コロナ禍が本格的になって来た頃、終息の願いを込めて、矢車菊の種をプランターに蒔きました。

自宅待機が始まる頃には芽が出てきて。


瑞々しいふたばがとても可愛らしい。

そして、宣言が解除された今。


青い、夏色のお花が咲きました。


函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢車の花
石川啄木

このお歌に歌われた、矢車菊。

夏の始まりと共になんとなく寂しげで、青春の終わりを感じさせる、青色。

コロナ禍の世の人家に籠る中 風に揺れゐる 矢車の花
瑶子

返歌、として詠んでみました。


今も病と戦われている方、お仕事や勉強が今まで通りに行かない方も沢山いらっしゃいますね。
早く元通りに、いえ、今まで以上に優しく強く、柔軟性のある世の中になりますように。