本日、小学5年生の授業で、
昔の考え方は倍数は0を含んでいたけれども、
今の考え方では倍数には0を入れない。
例えば3の倍数だと、
昔は0、3、6、9…という0を含める考え方だったけれども、
今は3の倍数は3、6、9…だよね。
他にも、新しい発見があって覚えた年号が変わったり、
書き順が変わったりする。
学校で習う掛け算の書き方も、今の子どもと親の世代では違ったりする。
「正しさ」は、時代によって変化するんだよ。
というお話をしました。
そうしたら生徒の一人が、
「変わらない正しさって何だろう……?」
と言っていたので、
「変わらないもの」のことを「普遍的」というんだよと言葉を伝えると
「本当に普遍的なものはあるの?」
という話になり、
「生まれて死ぬとか?」
「時間は戻れないとか?」
「でもそれも、未来になったら変わるかも…。」
「1+1は2とか?」
「万有引力の法則も変わるかもしれないの?」
「でも天動説から地動説に変わったみたいなこともあるかもしれないよ?」
「優しさは?」
「人に優しくしなさいって言うけど、昔は厳しく育てるのが優しさだったりしたんでしょ……」
「スパルタ教育っていうもんね……」
はて、これは小学5年生の会話なのか?
と思いながらも、生徒の「本当に変わらない正しさ」についての議論を聞くのは楽しかったです。
アテネの数学は、どのクラスでも、このような哲学的な話になることが有ります。
塾長は、アテネの数学(小学生でもあえて「算数」ではなく「数学」と呼んでいます)は
カリキュラムに、哲学的な要素を多く含んでいる、とよく話をします。
そのようなカリキュラムで授業を行っていると、
授業中に、なぜか自然とそのような話をするタイミングが訪れます。
今回も、特に誘導はしなかったのですが、
倍数の話の中での、生徒の「変わらない正しさってなんだろう……?」という一言から、
話が広がって、果てはAIの話になり、味わい深い授業でした。
桑名の土地で、79年続くアテネの「数学」
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