ブラザーグリム | 俺様シネマ

ブラザーグリム

マット・デーモン
ヒース・レジャー
モニカ・ベルッチ
テリー・ギリアム監督
18世紀、フランス占領下のドイツ。
魔女や怪物退治というぺてんで小金を稼ぐ、ウィルとジェイコブのグリム兄弟は、連続少女失踪事件の解決を無理矢理押し付けられる。
いつものぺてんで乗り切ろうとしたが、今回ばかりはそうも行かない。
何と今度は本物だったのだ。
狼が空を飛び、木々が自らの意思で歩き回る魔法の森で、死なない美しい女王と戦うハメになるが…

「ラスベガスをやっつけろ」のテリー・ギリアム作品だけに、どんなにクレイジーな作品かと期待半分、不安半分で映画館に向かいましたが、いつもより薄めの毒でお子様にも安心。
さくっと笑える分かりやすいギャグで、同じ映画館にいた子供たちにも大うけで、多分、私は本来より楽しく見られたと思う。
映画館全体が楽しそうに見ていると、何割か増しに楽しく感じるものです。
すっごく楽しかったです。声を出して笑いながら映画を見るのっていいですね。

まずはもうモニカ・ベルッチ綺麗だった~~
綺麗なお姉さん大好きです。
私は一応女なのですが、こうなりたいとか思うレベルじゃねえよ、みたいな。
もう遺伝子違う感じですよね。アフガン・ハウンドとパグくらい。
多分悪役(ってか確実)というやつなのですが、なんかそんなんどうでもよくなり、あんだけ綺麗だったらそれを維持したいと思っても当然よね、とか思ったりもした。
兄弟どっちもちょっと魅入られたりしたりするのも当然で、チキショウ、いいなあ、マット・デーモン&ヒース・レジャーとか思うおっさんな私(でもヴァンサン・カッセルが一番)
予想ではもっとこう、えらいことになっちゃってるかと思っていたのですが、案外ちゃんと綺麗なままなので、安心してくださいね(何を?)

主人公のグリム兄弟。
リアリストの兄ウィルと、ロマンチストの弟ジェイコブ。史実と兄弟逆だ!ジェイコブが兄ですよね。そこに一体何の意図があるのだろう。
史実じゃないよ、ということだったら怒るよ、ギリアムさん…
デーモンもレジャーも実はかなりコスプレが似合わず、最初はおお…なんという…とか思ったりしちゃったのですが、4分で慣れる(早い)
なりゆきまかせの珍道中、手の込んだペテン、それを裏づける豊富な知識、と、調子よく楽しい前半、仲がいいんだか悪いんだか分からない兄弟、と色々なかなか楽しいです。
色々ピンチにもなるけれど、この兄弟が非業の死を遂げたりしないのは歴史的事実なので、なんだか安心して見られるのが案外問題かもしれない。

美術もおどろおどろしく、醜く、美しく、見ていて結構楽しいです。
細かい「グリム童話」のパロディも楽しいし、オチもついて、綺麗にまとまっていて、特に文句はないのですが、もうちょっと破綻してた方がギリアムらしいかも…などと余計なことを書いてみたりする。
本物のグリム童話はかなりグロテスクですからね…