑える分かりやすいギャグで、同じ映画館にいた子供たちにも大うけで、多分、私は本来より楽しく見られたと思う。
映画館全体が楽しそうに見ていると、何割か増しに楽しく感じるものです。
すっごく楽しかったです。声を出して笑いながら映画を見るのっていいですね。

まずはもうモニカ・ベルッチ綺麗だった~~
綺麗なお姉さん大好きです。
私は一応女なのですが、こうなりたいとか思うレベルじゃねえよ、みたいな。
もう遺伝子違う感じですよね。アフガン・ハウンドとパグくらい。
多分悪役(ってか確実)というやつなのですが、なんかそんなんどうでもよくなり、あんだけ綺麗だったらそれを維持したいと思っても当然よね、とか思ったりもした。
兄弟どっちもちょっと魅入られたりしたりするのも当然で、チキショウ、いいなあ、マット・デーモン&ヒース・レジャーとか思うおっさんな私(でもヴァンサン・カッセルが一番)
予想ではもっとこう、えらいことになっちゃってるかと思っていたのですが、案外ちゃんと綺麗なままなので、安心してくださいね(何を?)

主人公のグリム兄弟。
リアリストの兄ウィルと、ロマンチストの弟ジェイコブ。史実と兄弟逆だ!ジェイコブが兄ですよね。そこに一体何の意図があるのだろう。
史実じゃないよ、ということだったら怒るよ、ギリアムさん…
デーモンもレジャーも実はかなりコスプレが似合わず、最初はおお…なんという…とか思ったりしちゃったのですが、4分で慣れる(早い)
なりゆきまかせの珍道中、手の込んだペテン、それを裏づける豊富な知識、と、調子よく楽しい前半、仲がいいんだか悪いんだか分からない兄弟、と色々なかなか楽しいです。
色々ピンチにもなるけれど、この兄弟が非業の死を遂げたりしないのは歴史的事実なので、なんだか安心して見られるのが案外問題かもしれない。

美術もおどろおどろしく、醜く、美しく、見ていて結構楽しいです。
細かい「グリム童話」のパロディも楽しいし、オチもついて、綺麗にまとまっていて、特に文句はないのですが、もうちょっと破綻してた方がギリアムらしいかも…などと余計なことを書いてみたりする。
本物のグリム童話はかなりグロテスクですからね…

スウィングガールズ


上野樹里
竹中直人
だらだら~~と毎日を過ごす東北の田舎の女子高校生たちが、食中毒で全滅した吹奏楽部のピンチヒッターで、初めて楽器を手に、ジャズのビッグバンドに挑戦することになる。
最初は、補習受けなくてすむぜ!という、やる気のない彼女たちだったが、楽器の音が出るようになり、次第にジャズに夢中になっていくが。

ジャズにも詳しくない私なのですが(何もかもが中途半端)、どういうワケか見る前からこの作品のサントラ持ってたりする。
A列車で行こう好きですよ。
ジャズって横揺れしたくなるますよね。聞いてるとなんとなくサックスとか吹きたくなりますよね。なんとなく、大人なカッコ良さですよね。
これ見てビッグバンド作ろうって女子高校生はいないのかな。
ウォーターボーイズ以降、シンクロる(造語)男子高校生は結構いると聞くのですが。
ジャズる(造語)のはもう一生モノだと思うのですよ。サックスをかき鳴らすおかあさんとか、チョーカッコイイと思うのですよ。
問題は楽器の値段か?うーん、納得(自己完結)

物語の流れはほとんどウォーターボーイズと同じです。
やる気のない高校生が、あんま高校生になじみがないものに熱中夢中になり、最初は数人、鍛えるは竹中直人、その姿が一部で脚光を浴びているのを見て、馬鹿にしてたやつらも途中参加、遂には周囲をうならせる、汗苦しくないスポ根コメディ、みたいな。
ウォーターボーイズを見た時も思ったのですが、途中参加集団、上達早過ぎ。
「わたしたちもやる~~v」と途中参加であっさり最初からいた子らに追いついてしまうのは、一体何故だ。最初から参加してた子らはかなり苦労してワザを身に着けておったのに。
まあ、そんなん気にしてたらお話が進まないし、最初からおった特権でソロパートもあるんですけどね。

何をおいても見所はA列車で行こうだと思うのですが、高校生たちが可愛いです。
高校時代って、多少馬鹿でも何かに夢中で突っ走ることが許されている、ごく短い期間だと思うので、高校生はもっと走るべきなのですよ。
街中ふらふらしてるより、きっとずっと思い出した時楽しいと思います。
…と、かなり大昔に高校卒業した私なぞは思うのですが、どうでしょう?
一生懸命ってカッコイイですよ。
などと、自分のことを棚に上げてそんなことを言ってしまう。
大人になるとね、好きでもないことを一生懸命やらなきゃいけなくなるのですよ!好きなことを一生懸命やれる時期にそういうものを見つけられるのって、多分とても大切だと思うのです!
そんなことを思う程度に、彼女らは楽しそうに一生懸命です。
どうでもいいことながら、私の高校時代はと言いますと、自分で言うのも難だけどかなりやる気のある高校生だったので、そういう意味では悔いないです。もうちょっと勉強しとけばよかったけれど(墓穴)

ドッジボール


ベン・スティラー製作、出演
スポーツクラブを経営してはいるものの、会員は負け犬系のおっさんや高校生だけ。
遂には数日以内に50万ドル用意しないと、巨大ジムに買収されてしまうらしい。
その50万ドルのあてがまったくないピーターと仲間たちは、ラスベガスで行われるドッジボール大会の賞金を狙うことにするが。

おかしい。
新しいジョークが思いついたらそれをそのまま採用したような、そんな悪ノリに徹したようなそんなノリ。
はじめにジョークありきなのです。
なので、最初はゆるーーい脱力系ギャグVSスティラー演ずるへんたい系バカの兼ね合いがおかしい程度だったのだが、話が進むにつれ出て来る新キャラときたら、かなりいっちゃってるピーターと仲間たちなんて、ごく普通のひとに見えてくるから恐ろしい。
クライマックスに向けてスティラーもますますヘンタイ馬鹿になっていくし、もう誰にも止められない。
普通のおっちゃんたちにちゃんと見せ場があったりして、なんだかカッコ良く見えてくるのは、周りがあんまりにあんまりなので、相対的に普通がカッコ良く見えるってゆーか、カッコ良さのデフレスパイラルって言うか、カッコ良さの偏差値が恐ろしく低いと言うか。
何しろドッジボールですからね、何しろ。

タイトル見ただけで十分におかしさが想像出来る一本で、そういう意味では期待通り。
寧ろ期待を超えるかも。
無駄に豪華っぽいゲストが無駄に出てきて、古典的展開を古典的に、ベタにパロディにした上にそれをキーポイントにしてしまういい加減さ具合。
これ作ってる時、監督スタッフ出演者関係者一同、絶対酔っ払っていたと思う。
それがあんまり楽しそうだったので、通りがかりの豪華ゲストが飛び入り参加してったっぽいような、そんなお手軽さがかえって楽しい。
とってつけたように出て来るガンから復帰したツール・ド・フランスのチャンピオンのあまりに不自然な登場ぶりは、折角良いこと言ってんのに一種のギャグに。
本当に徹頭徹尾バカに徹した、正しいバカ映画なので、あれこれ書いてもこのバカさ加減は伝わらないのですが、気楽に見れて気楽に笑え、あー楽しかった、とそれなりに満足して見られる一本です。
つーかそれ以外を期待してはいけない。
一本まるまる長めのコントなのだから。

深く考えてはいけない、軽いコントな映画ではあるけど、見終わった後それなりに爽快。
主人公ピーターがヘンタイ馬鹿(もはや褒め言葉ですよ)に勝って終わり、それでスッキリする映画なのですが、実は本当の主人公はヘンタイ馬鹿だったのではとも思う。
その割にヘンタイ馬鹿の名前を覚えていなかったりするのですが、なんだか、まあいいか、という気分。
勉強に、仕事に疲れたときに見て欲しい一本です。

チャーリーとチョコレート工場

ジョニー・デップ
クリストファー・リー
ディープ・ロイ
フレディ・ハイモア
ティム・バートン監督
ダニー・エルフマン音楽
天才ショコラティエのウォンカは、スパイにレシピを盗まれて以来、従業員を全員解雇し、工場のドアを閉ざし、工場から出てくるのは世界各国に配送されるチョコだけ。
そんなある日、チョコにゴールデンチケットがたった五枚だけ入っていて、そのチケットを引き当てた子供たちを工場に招待するという。
チョコレート大好きだが、貧しい家で、年に一度誕生日にだけしか食べられないチャーリーは、そのチョコにチケットが入っていることを願うが…

ヤハリ、デップ、バートン、エルフマンのトリオは最高だ!
それから、ディープ・ロイにアカデミー助演男優賞を!
どっから食ってもおいしい一本で、悪ふざけ一歩手前って言うか、何かに悪酔いしてるかのような、楽しくオイシイ悪夢のような、そんな素敵な一本です。
チョコレート食べながら見たら楽しいんじゃないかな。
児童文学が原作で、一見ポップで可愛いプロダクションデザインなので、子供も喜ぶファミリー向けに見えますが、その実体は大人向け。
子供も楽しく見られるとは思うけど、よく考えると怖いかも。

デップは流石に生き生きと楽しそうです。
いかがわしい(ほめ言葉)珍妙な生き物(ほめ言葉)で、胡散臭さ満載(ほめ言葉)でありつつ、どことなく可愛い出来栄えで、本当にバートンの撮るデップは、へんてこで可愛い。
公開前のスチール写真などを見た時は、おかっぱ頭の白塗りメイクで、「こういうオバサンいるよな…」などと思ってしまい、少々…いやかなり心配になっちゃったりしたんですが、動いているトコは抜群に可愛い~~~
痛いと自覚しながら敢えて言おう。
チョコレートの妖精さんがいたよ!
本当に可愛いんですよー、それが人間の可愛さじゃないんですよー、他に言い様がないんですよお!
カッコイイデップも良いのですが、私はピュアなんだけどどっか変でかわゆいデップが大好きです。
ウォンカさん可愛いよ、ウォンカのめちゃうまチョコ食べたいよ。

そのデップを食う勢いだったのが、工場従業員のウンパルンパ=ディープ・ロイ。
無表情で淡々と、だけど楽しく、そして大人数で踊りまくるその姿は、夢に見そうなインパクト。
やりすぎ!やりすぎーー!
私がこの作品を見た映画館はおとなしくてお行儀のよい人ばかりで、みんな静かに見てたのですが、私にはそれが出来ず、思わず噴出してしまい恥ずかしかった…
なんで笑わずに見られるのよ…
ツボってずっと腹筋鍛えてましたよ、私など。
また、このウンパルンパという生き物ときたら、どこにでも出てきやがるので、うっかり油断してると「ぎょ」っとします。なんでこんなとこにいるの、なんでこんなところにいるのーーーー!!みたいな。
こういう悪ふざけ大好きです。もっとやれーと思うのですが、これ以上出来るのか?それほどやっちゃってます。

とにかく私はバートン好きなので、何もかもが好きです。
あからさま(笑)にちりばめられたパロディや、少しも子供に優しくない展開、リアリティを無視した世界観、イロモノと言うに相応しいキャラクターたち、エルフマンの音楽も、なにもかもがバートン全開で楽しいです。
唯一マトモなチャーリー少年も可愛くて、この子がチケット引き当てた瞬間にうっかり泣いちゃう感情移入ぶり。
私的に、バートン作品は痒いところに手が届く。
チャーリー以外の子供たちの、にくったらしさ(でも女の子ふたりはすごく可愛い美少女です。←おっさんですから)も、この子らを襲う悲劇(だよな、一応)も含めて好きで好きでたまりません。
それだけめちゃめちゃやったのに、ちゃんと最後にはほのぼのとあったかい気持ちになれるラスト。
やっぱりバートン好きだなあ。
んでもって、最後の最後にまた噴出しポイントがあり、最後の最後まで油断が出来ない作品です。

ウィンブルドン


ポール・ベタニー
キルスティン・ダンスト
引退を考え始めたベテラン選手ピーターの前に現れた、話題の新星リジーは、ひょんなことから出会い、恋に堕ちる。
その思いがけない恋を原動力に、とんとん拍子に勝ち進むピーターとは裏腹に、調子を乱されるリジーだが…

テニスはここまで甘くないだろう?
いや、マジで。
可愛い彼女にいいとこ見せたいだけで勝ちあがれるもんでもないだろう、ウィンブルドンと言うところは。
ってなわけで、これはいわゆるスポ根を笑った作品と言えるのではないだろうか。
私は体育会系で育ってきたので、こんなうまく行くもんか、と、体育会系の視線で見ることをやめられないのでありますよ。
趣味のテニスならいいけれど、最高峰がこれじゃあなあ…
まあ、ベタニーが真剣にテニスに打ち込まれても困るわけですが…似合わないってゆーか…
普段はともかく、少なくとも四大大会に出場している選手たちは、大会会期中くらいもうちょっと自分を律してんじゃないですかねえ。
大会前の私以下じゃないですか。

つまりこの作品はファンタジー、あるいはパロディなわけですよ。
リアリティは徹底的に排除されているような気さえしますよ。
テニスはあくまで舞台装置で、ロマコメとホームコメディがメインなわけですよ。
私のように、臨場感あふれるテニスシーンを期待してみると、思いの外がっかりします。なんだよ、あのテニスはよお、高校の授業のが余程テニスだった(てか、我が母校はテニスでは強豪の強化指定校だったのである意味当然かも)よーベタニーにはやっぱ太陽の下でスポーツなんて似合わないよーてか、スタッフもテニスなんてやったことないだろう?そうだろう?なあ!あのベタニーなら私でも勝てる気がする。キルスティンなら勝てる自信がある。ニコライ・コスター・ワルドー相手なら楽勝である(すごい自信…それぐらいテニス選手としてしょぼく、立ってるだけのがカッコイイ役。泣くぞコラ)。それがウィンブルドンを制しては…てか、出場してはいけない。

テニス描写はさんざんこき下ろしちゃう私なのですが、それ以外は楽しかったです。
これのキルスティンは可愛いし…てか、なんでスパイダーマンの彼女ってあんなに可愛くないんだろう…これ見るとちゃんと可愛いのに。
サム・ライミは蜘蛛の糸ばかりに精魂込めないで、彼女を可愛く撮る努力もしなくてはいけない…おっと話が逸れているよ。
とにかく、年齢差を考えると少々犯罪気味ながら、太陽の下でにこにこと、どことなく高校生のような恋愛をのびのびしちゃってるのは、実は結構楽しかったりする。
ベタニー=ピーターは頭の中が騒々しいひとで、のべつまくなく頭の中でしゃべりまくっている、脳内に明石家さんまを飼う男なのだが、ぶつくさ言いながら飄々と要領よくなんでも乗り越えていきそうな、そんなふてぶてしさがあり、なんだかどうにもこのゆるい男を憎めない。
いっしょにいると楽しいだろうなあ。

んでもって、ピーターの家族も可愛くて素敵だ。
パパのぷち家出なんて最強に可愛いと思うのだ。んでもって、このパパよく見るとセオデン王ではありませんか!我が君!
弟くんはちょっとぶん殴りたくなるけれど、憎いからではなく、こう、ちょっと手荒にかまいたくなるような魅力に溢れていると思う。
本人たちは問題のある家族とか思ってそうなのだが、傍から見てると十分仲良し家族だよ…的で可愛いったらないんですよ。すごくピーターの家族らしい。

全体的に確信犯のゆるさが売りだと思うのです。
登場人物たちは全員飄々としてマジになることなく、いつでも心にユーモアを、と言わんばかりの緊迫感のなさ。
ウィンブルドンのセンターコートがいかに英国のひとたちにとって聖地か、それはしっかり描かれていると思うけれど、それくらいですよね、ええ。
そんなワケで、テニスシーンがえらくゆるいのは仕方がないな、とようやく悟った私です。
そもそも、ハードなテニスシーンをこの作品に求めるのがおばかなのだ…見る前に気がつけよ、私…

ふたりにクギづけ


グレック・ギニア
マット・デーモン
ファレリー兄弟脚本監督。
体の一部がつながって生まれてきたウォルトとボブは双子の兄弟。望むも望まざるもいつも一緒。
抜群のコンビネーションで、小さな街でハンバーガーショップを経営する人気ものだ。
ある日、ウォルトは俳優になるため、ボブは文通相手の女の子に会うために、ハリウッドに向かうが。

正直言って今までファレリー兄弟作品は苦手としていたのだけど、なんと言うか、エラそうだけど見直したと言うか。
この双子の兄弟は、乱暴に言ってしまえば障害者と言うやつなんだけど、この作品ではそう言う描き方ではなく、ひとつの個性として、寧ろ長所として描いたところに、ファレリー兄弟のアイデンティティを感じ、ものすごく知性を感じました。
障害を持つ人に過剰に同情したり、障害を全く描かないのもまた差別なんですよね。
やろうと思えはなんだって出来ると、笑いと一緒に堂々と描く、ファレリー兄弟は素敵だ!

それに何より双子が可愛いですよね。
いつも一緒だけど性格も趣味も全然違って、お互いに補い合うような間柄。
顔も全然似てないんだけど、見てるうちにだんだん本当の兄弟に見えてくるから役者ってすごい。
本当に生まれて来た時からくっついてたみたいに見えてくるから本当にすごい。
この二人、もう一人じゃ生きていけないよ。本当にそう思った。

二人の周りの人たちも、なんも気にせず二人の個人として付き合ったりして(なかなかエッチまでは出来ねえ…双子の片割れ傍にいるのに)くっついてるのなんてどーってことないやって思えてくる。
てか、どーってことないやって思える人間になりたいな。

ギャグとしては、くっついてるってことを生かした、ギリギリめのネタがメインなんだけど、個人的クリティカルヒットは「スティーヴン・ブシュミがあの白い歯で微笑めば45分で役がとれる」ですね。
確かに!(笑)
ってな感じに、笑いながら見て、ちょっと泣いて、見終わったら障害とかそういうものや、そういうものを持った人を見る目が変わるかもしれない。
イロモノだとか、障害者を笑うなんて、とか言うのは簡単だ。
見れば分かるけど、そんな映画じゃないですよ。
障害者を笑ってるんじゃなく、彼らを笑う人を笑ってるのだ。
だけどまあ、そんなの気にせずコメディーとして見るのが一番楽しいと思いますけど。
あとは笑いツボに当たるかどうかの問題。私はまあまあ近かったかな。

SIN CITY

ブルース・ウィリス
ミッキー・ローク
クライヴ・オーウェン
ジェシカ・アルバ
ベニシオ・デル・トロ
マイケル・マドセン
ブリタニー・マーフィー
ロザリオ・ドーソン
イライジャ・ウッド
ジョシュ・ハートネット
デヴォン・青木
ルトガー・ハウアー
ニック・スタール
なんだ、この豪華キャスト…!
ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー、クエンティン・タランティーノ監督。
なんだこの豪華監督(笑)
秩序を失くした街、シン・シティで生きる女と、彼女たちを愛し、命をかけて闘う男たちを描いたバイオレンス・アクションをオムニバスで。
EP1
マーヴの前に舞い降りた天使のような女、ゴールディだが、出会ったその日に何者かに殺されてしまう。
おまけにその犯人に仕立てられてしまったマーヴは、自分の無罪を晴らすと言うより、彼女の復讐のために真犯人を追うが。
EP2
恋人のシェリーにつきまとう男ジャッキー・ボーイにちょっとお灸をすえてやったドワイトだが、その胸に去来する不安感に背中を押され、ジャッキー・ボーイを尾行、女たちが支配する法律の通用しない街オールド・タウンにたどり着くが…
EP3
警察官のハーティガンは、有力者の息子に誘拐された少女ナンシーを助けたため、権力の敵となり、無実の罪で投獄される。
8年後、成長したナンシーに危険が迫っていると察したハーティガンは、再びシン・シティに帰って来るが。
だいたいこんな感じ?

ネタバレ注意です!

何をおいても兎に角画がカッコイイ!シブイ!
はっきりしたコントラストの濃い陰影に、ところどころ塗られた目の覚めるような原色、全体的に暗い画面、意識的に作られた空白、他ではお目にかかれないような映像です。
かなりバイオレンスでグロイシーンが多いのですが、映像マジックでちゃんとまっすぐ見られてしまう。危険!
全体的に引き算の画面つくりだと思うのですが、画面いっぱいに作りこんだ後で引いているため、空間に広がりがあり、そうしてあいた空白を埋める以上に雄弁で、モノクロなのに色を感じます。
それが、全体的に重低音の音楽と、低い声質の役者のモノローグで物語が展開。
ひたすらシブイ作りです。
原作は「グラフィック・ノベル」というものなのだそうで、それだけに台詞回しが小説的。
登場人物たちは、自分の思いや考えてることを直接言葉に出すことをせず、ほとんどモノローグだけで自分を、自分の周辺を語る。
それがすごい凝った台詞回しで、ダーティ、それからよくしゃべる。
林完治氏の字幕で本当に良かったと思う。万が一かの有名な大御所先生(厳重に秘す)だったら大変なことになっていました。
「復讐を?」
「せにゃかもだ。」
(誰か死亡)
「掃除が大変だ。」
…………やべえやべえ、危ないとこだった。想像するだけで凍りつくかもだ。そりゃことだ!(もういいって)

それにしても、豪華キャストをものっすごく無駄使いしてませんか、ロドリゲスさん…?
デル・トロのあの扱いったら、いいんですか、マジっすか、あんまりじゃないですか?
この映画における私の最大の楽しみのひとつがデル・トロを見ることだったわけですが、あんまりな死に様にぽかーん…不憫です(私が。デル・トロ本人はすごく楽しそうでした、もう必要以上に。)
そもそもつけ鼻ついてて人相違うし、便所で溺れた上眉間にベレッタ刺さってるし、もうアンタなんなのよ、ってゆーか。
んでもって、イライジャ・ウッドとかも凄まじく変態な上、あんまりな死に様でやっぱりぽかーん…
つーか、一言も台詞ないし、眼鏡がすごい勢いで光ってて顔もまともに映らないし、無闇に強いし、変態だし、不憫です(ファンのひとが。イライジャ本人はすごく楽しそうでした。)
ニック・スタールも変態な上大半は黄色いゴラムみたいな特殊メイク姿ですが、素晴らしくキモイ生き物ぶりを思う存分演じており、ファンの方を悔いはないと思いました(多分。スタール本人もすごく楽しそうだし)
ミッキー・ロークとかはカッコイイんだけどなー。特殊メイクで一瞬誰だか分からないけどさ。

女性はみんな綺麗ですよ。
すごく綺麗に撮ってあると思います。ゴールディのブロンドや、ベッキーの瞳だけ着色されてるんですが、あの色合いがすごく綺麗でドキっとかします、女が見ても。
男たちが命かけて守る存在なわけだから、矢張り美しくなくてはイカンのでしょう。
ボンテージ・ファッションばっかなので、みなさん大変なナイス・バディ揃いで目の保養にも良いですよ(おっさんか、私)
とは言え、矢張り最高にオイシイのはデヴォン・青木=ミホ(露出度最低←本当、おっさんですね、わたし…)なわけですが。
多分作中最強の殺人兵器。強い!誰も彼女にはかなわない!カッコイイ!
彼女もまた一言をしゃべらないのですが、それがいいんですよね~女は黙って殺戮兵器。
原作者でもあるフランク・ミラーもお気に入りだそうで、彼女が主人公の物語を書こうかなとか言ってたので楽しみです。読みたいです、英語できないんですけど。

んでもって、もう一つ最大の楽しみだったジョシュくんはと申しますと、出番は最初と最後にちょっとだけで、物語には関係のないトコでウロウロしてる役なのですが、彼のパートが一番好きです、ごめんなさい。
ひたすら画が綺麗です。グロくないし。
モノクロの画面の中、シン・シティを見下ろす屋上で、唯一色を持つ赤いドレスをまとうマリー・シェルトンにタバコを一本渡して、それにジッポで火をつける時、その光の届く彼女の瞳がちょっとだけ青く色づく、あれがタマラン。
あのオープニングは最高にカッコイイです。
音楽もすっごくシブくてタマランカッコよさで、あれ見れただけでも満足ですねえ。
んでもって、早めに行くとオマケでDVDもらえるので、興味のある方は大急ぎで映画館へ行くべし!
インタビューとか、あのかっちょいい予告編とか見れますぞ。

カンヌプレイヤー


ジョニー・デップ
デニス・ホッパー
ベニシオ・デル・トロ
ララ・フランボイル
ジョン・マルコビッチ
ジム・ジャームッシュほか、ゲストが豪華で主演は地味。バイトで映画祭まっさかりのカンヌに乗り込んだフランクは、はったりプロデューサーのサイに「有名にしてやる」と声をかけられる。
サイは友人と、自分のはったりがどこまで通用するかかけをしており、フランクを有名にしたらそのかけに勝てるのだ。
そんなワケでサイのはったりだけで、一躍カンヌで一番ホットな脚本家として脚光を浴びることになったフランクだが。

これでようやくデップの出演作制覇です!あ、嘘、「エルム街の悪夢」はまだ見てないや。
この作品を見た動機って言えばこんなものです。デル・トロも出てますし。
私の勝手な思い込みで、「ラス・ベガスをやっつけろ」でカンヌ入りし、一緒にいると思ったりしてたんですが、実際は「デッドマン」と「ユージュアル・サスペクト」でした。
デップ怪しいなあ。
デル・トロ若いなあ。
デル・トロさん、「君にぴったりの役があるよ。キスシーンのない役。」みたいなこと言われてたんですが、そうか、苦手だったのか、そーいや見たことなかったな、まったくデル・トロは可愛いよ、とか思いました。

何はともあれ、きらびやかな映画業界のバックステージを皮肉たっぷりに描いた作品
その皮肉に荷担する豪華ゲスト陣も楽しそう。
ドラマとドキュメンタリー風のシークエンスがごちゃまぜでお話が展開する作りなんだけど、どっちもいかがわしく、最後にそのいかがわしい理由に納得する作り。
でもまあ、やっぱり豪華ゲストが一番の見所かなあ。

しかし映画界とか俳優とかって不思議なものです。
俳優は、自分がいる映画界って言う世界を嘲笑い、ひいては自分をも笑ってるような気がします。
まあ、このバックステージが本当なら、嘲笑いたくなる気持ちも分かりますけどね(^_^;)
だけどこうして傑作は生まれてくるんだなあ、と思った。蓮の根っこは泥の中。そういうことかと。
蓮が大好きで、根っこに興味のない人は見ない方がいいかもしれない。
泥の中はあまりにマヌケなのですよ…

21g


ショーン・ペン
ナオミ・ワッツ
ベニシオ・デル・トロ
交通事故で夫と娘を亡くした母親クリスティーナ、その事故を起こした男ジャック、死んだ夫の心臓を移植され、死の淵から蘇った男ポール…
彼らが出会った時に起こることとは?
人間が死ぬと失うという21gの重みとは?

主要キャストの全員がアカデミー賞にからむ、熾烈な演技合戦が最大の見所のこの作品。
扱うテーマの重さもあって、実際見ていてとてもしんどい一本でした。
喪失、困惑、絶望、死ぬということ。
普段生活しているときに、いちいち考えてたら前に進めなくなちゃうような命題で、出来ればあんまり考えたくないことばっかり。
それを演じる主要キャストの三人が、鬼気迫る競演を見せ、ますます落ち込むこと請け合いでございます…
まあ、このテーマを軽く演られちゃかなわないけどさー…しかしもうぐったりです…
21gって、軽いけど重い。

デル・トロはやっぱし巧いなあ、とか、最初はそれで良かったんですが、お話が進むにつれて深刻になっていき、最後はデル・トロはやっぱし髪多いなあ、とか、そんなん考えんと見てられんくなってきてみたりして、本当、私はふがいない。
こんなの演って、日常生活に支障をきたすのではないだろうか…なんて余計な心配。
それを受けるナオミ・ワッツやペンも負けない熱演ぶりで、息抜き出来る瞬間が一瞬もなく、窒息しそうになってしまう。
三者三様、壊れそうな弱さを抱え、ぶつかって、粉々に砕け散る。
見始めた最初から、それを予感させるような不安定さ、脆弱さ。危うくて、怖い。

だけど、編集っていうかはちょっと問題かもしれないな、と言ったらエラそうかなあ…
構成として、シーンを細切れにして、バラバラに再構成してあって、時系列にそっていないつくりになっているのですが、それがどうもなあ…と言ったらエラそうかなあ…
折角すげえ演技してるんで、それをきちんと通して見たいなあって思うんですが、それがブツブツ細切れでもったいなくないですか?限りある資源は大事にしないと。
物語は複雑ではないけれど、十分鑑賞に堪える演技だと思うので、色々小細工せんと直球勝負で来て欲しかったです。
勝負どころで変化球ならまだしも、鳩出て来たよーマウンドで手品はねえべ?って感じなんですよね。
150キロのストレート投げられるんだから、それ投げろよ、と。
見ていてちょっと歯がゆいですね…

とは言え、これくらいしてくれないと重くて見られないかな、とも思うんです。
何しろ2時間食うか食われるかの、演技の真剣勝負が重いテーマで続くのです。でもあえて、それをちゃんと見届けたかった。
実際の生活では重くて向き合えないテーマだから、せめて映画で。
失うこと、奪うこと、与えること、生きること、それをたった21gという重さに集約させたのはすごいと思う。
逆に言えばどう秤に乗せても計れないものたちに重さを与えたことで、確かにはっきりと存在すると描いて見せたことはすごいと思う。
21gはとても重い。
体感重量は21tくらいありそうだ。
ひたすら疲れた。
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