すいません、記事が切れていましたね。書きなおしました。
初めてご覧になる方は、1つ前の記事からご覧になるとよりわかりやすいです。
英語の成績向上に必要な力は、
①語彙力
②○○○○○
③○○○○○
前回は②が構造分析力であることを、文法問題で説明しましたよね。今日は更に別の問題で説明しようと思います。では問題です。
問.誤りを正しなさい。
He asked me how I thought of his decision about going overseas to study drama.
(早稲田大学)
答えは出しましたか?
自分で考えましたか?
さて、解説しましょう。
構造を分析しましょう。
He(S) asked(Vt) me(IO) <how I(S) thought(Vt) [of his decision about going overseas to study drama]>(DO)
どうですか?お気づきでしょうか?
そう、thoughtのOが足りないのです。how(疑問副詞)ではOになれないので、what(疑問代名詞)にするのが正解です。
補足)
「あなたはどのように考えていますか?」
How do you(S) think(Vt)?・・・×
What(O) do you(S) think(Vt)?・・・○
さて、二問目です。
問.次の英文を和訳しなさい。
She put on this dress a diamond ring.
答えは出せましたか?
自分で考えましたか?
さて、解説です。
構造分析をして見ましょう。
She(S) put(Vt) [on this dress](M) a diamond ring(O)
和訳「彼女はダイアモンドの指輪をこのドレスの上に置いた。」
put~on「~を着る」という熟語がありますが、そのonは副詞になります。本文のonは前置詞で後にthis dressを伴っています。
このように、単語の意味を知っているだけでは、英文を正確に把握できないことがあります。
よって、文法問題でも和訳問題でも、構造分析をしっかりすることが、正確な英語の理解につながります。
次回は、英語の成績向上に必要な力③を紹介します。