バイオリンとの和解
五歳の時から約5年間、バイオリンを習っていました。赤ちゃんの時にバイオリン音楽のレコードを流すと泣き止む子だったそうで、両親は向いている、と思って始めさせたらしいのですが・・・毎日のレッスンが嫌で嫌で、なんでこんなに辛い事を続けなければいけないんだろう?何の役に立つんだろう?と5年間、バイオリンが楽しいと思った事は一度もありませんでした。ただ、楽器のフォルムや小物のデザイン、お教室のインテリア等には心ひかれるものがありました。お教室でやっていた「小林一茶の俳句暗唱」という一見音楽とは関係なさそうなプログラムは楽しくて、父と一緒に毎晩寝る前に覚えたのは楽しい思い出です。そんな私だったのですが、自宅待機が続くなか、ふとやってみようかな、今ならできるかな、と思い立ちました。YAMAHAの電子バイオリン。メビウスの環の様な形がとても可愛らしい。マンション住まいなので生音が小さいのもポイントです。ケースは小さい頃と同じ、東洋楽器さんのにしました。教本はこちら。篠崎バイオリン教本(1) 改訂版 (Schott) https://www.amazon.co.jp/dp/4113220115/ref=cm_sw_r_other_apa_i_bYb5EbWM5FD04色々とレビューを見て選びました。ちゃんと順を追って好きな時間に練習していくと、音も良くなるし、何より楽譜が読めるようになりました。好きな昔の唱歌や歌謡曲が弾ける日も近いかも!?再チャレンジして本当に良かったです!自分で奏でる音色は昔できなかった悔しい思いを癒してくれる様な気もして。少しずつ上達していきたいな。提琴(ヴィオロン)の音色響ける吾が家こそ 彼の日夢みた楽園なるか瑶子